このアパートに戻って、お風呂にお湯を溜めている…。
それまで時間があるから、コーヒーにしようか…それとも、牛乳をマグでチンするか…
面倒臭いから、日本茶で…。

トラヴィアータの二重唱でも聞くか… そう思っていつものようにCDを出そうとしたら、指が引っかかって別のCDが棚から落ちた。
「GOD BLESS AMERICA」
だった。911のチャリティー盤だ…。

なんでこの場に及んで、よりによってこのCDがおっこってくんのぉ…。

いま、それを聞きながらこの原稿を書いています。


a0094890_17111178.gifヤンキース。
ボクの憧れ。自由で力強く、その歴史に輝きを放って、人たちに勇気と感動を与える。
ヤンキース。
大都会ニューヨークの象徴。豊かさと貧しさと、期待と裏切りと、歓声と罵声と、美しさと醜態と、栄光と挫折…すべてが混合した大都会同様に。タキシードを着た田舎者であり、冒険好きでスキャンダラスな紳士でもある。


その、ヤンキースの「夢」が今日で終わった…完全に、である。

この結果に、彼等に裏切りだと憤る人々がいる。希望の星が落ちたと嘆く人もいる。あたかも犯罪が起こったかのように騒がしい文字が新聞紙上で躍っている。
騒がしい。
騒ぎが大きいのは、相手があの「ヤンキース」だから。

ベースボールって、不思議なスポーツだ。
今日で、「ヤンキースの夢」の決着は付いたのだ。だから、完全に終わっているべきなのだ。とくに、ボクのような「ヤンキースキチガイ」のベースボールファンには。これから残っている試合があろうとも、お目当てのチームが消えてのだから、終わった…はずだ。

だが、不思議なことに「続く」のである。終わっていないのだ。ここが、ベースボールの不思議さだ。
終わるどころか、たった今でさえ以前とは比べものにならないほど、ボクの「夢」は膨らんでいる…。

では、もし、「ヤンキース」がボクが抱いたとおりの「夢」を現実にしていたとしたらどうなるのか…。
「夢」が叶ったのだから、それでようやく幕を下ろせるのか…。
いや。
やはりまた、「夢」は更に大きくなっていたことだろう。

要するに、いずれの結果になろうとも、ボクは「ヤンキース松井選手」に「夢」を託しているから「夢」が消滅することはない。
今年の「夢」は途中で目が覚めてしまったが、またボクは「夢」を見に行くために、眠りにつく。

ボクの「夢」の中で、子供のようにはしゃぎまわろう…。
2007年4月が来るまで、この「夢」を封印しておこう。

今までボクは自分の見る「夢」は、ひとりぼっちだろうと思っていた。身勝手なボクだから。自分だけの部屋みたいなものが「夢」だとばかり思っていた。
だから、自分の心の記録として、このブログを綴ることにした。そして、書き始めた。


そうしたら、ボクの人生に異変が起こった。ボクと共通の「夢」を抱いて生きている人たちと、現代機器PCを使って交信が生まれたのだ。
見ず知らずの人たちから、コメントが飛んでくるではないか!
ときには共感であり、励ましもあった。そのコメントからボクは、その人の人柄を感じ取ろうとする。
ときには、PCの前で大声出して笑い、ときには、泣きながらその文章を読んだ晩もあった。
書きたいという衝撃がまったく起こってこない日が続いたこともあった。書かなくては、という義務感もあった。
たかが、ブログ、なのに。いつでもやめられるのに。
でも、今は「なにかのため」に書いているような気もしてきた。自分だけの記録、ではなくなってきた。
社会性とでも言うか、責任感とでも言うか…

ボクは、ヤンキースの試合結果ばかりが気になっていたが、このブログにコメントしてくれる人たちに興味がわいてきた…。
どんな人生を送っている人なのか、年齢も、好きな食べ物も、どんな失敗と成功をした人たちなのか、人生でどんな事を成し遂げようとしている人たちなのか、友だちは多いのか少ないのか、だいいちどこに住んでいる人たちなのか、職業だって知らない人々と、ボクはこの「ブログ」を書くことで出逢うことが出来た。

松井秀喜選手の「夢」が、ボクたちの間にいる。

松井選手が、世界中に散在するベースボールファンのボクと個人を繋げて、「ボクたち」にしてくれた。
「夢」が広がっていく…。広がったぶん、「夢の環」が生まれた。
これは、ボクにとって、驚異的現実だった。

