9月、ボクはシアトルにいる

久々に、シアトルの友だちに電話して長話をしちゃった。
交通事故にあったとか、3歳の子供とサッカーやっているとか、引っ越したとか…。おかげで、足腰が痛むとか…。んーー、相変わらず元気なお人です。

で、ジュニアの話題になったとたん声が一変。マジ、です。
4月15日あたりがマリナーズの地元開幕戦だそうですが、なんとしても切符が欲しいようです。

ボクはジュニアのジャージが欲しかったのでメールで頼んだら、「アンタ、それって$250もするから、ちょっと待ちなさいよ」とのこと。さすがはアメリカンビジネス、手の打ち方が違います。商魂たるや、ご立派、の一言です。


ジュニア。( ken griffey Jr.)
この人の「物語」をボクが書くとしたら、きっとMLBの歴史から展開しないとつまらないと思うほど、様々なことがあった選手です。
あった、と書きましたが、そうです、ジュニアはもうとっくに「その盛り」を過ぎた選手。今年11月で40歳です。ピート ローズ選手たちと一緒に「ビッグレッズマシン」で話題を集めていたレッズのスター選手だったお父さんを尊敬しています。
人種差別にあって自殺を図ったことはいまでは誰も口にしません。まだまだアメリカでは当時でも、いや、いまでもだけれどやっぱり差別は存在していると思います…。
その悔しさを乗り越えてジュニアはヤンキース戦でバーフィールド選手(ヤンキースから巨人軍に移籍)の200号本塁打になる打球をフェンスに登って掴み取った熱血プレーは、いまでも伝説のままです。

で、現在。大リーグは黒人選手抜きには「チーム優勝」はできないほど、大切な選手が多くなってきました。そして、最近では日本人を筆頭に東洋人の活躍もまた、ベースボールビジネスでは無視できないものになっています。大リークは世界的規模で選手層が広がっています…。

まだそんな時代ではなかった米国で、「伝説」を書き残した選手、ケン グリフィー シニアとジュニアの家族愛を、「白球ひとつ」に託した「ベースボール物語」は、いつの時代でも人の心を掴んで離しません。
ジュニアは現役時代、ヤンキースからの誘いがあったようでしたが、そのたびに「あのチームだけには行かない」と、よほどのことがあったようです…。差別なのか、それとも人生観の違いなのか…。

偉大すぎる父に、尊敬する父にほめて欲しい。そして、彼がその人生でもっとも「自由」を謳歌できるグランドで、精一杯のプレーをすることで、一日一日を燃焼するという彼独特の「人生観」もまた、多くのファンが知るところです。でももはやジュニアの体は金属が入った足首であり、膝もガタガタです。そんなこともまた、シアトルの人々は知っています…。
ジュニアが帰ってきてくれたことだけで、彼等はうれしいのです。

ことし9月。シアトルでヤンキース戦がありますが、「それが最後」になるであろうジュニアの姿をボクはこの目の中に記憶しておきたい。だからボクは、シアトルの友だちと一緒に観戦しようと思っています。

そのフィールドにボクにとっての、もうひとりの英雄、松井秀喜選手がなんとしても、いて欲しい…。
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by mlb5533 | 2009-02-25 21:10 | 第六章