ヤンキースの家訓

王建民投手の好投と、A・ロッド選手の5試合連続ホームランなどでヤンキースはカンサスを、

NYY 6-3 KC

で下して、これで5連勝した。9月に入って、6勝2敗。今シーズン、81勝62敗となり、あと1勝で貯金が20になる。

昨日の試合で、王投手は18勝。ここまで来れば、20勝も決して夢の数字ではなくなった。東洋人投手が20勝を達成すれば、MLBでは初めての快挙、になるはず。
淡々と、そして表情人使えることなく投げる王投手には、どこか東洋の美学さえ感じるではないか。

心に貯まっている不安やよろこび、うれしさを表情に出すことが少ない王投手。その姿には、かつて日本から来たあの名投手・野茂投手の面影とどこかダブル。ボクのような、感情丸出し男から見ると、こういうタイプの男たちに離れたところから声援を送るべき…と、思ったりもする。
ここまで来たんだ、なんとしても王投手には20勝をなんとか達成して欲しいものだ…。
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昨日、松井選手が久々にライトへ安打した。
ホッとしたのはボクだけではないだろう。松井選手をこよなく声援し続ける日本のファンたちはきっと、心の中で「やっと、出たか!」と叫んだことだろう。ベンチの様子がテレビ中継されているが、そのたびに松井選手の表情がクラく映った…。ボクの気のせいなのかもしれないが、膝の不安からか、それとも…打撃の不安なのか、その顔にはクラい影さえ感じた。
松井選手も、どこか野茂投手や王投手に似ている。決して、オーバーアクションを連発する選手ではない。カノー君やカブレラ選手たちとは違っている。
松井選手の打者としての特徴であり、ボクから見た魅力とは、「ここ一番の勝負」に対しての集中力だ。そして、ボクが松井選手に取り憑かれたのは「一番勝負」で、必ずと言っていいほどなんとかしてくれた。03年のボストン戦しかり…である。あの時、ホームインした松井選手は、感極まって、ホームベース上でジャンプした。そして、活気溢れた表情でナインたちハイタッチしている。

滅多に見せない松井選手の心の表現だった、と思う。

ノーヒットノーランの偉業を達成しても、マウンドで笑顔を作るだけしかできない野茂投手だったが、あの笑顔こそが野茂投手のぎりぎりの、そして精一杯の心の表現だったに違いない…。

そんな過去の東洋人プレーヤーの歴史をふり返ると、もし、王投手が20勝したとしたら彼は一体どんな表情をするのだろうか…。チームの勝利につながる好投を20勝目で飾れたとしたら…。
そんなことさえ期待できるほど、いまヤンキースは活気に溢れている。

この活気の原動力は、やっぱりこの選手。そう、A・ロッド選手だ。ベースボールの花はホームラン。A・ロッド選手はこれで5試合連続ホームラン。1試合2本塁打を2試合連続している。
現在52本のホームラン。02年にテキサスにいた時57本のホームランを打っているが、この自己最高記録を今季A・ロッド選手は上回るかもしれない。
A・ロッド選手は、東洋人プレーヤーに比べたら、その表情は派手そのもの。こういう選手たちがいるからこそ、ベースボールは「チーム」として見ていて、楽しい。
ジーター選手などは、トーリ監督の肩もみまでして勝利を激励している…。選手とコーチ、監督があたかも「家族」のようではないか。

そのヤンキースには家訓があるという。
「勝利に勝るものなし」

勝利、うまくいくこと…。チームが望んでいる結果を、チーム全体で獲得すること。それが出来たとき、人はこういう。「…うまくいった」、「勝った」と。

10月決戦の進出まで、ヤンキースはワイルドカードでマジック出ている。後16,と。
しかし、2位はあのデトロイトだ。今日のトロントとの試合も、9回裏の土壇場でシェフィールド選手が四球を選んで満塁として、首位打者オルドネス選手のヒットで5-4の逆転勝ち。ボストンよりも、ボクはデトロイトの底力が気にかかる…。
ヤンキース、努々油断せず、いまこそ家訓を全うすべき時が来たのだ。

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by mlb5533 | 2007-09-11 11:22 | 第四章