カテゴリ:第六章( 72 )

自分で書いておいて、こんなことをまた書き足すのはおかしなことだけれど…。
自分で読み返してみたら、この前の記事、ちと、熱すぎですよ、ねぇ。呆れました…じぶんでも。

もしボクがとこかの新聞記者だったり、編集マンだったら「訂正記事」を書くのでしょうが、まあ、そこはそれ、他愛ないブログってことにしておきましょう。なので、こんな記事を書いたことも「自分史」ということにして、あえてそのままにしておきます…。

話は変わりますが…。
最近、皆様も感じていることでしょうが日本でのベースボールの話題はもっぱらWBC一色。
それも、「再び世界一」「獲れ!優勝を」といった見出しが躍っていますし、テレビのスポーツ番組でも以下同文。なぜ日本だけがこんなにもWBCを報じているんでしょうか? アメリカの友だち数人が「WBCって、その名前が良くないわよね、まるでボクシングみたい…」といって、笑っています。ほとんどこの大会には関心がなさそうです。ボクも個人的にはWBCには関心がないです。もし、松井選手が出場していたら、彼の出場場面だけは見たくなるでしょうが、その勝敗そのものには強い関心がおきません。

そもそも、ベースボールはアメリカ生まれ。アメリカの子供たちが学ぶのは、3つ、です。
1番目は、アメリカの憲法。2番目はロックンロール。3番目はベースボール!
そんなジョークが60年代のアメリカでは「常識」だったほど、ベースボールは「プロスポーツ」として生活文化に根を下ろしています。サッカーとはその歴史が違いすぎませんか?
そりぁ、全世界にベースボールが楽しめたらいいでしょう。世界が平和になっていたらそんな希望も夢ではなくなるでしょうが…。

日本のメディアは「日の丸」を引き合いに出してきて、「国を代表して、是非世界一を」と、熱を入れます。
でも少々、熱すぎませんか? 「勝ち」の意識だけが伝わってきます。もっとベースボールを楽しいものにしたいと願うのなら、日本のメディアは出場選手たちの「物語」を報じてくれたら、素敵だなあ。
例えば、ですよ。目下世界の注目選手、A・ロッド選手がなにゆえに「米国選手」として登録してこなかったか…とか、ねぇ。ジータ選手の「独特の打撃スタイル」は誰に指導されたか、とか…ねぇ。そしてそして、各選手の「伝説プレー」を紹介する…とか、ねぇ。まあ、こんなことを本気で取材して報じて欲しいです。米国、ベネズエラ、プエルトリコ、ブラジル、韓国、中国などの現地取材をすることくらい、お金持ちのテレビ局ならできるでしょう。各国の有名選手の家族とか…。そんなことをして、WBC初代優勝国である「日本」が率先して、WBCを盛り上げていったとしたら、各国の人たちもこの大会に関心を寄せてくるのでは…。
ただ「勝て勝てニツポン」の大合唱だけでは、かえって世界のベースボールファンたちから、そっぽをむかれちゃうと思うのですが。

初回のWBCで優勝していなかったとしたら、どうなんでしょう? あの時はいまほどメディアも熱を入れていなかったように思いますが…。で、あろうことか、WBC出場選手が怪我をしたとしたら、その怪我は「自分持ち」ではないですか。それはそれは…。「プロ意識」の高い米国選手、とくに大リーガーたちには、二の足を踏んでもちっとも不思議ではないです。不参加を表明する選手が多いのもボクには理解できます。これでは、「国を愛しているか、いないか」以前の、生活権の話になっちゃう。

出場できない選手とか、不参加を表明した選手を「国賊扱い(古すぎる表現とはわかってます)」しかねない、という危険性もでてきちゃいそうですよ、これでは。個人的な批判や攻撃を許すことにもつながちゃう気もしてきますが。WBCの出場している選手が「いい方」で、不参加選手は「悪い方」という意識を国民に与えかねないか、ということなのです。挙げ句の果ては、勝てば勝ったで特定の選手だけにスポットライトを向けて、まるで国民的英雄に祭り上げていく…危険が、あるかも知れません。ベースボールって、誰の目から見ても、チームプレーだと思うのですが…。
頑張るべきは、テレビ局であり、新聞社ではないかなあ…って、思います。日本のメディアってなかなか「反省」とか「謝罪」、「訂正」をしないという特性があるのも、日本国民はとっくに知ってはいますが…。



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by mlb5533 | 2009-02-26 18:49 | 第六章

松井秀喜選手の特集がニューヨークタイムズに載っていました。
「Matsui Works His Way Back, With Little Fanfare 」
と、いう見出しで…。
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20人以上もいた報道陣が、いまは4人に減ったとも書いてありましたが、記事内容は松井選手に好意的な印象です。日本的な言い方をすればきっと、「地道に努力(Works)するマツイの姿」をニューヨークタイムズの記者は記事にしたかったのでないでしょうか…。記事によると、松井選手はかなり英語も堪能になった、と余談まで入れて、そんなマツイをほめていました。

