夜空に輝く5号3ラン! 「完全投手」を粉砕

今日の勝ちは、デカイ!
LAA 4-0 OAK

162試合もあれば、ただの1勝に過ぎないが、しかし、ただの1勝とは意味が違っている。
エンジェルスにとって、今日の1勝は意味がある…。
松井選手の3ランホームランと、ソンダース投手の完封で勝利できたことがおおきな意味をもっている。
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松井選手はこの試合以前の10試合程度は、大リーグ生活で初めてのどん底人生を味わっていた。
ホームランどころかヒットさえ途絶えてしまっていた。4タコの試合もあった。三振が少ない松井選手が連続三振という屈辱的試合も体験している…。どこからでもホームランが飛び出すヤンキースと違って、4番頼りのチーム作りをしているエンジェルスにあって、彼の不調はチームの勝敗と連動していた。
昨年までエンジェルスの4番だったゲレーロ選手は移籍したテキサスレンジャースで大活躍。打率.330程度をキープして、チームは西地区では首位。それを知らないLAAのファンはいない…。
昨年のワールドシリーズMVPの勲章を持って、期待されて入団した松井選手の不調には、外野はあれこれと騒がしい。
おそらく、これほどの不調は日本でもなかったほどだろう…。

しかも、今日の相手は先日完全試合達成のブレーデン投手。最近のエンジェルスの力から見ても、勝利を予想するのは難しかった。LAAの先発は今季まだ1勝しかあげていないソンダース投手。
ソンダース投手は、バッタバッタと三振を奪う投手ではない。投げ分けて、打たせて取る投手だ。昨年は16勝して、負けは7つしかない。しかし、今季すでに負けは5つ付いている。先発の柱だが、どうも調子が上がらない…。

先発投手陣も、4番までも不安が残ったままのエンジェルスだったが…。

試合展開は、今までの不調はなんだったのか、と唖然とするほどの「横綱試合」ではないか。
ソンダース投手が安打を許したのは4本だけ。二塁を踏ませたのは1度だけ。完璧にオークランド打線を押さえ切ってくれた。

そして、圧巻。
待望の松井選手の3ランホームランが飛び出してのが、6回裏だ。
6回に久々にエンジェルスらしい攻撃が始まった。打順は1番アイバー選手から。


打線を組み替えて、5番に下がったケンドリー君がレフト前へ。二塁にいた俊足アイバー選手が余裕のホームインして、均衡を破る。
LAA 1-0 OAK

そして、この日6番に下がった不振の続いた松井選手が打席に立った。
ランナーは二塁にアブレイユ選手と一塁にはケンドリー君。完全試合のブレーデン投手が投げたインサイドから落ちてくる変化球をバットを真上から振り払うように、豪快に叩いた。
白球は快音が響く夜空に高々と上がって行くではないか!
観客はその球を見上げて、大歓声。一斉に立ち上がる…。
ライト席へ。美しい放物線を描いた白球はそのままスタンドに消えていった。
大歓声だけが響き渡る球場で、松井選手が久々の「あの」感触を味わうかのようにダイヤモンドを一周している。

5号3ラン!

今日の勝利は、大きい。まだまだ借金経営のチームだが、数字をあげてくれる有能な「営業マン」がこうして復活してくれれば、チーム経営の黒字は間近い。明日の打順はまさか6番ではあるまい…と予想したが、どうか。

さあ、いよいよ明日だ、あしたこそ!

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(写真はMLBサイトより)
…NY152…
by mlb5533 | 2010-05-15 15:13 | 第八章