カテゴリ:第四章( 52 )

恥ずかしい試合でした…。
こういう試合も書き残しておくことにします。試合結果は、
NYY8-10TB

試合後のボクの感想は、「それでも君たちは王者ヤンキースか! こんな試合をして、観客の皆様になんとお詫びをする気なんだ! 全員 その場で土下座! まったく! 恥を知れ!」
と、悲しさを通り越して、怒りさえ感じました、この試合には。

ボストンで3連敗して、今日はタンパに移動。気分一新して…と思いきや、3連敗の「負け癖」から脱出していません。恥の物語は先発井川投手の制球不安定から始まりました。2回、3ランを打たれたところで、
NYY1-4TB

もし、勝ちに行かなくてはならない重要な試合だったらトーリ監督はさっさと井川投手を交代させていたことでしょう。このままでは、井川投手は「二流以下の投手」とレッテルを貼られても、仕方ないです。ポサーダ捕手の構えたミットから大きくはずれっぱなし! いい例が、岩村選手との対戦です。外に外すボールを要求しているポサーダ捕手のミットだったのに、外角ストライクを…。外角打ちで打率を上げている選手に「ハイ、打ってください」のサービスボールを投げたら、打たれますよ、これは…。もう、井川君ったら! しっかりしなさい! ボケッとしてないで目を覚まして!

カブレラ選手! 君もです、君も! 昨年の活躍はどうしちゃったの? 昨日までのボストン戦だけじゃない。開幕からずっとチャンスに打っていないぞ。このままだったら、ただの外野交代要員にさせられちゃう。君はそんなグズ選手じゃなかったぞ…。思い出せ! 自分のパワーを。まわりを気にしすぎ! 君はヤンキースの立派な一軍選手であるのだぞ。プライドを取り戻せ!

ジョンビ選手! なにやってんだ、あのキョロキョロプレーは。あすこは走ってホームを狙うべき時、でしょ! たとえ、クロスプレーになっても、ですよ! んーーー。

ジーター選手! あの送球はなんだ! 手抜き、としかみえません! 君らしくないです! 
いくら自軍の投手陣がぼっこわれたって、それをカバーするのがデフェンスでしょ。なんですか、あの一塁への送球は。ビシッと投げなさい!

松井選手! まだ春が来てません! 14打数-3安打です。打率.214、これが現実。安打が出なければダメです、安打が欲しいです、ボクは! 「松井選手は復帰後、犠打で打点をあげました」なんてメディアの同情したような記事は見たくもありません! ボクの松井選手は、チャンス打つ…いつまでもそんな選手のままでいてください。それから、ボクはこんな井川投手を見たくありません。今日はコッテリと、松井選手からも彼をシボっておいてください。正座させてもいいですから…。松井選手から、お小言を言ってあげたほうが、井川君にはキクかもしれないから…。井川君、なんだか、チームメイトに甘えてる…そう見られても仕方ない。なんとかしてくれる…とか思ってるのかもしれない。彼の口から、いつまでもおんなじコメントは聞きたくないです! もう四月後半ですよ!

A・ロッド選手ひとりが頑張ってるチーム、それがいまのヤンキース。
こんなチームは、ボクのヤンキースじゃない! 走攻守、すべてが美しく、どんなチームと闘ってもプライドを感じさせるプレー。それが、ボクのヤンキースだった。チーム全体から、結束力が伝わってくる、それがボクのヤンキースだった。草野球なんてしない、それがボクのヤンキースだった。

A・ロッド選手が2本塁打もしているのに。それでも勝てないなんて…。4連敗なんて、ヤンキースがすることではありませんよ…まったく。
今日は、歴史に残る恥ずべき試合だったです。写真はいいです、今日は。文字だけにします。

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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-24 12:56 | 第四章

好敵手との3日間

今日の試合はボストンにとって、なんとしても勝たなければならない。そして、ヤンキースにとっても今日は絶対に打ち勝つ必要があった。お互いに今日の試合だけは、負けるわけにはいかないのだ。
ボストンフェンウェイパークは、試合開始直後から異様なほどの熱気がスタンドに漂っている…。

4月、ALでの両チームの流れは、ヤンキースが勝率5割でレッドソックスは7割。毎年のことだがヤンキースの開幕月はこんなものだ。しかし、ボストンが違っている。ボストンは例年こんなにもスタートダッシュするチームではなかった。ヤンキース同様、過去4月はさほどの成績を挙げているチームではなかったのに…。
もし、ヤンキースが今日の試合を落としたら、フェンウェイパークで17年ぶりのスイープを許すことになり、勝率は5割を切ってしまう。3連敗したら、ボストンにまたとない好機を与えると同時に、弾みをつけさせてしまう。そして、今日はこともあろうに、先発投手はあの松坂投手である。
だから、ヤンキースはなんとしても、「打ち勝つ」必要があったのだ。

ただ、ヤンキースの戦力は確かにフルパワーという訳ではない。
投手力は現在、どんなにひいき目に見ても「Cランク」なのだ。この大切な3連戦で昨日先発したのが、ジェフだったことを見ればわかる。決してジェフ投手個人を「Cランク」と言うのではなくて、投手力全体のことだ。先発投手が機能していないとのハンデを背負っての3連戦だという意味である。だから、いまのヤンキースが勝つ為には「打ち勝つ」以外の戦術は見つからないのだ…。今日の試合も、経験のないライト投手を先発にしている。
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松坂投手とライト投手。