03年、松井選手はヤンキースタジアムデビュー戦を「満塁ホームラン」という超ド派手で飾り、ヤンキースファンに強烈に印象づけました。けれども06年以後は怪我に泣かされ、思うようなプレーが出来ず、いつしか日本の報道陣もその姿を「別の選手」に足と目を向けてしまいました…。日本のメディアとしては、それは当然なのかも知れません。

この記事の中にもありますが、「連続出場1768試合だったが、06年以後、マツイは44%の試合をミスした」とも書かれています…。偉大だった打者、という「過去の記録」を引き合いに出すところに現状の淋しさを感じさせます。マツイがデビューしたチームは、大リーグナンバー1の人気チーム「ヤンキース」だ。ワールドシリーズでは、トーリ監督は松井選手を4番に指名したほどの実力打者でもありました。デビュー当時と現在彼を取り巻く環境の落差は、確かに「ニュース」にはなるのでしょう。

ボクは、ん、と不思議な感じがした…。
というのは、記事全体の印象が丁寧でマツイに対してどこか共感しているのか、と感じるほどの配慮が窺えるからです。ニューヨークタイムズはどちらかといえば「ヤンキース報道」にたいして、伝統的に「辛口」だったはず。なのに…なぜだろう、と。
ボクは思う…。
日頃のマツイが報道陣に対する礼儀正しさというか、本人の人柄が米国メディアの人々には、とっくに伝わっているのだろう、と。彼のグランドでのプレーが100%であることをわかっているから、ああいう書き味になっているようにさえ思うのです。

マツイは、記者にこういっていました。
「I do have some frustration that we haven’t been able to win,I think winning a world championship is what defines being a Yankee」
そのまま訳すと、私はワールドシリーズで勝つことは「ヤンキーであることを定義することだ」と思う、と。
このコメントをわざわざ掲載しているのは、いかにマツイがチームとしての「ヤンキース」を理解し、愛しているかの証明でもあります。
さらにこんなコメントも載せています。
「I don’t have any thoughts as far as going back to Japan,I would like to play here in the U.S. as long as possible」
そう、松井選手は日本に帰ってプレーすることはすでに考えていないのです。日本的に言えば、「アメリカで(野球人として)バットを置く覚悟だ」という彼の真実の心境を書き込んでいます…。
ニューヨークの人々でさえ、「影ながら」松井選手に注目して、彼の「Works(努力)」する姿に「With Little Fanfare(物静かに)」見守っている…という感じです。

さあ、こうなったら今こそボクたちの出番です。
いよいよボクたちが、ここ日本にいる松井選手のファンたちが、太平洋を越えた遠くの場所から、熱気と歓声を送る時が来たと思う。いまこそ。
日本のメディアが報じなくてもいいではないか、「勝つこと」ばかりをネタにする記事はもう辟易ですよ。
努力する選手が栄光をつかむ権利がある。「栄光」とは、必ずしも「勝てばいい」だけではないでしょう。いかに生きたか、なににコミットしているか、によって人の価値が見えてくるとボクは個人的にそう思うのですよ…。

マリナーズのスター選手はボク個人にとっては、やっぱり帰って来た英雄「ジュニア」であり、ヤンキースでは正真正銘この御仁、「松井秀喜選手」です。ボクには「マツイは永遠の英雄」なのだから…。
今こそボクは、誰も相手にしなくなった「過去の選手」扱いされ、「かつて」日本を代表する「4番打者だった」松井秀喜選手に、ボクは自分の情熱のありったけを大声に託して、「かっとばせ~~マツイ」と、声援し続けます。

栄光をつかむ権利がある選手はあなたです! 、と。

(写真と松井選手の記事は以下のニューヨークタイムズサイトより)
http://www.nytimes.com/2009/02/25/sports/baseball/25yanks.html?ref=baseball

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by mlb5533 | 2009-02-26 13:44 | 第六章

久々に、シアトルの友だちに電話して長話をしちゃった。
交通事故にあったとか、3歳の子供とサッカーやっているとか、引っ越したとか…。おかげで、足腰が痛むとか…。んーー、相変わらず元気なお人です。

で、ジュニアの話題になったとたん声が一変。マジ、です。
4月15日あたりがマリナーズの地元開幕戦だそうですが、なんとしても切符が欲しいようです。

ボクはジュニアのジャージが欲しかったのでメールで頼んだら、「アンタ、それって$250もするから、ちょっと待ちなさいよ」とのこと。さすがはアメリカンビジネス、手の打ち方が違います。商魂たるや、ご立派、の一言です。


