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what's a wonderful world!

なんと素晴らしい世界だろう… ヤンキースタジアムは!

ボクの「夢」が膨らんで、そして自由に飛び跳ねる…。ここだけは、現実の世界から離れて、夢の世界にボクを誘ってくれます。それが今日も起きたのです、「夢」の現実が、です。

ヤンキースタジアムって、不思議の国なのかもしれない。おとぎ話が詰まっている国、なんだ、きっと。だって、ロドリゲス選手と松井選手が今日、ふたりそろってホームランしてくれた。そして、ヤンキースはたったひとつだけれど、勝ち越してくれた。おまけに、8連勝! なんだかこの「現実」は「夢」のなかのおとぎ話…。信じていいんだろうか? こんなことって!
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ヤンキースは5月、ぼろぼろ、だった。うまくいっていない時って、人は誰かを悪化したくなったり、自分を責めたりする。ボクは自分を責めました。
「こんなチームを調子に乗って応援した自分が…バカだったんだ」
と、まではいかないまでも、「今季はダメかも…」と呟いた。

しかし、本日彼等は 8連勝! しています。それも、「夢の舞台」のヤンキースタジアムで、です。
あきらめかけていた「夢」がまたふくらんで、復活してくる。

尊敬するムッシーナ投手が投げて、ポサーダ捕手まで今日は本塁打です。
ボクの部屋に飾ってあるムッシーナ投手のサイン入り額縁が輝いています。

早朝から仕事でしたから、今日は中継は見られませんでした。生で「夢の舞台」が見られなかったのが心残りだけど…でも、サイトの録画中継を何度も繰り返して見ていました。アッパーウエストのフェアウエイで買い込んだボクのお気に入りのフレーバーコーヒーはこんなとき、格別です。

ふたつの衝撃音がデュエットすれば、ヤンキースタジアムはまるで「ミュージカル」。

頑張ってください! ロドリゲス選手! 続けてください、そのパワーを。誰よりも遠くにその白球を飛ばせてください。

頑張って 松井選手。あなたはここニッポンでホームラン打者だったんですから…。
続けてください その美しさを! その衝撃音を絶やさないでください。
ボクの友だちは、ひとり残らず 松井選手の味方ですから!

ボクのアパートに今日の晩、みんなで集まって大騒ぎ。明日も仕事とはいえ、ルイ・アームストロングの「what's a wonderful world!」を聞きながら、あなたの打ったホームランを何度も何度も、見ていました…。「夢」を絶やしたくなくて。
(写真素材はYahoo!sportsサイトより。コラージュは筆者)

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by mlb5533 | 2007-06-15 02:37 | 第四章

a0094890_12532368.jpg速報! ヤンキース7連勝!

1回、3塁にデーモン選手と1塁ジーター選手をおいて、3番アブレイユ選手が先制の3ランホームラン。
投げては、王建民投手が安定した投球を7回まで続け、ファンズワース投手、そしてリベラ投手と継投しての、7連勝。これで、王建民投手は6勝目を飾り、リベラ投手は8セーブ目を記録している。

また、松井選手は4回に内野安打して、3-1。打率は.284だった。

試合結果は
NYY 4-1 ARI

ヤンキースはこれで、勝率を5割に戻した。
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by mlb5533 | 2007-06-13 12:54 | 第四章

強豪相手の6連戦

6月に入ってからの10連戦の勝敗は、8勝2敗と復活ヤンキースを思わせる。
30勝31敗、あと1勝で勝率5割までに、ようやくこぎ着けた。

シカゴ戦からパイレーツ戦までの6連勝は見事だった。なかでも目立ったのが、A・ロッド選手だった。ボストン戦でも、シカゴ戦でも、とにかくA・ロッド選手は9回土壇場でのホームランを量産してくれる。A・ロッド選手の9回土壇場のホームランは6月に限ってはいない。今季、その傾向が目立って多い。で、ボクはそんなA・ロッド選手を「Q Man A・ロッド」と、あだ名した。
Q は cue と引っかけられる。自分でもそんな冗談を楽しんでいる。9回、A・ロッド選手が打席に立つ、cue だ! という訳。こんな楽しみが出来るまでになったのが、我がヤンキース。5月のもたつきがウソのような好調ぶりだ。