こんなことがボクの人生に起こるなんて、予想も想像も出来なかった。
音楽と演劇しか知らなかったボクが、松井選手の「夢」を見つけてたことで、かかわることがなかったであろう人々と出逢い、気持ちを伝え合っている。ときには、「あの人からの」と期待してコメント欄のちっちゃな文字をクリックするときもあった。

このブログを通じて、たくさんの人たちと知り合えました。

ブログ機能も、ブログの「ルール」をまだ全然わかってない、書く作業しか知らないボク。
2007年4月までには、少しでも学んでおくことにします。そして、文中での注意点などがあったら「ブログのルール」を知らなすぎるボクなので、ご指導いただきたい、と願っています。その都度、正していきます。

ヤンキースの今年度は、今日で終わりました。
でも、まだ「ワールドシリーズ」まで対戦が続いています。この対戦はテレビ中継で見ていますが、平凡なひとりのベースボールファンとして、最後の決着まで見届けます。

ボクは、たとえヤンキースの試合がなくても松井選手とヤンキースから目を離しません。その度にこのブログを書き続けます。

松井選手の「夢」と一緒にいたいから… そして、みんなとのかかわりを続けていたいから…

2007年4月まで、みんなの「夢」をもっと大きなものに育んでいてください。
ボクもみんなに負けないくらいのデッカイ「夢」にして、来季に挑戦しますから…

そして、松井選手もまた自分の「夢」を今年以上に大きなものにして、来季、ヤンキースタジアムに帰ってくるのだから…。

ボクの「ブロ友」…
ヤンキース選手たちとコーチ陣…

そして、松井秀喜選手…
あなたの「夢」をボクに見せてくれて、ありがとう。

感謝!
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…NY152…
by mlb5533 | 2006-10-09 02:22 | 第一章

IN GOD WE TRUST

みなさん、神様の存在を信じますか?

なに、なになにぃ? のっけから、宗教のお話かよぉ~~
と、早とちりしてマウスを動かさないでください!

ホラ、野球中継しているアナウンサーが時々、
「勝利の女神は…でしょうか」とか、言うじゃない。この時の、女神って、なんでしょうねぇ。
まさか「自由の女神」を指して言ってるんではないでしょう?

あなたは、「勝利の女神」の存在をその目で見たことがありますか?
勝利の女神がいるか、いないか…の立証はどちらも出来ません。神様がいるか、いないか…立証はどちらも出来ません。

いるのか、いないのか…ではなくて、その「存在」を、「信じるか、否か」です。
いま、ボクの手元にはないけれど、米ドル札には、「IN GOD WE TRUST」って書いてあったと思うけど…。「ボクたちは神の存在を信じる」と。この言葉が印刷されたお札を、米国人たちは誰ひとりとして文句を言っていません。この言葉が印刷したお札を、米国人は100年以上も、日常使ってきました。

なんだよぉ、野球と宗教の話なんて関係ねぇじゃねぇか、よぉ~、とのお言葉が聞こえてきますが、
まあ、聞いてくださいませ。

日本の古くからある言葉に、
「困ったときの神頼み」って、あるでしょ。
自分が困ったときだけ、人生で危ういと感じたときだけ、仏にすがる人…の、ことです。
日本の神様はいたって寛大です。まあ、そんなおすがりをしただけでも、しないよりは心が穏やかになるのなら、それでいいだろう、と。素適なことです…

ベースボールの選手たちの中にも、それぞれが信仰を持った選手もいます。自分が善いプレーが出来たとき、天に向かってキスを送る選手…或いは、ズバリ自分の胸に十字架をきる選手…様々な形で、自分の素晴らしいプレーを「神様」に自分の方法(失礼! 宗派の作法、と書くべきか?)で報告していますね。
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はじめてヤンキースタジアムに行って、生の試合を見たときです。
「アッ 神様にお祈りしてる…」「十字架きってるぅ!」
こんな光景は今では見慣れましたが、あの時のボクは野球のグランドで初めて見たから、大変な衝撃でした。大リーグの選手たちが、こんなことを平気でするんだぁ…、と。
若かったボクにとっては試合以上に大変印象に残った出来事でした…。

