松井選手の「底入れ」

経済用語に「底入れ」ということばがあると聞きました。経済活動が下降線をたどって、もうこれ以上悪化することがない、という状態のことです。経営者は「底入れ」した、との報道を聞くとホッとするそうです。もうこれ以上、悪くなる状態はなくなり、今後の経済活動は上昇するだろうと予想が立つからだそうです。

で、今日の松井選手ですがかつての日本経済界のようにも見えました。
円高が続き、石油が高騰し、生産に歯止めがかかり…と、これでは貿易立国日本としての経済活動は手も足も出ません。そんな下降線の波が何度もありましたがなんとか浮上のきっかけを作ってきました。
確かに松井選手は、オープン戦からどうもパッとしません。ご自分のストライトゾーンに迷いが生じたままなのかな、と。とくに今日、1死満塁の絶好機に外角高めのボール臭い球に手を出して、みごとに三振。力強く振ったバットが空を切りました…。

ボクは「底入れだわ」と、ひとり部屋の中でつぶやいたものです。
三振後の表情がテレビに映りました。まるで自分に対して腹が立っているのか、珍しくムッとした顔でした。この顔に彼の「底入れ」を感じたのです。くるところまで来たな、と。

今日は誰が見ても、明らかに投手戦でした。
お互い、チーム打率はほめられたものではないにしても、これだけ双方の投手が熱投されては、現在のレンジャースでも歯が立たないでしょう。かと言って松井選手がこのまま「底入れ」が先延ばしだったとしたら、いくらやさしい監督さんでも一休みさせるかも知れません…。
そんな心配がありましたが、あのムッとした表情からボクは「明日が楽しみだぞ」と思えたのです。「底入れ」を感じたから…。おそらく松井選手のこと、きっちりと今晩修正して明日打席に立ってきますから…。

明日も松井選手の出場を信じています。
幸い、明日は右投手のはずです。みなさん、ボクは予言します。第1打席にご注目を! 「アレ」が飛び出すはずです。

現に、試合後に指揮官のゲレン監督はメディアに対して、七回の絶好機で松井に右の代打を送ることは「考えなかった」とはっきり口にしています。打率1割6分の指名打者に「もう少し打席を重ねれば良くなる。彼も、私も自信を持っている」と、ボクとまったく同じ考えで彼の復調を辛抱強く期待していましたから。

…NY152…
by mlb5533 | 2011-04-10 14:50 | 第九章