慌ただしい1週間

a0094890_9527100.jpg9日、松井秀喜氏は成田から出国した。
僅か1週間程度の帰国で、長嶋邸に打ち合わせに訪問したり、国民栄誉賞授賞式を無事に終えて、その後は首相官邸で会食に参加したりと、気が休まる暇もなく慌ただしいスケジュールをすべて難なくやり遂げた…と、ボクは思っています。

ご苦労様でした。

松井氏は授与式で、「記録を持っているわけではない」と挨拶していましたが、それは恩師・長嶋監督さんとて、同じ事ではないでしょうか。長嶋さんは「なんとか世界記録」という「金メダル」は所有していない人です。ふたりに共通していることは、ボクたちに「野球の楽しさ」を教えてくれた記憶に残る選手だったと言うことです。


記録は塗り替えられます。
どんなスゴイ記録もいつかは誰かがそれ以上のパワーで塗り替えることでしょう。でも、ボクたちが松井氏と長嶋監督さんからいただいた「名場面」の物語はすでに伝説になっています…。記憶に残っているプレー、です。天覧試合で阪神・村山投手から打ったサヨナラホームランは長嶋選手の伝説であり、松井選手が09年のワールドシリーズでの活躍もまた、伝説になっています。

記憶に残るプレーをした選手の代表が、おふたり、というわけです。
記録は数値によって示されますが、記憶は人の心に残ります。励みになり、感動を再現して、生きる力を感じます。まして、おふたりの関係が野球ファンならずとも知っているように「師弟関係」で繋がっていることです。教える立場はパワーが必要です。根気よく、継続して、相手が習得するまでつきあわなくてはなりません。指導される立場もまたパワーがいります。教え、教わる…。技術的なことから次第に心の持ちようまで伝授されていく…。
素晴らしい人間関係だなあ、と羨ましく思えます。
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さて。
慌ただしい1週間を過ごして、ニューヨークに戻った松井氏。
ボク個人としては、何年か自分のための時間を持ってしたいことをして…と、思っていましたが、国民栄誉賞受賞となってしまうと、そうも行かなくなるかも知れません。
社会の組織に歴史のうねりという大きな歯車が「おふたり」に動き出した感じもします…。

松井選手が米国にわたったその日、長嶋監督さんは「多摩川グランド」で2軍選手たちの練習に参加していました。

そこには、清々しい青空がありました…。
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…NY152…
by mlb5533 | 2013-05-11 09:09 | 第二部