松坂投手の攻略は簡単だ。彼の肩が温まらないうちの、立ち上がり1,2回に打ち込めればなんとか勝算はたつ。中盤まで松坂投手をマウンドにいさせるようなことになったら、なかなか攻略することは難しくなる。彼はそういう特徴を持った投手なのだから。神に祈る気持ちで、ヤンキースの早めの打撃集中を願って観戦していた。そして、神に祈る気持ちで、ライト投手の好投を願って見守る。ヤンキースを応援するボクは、初戦をリベラ投手で落としたことが今更ながら悔やまれて仕方がない…。

案の定、ヤンキースは松坂投手の立ち上がりを叩いた。
制球が定まっていない松坂投手から、死球のA・ロッド選手と四球のアブレイユ選手を塁上において5番ジョンビ選手がセンターへ2塁打。2点のタイムリー先制打。
3回、またもジョンビ選手のタイムリーでデーモン選手が得点して、3点。

BOS 0-3 NYY

ヤンキースの先発ライト投手がなんとか3回2死まで押さえている…。
しかし…野球の神様は、この若きライト投手に、彼の人生でもっとも困難な試練を与えたのである。

4番 ラミネス選手
5番 ドリュー選手
6番 ローウェル選手
7番 バリテック選手

の4人に、連続本塁打を打たれてしまう…。ボストンレッドソックス100年の歴史で、4者連続ホームラン記録は今回が球団史上初めてである…。4点の獲られ方が若い経験のないライト投手にはあまりにもむごかった。ボクはじっとテレビ画面を見つめて奥歯をかみしめることしか、出来なかった…。2死までいっていたのに…。悔いても悔いても、彼の心は沈んだままだったことだろう。ライト投手の気持ちを察すると、ボクは悔しさを止めることが出来なかった。
「なんてことすんだよ、野球の神様は…。ライトはまだこんな若さじゃないか…。ひでぇよ…」
大舞台経験ゼロのライト投手と1億ドルの松坂投手がいま同じマウンドで闘っているというのに…。

BS中継の解説者とアナウンサーは、そんなことには触れようともせず、
「スゴイ、やりました」「ヨシッ!」と絶唱を繰り返す。この解説者とアナウンサーは昨年まではヤンキース側のコメントが多かったのに、なぜか今季からボストン側のコメントが目立つ。手のひらを返した彼等の解説にも、ボクは悲しみが増した。

BOS 4-3 NYY
4回、ライト投手の姿はどこにも見あたらなかった。

テレビ画面は熱狂するボストンファンを映し続けている…。
ボクは痛々しい場面を見続けながら、思った。
ライト投手にとっては、この試合は生涯忘れないだろう、と。自分を辱めた出来事として、忘れることがないだろう。この屈辱を胸にきちんと仕舞い込んで、今後先発するマウンドでの活かしていくに違いない、…と。そうしなければライト投手の先発する意味がなくなってしまう。
「神様、あなたにひとつ貸しておきます…。いずれ、返してくださいよ」そうボクは思った。

やがて試合は動く…。
5回だった。ジーター選手がここで松坂投手から同点のソロホームランを打ち込む。今シーズンの第1号本塁打を、ボストンマツザカ投手から打った。
これで、
BOS 4-4 NYY
このホームランでライト投手の「負け」が消えた!
今日ほどジーター選手が頼もしく見えたことはない。これこそ「ヤンキースのキャプテン」の証明だ。
この一振りは、ライト投手の傷ついた心を癒したに違いない。ボクは、そう思いたのだ。
ジーター選手が打ったホームランだから、意味がある。ボクにとってジーター選手のこの本塁打は、ヤンキースの「チームプレー」としての意味があり、この試合で、しかもこの場面で打ったのが、キャプテン・ジーター選手だから、その意味は深まる。

6回。
ヤンキースは更に松坂投手を攻める。カノー君とミンケイビッチ選手が連打して、1,3塁。
カブレラ選手がショートゴロのゲッツーの間に、カノー君が生還して、
BOS 4-5 NYY
4者連続本塁打がこの時点で、帳消しになった。逆の言い方をすれば、松坂投手はこの場面で4者連続本塁打の大記録を自ら帳消しにしてしまった、守りきれなかった、とも言える。そして、驚いたのはその6回裏、ボストンの攻撃の局面だった。ヤンキースはなんと、ペティット投手を中継ぎに送り出したのだ。トーリ監督の「意地」にボクは納得できる。「負けるわけにはいかない」のである、今日の試合は。ペティット投手は、2番ユーキリス選手を四球で歩かせたが、オルティーズ選手をダブルプレーできっちりと仕事をしてマウンドを降りた。

ボストンは松坂投手がマウンドを誰にも譲らず、投げ抜いていく…。
そして、あの7回裏。プロクター投手がマウンドに立った…。防御率2.45、ヤンキース中継ぎ陣の柱である。ところが、この日好調のラミネス選手、ドリュー選手に連打されて、ローウェル選手に2打席連続となる3ランホームランを浴びてしまった。
BOS 7-5 NYY

8回、投球数100球を超えてもマウンドには松坂投手が続投だ。この回の先頭打者A・ロッド選手がこの日初のヒットを打った場面で、ようやく松坂投手はマウンドから降りた。その直後、ヤンキースは1死満塁と攻め立てたが、カブレラ選手の内野ゴロで1点挙っただけの悔いが残る攻撃だった。
BOS 7-6 NYY
そして、9回。1番デーモン選手からの好打順だが、ボストンのパペルボン投手に押さえられて試合終了。3連敗だった。
この結果で、ヤンキースの勝率は5割を切った。首位をいくボストンとのゲーム差は4.0と突き放されてしまった…。