ジュニア。( ken griffey Jr.)
この人の「物語」をボクが書くとしたら、きっとMLBの歴史から展開しないとつまらないと思うほど、様々なことがあった選手です。
あった、と書きましたが、そうです、ジュニアはもうとっくに「その盛り」を過ぎた選手。今年11月で40歳です。ピート ローズ選手たちと一緒に「ビッグレッズマシン」で話題を集めていたレッズのスター選手だったお父さんを尊敬しています。
人種差別にあって自殺を図ったことはいまでは誰も口にしません。まだまだアメリカでは当時でも、いや、いまでもだけれどやっぱり差別は存在していると思います…。
その悔しさを乗り越えてジュニアはヤンキース戦でバーフィールド選手(ヤンキースから巨人軍に移籍)の200号本塁打になる打球をフェンスに登って掴み取った熱血プレーは、いまでも伝説のままです。

で、現在。大リーグは黒人選手抜きには「チーム優勝」はできないほど、大切な選手が多くなってきました。そして、最近では日本人を筆頭に東洋人の活躍もまた、ベースボールビジネスでは無視できないものになっています。大リークは世界的規模で選手層が広がっています…。

まだそんな時代ではなかった米国で、「伝説」を書き残した選手、ケン グリフィー シニアとジュニアの家族愛を、「白球ひとつ」に託した「ベースボール物語」は、いつの時代でも人の心を掴んで離しません。
ジュニアは現役時代、ヤンキースからの誘いがあったようでしたが、そのたびに「あのチームだけには行かない」と、よほどのことがあったようです…。差別なのか、それとも人生観の違いなのか…。

偉大すぎる父に、尊敬する父にほめて欲しい。そして、彼がその人生でもっとも「自由」を謳歌できるグランドで、精一杯のプレーをすることで、一日一日を燃焼するという彼独特の「人生観」もまた、多くのファンが知るところです。でももはやジュニアの体は金属が入った足首であり、膝もガタガタです。そんなこともまた、シアトルの人々は知っています…。
ジュニアが帰ってきてくれたことだけで、彼等はうれしいのです。

ことし9月。シアトルでヤンキース戦がありますが、「それが最後」になるであろうジュニアの姿をボクはこの目の中に記憶しておきたい。だからボクは、シアトルの友だちと一緒に観戦しようと思っています。

そのフィールドにボクにとっての、もうひとりの英雄、松井秀喜選手がなんとしても、いて欲しい…。
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by mlb5533 | 2009-02-25 21:10 | 第六章

いやいやいや…。
シアトルは大騒ぎですねぇ。まずは、シアトルの皆様へご挨拶させていただきます。
「ジュニアが帰ってきたことを 心より お歓び申し上げます」

ジュニアが帰ってきました、帰ってきました!
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ヤンキース大好き人間のボクでさえ、目頭が熱くなった「シアトルのベースボール物語」ではありませんか。おそらくこの Good news !にシアトルでは「眠れぬ人」が続出したことでしょう。いや~~、たまげました、このニュースには。

実は先日のことでした。シアトルの友人からメールで「ジュニアはアリゾナに入団が決定した」との知らせが届いたばかり。アリゾナに決めた理由は、オークランドが自宅なのでそこに近いことが第1。第2は娘さんと息子さんの学校のことを保証した契約内容でだったこと、というのです。
ボクはじめ、ジュニアがレッズに移籍したときも「お父さんがいるから」という彼らしい「家族優先」で選択しましたから、今回も「それ」なのだろうと…。
ところがシアトルからのメールが届いた同日のこと、サンスポのサイトには「ジュニア マリナーズ入団決定」の見出しで記事になっています。慌ててMLBサイトからシアトルを調べてみたら、どこにもそれらしき記事は見つからない…。一体、どっちなの??
なので、ここで書き込むことを止めていたのです。

で、本日です。
先週後半は自分の仕事でPCにさわる時間がなかった。今日の朝、メールを見たらシアトルの友人から
「ジュニアがシアトルに帰ってくる」とのこと。MLBサイトで確認したら、これは正真正銘の「事実」でした。
シアトルに決定した理由のひとつに娘さんから「よく、考えてみたら」というsuggest があったからだというのです。

シアトル地元紙は大騒ぎ。さっそくその新聞を友人は送ってくれるというのです…。これはこれは、MLB大ファンのボクにとっては「記念品」になりますね。
友人も早速開幕戦の切符を手配したとのことですが、果たして入手できますかどうか…多いに気懸かりです。もっとも、開幕は地方にいますから、地元開幕戦は4月8日からでしょう。

ケン グリフィー ジュニア選手。
マリナーズの危機を救い、そしてマリナーズをシアトルの残した伝説の名選手です。その選手、「伝説」が帰ってくるのであります。これはもう、ボクでさえ興奮しているのに、地元での往年のマリナーズファンには、どうしようもないほどの Good news !に違いありません。
もし、ジュニアがレッズであれほどの大けがに見舞われなかったとしたら、A・ロッド選手のホームラン記録はとっくに抜いていたと米国のメディアは伝えています。ボクもそう思っています。だからといってジュニアがシアトルに帰って来たからと言っても、すぐさま「ほら優勝だ」だの「ホームラン王復活だぁ」と、どこかの国のメディアのような騒ぎかたは出来ません。ジュニアとて、「打率.300以上を期待」と言われても、笑って受け流すでしょう。要するに彼の打撃力を過大に期待するファンはいないのです。期待があるとしたら、彼、ジュニアの存在そのものがチームを力づけてくれるだろう、ということ。いるだけでいい、のです。なんとも言葉では表現できないジュニアの華麗な、流れるような打撃フォームが Safeco Field に帰ってくる…。それだけでシアトルは満足のはずです。いるだけでいい、こういう選手はそうそうお目にかかれるものではありません。