さて、明日からの6連戦は、アリゾナとメッツが相手だ。
両チームとも、今季ペストコンディションをキープしている。強敵との対戦、である。
失礼ながら、パイレーツ戦のようには事が進まないだろうと思う。とくに、メッツが気にかかる。
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ボクは正直、いまのメッツのチーム力はボストンより上と見ている。今季2000本安打達成(現在1928本)をかける職人・グリーン選手の打撃が好調だし、1番を打つメッツの若武者レイエス選手の出塁がスゴイ。3番ライト選手、4番デルガード選手以下、昨年とまったく変わらないメッツ強力打線の破壊力は相変わらず健在。昨年から感じているけれど、本当にメッツは強い。強豪チームに変貌している。いまのヤンキース投手陣で、果たしてメッツ打線をねじ伏せることが出来るのかは、はなはだ疑問だ。先発投手がコケたら、いまのヤンキース中継ぎ投手陣の力量ではメッツ打線を押さえ込むことは難しいのでは…。3連勝なんて、夢のまた夢。2勝出来たら大拍手だ。ボクにとって、10月を思い描くと、こわいチームの筆頭がメッツなのだから。

ところで、このメッツ戦だけにかぎって見ると、ヤンキースにひとり、救世主がいる。
その選手とは他でもない、松井選手なのだ。
どういう訳か、松井選手はメッツ戦には滅法強い。

ボクの見た感じでは、松井選手はまだまだ本調子ではなさそうだ。4月、左へ打球が飛んでいたのに…。どうしたことだろう、最近はどのチームの投手からも外角攻めにあっている。2003年デビュー当時の頃を思い起こさせるほど、相手投手から外角攻めをさせ放題にしている。
メッツ戦は松井選手にとっては、好調に戻るきっかけになりそうだから、なんとしても「左へ」を見せて欲しいものだ。そして、もし、試合がもつれるようなことになったら、A・ロッド選手の「Q-cue-9 Man」を期待したい。

明日からの6連戦。相手は強敵である。ヤンキースの復活は本物なのか、それを期待したい。
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松井選手、お誕生日 おめでとうございます!

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by mlb5533 | 2007-06-13 04:58 | 第四章

今日だけはお仕事関係者には目をつむっていただきました。
ちょっとだけ、プライベートタイムをいただいて…。

本日の試合は、心に残った試合になりました。そう、パイレーツとヤンキース戦です。
6月10日(現地時間)、ニューヨークは快晴でした。試合結果はすでにサイトでわかってはいたのですが、どうしても録画でもいいから見たかったシーンがあります。
パイレーツの桑田投手と、ヤンキースの松井選手の場面を…。これだけは、なんとしても見ておきたかったのです。

試合の流れは、両軍とも点の取りあい。3回までNYY 5-2 PIT だったと思えば、4回にはNYY 5-6 PITで逆転、透かさずその裏NYYがA・ロッド選手の本塁打で3点を加点してNYY 8-6 PIT。相変わらず安定しないNYY投手陣でした。

そして、今日の歴史的瞬間です。背番号18の桑田投手が登板です。パイレーツ2点のビハインドで5回からマウンドに。この背番号はパイレーツ球団からのプレゼントのようでしたが、ボクには眩しくもあり、人ごとなのにもかかわらず、なんだか自分が照れくさくも感じました。

マウンドにいるのですよ、確かに桑田投手が。彼はもう39歳だそうです。
栄光の巨人軍を支えたエース・桑田投手。晩年はすっかり勝てなくなっていました…。その投手が大リーグに挑戦なんて話は、ボクははじめから「やめとけよ! 18番が汚れるだけだし…」って、友だちにもそう言ってたものです。米国に渡ってから、足の靱帯を故障。「そら、見たことか…桑田投手、もういいよ、そこまで頑張れば…帰ってこいって!」 ありったけの栄光を欲しいまま生き抜いた巨人軍の18番が、泥だらけになる姿をボクは見たくなかったのです。つらすぎて…。現在の巨人軍がどんな姿に変貌しようとも、桑田投手だけは、ボクにはいつまでもいつまでも、栄光の18番、のままでいて欲しかったからです…。