おそらく各メディアは今日の試合を例によって「マツザカ」記事に仕立て上げることだろう。寄りによってA・ロッド選手とジーター選手に死球を投げたことだの、A・ロッド選手を2奪三振した球質はなにかだのと…、そして対ヤンキース戦は「自責点6」であったことよりも、「2勝目」を大々的に報じることだろう。好きにすればいい、とボクは思う。マツザカの話題作りに熱をあげて、ベースボールの物語を伝えないメディアには、もうウンザリしている。はっきり言って、マツザカはヤンキースから6点獲られているのだから、彼個人としては「ヤンキースに勝てました」とは思っていないはずだ。
ボクには、これだけ騒がれて太平洋を渡った松坂投手を「大リーグの投手です!」とは現時点ではまだまだ言い切れないでいる。なぜなら、ボクにはあの「野茂英雄投手」の活躍がいまだにこの目に残って、忘れなられないでいるからだ。野茂投手を忘れようと心で思っても、この目が覚えているから…。
松坂投手もボクは心の奥底では、実はそんな投手になって欲しい、と願っているのかもしれない。このままでは、メディアの「好餌」になりかねない、との心配さえあるのだから。
野茂投手の魂を受け継ぐニッポンの投手、それが松坂投手…と、ベースボールを愛する人々からそう言われて欲しい、と願っているのかもしれない。真の大リーグ投手…と。

さあ、いよいよ明日から、松井秀喜選手がヤンキースに帰ってきてくれる。その上、先発は井川投手だ。ボクはまたヤンキースを応援し続けます。
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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-23 17:14 | 第四章

では、赤い靴下さんのリクエストにお応えして…。負けちゃったけど、書きますよ。

1時間ほど前、仕事から戻りました。スポーツニュースには間に合いました。詳しい試合の流れはサイトで。試合結果は昼間にわかっていましたが、どんな試合展開だったのか…それを知りたかった。

シリング投手からA・ロッド選手が2打席連続本塁打を打ったのは頼もしく感じましたが、今日の試合はリベラ投手の大誤算。…でも、キャッチャーがポサーダ捕手ではないのが気になります。
リベラ投手の捕手はポサーダ、とふたりの関係は鉄則なのに。なにかあったのでしょうか、ポサーダ捕手に。こんな大事な試合だったのに… 気になってます。
明日の試合は彼がいるといないとでは、試合展開がずいぶん違ってくる気がしますが…。

さて、この試合。結局ボストンが逆転して
NYY 6-7 BOS

特に印象的だったのは、A・ロッド選手のシリング投手からの2打席連続本塁打、ではなくて、ボストン「岡島投手」の9回登板の場面です。その差は僅か1点、でした。
リベラ投手からボストンの下位打線が「奇蹟のバッティング」で大量5点を奪って、7-6と大逆転して試合をひっくり返した直後です。ボストンファンで埋まった地元フェンウェイパークに、大歓声を受けてマウンドにあがりました。
「オカジマ? ホントかいなぁ…」
その昔、東京Gの大ファンだったボクには彼の名前は懐かしい。昨年、日本ハムを優勝に導いた投手のひとりですが、こんなもの凄い場面で、いきなりストッパー役なんて出来るのだろうか…。
ボクにはなんだか、オカジマ投手が心配です。だって、打順は2番ジーター選手からなんですから。
ヤンキースにしてみれば、絶好の打順ですよ、これは。
なのにです…ジーター選手が2塁ゴロ…3番アブレイユ選手がしっかりと四球で出塁。さあ、我がチームの千両役者A・ロッド選手の登場です。シリング投手から2打席連続の本塁打を打ち目下温度は沸騰点。打席に入ったA・ロッド選手の眼差しが明らかに違っています。完全に戦闘モード。この目で岡島投手をにらみました…。で、A・ロッド選手が打ったら、2塁手の正面の浅いフライでした。トンプソン選手が三振…。ゲームセット。これで岡島投手は、大リーグで初の「セーブ1」をあげたのです。
2007年4月20日(現地)、今季ヤンキースとの初対戦のことでした…。
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結果、岡島投手はヤンキースの2番から5番までの主軸から安打を許しませんでした。

ボクは予感がします。今季のボストンというチームが変貌していく、と。この岡島投手の加入はヤンキースファンのボクにとっては、驚異の存在になりかねない…とさえ、感じます。変化球の岡島投手は、あの変則投法です。大リーガーの誰もが経験してことのない投球スタイルでしょう。
球がどこに飛んでくるのか、まったくわからない…あの「下向き投法」と、あの変化球。今日の試合で、全米のベースボールファンは「オカジマ」の名前を知らされたことでしょう。
そう、ボストンには「マツザカ」のほかに「オカジマ」がいるということを…。ヤンキースの選手たちもこれで彼の存在を知りました。

試合後、岡島投手は記者の質問攻めに会った様子です。
「久々に興奮しましたね。うれしかったです。まるで優勝したみたいだった」
と、子供のようにはしゃいでいました…。

今日の試合は、岡島投手がボストンに「勝利」を導いたとボクは思います。東京Gを出たとき、いつしか彼の名前は日本の野球ファンから忘れ去られていました。それが今日、大リーグの名勝負物語「NYYとBOS」にまたひとつの伝説を書き加えたのです。…オ・カ・ジ・マ、の名前を。我がヤンキースは、A・ロッド選手の2本の本塁打でも勝てなかった。しかし、不思議なことにボクは悔しさが起こってきません。むしろ、「岡島投手の9回登板」を演出したボストンのフランコナ監督さんの采配に感動してしまった…のです。こういう試合を見せられては、NYYの投手力が心配になりって仕方がありません。さあ、第2戦の幕があがります。どんな試合を見せてくれるのか、そしてまた新たにどんな伝説を書き残してくれるのか…「NYYとBOS」への興味は消えることはありません。

