リズム!

3年ぶりになる。
Mのピアノを聴いた。今日、サントリーホールでピアノを弾くから聴きに来ないか、とのメールが届いたのは一昨日のこと。席がまだ空いているから…と書いてあった。あらかじめ、Mが切符を抑えていてくれたが、行ってみると満席だった。

ボクは学生時代、金管を吹いていた。その頃から、どうもピアノさんとは縁がない。同じ楽団にいても滅多に話しなどしたこともないのがピアノさんだった。個人的性格なのか、ピアノさんと仲良しになったことはなく、むしろ愛想が悪かった…。ところが、Mは全く違っていた。初対面の時からどこか話しやすかった。
この3年間、ときどきMを想い出していた。
ひょっこり、メールが来た時は気が動転していたのか、こちらの電話番号を書き間違える始末。

そして、今日。
久々にMのピアノが聞けた。相変わらず素敵な演奏をしてくれる…。
公演後、お土産の「大学いも」と「舟和のあんこ玉」を手渡した。「ごめん、8月は忙しくて出られないけれど…笑えた?」「ああ、笑った」「また焼き肉…ねっ」「ああ」
それだけだった。3年ぶりで、Mの声も聞けた。

Mもそうだが、現在活躍している音楽家の中には学生時代スポーツの選手だった経歴を持っている人たちは案外多い。メゾソプラノのMHちゃんは、去年の紅白に出ていたが彼女は元々パスケットの国体選手。「私、パスケットで歌ってるのよ」とボクにいう…。

スポーツ選手と音楽家の共通点は「リズム」の感性だろう。
リズムが壊れると台無しになるのは、音楽もスポーツも同じではなかろうか…。音楽とは、極論を言えば、時間の芸術だ。ベースボールもまた、時間のスポーツだろうとボクは勝手にそう思っている。
時間の中にあるリズム…。早くなったり遅くなったり、だんだん大きくなったり、だんだん小さくなったり…。

「すべてのリズム感は個人の中にある」とは、ドイツの交響楽団を指揮していた先生のお言葉だ。
それをバットで具現化しているのが松井選手であり、Mのピアノだ。

リズム!

明日だ。

…NY152…
by mlb5533 | 2011-05-19 00:47 | 第九章