しかし、桑田投手はボクのそんな危惧もまったく無視なされて、いまヤンキースタジアムで大リーグのマウンドにデビューしました。39歳のルーキーです。
よくまあ、ここまで登ってきたものだ、というのがボクの実感です。とにかく、見慣れた桑田投手の投球フォームは相変わらず。でも、三振を獲るだけの球威はなさそうです。
しかし、5回、三者を無事仕留めています。

そして、6回…。
A・ロッド選手に2ランホームランを打たれます。NYY 10-6 PIT。まあ、これで今日の試合は決まりでしょう。

そして、ボクの見たかった場面が来ました。このホームランの後でした…。

松井秀喜選手が打席にたったのです。桑田投手が3-1から四球、松井選手を歩かせます…。
この間、松井選手はただの一振りもしなかった…。この静けさが、ボクには…言葉が見つからないほどの「美しさ」に写ったものです。

栄光の巨人軍を支えた背番号18番と、巨人軍の4番をはった日本を代表するホームランバッター・松井選手がいま別々のチームで戦っている…こと自体、ボクはいやです、出来ることなら見たくなかった。ボクはテレビの音声をゼロにしました。よけいな音が聞きたくなかったから。ふたりの表情だけを見たかったからです。

打席でバットを構える松井選手の「静けさ」と、マウンドに立つ桑田投手の「静けさ」がテレビ映像を通して、いままで体験したことのない「熱」をボクに与えています。ふたりはもう、別々のチームなんだという現実をボクに知らしめてくれました。できることなら、こんな場面はボクは見たくなかった…けれど、これもまた現実です。一度もバットを振ることがなかった松井選手が、バットを置いて、1塁まで行きました…。

ふたりの対戦を見終わったとき、ボクは上質の演劇を見せてもらったようなさわやかで、あたたかい感動が胸いっぱいに広がってました。目頭に熱いものが溜まっていました。
この四球は、松井選手に失礼だとわかっていますがあえてここに書き残しておきます。
「ホームランより、美しかった」と。

この場面こそ、男達の「夢の物語」、ベースボールという活劇でしか見られないのだから…。

ボクの一生のうち、こんな素晴らしい場面はそうそう見られないでしょう。
いいものを見せてもらいました…。さてと、お仕事にかかりますか…これも現実です。
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by mlb5533 | 2007-06-11 16:37 | 第四章

ようやく、ヤンキースが連敗から脱出出来ました…。
明後日からのボストン戦を控えて、不安だらけでしたが、これでまあなんとか、一息つけました。

今日の試合で、明るいニュースが飛び込んできました。
そうです、あのジョニー・デーモン選手の2000本安打達成の朗報でした。
1999本目が1回に飛び出した先頭打者ホームランです。これできっと今日の試合で2000本安打の達成を予感していましたが、それが的中しました。おめでとう! デーモン選手。
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95年に大リーグのロイヤルズでデビューして以来、今季で13シーズン目でした。
96年から昨シーズンまで、デーモン選手は130本以上の安打を記録し、2000年ロイヤルズでは214本の安打も記録し、打率.327でした。6シーズン、ロイヤルズで選手生活を過ごして、2001年にアスレチックに移籍しましたが、翌2002年からレッドソックスに移籍。ここで長髪の「原始人・デーモン」として子供たちの人気者になっていました。

ヤンキースに移籍したデーモン選手は、あの髭を剃り落としたからなのか、それともスター選手が多いせいなのか…ボストン時代に比べて、さほど話題なることは少なくなりました。むしろ、デーモン選手の活躍を話題にしないのではなかろうかと思うほど不思議なほど、彼にスポットが当たりません。
現に今日もそうでした。デーモン選手2000本達成のニュースより、9回のA・ロッド選手の走塁が話題になっていました。まあ、デーモン選手よりもA・ロッド選手の話題がおもしろいのでしょう。

大リーグでの2000本達成はずいぶん静かなものです。トロントの地元だったせいなのか、それにしても、静かすぎます。ヤンキースタジアムに戻ってきたら、そのときにデーモン選手を祝福するセレモニーが用意されているかもしれませんが…。
大リーグと日本の野球の違いをこんなところにも見つけることが出来ました。

a0094890_1394615.jpg2000本達成、といえば先日松井選手も日米通算2000本達成をしました。その時、松井選手は「エラーと思っていた」らしいけれど、松井選手のあの打球を「安打だよ」と、教えてくれたのはセンターにいたデーモン選手でした。