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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-22 03:11 | 第四章

脚本のないドラマ…それはベースボール、とはよくぞ言ってくれました。
今日の試合はまさに、それ、でした。

誰ひとりとして、こんなドラマが待っているなんて予想さえ出来ません。
9回裏 CLE6-2NYY とスコアボードに記録されています。
トップバッターのカノー選手がセカンド後方のフライを揚げて1死、続くカブレラ選手は遊撃ゴロになって2死…。NYYの敗北は99.9%を指し示しています。
さあ、みんな今日は帰ろうよ…明日からボストンだし、さ。クリーブランドが3連敗するわけないし、ねぇ。

…フェルプス選手が打席に入っても、誰も拍手なんてしない。最後の打者を見たくないのは、ファン心理。
「カッキーーーン!」
あらッ…ウソ! うそ うそでしょうよ…センターに深々とホームランしちゃったぁ。

と、言ってももう9回2死の場面。相手投手は「別にぃ~~」って、まるでなにも感じていない様子。
CLE6-3NYY

続くポサーダ選手がピッチャーの頭のすぐ上を抜いてセンター前へヒット。
打順は1番デーモン選手に戻って、四球で、一,二塁。でも、2死です。ここで登場したのがNYY貴公子・ジーター選手。左前へタイムリーヒット。
CLE6-4NYY

アブレイユ選手がヒットして、
CLE6-5NYY

塁上にはジーター選手、アブレイユ選手がいます。
ここであのA・ロッド選手が登場です。1ボールから2球目の低めの球を叩くと、左中席に飛び込む逆転サヨナラ3ラン! これで3試合連続の10号本塁打。ハイペースの量産です。

結局、試合結果は
CLE6-8NYY
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見終わって、ボクはヘトヘトに疲れました。早めに点取ってよ…ね。こんなドラマが待っているとは。
次第に、次第に、四月半ばからニューヨークの温度は熱くなってきましたよ。

まるでお祭りみたいに、温度を上げているのは、A・ロッド選手!
トーリ監督もよっぽど感激したのか、ダイヤモンドを一周して戻ってきたA・ロッド選手をしっかりと抱きかかえていました。隣にいたジョンビ選手の顔も紅潮しています。ベンチにいた選手全員、総出でA・ロッド選手のお出迎え。新入生のライト投手君も、なんとまあ大先輩のA・ロッド選手様に対して、ハイタッチする馴れ馴れしさでございました。

A・ロッド選手。昨年末は、聞きたくないことを散々聞かされたと思いますが、なんだか今季のA・ロッド選手は別人のようです。「のびのび野球」を存分に楽しんでいるように見えます。飛び跳ねるし、滑り込むし、オーバーアクションの連続だし…。こっちもつられちゃいます、A・ロッド選手のペースに。
A・ロッド選手、このペースを10月まで…と期待しています。
今日もA・ロッド選手様には感謝でいっぱいです。太平洋の反対側から、A・ロッド選手様にボクは大拍手を贈ります。
「ありがとう A・ロッド選手」

こんな試合こそ、我がヤンキースなのです。人気が出るわけ、よ、…ね。
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by mlb5533 | 2007-04-20 17:43 | 第四章

ニューヨーク現地時間4月18日、米国大リーグ・ヤンキースの井川慶投手がクリーブランドインディアンズとの対戦で先発し、6回を投げ抜き、自責点2の好投で、ヤンキース移籍後待望の1勝目を挙げた。

a0094890_23455263.jpg3回、インディアンズの攻撃で2点を奪われ逆転されたものの、その裏のヤンキースの攻撃ではアブレイユ選手の適時打、ジョンビ選手の2塁打、カノー選手、フィリップス選手、デーモン選手とタイムリー安打を連打して、一挙5点を取り返している。
6回のヤンキースの攻撃では、1塁にジーター選手をおいて、A・ロッド選手の2試合連続の2ランホームランが飛び出して、9得点として試合を決定づけています。

今日は大泉学園にいる友だちと仕事の打ち合わせがあった。彼の自宅に夜7時過ぎの約束だ。彼の新居でもあり、あまり厄介はかけたくない。小さい子供もいるので、例によって外で食事を済ませることにした。巣鴨の商店街をクルマで通り抜け、行きつけの「T食堂」へ。あじの開き定食がいい。で、今晩は「お祝い」なので、野菜炒めと納豆も追加した。みそ汁はアサリにした。
「あら、今日はひとりだけ。みんなにふられたの?」
とは、顔なじみの店員さん。
「今日だけはお祝いだから、ひとりがいいの」
「あら、なんのお祝いなの?」
「井川が勝ったのよ!」
「よかったわねぇ…」

このブログにとっては、折角の記念日になるから、あれこれ考えた。書き出しは…とか。
しかし、そんなことはどうでも良くなった。
うれしい日がまた一日、ボクの人生に増えたのだから。それだけでいい。

それにしても、井川投手はA・ロッド選手に感謝しないと…なんて、思ったりもする。
初勝利の感想を
「チームが勝てて良かったです」
と井川投手はコメントしている。そうだな、と思った。チームが勝った、その勝ちに自分が貢献できた個人的なよろこびは後に回して、まずチームの勝ちを真っ先にあげる。それが「共通の夢」を追いかける集団の中にいる人の言葉なのだろう。もっと個人的なよろこびを表現してもいい場面なのに…。