「シアトルは今割れているときではない、一丸となってやろう」とは、ジュニアのコメント。チームを家族のように思うジュニアです、チームへの愛情は彼独特のもの。個人主義からチーム力最優先へ。
ジュニアが戻ったとなるとチームカラーは一変することでしょう。

なんとなく、ですが…ボクは昔から、このジュニアと松井選手はまったく個性も違い、明らかに別の人なのですが、ボクには「同種族の選手」という印象を感じてしまうのです…。
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(写真はMLBsportsサイトより)

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by mlb5533 | 2009-02-23 18:40 | 第六章

ジュニアがシアトルに帰ってくる…。

シアトルマリナーズの超スーパースターと言えば、そうです。球団史上初のホームラン王にも輝いた、
ケン グリフィー ジュニア選手です。

ジュニアの体はもう全盛期をとっくに過ぎています。松井選手と同じような左首の骨折、両膝、足首にもスポーツ選手としての動作を阻害する外傷が体全体のいたるところにあります。でも、昨年通算600号ホームランを打ちこんでくれました。38歳でした。

父と自分の物語は、いまではMLB伝説のひとつになるほど、人々の心にあたたかさを提供してくれました。ジュニアの、あの笑顔はいつまでもいつまでも「少年」そのもの。そんな彼の「ふるさと」しあとるでは、数年前からジュニアをシアトルに戻そうとの、市民援助団体が結束していると聞きます。彼らは、もう晩年であるジュニアの最後の場所として、シアトルに戻ってきて欲しいのです。エド選手同様、ジュニアはシアトルの「キング」なのです。

彼はもう、39歳です。来シーズンシアトルに戻ってきたにせよ、レギュラーではないでしょう。けれども、彼がベンチにいるだけでボクたち大リーグファンは満足なのです。同じ頃活躍して、テキサスに移籍したA・ロッド選手とはシアトル市民の感情はまったく持って違いすぎです。

ほんとうに、ジュニアが帰ってきたら…。
ボクはシアトルとヤンキース戦が今までとはまったく違った観戦の楽しみが出てくるでしょう。確かに、昨年、ホワイトソックスでは大事な場面でまったく打てないジュニアの姿を見た時は、正直、目頭が熱くなっていましたが、「シアトルのジュニア」に戻れるなら彼はまたあの熱いプレーをふんだんに見せてくれることでしょう…。

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by mlb5533 | 2009-02-13 23:55 | 第六章

ヤンキース4番打者A・ロッド選手が01-03年、テキサス時代に薬物使用をしていたことが、本人の謝罪から明らかになった。
これに、レンジャーズのトム・ヒックス・オーナーが電話記者会見した。


同オーナーは「すべてが驚き。アレックスに裏切られ、だまされたような気持ち」と厳しい言葉を続けたという。薬物使用がレンジャーズ在籍時の3年間に限られるというロドリゲスの説明には「レンジャーズに来てから使い始めたと、今になって彼が認めても信じない。それ以前に始めていなかったと、どうして信じなければならないのか」と疑問を呈した。
現在はドジャースを率いるトーリ監督は「(薬物問題は)野球にかかわるわれわれ全員に責任がある。彼が公の場で堂々と批判を受け、責任を負ったことをうれしく思う」とコメントした。
そして、
米大リーグ、ヤンキースのロドリゲス内野手が過去の薬物使用を認めたことについて、オバマ米大統領は9日「大リーグを汚す、不幸な出来事」などと述べた。また子どもたちへの影響を憂慮した上で「大リーグがこの問題を深刻に受け止めていることには満足している」と語った。
…と、サンスポのMLBサイトは報じている。

超破格の年俸契約でシアトルからテキサスに移籍したA・ロッドは「それだけの年俸にみあうパフォーマンスをしなければ、との重圧を感じていた」ともコメントしていた。

自ら、薬物使用を認めたA・ロッド選手。この報道は日本ではさほど話題にならないだろうが、一国の大統領までがコメントしているのだから、ベースボールの本場米国では、私たちの想像以上の「事件」になっていることだろう…。

プロスポーツの悲しさが、今回の「A・ロッド選手事件」に浮き彫りにされたと思う。ショウビジネスとしてのスポーツという側面だ。プロスポーツ界とは、要は、「経済活動」であり、経済市場があるということ。プロとは、ビジネスだ、という事実が今回の事件では、その悲しさを見せてしまったようだ。
私が年間収入1億2000万円なら、月収1000万円と言うことになる。そんな収入など夢のまた夢。見たこともないが…。A・ロッド選手は、年俸24億円以上である。月収2億円以上だ。私たちの生活環境では彼等の生活ぶりはとても想像できない。そんな大金、いったいなにに使うの? そんなに大金をもらって、どうすんのよ…と。お金とは、不思議な代物なのだろう…。人格さえかえてしまうのかも知れない。確かにそんな声も聞こえてきそうだが、今回のA・ロッド選手事件は実は、そうではなさそうである。「人格の問題」ではなさそうだということ。

