第七章「土壇場のドラマ」

遙か太平洋の彼方から、白球の衝突音がここまでかすかに響いてきた…。
それは、快音だった。気の早い春の訪れを運んでくる快音でもある。
いよいよ、来た! 松井選手の振り出すバットの衝撃音が春の訪れを待ちきれずに、ここ日本に届いてきた…。
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今季、松井秀喜選手にとって、ヤンキースとの契約最終年にあたる。7シーズン目だ。
過去6シーズンのうち、全シーズンを含めて3季とも、体調不良で思う存分のパフォーマンスは出来なかった。松井選手同様にチームとしても昨年は屈辱的なシーズンだった。
古豪であり、名門の誉れ高いヤンキースは昨季、新生レイズの快進撃に足下をすくわれた格好になり、13年続いた「10月決戦」にも駒を進められなった。そんなこんなで、チームとしてのヤンキースと、松井選手の存在はファンからも、そしてメディアからも遠い存在になってしまった…。

ヤンキースは今季で9年間、ワールドシリーズを制することが出来ないままの日々が続く。松井選手もまた、06年の「あのこと」以来、安定した打撃が出来てはいない。ヤンキースも松井選手も、まさしく今季は「土壇場」なのである。なんとしても「10月決戦」に駒を進めなければならない。そのためにも、本来の力を松井選手が発揮する年にしなくてはいけない…。

a0094890_1125642.jpg一昨日、「開幕4番・松井選手」との見出しがメディアで躍っていた。A・ロッド選手が故障とのことで、6~9週間かかるという。ということは、事実上今年の半分は試合には出られなくなるだろう。A・ロッド選手ほどのパフォーマンスを松井選手に期待する方がムリなこと。両者は別の個性を持った打者だ。ただし、A・ロッド選手のようなハイパワーには欠けるが、チームプレーヤーとしては当代切っての松井選手。かつてのバーニー選手のような広角打法でチームに貢献して、打点王になる可能性がもっとも高いのは、彼だろう。それも、怪我がなければ、という条件が付くが…。

そして、松井選手と同様に昨年怪我でチームから離れていた王建民投手が帰ってくる!
このふたりの活躍こそ、今季ヤンキースの勝機を左右することだろう…。

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by mlb5533 | 2009-03-12 01:07 | 第七章