今年のヤンキースはもう「夢」がなくなったような言い方をするファンたちもいます。確かに、例年に比べれば数字はひどいものです。でも、ベースボールの世界です。なにが起きるかわかりません。
現に今日、松坂投手が先発しましたがボストンは負けています。けっして松坂投手はスーパーマンではありません。
松井選手とて同様です。今日、2安打しましたが、専門家に言わせると「いい安打」とは言えないようです。まだまだ好調ではなさそうです。が、松井選手を含めてヤンキースの面々が「夢」をあきらめたなんて思っている訳がありません。一昨年のような打撃をまた復活させてくれるとボクは「夢」を見ています。

そうそう、今日の試合でもうひとつ明るい話題は、カノー君が4-4で久々に暴れてくれたことです。
もともと打撃センスだけは人並みはずれた素晴らしさを持った選手。昨年はALで首位打者争いにその名を連ねていたカノー君。今季は出遅れ気味ですが、6月攻勢にはなくてはならない選手です。彼の活躍を予感できるだけでも、対ボストン戦が楽しみになってきました。

a0094890_1383073.jpg改めて、デーモン選手 2000本安打達成 おめでとうございます!

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by mlb5533 | 2007-06-01 02:02 | 第四章

4連敗したベンチは静まりかえっていた…。
誰ひとりとして、チームメイトに声をかけることもなく、無言で自分の道具を片付けてベンチ裏に消えていった。そんな様子をテレビ画面で見ていると、ヤンキースから絶望感さえ伝わってくる…。

確かに、これだけゲーム差が離れ、東地区の最下位まで成績が落ちたら、もう優勝は絶望だろう。
果たして、今季10月にヤンキースが残っているのか…と、初夏なのに、もう初冬の季節を思ったりもする。
なんのせいか…。

松井選手もまた、ここ数試合いいところがなかった。焦っているのか。

しかし、今日。本当に久々にホームランを打ってくれた。それもバカでっかい135メートルもの長距離のホームランだった。センターへ向かって高々と、5号2ランホームラン。

ヤンキースの得点はこの2点だけだった。
なにも書きたくなるような事柄がない。あったのは、松井選手の2ランホームランだけ。

連敗すればファンのボクだけが寂しんじゃない。ヤンキース全員が寂しがっている。
このままでは、何の問題の解決にもならない。問題は簡単だ。連敗から脱すればいい。
そして、連敗したぶん、連勝していければそけでいい。

がんばれ! 松井選手! ヤンキースたちよ!
ボクはいつまでもいつまでも松井選手をここニッポンから応援し続けていますから…。
寂しいけれど、ボクは「夢」をあきらめていないということです。今日松井選手が打ったたったひとつのホームランは、ボクには「希望」に見えたから…。
高く飛べ ボクの「夢」 そして松井選手の「夢」よ 今日のあの白球のように …。

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by mlb5533 | 2007-05-30 01:01 | 第四章

ヤンキース3番打者

この試合を落とせば、自力優勝が消滅する…と、すでにこの時期に早々と危険信号が出ていました。
落とせない試合でした。
結果は、
NYY 8-3 BOS

このカードは2勝1敗で、ボストンとは、9.5G差になりましたが、ゲーム差は「遙か彼方」でしょう。

21勝24敗 が、いまのヤンキースがいる位置です。
現在ALの首位打者には、ジーター選手とポサーダ選手が。ホームランは、ロドリゲス選手が18本でトップ。打点もロドリゲス選手の43打点がトップ。ボストンのオルティーズ選手は37打点で5位です。こんなに打てる打者がすらりと並んでいるのに…。
ベースボールは、打つだけではダメのようです。投手力…が安定していないと…。

さて、そんなモヤモヤのなかで、松井選手がボストンの大黒柱・シリング投手から4号2ラン!
右翼席にライナーで飛び込むホームランを1回に打ち込んでくれました。これがこの試合の弾みになったようです。先発ペティット投手は7回1失点の好投で、勝利投手。3勝目。