とにかくボクは、今日一日「いい日」だった。
大泉学園の友だち夫婦には、奥様が好きな「エディアール」の紅茶とジャムをお土産にした。
お子様にも会えたし… いい日になった。

井川投手が、ウイニングボールをチームメイトからもらい、そっとポケットにしまい込んでいた姿が実に青年らしい。試合が決定したら、最後の球は大体がスタンドに投げ込む。しかし、チームメイトもわかっている。イガワにとって初勝利である試合だということを。そのボールを井川投手に贈る…
チームメイトとは、こんな関係を続けている仲間たちを言うのだろう。

さあ、松井選手…。
早く戻ってきてください。
松井選手と井川投手がグランドでプレーする試合を一日でも早く、ボクは見たいな…。

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by mlb5533 | 2007-04-20 03:39 | 第四章

井川慶投手 初勝利!

速報!

ヤンキースのルーキー・井川慶投手が大リーグで初の1勝をあげた。
クリーブランドインディアンズを相手に6回まで、92球5奪三振、自責点2の投球内容だった。

打線は昨日に引き続き大爆発し、A。ロッド選手は6回裏に9号2ランを左翼スタンドに打ち込み、勝利を決定づけた。これでヤンキースは2連勝。7勝6敗とし、勝率を、.538に上げている。

試合結果は
NYY9-2CLE

なお、詳細は本日夜にアパートに戻ったら記事にします。
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by mlb5533 | 2007-04-19 12:16 | 第四章

Rookie登場!

シーズン中には今日のような思いもかけない素敵な試合が突然、青い空から舞い降りてくるからボクはNYYから目が離せないのです。そう、なんのまえぶれもなく突然、なのです。
今日の試合は「素晴らしい記録」ずくめでした、ハイ。

まずは、23歳の2A投手が本日いきなり大リーグに昇格して頑張り、強豪クリーブランドを相手に見事なデビューを飾ったことでしょう。その名は、チェース ライト君(23歳)。真新しいピンストライプがなんともまばゆい、若々しいデビュー戦でした。
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試合開始と同時に、いきなり雨が強くなってライト君の足下が心配です。案の定いきなり、先頭打者に四球を出し、続く打者もまた四球。いきなりの大ピンチです。続く打者がファストゴロの間に、走者は二,三塁へ。四番ハフナー選手がショートゴロの間に、1点。三塁に走者を残したまま、続く打者を内野ゴロに打ち取りました。1失点で済みましたが、ヒヤヒヤの立ち上がりです。
しかし、結果は5回を投げきって、被本塁打1(ハフナー選手)、奪三振3,「自責点3」としっかり踏ん張って、立派な大リーグデビューを飾りました。

a0094890_23503753.jpgヤンキース打線はこの若き投手を盛り立てて、2回裏まで8得点と打撃陣が大爆発です。
ミンケイビッチ選手が移籍第1号を右翼席に放つと、目下絶好調のA・ロッド選手がAL本塁打部門単独首位の8号2ランをメモリアルパークに沈めれば、そのすぐ後に、ポサーダ選手が自己通算200号のメモリアルアーチをセンター右へ深々とスタンドイン。1イニング3本の本塁打をニューヨークの夜空に放って、あっという間に6点を加点です。早々と2回の攻防で8得点あげ、今日の試合を決めてしました。ヤンキースらしい派手なゲーム展開で、その後の流れはいささか退屈気味ではありましたが…。


試合結果は
NYY10-3CLE


おもしろかったのは、今日のニューヨークタイムズ。辛口専門新聞みたいな記事が多いけれど、
「Rookie Shows Some Potential; Yankees Show Some Power」
こんな見出しでヤンキースに珍しく好意的でした。
その記事は、観戦に来たライト投手のご両親のことにもふれていました。
「ライトの父親のデイビッド氏はスタンドにいて写真を撮っていました。家族メンバーと友人たち9人が来ていました」と、記事にしています。さらに、ボストン戦でも投げるのか? との記者の質問に、ライト投手は「それを希望しています」とコメントまで書き込んでいます。この投手は、バッタバッタと三振を奪える投手ではありません。どちらかと言えば、王建民投手に似ていました。打たせて捕る、の投手です。
ボクはベースボールの技法は詳しくないけれど、きっとコントロールで勝負出来る投手なんだろう、と試合観戦でそう感じました。トーリ監督さんも、そのヘンがお気に入りなのかもしれない…と。
まあ、とにかく、スゴイです、エライです、ライト投手。よくぞ踏ん張って投げ抜きました。大拍手です!

ボクのヤンキースは目下、これだけ先発投手陣が壊れちゃったのですから、ボクとしては心配を通り越して、不安でした。書きたくなるような試合も最近少ないし…。
しかし、そんな中で今日のようなマイナー昇格の若い投手が生き生きと投げ込む姿に、まぶしささえ感じます。ヤンキースという人気球団の経営特徴から見て、傘下とはいえ、無名のマイナー選手が昇格するチャンスは数少ない。昨年のカブレラ選手のように、故障者が出たとき、マイナー選手たちはチャンスが巡ってきます。今年は投手陣がその「チャンス」到来なのでしょう…。

Rookie…と言えば、そうです。井川投手。明日で3回目の先発になります。
彼にまだ、勝ち星がありません。
対戦相手のインディアンズがこのままじっとしている訳がありません。今日のところは「サービス試合」をしちゃった格好ですが、明日は違います。同地区のタイガースが昨年同様に好調を保っています。なんとしても明日は「勝ち」に来るはず。ヤンキースとて、明日の試合は勝ち越しか負け越しかになる分岐点の試合です。こっちだって、負ける訳にはいきません。
ノーコンのイメージが強い井川投手が果たしてどんな投球を本拠地で見せてくれるのか。
今日のRookieライト投手に続いて、初の勝ち星を是非本拠地で飾って欲しいものです。
明日は久々に楽しみな試合ですぞ…。