「A・ロッド選手事件」に感じることは、20世紀を代表する長距離打者が自分の「記録」と「経済感覚」のバランスを失ったということだろう。プロスポーツは来場した観客に「100%のパフォーマンス」を見せる必要がある。それがプロスポーツに集まる観衆の要望だからである。誰よりも、「すごい」「感動的」な場面を作り上げなくては、プロ選手としての価値がないのだ。
その「パフォーマンス」に、選手の「値」が付く。そして、プロスポーツ界で生きる人々は、自分の「値」を上げることに精進する。なにせ、私たちとは比較にならない年俸が見返りになっているのだから…。将にプロスポーツ界とは、「体が資本」の世界に違いないのだ。

しかし、である。
一方で、プロスポーツを観戦する私たちにも「責任」はあると思う。A・ロッド選手を大スターに祭り上げたのは、メディアもさることながら、ボクたちでもある。ボクたちファンも各球団経営者達もまた、彼に「過大な期待」を背負わせた、とも言えまいか…。
そしてその「過酷な期待」は、A・ロッド選手だけに限らない。MLB全選手達にボクたちは「期待」をさせすぎてはいないだろうか…。A・ロッド選手がホームランを打っても「まあ、当然だろうよ。あれだけの年俸を取っているんだから」という声が、A・ロッド選手たちを含めたスター選手に追い込んでいるのではなかろうか。

これでは、あたかも古代ローマの競技場だ。

ボクは前々から思っていたことを今回ははっきりと書きますが、選手達の人件費が高すぎる。それに伴って入場料がどんどん高くなっていく。たかが野球ですよ、それも実働6ヶ月間。満員で通勤するサラリーマンは20年以上それをしています。
選手達は各球団では、人間としてではなくて「商品」になっている。

プロスポーツが子供達から愛されているのは、「夢」がある点、そのただ一点に過ぎない。
ボクが子供だった頃、長嶋さんに「過酷な期待」を背負わせたことなんてなかった。「今年巨人軍、優勝するといいなあ。ボク、それが今年の夢なんだ」って。毎年の夏、人気投票によって始めるオールスターゲームの発想は、もともと子供の「夢」からだった。

野球だけではなくて、プロスポーツ界のリーダー諸兄。頼むから、ボクたちの「夢」を壊さないでください。バットも振れない人間が、かけっこもろくろく出来ない人のほうが多いと思いますが、そう言った人々がスポーツに参加するには、「観戦」なら出来ます。この席を、奪って欲しくないのです。
「過大な期待」を選手に押しつけるファンもいるでしょうが、実は「夢」を追いかけて「観戦」している人々の方が多いはずです。
ボクたちをいつまでも「観戦」の場所に置いて下さい。

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by mlb5533 | 2009-02-10 20:41 | 第六章

師弟関係

数日前のこと。サンスポのサイトに
「 松井秀よ、首位打者獲れ!長嶋さん極秘指令 」
との、記事が載っていた。
その記事によると、「本塁打王でも打点王でもなく、なぜ首位打者なのか。松井秀は「長打を狙うと打撃を崩しやすくなる。打率を残せば本塁打数などはついてくる」と説明されたと明かした」という。
巨人軍4番打者としてボクたち野球ファンに、永遠に記憶に残る活躍をした長嶋さん。長嶋さんこそ、今日の「野球」に市民権を与えた歴史的人物、といっても決して過言ではない。常にファンの期待に応えることを念願してプレーし続けた、と聞く。そのためにはおそらく人知れず練習したことだろう。若き頃の長嶋さんは。貴重な自分の体験から松井選手に、そんなアドバイスをしていた…。
サンスポの記事を読みながら、さすがは長嶋さんだ、と感心した。

松井秀喜選手と長嶋茂雄巨人軍名誉監督。ふたりの間柄は「師弟関係」とメディアは紹介している。
いい話だなあ、と思った。
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長嶋さんも日本球界から去り、松井選手が巨人軍を離れて太平洋を渡ったのは7年前のこと。ドラフト会場で長嶋さんが松井選手を引き当て、茶目っ気たっぷりにガッツポーズした姿はボクにはまだ忘れられない…。
太平洋を渡って6シーズン。松井選手は始めの3シーズンはともかく、この3年間は怪我に泣かされっぱなしだ。思う存分プレーできなかった松井選手の心境を手に取るように理解していたのは、きっと長嶋さんだったのだろう。
それでも松井選手本人はクサる姿を見せずに、どんなときでもメデイアには明るくコメントしていた。きっと言いたいこともあるのだろうけれども、言い訳もせず、リハビリに専念する姿が報じられていたものだ。そんな松井選手を激励し続けていたのは、日本では長嶋さんだった。松井選手は長嶋さんをいまだに「監督」と呼んでいるようだ。松井選手にとって、長嶋さんとは「特別な存在」に違いない。