最近、松井選手が3番に入っています。この打順から、かつての松井選手を思い出します。確か、4番には落ち合い選手だった…あの中日戦では。セ・リーグ最終戦。ここで勝ったチームがリーグ優勝という大一番でした。若々しい松井選手は、あのプレッシャーのなかでホームランを打ち込んだものでした。
そしていま、松井選手は「天下のヤンキース」が危機感溢れる中で、3番打者です。この危機感は、ここ数年なかったほどのひどい状態です。まだ5月だというのに、「今季優勝はナシ」とまでメディアに書き込まれたヤンキースです。

松井選手が3番を打て、と指示しているトーリー監督さんの心の中ではきっと松井選手の「中距離打者」としての持ち味ではなくて、本来の「ニッポン製・長距離打者マツイ」を、体現させたいのでは…と、感じます。そしてこの試合で、トーリー監督の「夢」が現実になった…と、ボクは勝手にドラマを創りながら試合結果を追いかけていました。
3番打者です。チームへの責任は、他の打順を打つ時とはまったく違ってきます。もちろん、下位打線を打つ選手に責任がないというのではありませんが、打席数も多くなりますし、得点チャンスが増しても来ます。そのとき、です。「ここで打ってくれ!」の機会が多くなる打順に、松井秀喜選手が座ったと言うことでしょう。
かつて、巨人軍に長嶋茂雄選手がいました。あの選手のもの凄いところは、「ここで打ってくれ!」のとき、いとも簡単に安打する選手だったとの伝説が残っています。
「記録よりも、記憶に残る選手」という言葉を贈られた選手、それが、ナガシマだった…と。

松井選手もそんな選手になれるチャンスが来たのです。トーリー監督さんの「命令」です。

4号2ランは、まさしくそんな「夢」をのせて右翼席に飛び込んでいきました…。
まだ5月。なにが起きるかわかりません。筋書きのないベースボールの舞台は、ボクに言わせれば、1幕2場ってところ。…これからです。
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by mlb5533 | 2007-05-25 12:39 | 第四章

期待していましたが、今日の結果は5打数の0安打でした。
といっても、試合結果はNYY6-2BOSで、ヤンキースがボストンに借りをひとつ返したのでホッとはしました。ロドリゲス18号2ラン、ジアンビ6号ソロもうれしいニュースでした。

昨年、ボストンはとくに後半、バタバタと連敗が続き、このブログでも「がんばれ ボストン」と書いたものでしたが、今季はあまりにも強すぎて。いったいどうしたんでしょうか…。
NYYとは9.5G差、いくらなんでも遙か彼方の距離ですが…。ボストンが強すぎるのか、それともNYYが弱くなりすぎたのか…。

近頃の松井選手は好機に凡退続きで、いいところがありませんねぇ…どうしたんでしょうか? と不安になっていたのですが…。
そんな中…ボクは「あるひとつ」の期待がありました。なんだったのか、というと昨日のメッツ戦の試合のことです。久々に「?」と小首をかしげて、ボクはひとりニタニタしてました。

5打数3安打の久々の猛打賞はさておき、うれしくなったのはそんなことではないのです。松井選手が打った打球の方向。みなさんもお気づきではなかったでしょうか? 松井選手の打球方向でした。これが、気になって。
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第1打席 1回表 二死走者なし メーン投手(右)  左翼線二塁打
第2打席 3回表 一死二塁  メーン投手(右)  右中間二塁打
第3打席 4回表 二死走者なし  メーン投手(右)  左飛
第4打席 6回表 二死一、二塁  ショーネワイス投手(左)  左飛
第5打席 9回表 先頭打者  ハイルマン投手(右)  左前打

そうなんですよ、5打球のうち、4打球は左へ飛んでいます! それも、遠慮なく強い打球で飛んでいきました。なんでもっと早くこの打撃をしてくれなかったのか…。いままでの試合中でも度々ボクは「左に打って!」とテレビの前で叫んでました。オープン戦からこの打球が打ち込める松井選手を頼もしく感じて、公式戦でその打ち方をしている松井選手を「夢」見ていたものです。かつて巨人軍の左打者・篠塚選手のようなレフト線に運ぶ打球です。決して流し打ち、ではなく、バットでビシッと叩く打法。まあ、正直まだまだ松井選手のレフト方向へ打つスイングは、ライト方向に打ち込んでいくスイングに比べれば「美しいなぁ」とは言えません。なんとなく、「不慣れな感じ」がします。でも、です。松井選手がこの打法を完全に自分の「もの」にしたとしたら、ぞっとするほど偉大な打者になれる可能性が高まってくる…と思っています。

