3号ソロ は「逆転サラナラ弾」!

見たか! これがゴジのホームランだ!
…と、威勢よく書き出すべき感動の一打を、ボクは仕事で見られなかった。見ていないどころか、それを知ったのは仕事からこのアパートに戻った夜8時過ぎ。身の回りを片付けて、ようやくPCをオン…。
スポーツサイトに掲載された「松井選手のホームラン」の映像が眩しかった。

a0094890_0382218.gif最近、松井選手は打っていなかった。だからボクは書くべきこともない。なので、他の選手の活躍を書いては気分転換していた。つい先日は、4月最低の…、などという記事が目に留まって、ますます沈んだ気持ちになっていく。しばらくは仕事に専念しようと、私用のメールも開けることもしなかった。アパートのPCには触れたくなかった…。

それが今晩、これだ。
勝手に塞ぎ込んでいた自分の愚かさが、おかしい。松井選手という御仁は、ときどきこんな「いたずら」をボクに仕掛けてくる。うっかり目を離すと、痛い目に遭う。過去にも何度も経験してはいるのだが、まさかそれが今晩、とは。

そもそも松井選手は「いたずら」がすぎる。今日の試合はその典型だろう。
打点1とはいえ、タイムリーヒットではなかった。走者がいるのに内野ゴロばかり。4打席とも凡打が続いていた…。
8回にウィリンガム選手がソロホームランを打ち込んで、
OAK 4-4 TAX
相変わらず、タイムリーが出ないオークランドとテキサス。
延長10回にはテキサスが、満塁まで持ち込んでいたが、ここでも決定打が出ない。

そして、10回裏。先頭打者が松井選手だ。
左腕・オリバー投手の投じた初球は内寄りの速球に見える。狙い澄ましたように、バットを振り抜くと甲高い爆発音が響き渡り、弾き飛ばされた白球は、今季3号ソロ。それは、「サヨナラ弾」になった。
とにかくデッカイホームランだった。かなりの飛距離だったろう。
メディアは「右越え」と記していたけれど、MLBのビデオでは「右中越え」だろうと思うほどの、ド迫力の本塁打。

この日を、こんな瞬間をボクは待っていた。
松井選手の「ホームラン」で決着する試合があることを信じていた、こんな試合がある、と。
なにの、それを見逃した淋しさは、いまは「また、松井選手にやられたよ」と楽しくなった。

試合後、ゲレン監督は「打撃音がすごかった。ぞくぞくしたよ」と。
そして、「彼には去年まで何度も痛い目に遭ってきたからね」と、ボクの心境を代弁してくれた。ドラマの主役になってもさほど光り輝く笑顔などしないはずの松井選手が、今日の映像では「日本晴れの笑顔」を見せていた。その笑顔がボクにはまた、眩しかった…。
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…NY152…
by mlb5533 | 2011-05-04 00:39 | 第九章