10月決戦はNYYが来る!

9月になると…。
気になってくるのは「10月決戦」だ。目下100勝ペースで快進撃を続けるヤンキースは東地区から順当に上がってくる。特に今季、ヒューズ投手の成長がめざましい。ヤンキースの勝ち頭サバシア投手18勝に次ぐ、16勝を挙げている。

打撃ではなんと言ってもカノー君の大成長が目立った。8月22日、シアトル戦での満塁ホームランはお見事の一言に尽きる。A・ロッド選手がいないいま、堂々の4番打者ではないか。背番号24のカノー君は、23番が欲しかった。そう、80年代のミスターヤンキースこと、マッティングリー選手の背番号だ。3Aから大リーグにあがった05年は22番だった。07年にクレメンス投手に22番を譲り、現在の24番に。本人は「ジャッキーロビンソンの42をひっくり返した」と言っていたそうだが、彼をよく知る選手はヤンキースの永久欠番背番号23のドンマッティングリー選手に憧れていたと聞く…。
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カノー君は現在ドジャース監督のトーリ監督さんに見出された選手で、守備はお世辞にも上手とは言えなかったし、走塁でもボーンヘッドは度々。それでもトーリ監督さんは彼を使い続けてくれた。打撃センスは超一流。柔らかな体から巻き込むようなスイングはカノー君の個人技そのものだ。彼がいま、事実上ヤンキースの打撃陣を牽引している。

8月はカノー君の活躍ばかりではなかった。
ジータ選手の2874安打が一際輝いている。ベーブルースの安打記録を超えたのは8月8日ボストン戦でのことだった。投手はエース・ベケット投手。タイムリー2塁打だった…。7-2でヤンキースは勝利した。
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そして、8月8日のトロント戦で通算600号ホームランを打ち込んだA・ロッド選手。今季、ずいぶん体をしぼった彼。そのせいかパワー不足にも感じるがそれでもやはり彼の存在はヤンキースでは大きい…。
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テシェイラ選手もここに来てだいぶ打率も上げてきた。ムードメーカーのスイッシャー選手も相変わらず元気でプレーする…。
今日、オークランドに勝てばSweepだ。西地区をおもしろくさせるためにも…とは、欲張り過ぎたか。

今年のヤンキースは昨年以来「優勝」の味を思い起こしたはずだから当然連覇を目標にしているはず。おそらくだが、ボクは「これ」は大いにあり得る、と読んでいる。今年のヤンキースは強い。ほんとうに強くなった…。勝ち方を熟知しているヤンキースだ、パドレスやブレーブスと当たっても決して負けはしないだろう、と思うほどヤンキースは強くなった。

ヤンキースとレイズの両チームが目下、「10月決戦」の目玉になっている…。


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by mlb5533 | 2010-09-03 02:18 | 第八章