ボクにとっての松井秀喜選手は、本来、長距離打者です。
ボクたちには信じられないほどの丈夫な体をご両親から授かった選手。腰の回転、左肩の上下移動、左足の強さはボクたちでは想像できないほどの「馬力」を秘めている選手でしょう。その選手が、ライト方向に運ぶ打撃をレフトにも打ち込めるとなると…そうなんですよ、本塁打が増産されるという暗示なのです。これが本来の、松井秀喜選手の姿ではなかったでしょうか?

ボクはまだ、この期に及んでも、松井秀喜選手は「我が国が誇るホームランバッター」と信じて疑いません。チームの為に…を、常に言葉にする松井選手にボクは頭が下がりっぱなし。でも、です。ボクはやっぱり…松井選手の2塁打よりも…いざというとき、ホームランを打ち込んでくれた巨人軍四番打者・松井秀喜選手の姿が忘れられないのです。大リーグとは環境が違う…という言い方が正しいとはわかっているし、彼の打撃を批判しているようで、忘れなければいけないと心ではそう思っていても、でも、ボクのこの目は松井選手が打つホームランの姿を覚えています。この耳が、あの甲高い衝撃音を覚えています。松井選手のホームランの姿と音が、ボクには消えずに残ったままなのです…。

今日は松井選手の苦手なウィークフィールド投手でしたが、彼からも本塁打は打っています。
さて、明日もボストンとの試合です。それこそ、チームの為にも、そして自分自身のためにも、松井選手がホームランを打ち込む姿をボクは「夢」見ています…。
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(写真はサイスポサイトとYahoo!スポーツサイトより)
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by mlb5533 | 2007-05-22 18:09 | 第四章

以前からそう思っていましたが、松井選手のプレーにはどこか文学的な印象を感じさせてくれます。
6日の「2000本安打達成」もそうでした…。

現地ニューヨークは日曜日。快晴のヤンキースタジアムで、午後1時05分から始まったシアトルとの対戦。空は青く、芝の緑が眩しい。あと1本で日米通算… そんな期待を抱いてスタンドで観戦していたのは、若干の日本人ファン程度だったことでしょう。そんな大記録がかかっていることを知っている現地ファンは少なかったのではないでしょうか。

6回の第3打席で左翼へフライを打ち上げた。白球は空高く舞い上がった。高く高く、上がった。
なかなか落ちてこない。空の青の中に白球は吸い込まれて、やがて微かな点となる。
光が微かな点を透明にさせる…。
左翼はマリナーズ4番打者であり、名手イバニュエス選手。彼はグラブで太陽の光を遮り、僅かな点を見失うことなくその落下点に体を置き、捕球の姿勢を確保した。そして、捕球寸前、グラブを差し出した途端、イバニュエス選手の目には影が消えて、光でいっぱいになった。彼の両眼を照らしたその光はサングラスをしても、影を創ってはくれないほどの眩しさだった…。青い空から降りてきた突然の訪問者のように、松井選手の打った白球は誰の手にもふれることなく、地上の緑の芝に落下して、着地して、転がった。白球と芝の緑と、そして空の青色が区別できたのは、松井選手が打ちあげた球が地上に落下した後のことだった…。
この瞬間、松井選手の2000本安打が達成した。光の群れが白球を包んでいた。

あれは、イバニュエス選手の「エラー」ではなく、堂々たる「2塁打」だった。自然界の中で人間が躍動するベースボールのプレーが創り出した「安打」だ。ボクにはこの上なく素敵な安打に見えた。松井選手らしいなぁ、とさえ思え、ひとり部屋の中で歓声を上げてしまった。これぞ、松井秀喜選手の物語だ、と確信さえしたドラマチックな「2000本安打達成」ではないか!
大リーグのルールでは、太陽の光で白球を見失った場合、「安打」と判定するはずだから…としいう事だけをボクは信じた。
そうしたら、案の定そうなったから、余計うれしかった。まるで我が事のように、照れくさく、うれしさを隠せなかった。

