「ア・リーグ優勝決定シリーズ」第3戦 ロイヤルズ、王手!

「ア・リーグ優勝決定シリーズ」第3戦

ミズーリ州カンザスシティ(現地14日)にあるロイヤルズの本拠地「カウフマン・スタジアム」で、観衆40、183人という超満員の中で第3戦は行われました。
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試合は両軍ともに先発投手が踏ん張り、決め手の一打が出ないまま競り合いが続きます。ロイヤルズはお家芸の「盗塁」を封じられた格好になり、一方の猛打・オリオールズは「一発攻勢」を封じられた様子…。
試合結果は、数少ないチャンスをものにしたロイヤルズが、

ロイヤルズ2-1オリオールズ

で勝利して、今季ポストシーズンで負けなしの7連勝!
遂に、ア・リーグ優勝に王手をかけたのです! 
もはや、ロイヤルズの快進撃を止められるのは、誰もいないようです。

さて、試合運びですが…

1-1
のまま、試合は4回へ。

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ロイヤルズの三塁手ムスタカス選手が今日は守備で好守の連続でした。

本拠地は彼のプレーにただただ魅せられていた様子で、大拍手が響きました。

オリオールズのピアス選手のライナーを飛び込んで好捕。
あわや、二塁打か…という打撃をスーパーキャッチ。

さらには、6回にはジョーンズが打ち上げた邪飛を観客席に倒れ込みながらこれまた、スーパーキャッチ。
果敢なプレーでチームを鼓舞したムスタカス選手は、

「いつもと同じようにプレーしようとしている。でもあれはファンが捕るチャンスを与えてくれたんだ」

と、ファンに感謝するコメントをしています。










1-1で迎えた6回でした…

青木選手がチェン投手の攻略つながるセンター前ヒットを放ちました。欲しかった一打がようやく青木選手が打ってくれたのです。
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それまでの2打席は二ゴロに倒れていましたが、この打席では真ん中に入った球を捉えて、中前打に転がしてくれました。
ここでロイヤルズ・ヨースト監督は、走塁の職人・ダイソン選手を送ります。この回が勝負と観て、「得点するぞ」という、監督の意気込みがグランド全体に伝わってきました。4万人の歓声はピークに達しています…。

ベンチに下がった青木選手のじっと状況を見守っている姿がテレビに映し出されました…。

チームは青木選手の一打をきっかけに一死後、4番ホスマー選手がライト前ヒットでしぶとく繋ぎます。青い色と白い色が混じって、青空に浮かぶ白い雲の群れのようにキラキラと輝いて見えます。
スタンドの声援は大空に響き渡り、今季最高の舞台を地元ファンたちは惜しみなく楽しんでいます。
まるでスーパーマンが飛んできたような大騒ぎは消えることがありません。
ブルーが揺れている…。

さあ、一、三塁。

a0094890_1371871.gifここでチェン投手をマウンドから引きずり下ろして、2番手ガウスマン投手がマウンドへ。
ここでの打席は、ロイヤルズ一筋、8年生の生え抜き・5番バトラー選手がバッターボックスに立ちました。

弱々しいチームだった頃からロイヤルズに在籍を続けて、こんなに強くなって「ア・リーグ優勝決定戦」に出場するなんて「夢のまた夢」だった…かもしれない。

その選手がいま、打席に立ちました。

そして、バトラー選手は左犠飛打を放ち、ついにロイヤルズは勝ち越です!

2-1



値千金の左犠飛打です!
4万人でふくれあがったスタンドは、大歓声が轟き、なにがなんだか…ただブルーとホワイトが混じって、輝いていたことだけはわかりました。


まさに、虎の子の1点。



ロイヤルズ投手陣は、先発のガスリーが5回1失点と好投。その後は、フレーザー投手、ヘレラ投手、デービス投手ら中継ぎ陣が1回を3イニング連続3者凡退の完璧な継投。
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9回抑えのホランド投手が無失点で逃げ切りました。ロイヤルズが誇る鉄壁のリリーフ陣が、虎の子の1点を守り切った試合です。ほんとうに、ロイヤルズは強い、です。
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得点結果から見ると、まさしく青木宣親外野手(32)が、29年ぶりの「ワールドシリーズ」進出へ王手を掛けた試合です。

みんなもご承知の通り、青木選手は日本では「優勝経験」がありません。ヤクルト時代、200安打を達成して、安打製造機とあだ名されはしましたが、チーム優勝とは無縁の選手でした。その選手が今、大リーグで大活躍です。
おそらく彼自身が「夢」にまで見ただろう「リーグ優勝」まで、あと1勝に迫ったのです。

お世辞にも、松井選手やイチロー選手的なスター要素は少ない選手です。コメントも上手じゃないでしょ、「…思うし…」ってことばが口癖になっているを直してあげる人がいないし、ね。
どちらかと言えば、プロ好みの選手なのでしょう。でも、ボクたちは彼がとっても多くの努力を続けて今日に至っていることは報道で知っています。

「その努力は決して嘘はつかない」はず。

こういう日本的な、あまりにも日本的な選手がいま、太平洋を超えたアメリカの大地、その中にある希望と夢を追いかける大リーグで大活躍していることがボクは誇りに思えるのです…。

彼がバッターボックスに立って、あの独特のフォームで白球を打ち込む姿に…なんていうか…生きてる実感が、熱情が湧いてくるのですよ。
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さあ、ロイヤルズ全選手ならびにスタッフの皆様、明日ですね!

田舎野球軍団のロイヤルズさん、ボクにも、あなたたちとおなじ「夢」を追いかけさせてください…。

そう、明日!


…NY152…
【お知らせ】ブログのひな形を変更した理由は、写真加工を大きくしたかったことと、松井選手のブログを新たな気分で再出発したかったからです。
by mlb5533 | 2014-10-16 02:53 | 第二部