ドラマのないヤンキース

先発はバーネット投手。6回まで無安打を続け、引き締まった試合展開ではあったのだが…。

このブログでこんなことを書き出すのはどうかと思うのだが…。
今日の試合は仕事の関係でゆっくりと観戦できたが、なんとなく例年のような興奮する気持ちが自分に起こってこない。

松井選手が出場していないからなのか。いや、そうではない…。
カノ-君が打席にたつのだが、いつものような笑顔が自分にない…。
昨日、スウィシャー選手が右打席でホームランして「投手」までやって、そして今日は左打席でホームラン。連日の本塁打で大活躍だが、それもまたもの静かな観戦をしている自分だった…。
九回、ジーター選手が今季初のホームランを右中間に放ったけれど、それでもテレビ前で声も出なかった。自分でも不思議なほど、静かだった。
そんなことより、メッツはどうなってんだ? なんて、声が自分の中から起こってきたりもしていた…。

なにか、ヤンキースらしさ…を感じない。王者らしい風格が漂っていたが、それを感じなくなってしまった。松井選手が怪我した06年頃から、ヤンキースはさほど勝率がよくない。それまでは、100勝していたチームである。80年代のヤンキースにどこか似通って映る…。

確かに松井選手は目下絶不調。しかしだからといって、出したり出さなかったり、の処遇をしては他の選手たちの気持ちも落ち着かないのではなかろうか。現在打率2割以下の3,4,5番打者はヤンキースを除いて大勢いる。レッドソックスのオルティーズ選手とて同様である。
かといって、ボストンはオルティーズ選手を出したり出さなかったりはしていない…。

昨日のスウィシャー選手の「投手起用」にもそれを感じる。確かにベースボールは「真剣勝負」である前に誘客するからには「エンターテイメント」ではあるけれど、やりすぎるとただの「茶番劇」でしかない。せっかくサービスしてくれたスウィシャー選手には申し訳ないが、「ただのピエロ役」を演じさせた、と首脳部に対して怒りと寂しさも感じたものだ。かつてのヤンキースは「負け方」にも、どこか風格を感じたが…。
A・ロッド選手が故障して出場していない。4番がそれまで日替わりでもいいが、しかし…。

ボクの「夢」を壊さないで欲しい。

試合に出る体になっている以上、その選手をウチのDHだ、と明言したのならそれをしばらくは納得のいく形が出るまで、やり通して欲しいのだ。王者・ヤンキースを指揮しているのならば…。
このままでは、新球場での試合は松井選手は出場させてくれないのかも…。出場したとしても、いい形で出してほしいものだ。そんな不安がよぎってしまうのだが。100勝はおろか、こんなことを続けていては「10月決戦」に残れるチームにはとても見えない。
今季、例年に比べてボクの中ではつまらなくなったヤンキースであることは間違えない。

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by mlb5533 | 2009-04-15 17:42 | 第七章