話はボク個人のことになるが、最近また経済モノを書いている。去年に出版した書き下ろしが意外にも好評だったのか、また「続けて書け!」と旧友は言う…。もう現役はとっくに卒業したつもりだったのに、また日本経済の現場「グランド」に出る。去年、現場で取材したがボクの心境はまるで「浦島太郎」だった。何もかもが違っていた。まるで「ルール」そのものが違っているようにさえ感じたものだから、どこをどう動いたらいいのかさえ見当も付かなかった。「ああ、そんなことはHPに書いてあります」とか「そんな人はもう弊社とは無関係です」だのと、電話だけであっさり。

情報とは、「情け」の「報い」と書く。日本経済の現場にボクは今、発展し続けていた以前の日本経済界の「情け」をどこにも感じることがなかった。それが寂しかった…。
神保町のなじみの店に行った。資料を買い集めるためである。なじみの店主に「ねぇ、○×書房さん、引っ越したの?」と尋ねたら、「ああ、それなんだけどさぁ。社史専門店はつぶれたよ。個人情報秘匿とかなんとかいう法律のせいで、社史が売れなくなったから…」どこに言論の自由があるのか。
日本経済の足取りは、各企業の「社史」を読めば実によくわかる。誰がそのときなにをしたか、その状況でその企業はどんな経営策を打ち出して突破できたか…という、貴重な事実が残されている。
本来「社史」は非売品なのだが、そこはそれ、神保町古本店のこと。昔はここで買うことが出来たのだが、これも「ルール」の違いからなのだろう。

著者名と版元が明記してあるのが「出版物」だ。内容において、著者と出版社は「文責」があります、ということだ。責任と自由は、共存していなければいけなかったのがボクが現役時代の「ルール」だった。無責任な自由なんて当時の日本にはどこにもなかった…。課長職は新卒者を徹底的にしごいた。新卒者はそんな課長を初めのうちは恐れる。しかし、時が経ってくると鬼課長が「父親」にも見えて、やがて「大切な相談相手」になっていく。課長は部長から自分が面倒を見ている若いスタッフの小言をきくと、瞬時にかばったものものだった。日頃、罵詈雑言にさえ聞こえる文句しか言わない課長がいざ自分の部下の文句を他人から聞くと、例えどんな立場の人であっても、かばったものだった。それが昔の日本経済界の現場だった…。
部下の仕業は上司の責任、だった。部下は上司から仕事の「責任」をたたき込まれた、というわけだ。

従って、サラリーマンにも「師弟関係」が生まれた。昔、財界四天王と呼ばれた財界人たちにも実は彼らをそのように育んだ「師匠」がいたのである。

ボクは想う。松井選手と長嶋さんとの人間関係である。すてきな関係だなあ、と。
おそらく松井選手は長嶋さんと過ごした日々を生涯忘れないだろうと思うし、また長嶋さんは松井選手を手塩にかけて育てたことを忘れない「可愛くて仕方のないヤツ」なんだろう…と。そして、ボクの個人的印象だが、このふたり、さっぱりしている。都会的というか…、泥臭さがないところがボクの趣味にも合っているのかもしれない。ファンへのサービス精神はふたりとも、超一級だ。長嶋さんの右手が松井選手の右手をしっかりと握りしめていた…。

そんなに可愛いヤツが、たかが怪我くらいで弱音を吐くな、っと。松井選手よ、3年間のウップンは今季取り戻せるぞ、と。ファンはお前から去ることなんてないぞ、と。むしろお前のファンは、「松井選手の活躍を長嶋さんと同じほどに待ち望んでいるぞ」…と。

昔、住友銀行という銀行があった。そこの頭取をしていた人物に磯田一郎さんという人がいる。彼は学生時代、ラクビーばかりして学業は少々遅くなった。就職も仲間たちより後れを取ったそうだ。銀行に入行した当時は地味な仕事ばかり続いたと聞いた。で、彼が大学の「師匠」から、ツルゲーネフのこんなことばをもらっている。要するに、そんなに焦るな、人との差を比べても、たかが知れているぞ、という意味なのだろう…。ちと、生意気でイヤ味っぽくちゃうかもしれないけど、磯田頭取が愛した言葉を、ボクはそっくりそのまま、松井秀喜選手に贈ります。

疲れたら 道ばたの岩石に腰掛けて休むがいい
そして 疲れが癒えたら 立ち上がって 前を見てごらん
君を追い抜いた人たちは さほど遠くへは 行っていないから…

ツルゲーネフのことばより


「松井選手 首位打者を狙って!」


(写真/サンスポサイト2009.1.28 より)
http://www.sanspo.com/mlb/photos/090128/mla0901280505007-p2.htm

