若きふたりのヒーロー!

ガードナー選手とカブレラ選手の日、でした。
15日は、お隣の国、韓国では「先生の日」だったと聞きました。「恩師」に感謝する日、なんだそうで、韓国の大学キャンパスには様々な看板や垂れ幕が飾られて、学生たちが「恩師」に感謝の言葉を書き込んで自分たちに気持ちを伝えてるようです。

若きふたりのヒーロー!_a0094890_2435250.jpg今日、ヤンキースの勝利はそんな感じでした。
入団2年目の若き選手が最後の最後まで頑張って、並み居る諸先輩方に日頃の感謝でもしているかのような試合ではなかったかな…なんて、勝手に想像しては自分だけ楽しんでいます。

カブレラ選手の兄貴分は、誰でも知っているようにカノー君であります。ふたりとも、合衆国ではマイノリティーのドミニカ共和国の出身です。とにかくこのふたり、子犬二匹かい?って思わせるほど、ベンチ内では、じゃれ合う仲。去年、カブレラ選手が大三振してガックシしてベンチにもどると、兄貴のカノー君が隣に座ってあげて、黙って膝をたたいていた光景がテレビに映し出されたものでした。カノー君がホームランなんか打っちゃうと、自分が手柄を立てたみたいにベンチでイキがっちゃって、その「態度Lサイズ」になってるはカブレラ選手。
今日は、諸先輩方には恐縮ですが、この若き選手ふたりをお立ち台に上げようではありませんか>

NYY 0-3 MIN
の5回裏、ジータ選手の5号ソロもお見事でしたが、この日最大の「見せ場」は7回のガードナー選手のランニングホームランではないでしょうか。上がった打球はレフト守備位置からして前方でサードのやや後方です。ここに落ちた打球はレフト線に沿って転がり、スパン選手が突っ込んできましたがこの球を後ろにそらしました。しかし、センターからの援護もなく球はひとりでフェンスまで転がり続けます。ふつうの観戦感覚でしたら、「3塁打になるぞ、これ」と、固唾をのんでしまう場面です。
なのに、です。そうこうしているうちに、ツルツル頭がトレードマークのおチビ君・ガードナー選手はすでに3塁ベースを蹴っています。ガードナー選手は、勢いよく頭からホームベースに…。返球はそのあとからしばらく待って、キャッチャーに戻って来ました。
ボクは今日、この試合をサイトのビデオで何度も見ましたが、素晴らしいプレー。これが大リーグ独特の情熱そのもの。ここで一気にベンチに火が付きましたね。
4回まで、沈黙していたベンチ…。デーモン選手の代わりに途中から入ったガードナー選手は、この日、3-3の大暴れ。先輩やコーチなど、恩師が見守るなかでのハッスルプレー。これには、先輩たちも笑顔がこぼれるというもの。

それでも、
NYY 2-4 MIN

9回裏。
んーー、ダメかな、とテレビ観戦をしていたらそう思ったでしょう。登場したのはやっぱりネーサン投手。ミネソタの守護神ですから。
ガードナー選手がまたしてもここで3塁打、続くテシェイラ選手がセンターにはじき返して、

NYY 3-4 MIN

4番A・ロッド選手が四球。続いて、松井選手…でしたが、結果は芳しいものではなく、続いて陽気者のスィニー選手が走者を送り、二死2,3塁。カノー君が敬遠で満塁。
ここでやったのが、カブレラ選手! センター前にタイムリーヒット!
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NYY 5-4 MIN

サラナラ試合でした。
連戦が続くヤンキース。明日以後は、ここしばらく「蚊帳の外」が続いているA・ロッド選手ですが、あの豪快なホームランを、そろそろ見たくなってきましたぞ。
そして、松井選手もまた今日のガマンを明日の試合にぶつけて欲しいものです。

若きふたりのヒーロー!_a0094890_2505538.jpg本日はふたりの若者たちが、先輩とコーチたちへの恩返しの日、になりました。
めでたし、めでたし。


さあ、また明日、ですね。



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by mlb5533 | 2009-05-17 02:51 | 第七章