A・ロッド選手「ミンケ、明日イガワだぞ。ニッポンで中継だそうだが…。お前、明日も打つ気あんの? オレは打つよ。NY152のブログでほめられてるし…」 ミンケ選手「!…?」
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なんておしゃべりしてたら楽しいけれど…ね。

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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-19 00:04 | 第四章

7日のオリオールズ戦で太ももの裏に肉離れを起こし故障者リスト(DL)に入っていた松井選手が23日のデビルレイズ戦で復帰するようです。確かにあの日は雪が舞い散る寒いグランドでした。
松井選手の打席がまわってきたのに、松井選手が打席に立たない…どうしたんだろう?
あの瞬間、ゾッとしましたが、アナウンサーが「どうやら、太ももを痛めたようです。ただ、さほど心配はないようです」とのこと。「この寒さが原因なんだろう」と、ボクもそのアナウンスを信じて、試合の流れを見ていました。

その後、松井選手は15日間の故障者リスト(DL)入り、との新聞報道にはビックリでした。
「え~~、またかよぉ…」
と、昨年のあのことが蘇って、落ち着きません。その後、トーリ監督さんやコーチたちのコメントが紹介され、大事に至っていないとのことで、ホッとしました。

そうなると、23日が待ち遠しくなります…

ボクたち、松井選手ファンにしてみれば、開幕から僅か5試合で雲隠れされたのですから、正直「開幕」している実感がまだ乏しいです。いや、ボク自身、松井選手が開幕した! …との実感までは至ってません。開幕試合は勝ったけれど、開幕男・松井選手が今季は…地味なスタートだったなあ、なんていう程度のうすボンヤリした開幕戦でした。

で、ボクはここでまた悪い癖が出始めました。23日のデビルレイズ戦のことです。
この日を、「松井秀喜選手の開幕」としよう、と。この頃になれば、ヤンキースタジアムに戻ってもいくらなんでも雪は降らないでしょうから…。さらに、ボク自身の仕事のスケジュールから見て、この週はラク。ラッキーなめぐり逢わせです。じっくりテレビ観戦を楽しめそうです。23日より前週間のボストンでの試合は仕事の都合上、テレビ観戦はできません。例によって「YES」の録画を見ることになりますが、この週なら「生」です。
デッカイ声出して、ひとりこのアパートで応援できます。ラッキーな松井選手の「再開幕日」です。

さて、マッティングリーコーチは松井選手をこう評していました。
「彼は明らかに長距離打者だ。しかし、本塁打だけを狙う打者ではない。試合の展開でどういう打撃が得点につながるかをわかっている。彼のような打者は稀だ。チームには絶対に必要な選手」とコメントしていました。一時期、そう…松井選手がヤンキースに入団して六月頃でした。ボクは松井選手間打撃を見ていて、不愉快になったことがありました。ホームランが出ません…。二塁打ばっかり…。あるいは、一塁側への「進塁犠打」だったり…。
「こんな打撃をするために松井選手は太平洋を渡ったのか!」
と、怒りさえ感じたものでした、あの頃は。
「それでもお前は巨人軍の四番打者か!」
と、本気で松井選手の打撃を疑ったことだってありました。ええ、まだ03年の頃でした。
皆様もあの当時の松井選手の打撃が、巨人軍時代とは大違いだったので、腹立たしく感じた方もおられませんか? ボクも、例外ではなかった。
「大リーグにこびてる、松井選手は!」なんて、ド素人丸出しの文句をテレビに向かってぶつけた日もありました…。お恥ずかしい話ですが、いまではボクにとって、この頃が一番懐かしいです。

しかし…
次第に、…徐々に、ボクも現実のMLBの奥の深さを知り始めていきました。松井選手がどれほど異国の「ベースボール」を知ろうと努力、精進しているか。MLB投手が投げ込む球がどんな球質か…、リベラ投手の「魔球」とは…、変化とは…を、ボクもテレビなどで知り始めていきました。ヤンキース以外の選手たちにも、特に投手陣を中心にMLBの世界を覚えていきました。

長嶋茂雄監督さんが、その昔こんなことを言っていました。
「記憶に残る選手と言われて、たいへん光栄です。それはきっと、ファンの方々がここで打って欲いという場面で運良くヒット出来て、得点になったことが多かったからでしょうね」と。

打点。
チームの勝ちに最もつながるプレー、打点。それがたとえ「外野フライ」であろうとも!
打点王、とはつまり、チームの勝ちに最も貢献した選手、と言うことになります。
松井選手は、皆様もとっくにご承知の通り、03年の大リーグデビューの初年では「106打点」を叩き込んでいます。初年度で、です。
あの派手な満塁本塁打のデビューもさることながら、「進塁打じゃねぇか、そんなのぉ、松井らしくねぇぞ!」とか打点をあげても「ただの外野フライさ」だの「また単打かぁ~」と嘆きたくもなります。特に巨人軍四番打者・松井秀喜選手のあの頃の打撃が目に焼き付いて離れないファンの方々には。
うん、確かにそうでしょう。でも松井選手は現在ヤンキースの選手なのです。ヤンキースを勝ちに導くために「助っ人」ととして太平洋を渡った選手です。