青空の光たちが松井秀喜選手に味方した。

ご本人松井選手も、「エラーだと思ってた」というから、楽しい。
野球の神様が松井選手に「光を与えて」くれた。神様からの贈り物、それがこの「2000本安打」…。
ボクは、そう思いたかった。

この大記録は、、昨年達成すべきだったけれど、「あのこと」でこの大記録達成は1年待たされた。昨年、松井選手はグランドの外でリハビリに力を注ぐ。復帰した試合では、4打数4安打と打ちまくった。主将のジーター選手も苦笑したほどの大活躍をしてくれた。
そして、今季。松井選手は「光」を友だちに出来る選手になった。なにかまたひとつ、ボクの目にはまだ見えない新たな何かが加わった選手になった。
左翼に飛んだ打球が2000本安打になったけれど、左翼は松井選手のポジションである。そこに「光」があたっている…。

2001安打は、右翼へ。この安打はごくごく普通の安打だった。

6日のこの試合、光があったのは松井選手だけだった。
フェルプス選手は城島捕手にしなくてもいいような危険なプレーをするし、プロクター投手は報復危険球を投げて、けんか腰になるし…。7回裏はクレメンス投手の復帰を演出するし…、両監督は退場になるし…で、ベースボールの試合ではない。ドタバタ演劇を見せられたようでどうも後味が悪かった。

そのなかでの松井選手の日米通算2000本安打。この薄汚れた試合で、たったひとつの「光」であったし、そして「夢」の輝きでもあった。舞い上がれ、打球! 大空高く 舞い上がれ!

松井秀喜選手 「2000本安打達成」 おめでとうございます!

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by mlb5533 | 2007-05-08 03:41 | 第四章

5連敗の屈辱

遂に…というか、やっぱり…と言うべきか。
ボクのヤンキースがシーズン中の順位表で、最下位、を記録してしまった。ここに記録されたのは、もう何10年か昔のことではなかったろうか。少なくとも、ここ数年間の順位表で、最下位チームになるなんてことはなかった。

5連敗のヤンキース…。
8勝11敗 勝率は.421
なぜこんなことになったんだろう。
A・ロッド選手がいると優勝できない…などとイヤミを言う人もいる。とんでもない、A・ロッド選手抜きにしていままでの8勝は出来なかった。では、なんだろう?

11敗のゲームをふり返ってみよう。
6-7、4-6,4-6,1-5,4-5,4-5,6-7,5-7,6-7,8-10,4-6
この数字は、NYY-相手チーム、の得点だ。
4月11日の対ミネソタ戦の1-5以外は、すべて4得点以上獲っているのに負けている。
5得点以上あげた試合は、5試合もある。8点とっても、負けてしまった試合だってある…。
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敗戦の原因は、明らかに投手力の低迷によるものだ。
ペティット投手がかろうじて、防御率1.78で踏ん張っているが、あとは…。
とにかくヤンキースの投手陣の立て直しを急がなくてはこのままでシーズンを終えることになる。

今季4月のヤンキースは厳しいスタートになった。首位をいくボストンは12勝7敗、勝率.632だ。その差は、4G。差だけ見れば、まだ大丈夫かもしれないが、今の投手力のままではこの差は開く一方だ。

なにひとつ明るいニュースがないヤンキースで、松井選手が今季初ホームランを打ってくれたことだけがなぐさめだ。せっかく打った初ホームランの試合だけは勝利に繋げて欲しかったのに。

試合後、松井選手は記者たちにこうコメントしている。
「危機感を持たなくてはいけない。この時期だからとかでなく、連敗しているのは事実」
と、かなり厳しい表情で語っていたという。

いまこそ、ボクたちはヤンキースを見捨てるわけにはいかない。悔しくて仕方ないだろうけれど、明日からは本拠地YankeesStadiumに帰って、目下絶好調のトロントを相手する戦いが待っている。
先発はエース・ペティット投手。なんとしても、連敗を止めて欲しい。

復帰したばかりの松井選手でさえ、「危機感を持たなくては」といっているのだから。
松井選手はもとよりのこと、A・ロッド選手はじめ打撃陣のなお一層の奮起と、投手陣のなお一層の踏ん張りをしていかなくては、「夢」を追いかけるどころか、もはや最下位脱出の道はないのだから…。
がんばれ ボクのヤンキース!!

                          松井選手1号本塁打
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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-25 13:02 | 第四章