印象に残った素晴らしい試合

「許せ オカジマ!」
と、テレビ前で叫んでしまった…。
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この日、久々にMLB復帰したばかりのボストン岡島投手。松井選手にとっては、日本球界での元同僚。お互いに大リーグで切磋琢磨しあう仲だけに、松井選手としてはオカジマの立場は痛いほど理解出来るが、しかし…。
しかし、ここはガチンコ勝負する場面だった。

a0094890_18422191.jpg今日の松井選手はそれまでの3打席、なかなかフルスイングさせてくれる球が来ていなかった。凡退が続く。試合は、OAK 1-0 BOS の緊張が7回まで続く。23才の若きアンダーソン投手は絶妙なカーブを駆使して、スズキ君のミットめがけて内側に、外側にも、さらには真っ二つに割れて落ちる満点の制御だ。ボストン打線は若きアンダーソン君の投球をなかなか崩せない。初回、クリスプ選手が安打して犠打で生還した虎の子の1得点だけが重くのしかかってくる…。
8回までボストンは得点出来なかった。スタンドは緊迫した雰囲気だ。

やがて、8回裏を迎える。
ペニングトン選手が2塁打したところで、岡島投手がマウンドに。ボストンは「1点もやらんぞ」とばかり、内野は前進守備。バートン選手が前進守備陣形のド真ん中を抜ける見事な「センター返し打」を放つ。
ようやく追加点が取れた。
OAK 2-0 BOS

a0094890_1846513.jpgボストンを相手に勝利を決定づけるにはまだまだ2得点では不安だ。
3番・デヘスース選手が三振。4番・ウィングガム選手が四球。これで2死1,2塁になった。
ここで左の松井選手が左の岡島投手と今シーズン初の対戦シーンと、お膳立ては整う…。
本日、3凡打の松井選手だったが、ゲレン監督さんはそのまま打席に送り込んだ。これはもう、両監督ともふたりの日本人プレーヤーに絶対的信頼を寄せている証拠だ。だから、ガチンコ勝負するしかない!
復帰を飾りたい岡島投手対左でも絶対に打つ選手と信頼された松井選手。ふたりは元同僚だ。しかも、MLBになってから松井選手は岡島投手を攻略したとの実績は…さほど…ないのが事実。そんなデータはとっくに知っておられるゲレン監督さん。でも、松井選手をそのまま打席に送り込んだ。

さあ、そんなノスタルジーは、ここまで。
いざ、勝負だ!

ふたりの凌ぎ合いはフルカウントまで続いた…。そして、運命の6球目。
どうだろうか、やや甘く入ったカーブのように見えたが…。松井選手のバットが白球を痛打した。
ものの見事に中右方向に打球は飛んでいく。「アレか!」と思われたが、フェンスに直撃する2塁打だった。スタンドの歓声が、太平洋を越えたここ板橋のアパートまで響き渡った…。
2点タイムリー、だった。
1塁走者まで生還出来るほどの長打である。

OAK 4-0 BOS

さらには、スズキ君がまたしてもセンター前にヒットして、松井選手の代走・スィニー選手が生還して、
OAK 5-0 BOS

試合は、決まった。

後半に強くなったアスレチックス打線。こういう試合展開は、個人的に好きです。
こうした試合はヤンキース時代には多かったけれど、昨シーズンはさほど見られなかった。今季の試合の中で、ボクには忘れられない印象的な試合になりました。あまり関係ないかも知れませんが、スタンドのお客さん、多くなりましたね。
そんなこんなで、いま、アスレチックスがおろしろい!
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…NY152…
by mlb5533 | 2011-04-20 18:47 | 第九章