松井秀喜選手の選手としての「使命」は、「打点」なのです!
トーリ監督にして「マツイは打点をあげて欲しい」と明言しています。監督が欲しいのは、チームの勝利。勝利は「打点」で決定します。それがベースボールなのだから。

23日、全世界に散在する松井秀喜選手ファンに申し上げます。
みんなで松井選手の「打点」を期待しようではありませんか。
チャンスに打つ 松井選手の打撃! …を。 
まだ5試合で3打点しかあげていないぞぉ、かっ飛ばせ、チャンスだ!
こんな出遅れがあろうとも是非是非、いや絶対に、松井秀喜選手には今季もまた「100打点」以上の記録を残して欲しいのです。

なぜなら、チームの勝利がそこにあるから…。
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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-14 01:49 | 第四章

拝啓 A・ロッド選手様

A・ロッド選手が今季最初の週間MVPを受賞しました。
米大リーグは9日、ア・リーグではロドリゲス内野手(ヤンキース)とゲレーロ外野手(エンゼルス)を週間MVPに選出です。ロドリゲス選手は開幕以来昨日のボルティモア戦まで、打率.381、4本塁打、11打点を記録しました。
特に印象深い試合は、7日のオリオールズ戦でした。地元ヤンキースタジアムで逆転サヨナラ満塁ホームランを放ったあの姿はいまも目に焼き付いて消えることはありません。寒い寒い、小雪が舞っているスタジアムでのことでした…。
                 A・ロッド選手 逆転満塁サラナラ本塁打!
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彼らしい超派手な活躍。そして、なによりも日本ファンには有り難いと思ったのは、井川投手の「結果」でした。大リーグでの初マウンドで打ち込まれた井川投手の「負け」が決まっていたのに、A・ロッド選手のこの一打で帳消しにしてくれたことです。
井川投手は試合後、記者たちに「おもしろかったです」なんて、とぼけたことを言ってましたが、A・ロッド選手にちゃんとお礼を述べたんでしょうか? 気になります…まったく! これからも登板するんだから、もう少し…日本人選手らしく、コメントにも気を配って欲しいものです。なにせ7失点、なんだから…。先発投手としての自覚が欲しいですぞ。

さて、A・ロッド選手です。
1975年7月27日、ニューヨークに生まれています。両親は靴屋さんだったと聞きました。
彼が4歳のとき、家族はドミニカ共和国のサントドミンゴに移住しています。父親はマイナーリーグでキャッチャーをしています。父親は薬局をしていましたが、再び米国フロリダのマイアミに移住します。しかし、彼が8歳のとき、両親は離婚してしまいました。それ以来、母親が女手ひとつでロドリゲスと弟と妹の3人を育てました。母親は仕事を掛け持ちし、子供たちを育てたそうです。A・ロッド選手の幼年時代はさほど恵まれた家庭環境ではなかったのかもしれません。
高校時代から、スポーツ万能。1993年、大学進学が決まっていたのに、マリナーズからドラフト1位指名。大学進学を蹴って、94年、18歳で大リーグデビュー。96年には、打率.358で首位打者。まだ21歳の若者でした。
98年には、42本の本塁打、46盗塁を記録して、地元マリナーズの大スターになりました。
そして、あの2001年が巡ってきます。彼にとって2001年は、幸いなのかそれとも…
シアトルからテキサスに移籍です。
紆余曲折の末、テキサス・レンジャーズが10年総額2億5200万ドル(293億円)という空前の条件で獲得する。A・ロッド選手はメジャーでも屈指の選手であり、将来性を秘めていましたが、この非常識とも思われた長期契約と破格すぎた高額な年俸には非難の声が上がったものでした。代理人は辣腕のスコット・ボラス氏です。しかし、この契約は結果的にはチームにとっては失敗に終わっています。2001年からテキサスにおいてMVPや3年連続ホームラン王を獲得したA・ロッド選手個人は活躍をしたものの、チームは3シーズン連続最下位。その高額年俸がチーム再建の足かせとなった、とメディアは批判しています。
その契約、…10年間、293億円。んーーー、やっぱりベースボールはひとりでは戦えませんね。投手力と打撃力、そして守備力とチーム力が整ってはじめて「チーム」が出来るのですから…。

しかし、一方でチームの弱体化をA・ロッド選手ひとりに押し着せるのもおかしな話です。彼は少なくとも、大リーグでも目立たないチームにファンの目を向けさせました。そして、この記録が示すとおり、頑張っていたのです。しかし、A・ロッド選手がひとりで頑張れば頑張るほど、目立つのはA・ロッド選手だけであり、チームの「敗北」が浮き彫りになっていきました。

そして、2004年のシーズンからヤンキースに。
シーズンではあれだけ頑張ってきたA・ロッド選手は、どういう訳か「10月決戦」となると、まるで目立ちません。それどころか、チャンスにすら外野フライも上げられませんでした。
いままでの「10月」だけの成績は、
「通算46打数5安打、打率.109」
昨年だけで言えば、「14打数1安打」と、散々です。彼がベンチに戻るとき、スタンドから随分と汚いヤジが彼の背中に飛んできたものです。そりぁ、誰だって勝ちたいけれど、ボクでさえA・ロッド選手が可哀想に感じました。
挙げ句の果て、メデイアは「A・ロッド選手がいると優勝出来ない」とまで、書き立てます。
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A・ロッド選手だって、人並みの「夢」を持っているはずです。大リーグで生きているからには、
「いつの日か、環光を…」と。チームのみんなと歓声の輪を創りたい…と。