日本ではミッション系高校野球選手以外には滅多にありませんが…いずれにしても、ボクは、こうした選手に対して思わず、理屈抜きに「素適な人たちだなあ」って思っちゃうのです。
自分のお手柄は自分がやったんだぁ!自分が出来たんだぁ! と、自慢げに叫ぶ前に、あたかも「神様が自分にそれをさせてくれたんだ。ありがとう、神様」と、言わんばかりの表情です。
その謙虚さと、潔さにボクは人が神様への恐怖感や下僕になった姿ではなくて、逆に人間の生きる命、そのものを感じます。

日本の野球界に比べて、ボクが大リーグを好きなのは、そんな「人間臭さ」をたくさん感じる場面が多いからです。生きている責任感、とでも言うか…。みんながここに集まって、「これ」をする人間的なよろこび、とでもいうか、そんな人たちの息吹と輝きをスタジアムでは感じるのですよ。

選手の美しいプレーに手をたたいて起こる拍手のこだま。
風を切る瞬間に出る甲高い衝撃音の尾を引く響き。
大地を駆け抜ける走る風の音。
白球がスタンドに消えたときに巻き起こる呻るような歓声と地響きの音…。
投げる、走る、獲る…すべての音たちは、神様から生きている人たちへの贈り物なのか、と感謝したくなるときだってボクには、あるんです。

で、ボクなんですが、ね。
ボクは「野球の神様」の存在を信じています。絶対に、いる、って!

でね。
この神様は、一生懸命プレーしている選手たちに「光」を与えてくれます。
過去どんなことをしてきたか…なんて、そんな古いことは見ていません。
「いま、君は生きている自分の全部を使ってプレーしているか」を見守っていてくれるのが、
「野球の神様」なんです!

この神様は、人のおごりを嫌います。この神様は、人の怠けを許しません。この神様は、みんなのことを考えて行動している選手に「光」を与えます。自分中心の選手を、嫌います。

アッ、笑ったでしょ! ホント、だよ。
ウソだと思うなら、グランドに行ってごらんなさいな。そして、耳を澄まして音を聞いてごらんなさい、目を見張って見てごらんなさい。グランドでプレーしている選手たちの姿を。
ここのいるすべての選手たちは、米国を代表する「神様に祝福」を受けた選手たちなのですから。
誰ひとりとして、怠慢なプレーや自己中心的プレーなんてしている選手はいないのです。

「いま、出来ることを精一杯プレーする」
と、野球の神様に誓った男たちが、いま、最後の戦いをしようとしています!

是非是非、見てあげてくださいませ。神に祝福された男たちのドラマを!
果たして、どっちに「光」を与えてくださるのか…
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…NY152…
by mlb5533 | 2006-10-08 00:52 | 第一章

大リーグのペナントレースは終わった…。
シーズン最後まで楽しませてくれた各チームとまた半年間のお別れだ。
もうしばらく待てば、個人記録がメディアから発表されることだろう。これもまた、楽しみだ。
特に「新人王」は、両リーグともとくに気がかり。果たして、日本人プレーヤーが獲得できるか、注目している…。

大リーグとは別の話になってしまうが、日本のスポーツメディアが最近ボクには腑に落ちない。
昨日、中日阪神戦の中継をしているものとばかり思ってチャンネルを切り替えて探してみたら、そんな番組はどこにもなかった。それどころか、あの「東京G」の中継すらしていなかった。いくらチームが低迷しているとは言え、ずいぶん露骨だなあ、と思った。
これでは、日本では野球は商売にならない、とでも言いたげである。
もしそうだったとしたら、メディアの貧しさを感じる。なんでもかんでも、お金が優先、なのか…と。
まさか、「売れる/売れない」が番組制作の基本ではあるまい。ニュース性、話題性は無視するのだろうか。
中日阪神戦は、野球ファンなら注目のカードだ。御贔屓筋のチームが云々、というようなことではない。大詰めを迎えたペナントレースの最後のドラマをナマで見たいとボクたち野球ファンは思っているのに…。最後まで泥だらけになってペナントを競う男たちの真剣勝負は、見るボクたちは手に汗して観戦する。いや、そんな観戦をしたいのがファンなのだ。それをさせない日本のスポーツメディア。
なぜだろう?
なんだか背筋が寒々しい。こんなことを続けていたら、日本ではプロ野球が育たなくなるような気がする。ますます野球ファンは減るだろうし、子供たちもベースボールの楽しさを知らなくなり、野球全体が育たない…。そして、各チームの選手たちも日本野球から離れ、大リーグを目指すことになってしまうのではなかろうか。プロを目指すなら始めから大リーグ、という世代がもう出てきてしまう気がするのだが…。それとも、日本プロ野球は大リーグの「2Aリーグ」「3Aリーグ」扱いされてもいいのだろうか、とさえ心配になってしまう。

