「夢」を追いかけて

ボクの、夏が終わった―。

私事ですが、7月からこの8月25日の本番まで、台本書きと舞台演出をしていて…。
終わったとたん、26日から京都に飛んで歯の治療です。注射されて、痛かった。
また、本業に戻ります。しばらくは、音楽と舞台は棚に上げましょう…また、来年の夏まで。

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さてさて。
ヤンキースの試合は無視できません。徹夜続きで、ボォ~としても、気になっているは我がNYY。
松井選手の復活を夢見ているうちに、もうすぐ9月です。「今季はムリかもしれない…」自分の淋しい言葉が自分の心をかすめて通り抜けていきます。
各スポーツ紙や、サイトでも松井選手の日々、快復した練習ぶりが報じられてはいるけれど、まだまだいまイチ、いまニ…。かすかに「夢」を見られるのは、9月中旬以降の復活…。それも、あまり期待してはいけないようです、ね。
フリー打撃が出来て、マイナーで試合をして結果を出し、それから…ようやく…。
それに、現にいまのNYYは現在の選手力で首位を保っていますから、松井選手にムリをさせたくないと、トーリ監督は思っているようですし…。それよりも、来季、ってことなのでしょう。確かに、現実はそのとおり、ですね。快復状態が100%なら別なんでしょうが…

しかし、それにしても、ボストン。
どうしちゃったんだろう…。今日で5連敗。
シアトルに3連敗は、弱すぎ、と言われても仕方ない…。これだけ先発投手が打ち込まれ、バリテック捕手などの主力選手が故障していては…。
その結果が、ヤンキースの独走…とは。これでは、手放しで大はしゃぎが出来ません。ヤンキース大好き人間の発言としては、おかしな言い方だけど。
「仲良しの喧嘩相手」が、病気で入院した、みたいな淋しい感じがするボクなのですよ。

松井選手の負傷から始まった今シーズンの米国大リーグのペナント。NYYは松井選手の他、シェフィールド選手も…。毎年大リーグのペナントレースを熱く観戦していましたが、今季、なんとなく熱が入らないのですよ。毎年、今頃はニューヨークに行く準備もしているのに、今季はそんな気も起きません…。
シアトルの友だちにも先ほどE-mailで「9月は行けない。仕事が…」と、気のない文面で返信したばかりです。


王建民投手が15勝。これはこれで、大いにうれしい記録です。
ムッシーナ投手が13勝で足踏みしちゃっている姿に起こしているイライラ感もまた、実はNYYファンである自覚があって、うれしいのです。
新人カブレラ選手のファイトいっぱいのプレーに声援し、2塁手カノー君が例によって内野フライを平気でおっことしちゃうへたっぴなプレーに「あいつぅ~、またかようぉ」と、テレビ前で嘆くのもまた、NYYファンの自覚からして、楽しいのです。

でも…
今季は、松井選手がいなかった。
彼を見るのは、テレビ中継の番組で「手首」をいたわっている姿、でした。
チームのみんながグランドで大騒ぎをしているのに、松井選手は「入院」です…。
友だちの苦痛を見るのは、ボクは自分の人生で一番辛い。

松井選手とは、一度も会ったこともないし、話したこともありません。勝手にボクが松井選手を「友だち」と、レッテルを貼っているだけのこと。
共通したもの、それを「夢」という言葉に託して…。
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で、ボクの今季の最後の「夢」は、10月、松井選手がグランドにいることです。
果たして、トーリ監督がそれを許可してくれるかどうか… これだけ頑張って戦ってきた現在の選手を差し置いてまで、松井選手の打席を用意してくれるかどうか… 
今季、トレードマークの口髭をそり落としたマッティングリー打撃コーチは、みんなもとっくにご承知の通り、選手時代に「優勝」を経験したことがないのです。そのマッティングリーコーチに打撃指導された松井選手が10月に復活して…たった1打席でもいい、松井選手が打席に立つ姿を「夢」見ても、いいですよ、ねぇ…。そして、ふたり揃って「夢」を実現してほしい…。それをボクはこの目に映しておきたいのです、よ。

これがボクの今季最後の「夢」なのです。

東地区はすでにヤンキース優勝で決まりでしょう。後は、松井選手です…。

…NY152…
by mlb5533 | 2006-08-30 18:33 | 第三章