「優等生」とは、ほど遠いかも…

a0094890_3344432.jpg5連勝。
先発投手陣5人がひとり残らず勝ち星を挙げた。
ジェレッド・ウィーバー投手(27歳)、ジョー・ソンダース投手(28歳)、アービン・サンタナ投手(27歳)、ジョエル・ピネイロ投手(31歳)、そしてスコット・カズミア投手(26歳)。

もちろん、4番・松井選手を軸にしたLAA打撃陣の活躍があればこそだが、一巡しても誰ひとり負けがつかなかったことは素直に喜ばしい。



ところでこの5人の先発投手全員が、大リーグでの「優等生」とは、言えない。ヤンキースのような優等生投手ではない…。

a0094890_3355588.jpg強いて言えば、ウィーバー投手とカズミア投手は優等生的ではあるだろうが…。

ウィーバー投手は、06年から09年の4シーズン、すべて二桁勝利投手。昨シーズンは16勝。LAAのなかでは、最も安定しているエース。カズミア投手とは正反対で、打たせて獲るピッチャーだ。
今日勝ち星を挙げたカズミア投手は優等生的だが、それでも故障がち、というクセが減点イメージだろう。奪三振王には違いないのだが、90マイル以上(150キロ程度)の速球と、80マイルのスライダー、70マイルのチェンジアップを混ぜての配球だから、左腕には相当な負担がかかっているのだろう。カズミア投手の最大の特徴は、今日の試合でもそうだったが、なんといっても高めの球で三振を奪うことだろう。大リーグ投手陣でも珍しい。速球に頼る技巧派という、珍しいタイプの若き投手に違いない。とにかく故障さえなければ、カズミア投手の「10月決戦」での熱投が是非とも見たい。


a0094890_337239.jpgピネイロ投手はここLAAに辿り着くまでは、散々だった。
シアトルにいた2000年から2006年の7シーズンで、よかったのは02,03年の2シーズンだけだった。06年にはとうとう先発から外れる。07年、ボストンに移籍したがクローザーは彼には不向き。結局パペルボン投手が復帰して、ピネイロ投手はセントルイスへ。
そして、10年の今季、ソーシア監督の下で先発の一角を背負う。彼には先発が適任のようだが、果たして…。

a0094890_337372.jpgサンタナ投手はLAA生え抜き。「隔年投手君」なんてあだ名が付けられるかも知れない。
偶数年に活躍している。そんなこともあり、「気分屋さん」ともいわれている。
ガッツが感じられないっていうか、子供っぽいっていうか…。07年、あんまり不甲斐ない投球をしているので、ソーシア監督はマイナー送りにしたことがあった。お灸を、という訳だろう。08年、そのお灸の甲斐あってなのか、214奪三振と驚異的に三振が獲れるようになり16勝している。でもまた09年は8勝どまりで、107奪三振にとどまっている。

今年はなんとしても「10月決戦」に行くのだから、しっかりしてもらいたいものです。



a0094890_3403569.jpgソンダース投手もまた、けっして優等生とは言えまい。舌をペロッと出しての投球はこの人のクセ。
02年に入団して05年に大リーグへ。大リーグにデビューしても07年まではマイナーとの往復生活が続く。
08年、初の先発入りして、17勝7敗と大活躍。ようやく首脳陣から信頼を勝ち取った苦労人というる投手だ。

マイナーから這い上がってきた苦労人投手に、アレコレ迷ってきた遠回り人生の投手もいれば、故障がちな投手、甘えん坊みたいな投手…と、エンジェルスはけっして「優等生たち」ではない。もし、ヤンキースの試合だけ観戦していたら、大リーグ全体を誤解するかも知れない。あのチームは特殊すぎる。なので、他のチームもそうだろう、と思ってはいけない。むしろ、LAA先発投手陣に見るチーム作りが一般的なのだから。
ファンもそれがいいのだ。「おらがチーム」だから…。

さて、そろそろ活気づいてきたLAA軍団。どんな戦い方をして、ボクにどんな素敵なドラマを見せてくれるのか期待しています。

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(写真はMLBサイトより)
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by mlb5533 | 2010-04-22 03:50 | 第八章