第九章 不動の四番打者

「熱心に誘ってくれた」 松井の一問一答
 アスレチックス入りが決まった松井はスーツ姿で会見。真新しいユニホームに袖を通し、晴れやかな笑顔を見せた。(オークランド共同)
 -移籍先を決断した最大の理由は。
 「アスレチックスが一番早く、熱心に誘ってくれたということ。来てほしいという強い気持ちが僕の心をぐっと引き寄せた。(予想以上に)早くオファーをもらい、早く決まったと思う」
 -チームの印象は。
 「素晴らしい才能を持った若い選手がたくさんいる。投手陣が最大の武器。あとはいかに点を取るか。その中心として頑張れば、プレーオフに行くチャンスはある」
 -今季は不本意な1年だった。プロ19年目となる来季に臨む決意は。
 「毎年、今まで以上(の活躍を)という気持ちでやってきた。(移籍で)多少はバタバタするでしょうが野球をするだけ。膝を含め、体の状態が良くなっている実感は強い。来年はいいスタート地点から始められるのは間違いない。毎日、打線に入ることが大事」
 -緑を基調としたユニホームは。
 「色よりも伝統のあるユニホームを着られるのがうれしい。似合うか似合わないかはみなさんが判断してください」
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…と言う記事が本日(日本時間15日)にメデイアに掲載されていました。
来季は「緑色」です。まあ、個人的にはピンストが一番お似合いだと思いますが、まあ、赤も良かったんですが、緑は赤よりもっといいかも…。

そうですか、やっぱりアスレチックを選択されましたか。
やっぱり、と書いたのは実はボクは今季終盤を迎えた頃から「アスレチックに行くかも…」と予想していました。それは、松井選手が緑のチームを誉めたコメントをしていたからです。気に入っているチームなんだな、と。当時松井選手が認めたアスレチックの「投手力」(防御率)は、結局シーズン後の成績は14チーム中の2位です。ただし、打撃力(得点能力)はいただけない。今季のチーム総得点がア・リーグ14球団中11位では「10月決戦」進出は困難だろう。
今季成績は81勝81敗の5分で地区2位でゴールしました。首位テキサスは90勝72敗で1位。勝ち星ではわずか9勝の差でしかなかった。どう見ても打力なのです。これさえ整えば、とんでもないチームに化ける可能性がある。
選手の年俸は生え抜きのマーク エリス選手の550万ドルが最高額で、ほとんどは40万ドル程度の若い選手がズラリと揃っています。そうなんです、MLBを代表するスーパースター選手、なんてひとりもいないのです。さほど強くもないし、スターもいなかったせいか、観客動員数は…お恥ずかしいのですが、あえて書いておきます。全MLB30チーム中、29位…なのです。

メディアが「松井選手の来季就職先」をいろいろと報道してくれました。北のチームも候補先に挙げていましたがボクはわざわざ寒い国に行くこともなかろう…と消極的に記事を読んでいました。得点能力を上げたいのはシアトルも同じだろう。もしかすると…と、とも思いました。しかし、結局松井選手が「10月決戦」進出に狙いを定めて選択したチームは、アスレチックスだった、という訳です。
ボクは松井選手のこの決断を全面的に支援します。そして、エンジェルス移籍が決まったときよりも、なんだかおもしろくて仕方がありません。笑っちゃいましたから…。マツイといえば、ヤンキースで7年、2009年WSではMVPの超スーパースター選手。こんな事は全米の野球ファンが知っています。その選手がヤング揃いのアスレチックかい!?と。ひとりだけ、飛び抜けている、と。おそらく地元ファンでさえ「ほんとかいな?」とまだ半信半疑のファンがいるのではないでしょうか。

この古参チームがここ数年まるで影を潜めて「10月決戦」とは無縁の、しかもファンから見放されたチームのようでした。確かに、松井選手ひとりだけ好成績を残しても「10月決戦」には駒を進められません。
チーム全員が、
「閑古鳥の球場で試合をしたいか?」「ノー!」
「なめられっ放しでいいのか?」「ノー!」
「家族から野球をやめろと言われたいか?」「ノー!」
「10月決戦に出たいか?」「イエス!」
と言う具合に、そんな合唱がチーム内で起こってこなければ無理な話です。
勝ち方を一番熟知した選手、日米ともに「常勝チーム」で4番を張った男・松井秀喜選手の経験と技術、そして打撃理論が若き選手たちに浸透していったら…。
多少の時間はかかるだろうけれど、今季以上のチーム成績は残せるはず。投手力など、潜在能力は高いチームですから。同じ地区ですがリーグの違う「ジャイアンツ」と来季6月に試合をしたらどの程度のチーム力かが判明するでしょう。

一方、相手チームからは松井選手は徹底的にマークされるでしょう。今季以上に。
今季のマークのされ方はヤンキース時代とは比べものにならないほど、きつかった。素人のボクでさえ中継を見ても分かりました。徹底した外角責め…。相手チームからすれば、大砲・マツイひとりを抑えれば勝利の確率はアップしますから。

簡単に「打点王」にはしてくれません。
しかし、来季は「打点」を稼ぐことが松井選手の仕事になります。それがホームランであり、チーム打撃であり…。それが出来る選手とは、そうです「不動の四番打者」である松井選手だと言うことです。

第九章「不動の四番打者」は本日から始まりました…。
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…NY152…
by mlb5533 | 2010-12-15 18:28 | 第九章