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by mlb5533 | 2009-02-04 11:35 | 第六章

松井秀喜様
あけまして おめでとう ございます。
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7年目のシーズンを目前にして、ファンであるボクは松井選手の大活躍を「夢」見ています。
野茂投手にイチロー選手、そして松井選手。この3人は日本人大リーガーの先駆者たちです。今年もまた例年どおり何人かの日本人選手が太平洋を渡って、先駆者の歩いた道に入って、その仲間入りをしています。堂々と「勝つことが目的」とコメントしている選手がいますが、松井選手とて同様の心境とお察しいたします。

貴君はこの6シーズンで活躍していたのは半分の3シーズンでしたね。06年、例の「あの出来事」から体調が万全ではなく痛みを堪えて試合に出てくれていました。その後、3シーズンは正直、貴君らしくなかったなあ、とボクは感じていました。いくら体調が原因で仕方がない状態だったとは言え、ボクは貴君がいないヤンキースの試合はやっぱり悔しく思っておりました。お体が万全ではなくて、貴君もまた心苦しかったことでしょう。

しかし、今季。
ボクの直感ですが、プレーに対して、貴君はかなりのコミットをしているようですね。去年暮れのコメントは今まで貴君が自らコメントしなかったであろう「本塁打のこと」「試合展開」「自分の位置」「ヤンキースというチーム」など、随所に、そして明確にご自分の気持ちを話しておられました。ボクはそれだけでも元気を頂きました。そしてまたボクは貴君同様の「夢」が膨らんでいることを実感したものです。

一昨年、昨年と松井選手の「話題」がメディアにのぼることが減ってきました。とくに今年のオフは少なかったようでした。おそらくBS中継もまた今までとは違って「ヤンキース中心」ではなくなることでしょう。ボクはそうなるだろうと覚悟していますが…。だからといって、松井選手を過去の選手として追いやることはボクには到底出来ません。

7年目の「夢の実現」こそ、貴君とシェアできる「夢」そのものです。

いよいよ今年からヤンキースは新球場での試合になりますね。
この新球場で初のホームランを打つのは誰でもいいのです、ボクには。

a0094890_1647552.jpgしかし、「初の満塁ホームラン」を打ち込むのは、松井秀喜選手をおいて他には誰もいません。
新球場でヤンキースの選手が塁上をすべて埋めたその時、打席に立っているのは松井秀喜選手です。あの完璧な、芸術作品のように美しく、あなたにしかできない打撃フォーム「人の字」で振ったバットから快音だけを残して白球は飛んでいくのです。青空高く、より遠くまで。遠慮は要りません、ライトスタンドへ運び込んでくれます。その選手は、松井秀喜選手なのです。

今年は「勝ち」ましょう。100勝でも、120勝でもしちゃって下さい。



そして、今年こそ…
全試合では、お体は万全に保ち続けて、臨んでください。
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by mlb5533 | 2009-01-15 16:58 | 第六章

静かな帰国だが…

帰ってきた…
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大々的な凱旋帰国とはほど遠いものだった。松井選手の帰国ニュースとしては、今年ほどもの静かな報道は6年間でははじめてだ。スポーツ選手の活躍とその報じ方は比例しているのだからしかたあるまい…。
6シーズン、松井選手はヤンキースで活躍したが実は今シーズンのみならず、例の「あのこと」で体を壊してからというもの、3シーズンは全力でプレーできない体だった。今ふり返ると、移籍した03年が最も活躍した年ではなかったろうか…。

不思議なことに、松井選手が体調不良で出場しなくなってから、ヤンキース自体も「低迷」を続けている…。特に今シーズン、結局「10月決戦」に駒を進めることなくヤンキースは9月のシーズンで群衆のなかに消えてしまった。「レイズの活躍」が目立った今シーズンだが、ヤンキースの立場から見ると、ヤンキースの戦力ダウンがもたらした「栄光レイズ」の存在だったとも言える。皮肉なことに「レイズ」を後押ししてくれたのが、ヤンキースの戦力ダウンだったとも言えそうだ…。

帰国した松井選手自身が記者団に対してこうコメントしている。
「大リーグ6年間で最も充実感がない。今年は何もしていないのと一緒。プレーオフに出られず、こんなにつまらないことはありませんでした」
今シーズンの松井選手とヤンキース全員の心境を、包み隠さずストレートに、松井選手は心を開いてボクたちファンに向けたことばだろう。悔しかったろう、残念だったことだろう…。
さらに松井選手は、こう言う。
「選手はグラウンドで結果を出してナンボ。使ってもらえない、などと文句を言う前に結果を出せという話です」

続いて、
来季は4年契約の最終年だが、との記者の質問に対して、松井選手はまっすぐに心境と自分の考え方をコメントしている。
「ヤンキースが好きだから、ヤンキースにずっといてくれと思われるようなプレーをしたい。力のない者はヤンキースにはいられない。自分にはそれだけの力があると証明しないといけない。自分の力を出し切る」
そのために具体的にはなにをしますか、との問いかけには、
「まずは外野手として162試合守れる準備をします。全試合に出場し本塁打を1本でも多く打つ。タイトルだって取れるものは取りたい」

