「C組」集合!

どうやら、昨日の試合は完敗だったようです。
満塁、2,3塁などの好機もあったのですが、もう1本のヒットが不足していたようです。
エース、ムッシーナ投手で勝てなかったのが、ちと、悔しいですが、まあ、長いペナントレースではこういう試合も何度かあるものです。

さて…。
スコアボックスを読んでいたら、ひとつ、うれしくなったことがあります。
それは、「クロスビー選手」が帰ってきたではありませんか。
太ももを痛めて故障者リストに入っていたのですが、どうやら回復したようです。

8回裏。この日散々だったデーモン選手の代打で登場。
CLE6-NYY3 と、劣勢の場面でした。
3点差。ほとんど勝ちをあきらめていた試合ですが、故障明けから戻ったクロスビー選手は、
ここで2塁打!

カブレラ選手、ジータ選手が塁をうめて、満塁と攻め立てました…
が、ジョンビ選手にヒットが出ず、しかし、この間にクロスビー選手がホームに帰って1点!
CLE6-NYY4
ジョンビ選手の代走に、カイロ選手が入りました。カイロ選手は、つかさず2塁盗塁を決めています!

1ダン、2、3塁と攻撃が続きます。
が…前の打席でホームランを打っているA・ロッド選手はここでは、三振。
続くポサーダ選手も三振… ここでも、あと1本、が出なかった。

というのが、昨日の試合の様子でした。

この試合は、一見どこにもいいところがなかったように見えます。
ムッシーナ投手は打たれるし、デーモン選手は3タコだし、ジータ選手とジョンビ選手もタコでした。それにA・ロッド選手、ポサーダ選手の打数を合計すると15打数です。このうちヒットはA・ロッド選手の本塁打1本だけ。
これでは、試合になりません。
が、ふっと気づきました。

「あっ、今年はC組が面白い!」
って…

で、ボクが名付けた「ヤンキースのC組」を紹介しましょう。

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C組のキャプテンは、カイロ選手(Miguel Cairo #14)です。松井選手とは同年生の32歳。2塁手です。

1996年トロントで大リーグにデビューしましたが、本格的な活躍は1998年タンパベイでした。その後、シカゴカブス、セントルイスと移籍して2004年、彼はアメリカ東部の端でダイヤモンドのような輝きを放つ大都会ニューヨーク。そこの「ヤンキース」に移ってきたのです。

それまでカイロ選手は、どちらかといえば、アメリカの地方都市で人生を過ごしていた選手で、こんな大都会の、それも全国区チームに呼ばれるなんて、彼自身が予想もしていなかったのではないでしょうか。彼がヤンキースに移籍した理由は、2塁の守備固め、に他なりません。
当時、あのソリアーノ選手が2塁手だったのですが、打撃は特級品の選手でしたが、守備の不安が付きまとっていたようです。ボクは個人的には、ソリアーノ選手が大好きですが…。そんなチーム事情がカイロ選手とヤンキースとの出逢いになったようです。
去年はニューヨークメッツに移籍したのですが、また今年からNYYに呼び戻されました。
どこのチームに行っても、仲間たちとうまくプレーできる選手が、カイロ選手です。自分の役割をきちんと理解している人、です。
決して、スター性はありません。そういうことは、A・ロッド選手やジータ選手にお任せしている。
でも、正確なプレーは一級品です。
センターに抜けるはずの打球をいとも簡単に捕球し、左膝をグランドにつけたままの姿勢から2塁に入ったジータ選手にトス。ジータ選手の派手な送球が1塁へ。ゲッツー、の瞬間です。
この美しい光景は、04年、ボクは散々テレビ画面で見せてもらったものです…
日本ではこういう選手を「職人」という言い方をしますね。難しさや、不安を感じさせない。簡単でふつうのプレーに見える。

このところ、サッカーの試合を観戦しています。
4年に1度の大会ともなれば、一応見ておくだけの価値はあると思いますので…。で、イギリスチームやブラジルチームなどの選手の動きは、ボクには「芸術作品」でも見せてもらっている感覚になりました。スポーツ…を超えている姿がそこにあるように見えちゃうのです。サッカーはルールも知らないボクなんですが…。彼らのトス、ドリブル、パス。そしてなんとも言葉では表現しにくい、野球には見られない独特の「リズム感」…。
意図が行動に表れている、って感じます。
たぶん、こういうチームが「優勝候補」と呼ばれているんだろうなと思いました。他のチームの試合とは、スピード感とリズム感に大きな違いさえボクには感じました。

ベースボールも同じことが言えます。
ジャンピングスローなど派手なプレーはありますが、確実で正確な基本動作は見る側には、感動はありません。しかし、この動作を完全にマスターしなければ、カイロ選手が時々するバックトスなどの動作は出来ないはずです。自分のプレーに目的を持っているから、そのプレーには意味が生まれます。
こうした地味なプレーの一挙手一投足はまるで選手間で「会話」をしているような錯覚すらボクには起こってきます。会話が通じたプレーが、ボクには美しいって映るのです。個人動作の連続性と個人間の連携プレーには、舞台で演技する役者たちのような「芸術性」すら、ボクには伝わってきます。
そして、こうしたプレーを要求するボクの期待に応えてくれる選手を、「好き」になっちゃっうのです。けっして、派手でなくていい。松井選手とて、巨人軍時代から他の選手たちと比較すれば、派手さにかけていたと思います。

それを見せてくれるのが、このカイロ選手、です。

そして「C組」で一番気になるのが、そうです、カノー君(Robinson Canó #22 )
このブログではすっかりお馴染みになりましたが、ムラがあるのが難点…。

続いて、昨日ホームランを打ったカブレラ君(Melky Cabrera #28)で~~す。
スイッチヒッター。松井選手の代わり、なんていわないでください。彼、そうとうにすごい選手になりますよ。こういう選手がいれば、松井選手も刺激されて、復帰後はもっと素晴らしいプレーを見せてくれることになるのでは、と期待しちゃいます。

そして、昨日復帰したクロスビー選手(Bubba Crosby #19)。外野ならどこでも守れます。
特徴は靴下です。いつも膝まで伸ばして、グランドで走り回っています。背が高くないけど、かけっこは早いのです。ただ、ホームランは…少ない。2004年からNYYにいるけど、3シーズンで3本だけ。

a0094890_10334857.gif明日、ワシントンとの対戦ですね。
ソリアーノ選手の姿が懐かしい… 地味な「C組」と、シャイなソリアーノ選手。
果たして、どんなプレーを見せてくれるのかなぁ。

我らの「C組」ガンバレ! 
そして、ソリアーノ選手も…


…NY152…
by mlb5533 | 2006-06-16 17:27 | 第三章