A・ロッド選手は、最高年俸選手のレッテルはどこに行ったって、付いてまわります。だから、
「出来てあたりまえ」という評価しか得られませんし、出来なければ「言われる文句」は人並み以上です。誰ひとりとして、A・ロッド選手の苦悩を理解してくれる人はいないかもしれません。
なにか言えばメディアは、ゴシップ扱い、してくるし…で。

でも、A・ロッド選手さん。
太平洋を越えた小さな島国ニッポンで、あなたのプレーを尊敬のまなざしで応援している人たちだって多いことを知ってください。とかく、ジーター選手と比べられて肩身が狭いこともあるでしょうが、そんなゴシップよりも、A・ロッド選手のホームランが美しいことを、ニッポンのファンたちは承知しています。

A・ロッド選手さん。
ヤンキース生え抜きの名選手・ドン マッティングリーコーチでさえ、「環光」を知りません。
だから、今季こそメディアを「ギャフン」と言わせましょうよ。開幕からの大活躍、雪の中で踏ん張っているA・ロッド選手のプレーに、誰しもが共感しています…。
今季「10月決戦」は、是非4番打者のままで登場してください。心から応援しています。
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獲得タイトル
アメリカンリーグMVP 2回:2003年、2005年
首位打者 1回:1996年(.358)
本塁打王 4回:2001年~2003年、2005年
打点王 1回:2002年
シルバースラッガー賞 8回:1996年,1998年~2003年(以上遊撃手部門)、2005年(三塁手部門)
ハンク・アーロン賞 3回:2001年~2003年
ゴールドグラブ賞 2回:2002年、2003年

略歴
1993年 マリナーズにドラフトで1位指名。
1996年 打率.358、36本塁打、123打点という好成績で、21歳の若さで首位打者を獲得。
1998年 史上3人目の40本塁打40盗塁を達成。
2001年 10年間で総額2億5200万ドルという破格の契約でレンジャーズに移籍。この年から3年連続で本塁打王を獲得。
2003年 チームは4年連続の最下位になったが、ア・リーグのシーズンMVPを獲得。最下位チームからのMVP獲得は史上2人目。
2004年 テキサスが年俸の一部負担することを条件にアルフォンソ・ソリアーノらとの交換トレードで、ヤンキースに入団。
2005年 4度目のホームラン王とともに、2度目のア・リーグのシーズンMVPを獲得。
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…NY152…
by mlb5533 | 2007-04-11 01:16 | 第四章

a0094890_3251031.jpgこの物語の主役は、米国大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手です。
巨人軍の4番打者と言えば、日本プロ野球界では打者としての「最高の勲章」を意味していました。
それを棚に上げてまで、太平洋を渡った松井選手。彼をそこまで突き動かしたものは、きっと、彼にしか見えない「夢」がそうさせたに違いない…。
その「夢」を現実にするために、太平洋を渡ったのだろう… ボクは、そう思いたかった。

それは、単に「ワールドシリーズ制覇」というだけの単一の「目標」ではなく、打者・松井秀喜として満足のいく生涯を過ごす場として、大リーグを選択したのだろうと、ボクはあの時そう思いたかった…。
その選択は、試練の連続になることを松井選手は充分に承知してのことだったはずだ。日本球界に残っていれば、「スター選手」の保護のままでいられたはずだから。

自分の打撃に磨きをかけることは、「チーム力そのものを向上させる」ことを彼は知っている。
そして、それが彼独特の思考の前提にあって、個人的な練習を積み重ねていく。今季の打撃は、「左方向に強い打球」を打つこと、のようです。それは、「チームの勝利のため」に、その技を習得しようと精進する。

松井選手の「夢」は、もしかしたら永遠に叶わぬ「見果てぬ夢」なのかもしれない…。
「強い仲間たちのチーム」の中にいる…。いかなる相手と対戦しようとも、「勝つチーム」…。
その「見果てぬ夢」を追い求めて、松井秀喜選手はあえて厳しい道を選択した。大リーグの打者として、チームに貢献できる選手として、30球団で最も厳しく評価されるヤンキースの一員になることを選んだのが、松井選手です。

その松井選手を綴ったこの物語は昨シーズン、5月から9月まで、主役不在になってしまった。
しかし、今季は昨年の体験を反面教師として、本人も「健康管理」には充分気配りをしていくことでしょう。昨年もし、ヤンキースが「目標」の達成があったとしたら、松井選手は「心の底から納得のいくシーズン」になっていたでしょうか? 野球には「神様」がいると聞きました。その「神様」が、ああいう結果を書き上げていたのかもしれません。「来季のために」残しておいたのかもしれません。チームに対して、充分な貢献をしたシーズンではなかったからでしょう。

さてさて、そこで松井秀喜選手様。
昨シーズン、未提出になったままの宿題があります。今シーズンこそ、これに回答しましょう。
1.健康で今シーズンを全うすること。
2.打率.310以上にすること。
3.打点120以上にしなさい。
4.9月中旬には、仲間たちとシャンパンかけ!
以上の問題に正しく回答しなさい。

そして、今年の「10月」の宿題は、
1.「チームの最大目標」を達成していること。
2.マッティングリーコーチとガッチリ握手してください!
3.チームメイト全員とシャンパンかけ!
以上の出題に正しく回答を提出しなさい。ボクは貴君がこの宿題すべてに回答し、満点で今季を終了すると、「夢」見ております…。


今日、遅くまで起きていましたが、ニューヨークは雨天のため試合は中止になりました。
ニューヨークの友だちを想い出に、「You've got mail」を見ながら、眠ることにします。
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by mlb5533 | 2007-04-05 03:21 | 第四章