これほど明確にズバリ方向を公開した松井選手も珍しい。

松井秀喜選手が体調を整えるために帰国した。
彼にとって、「まずは体が資本」である。十分に「資本を蓄えて」再び太平洋を渡ることになる。
来年は松井選手にとって7年目のシーズン。ヤンキースにとっても「栄光」から遠ざかって久しい。
ご本人のコメントにもあるとおり、松井秀喜選手はヤンキースファンでもある。彼が来季…いや、彼の心の中ではすでに「09年シーズン」のスイッチがオンになっているが…コメントしたことばのとおりに自分のコンパスを設定して活躍するだろう。

繰り返しておこう…
「まずは外野手として162試合守れる準備をします。全試合に出場し本塁打を1本でも多く打つ。タイトルだって取れるものは取りたい」

きっと、そうなる…。

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(写真はサンスポサイトより)
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by mlb5533 | 2008-12-11 11:29 | 第六章

背番号「42」。
米国MLBでは、全チームが永久欠番にしている。

大リーグ初の黒人選手・ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson) の栄誉をたたえて、1997年4月15日、ロビンソンのメジャーデビュー50年目にあたるこの日、ロビンソンの背番号「42」が全球団共通の永久欠番となった。黒人選手・ジャッキー・ロビンソンが活躍したのは戦後間もない1947年から1956年のちょうど10年間だった…。

大リーグでの黒人の活躍は米国一般社会とは比較にならないほど、その人的解放は早かった。
背番号「42」が活躍していた頃、黒人女性がバスの席を譲らなかったという理由だけで、逮捕されているのがアメリカ社会での黒人たちの位置だった。彼らの多くは高い教育も受けられなかったし、まして、高い職務に就くことはあり得なかった…。

1963年8月、マーティン・ルーサー・キング牧師がリンカーン記念堂前で涙声で大観衆に呼びかけた演説、“I Have a Dream”では当時のアメリカ社会の現実が実像として描き出せる。
その後1964年、ジョンソン政権下で積極的に黒人の社会的、経済的地位を向上させるために、役所や企業、大学に黒人を優先的に(若しくは白人と同数)採用することを義務付けるアファーマティブ・アクション(Affirmative action)政策が取られた。これによってようやく、黒人社会に「希望」が光が射し込んだ。背番号「42」が引退して、8年目になっての政策である。

しかし、現実のアメリカ社会はどう見ても白人社会ではないか。メジャー産業はすべて彼らの手中にある。だから、アメリカで黒人が成功する道はスポーツを含むエンターテイメントに限定されてしまう。彼らの活躍に人種に関係なく、観客が集まってくるのだから…。

キング牧師が亡くなられてちょうど40年目の今年、「夢」が現実になった。
アメリカ社会を覗いた人ならば口には出さないだろうが誰しもが思っていたこと「そんなことはあり得ない」ことが、今日の朝に起きた。
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黒人のアメリカ大統領の誕生である。
バラック オバマ氏(1961年8月4日生 )は、第44代アメリカ合衆国大統領に当選者。現在イリノイ州選出のアメリカ合衆国上院議員である。政党は民主党。現在、唯一のアフリカ系アメリカ人の上院議員であり、選挙により選ばれたアメリカ史上3人目のアフリカ系上院議員でもある。
私は朝から「米国大統領選挙速報」のテレビ中継に釘付けになった…。オバマ氏有利の報道は散々聞いていたが、実際これほどの圧勝をするとは「夢」にも想像できなかった。同時に共和党の惨敗が目を覆った。

「こりぁ、アメリカ市民革命だ」と私はテレビの前で叫んでしまった。
アメリカ市民にとってはケネディーが大統領に当選した時の感動とは、まったく別の感動だったことだろう。キング牧師の「夢」が、現実的な「希望」に変わった歴史的瞬間に立ち会ったのだと思うと、私の胸は熱くなる。
オバマ大統領を生み出した「要因」を見つけ出すことは容易いだろう。そんなことより、来年1月に新大統領になるオバマ氏は大変な事態のアメリカをどう立て直すのか…。これからが大変な作業になりそうだ。
まずは、米国内の経済立て直しが先決だろうが…。


黒人選手進出に猛反対していた「フィリーズ」が50年後の今季、生え抜きの黒人選手4番打者・ハワード選手の大活躍で、若きレイズ軍団を振り切ってワールドシリーズを制している。私は若き「レイズ軍団」に「夢」を託したが、それはまたの機会にして。
それにしても今季、「まさか!」が「現実」になった年だった…。911のような悲しい出来事ではなくて、今年は「よろこばしい出来事」が「まさか!」実際に起きた。時代が動く、大きく動いている。向かっている方向は人々の「夢」を「現実」にする道を指し示しているではないか…。そんな気がしてならないのだ。
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by mlb5533 | 2008-11-06 03:44 | 第六章