a0094890_4223852.gifそう言えば、昨日だった。
NL西地区のドジャースが勝って、「10月」に駒を進めた。日本で言う胴上げ投手はなんとなんと、36歳の新人ストッパー斎藤隆投手だ。ドジャース新人ストッパーの球団新記録22セーブを自ら更新して24セーブ。
1992年 ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団。
2001年 ストッパーに転向。この年7勝1敗27S、防御率1.67の成績を挙げた。

そして今年、エリック・ガニエの故障、他投手の不調によりクローザーに昇格してのこの記録だ。
ドジャース球団は笑いが止まらないはず。昨日まで斎藤投手は、 スライダーを武器に107奪三振。

まさに、お見事! 

こういう日本選手が活躍しているというのに、なぜ日本は日本のプロ野球をあたかも芸能番組と同様な味付けにしてしまうのだろうか…。選手たちはプロ野球人であって、芸能人ではないのに。

ドジャースは今年途中からタンパからルーゴ選手を獲得した。ルーゴ選手もドジャースで「優勝」のよろこびを分かちあっている。そして、ガルシアパーラ選手だ。膝の故障を克服して、遂に「10月決戦」に出場が決定した。なんでも斎藤投手とはだいぶ仲がいいとのこと。米国西地区、特にカリフォルニアはボク個人としては、苦手な土地柄だ。男同士で平気で抱きついたりするし…で。あれだけは、勘弁してもらっている。映画「ダイハード」でブルースウィスルが飛行場で言う台詞で、大笑いしてしまった。

さて、10月。
泣いても笑っても、今年のベースボールは終わってしまう。
ヤンキースの対戦相手が気になるが…。どんなドラマを見せてくれるのだろう。
緊張と期待でますますボクの「夢」は大きく、大きくふくらんでいく…。
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(コラージュは筆者/Yahoo!sportsサイトより)
…NY152…
by mlb5533 | 2006-10-02 06:05 | 第一章

a0094890_19222551.gif快挙!

米国大リーグ、NL西地区のドジャースの斎藤隆投手が27日、コロラドロッキーズ戦に2点リードした9回から登板、1安打2奪三振の無失点に抑え、22セーブをマーク。チームは6-4で勝利しています。これによって斎藤隆投手は、ドジャース球団新人セーブの新記録を樹立です。

昨季、新人のイェンシー・ブラゾバン投手(26)が21セーブを記録したばかりだったのに、斎藤はわずか1年でこれを更新。1890年球団創設の伝統あるドジャース。今季、マイナー契約選手だった斎藤投手にとってはまさに「夢の舞台」だったことでしょう。
太平洋を越えて、ボクたち日本から斎藤投手へ大拍手です! 
とどけ、海を越えて! この拍手の音が…。
 
斎藤の1イニングの三振奪取率は1.35。これはメジャー全30球団の各リリーフエースの中でも堂々3位にランクしているのです! 
この日のウイニングボールは斎藤のサイン入りで、ドジャースタジアムに展示されることも決まったとの報告をサイトで読みました。

しかし、まだまだNL西地区の優勝は決まっていません。
ワイルドカード争いでも、大接戦が続きます。果たして、ドジャースは「10月」に駒を進められるのか…

光り輝くヤンキースの松井選手や200安打のイチロー選手たちの影に隠れて、地味選手の代表、斎藤隆投手。残る3試合チームがすべて勝ったとしたら…。

ここにもまた、自分の「夢」を追い求めるひとりの日本選手の姿があります。

…NY152…
by mlb5533 | 2006-09-30 01:57 | 第一章

「577」は復活の証

一泊の関西出張が日帰りですんだので、食事も取らずに新幹線に乗り込んでそのままここ、板橋のアパートに戻ってきました。お陰様でテレビのスポーツニュースを散々見ることが出来ました。
どの局も同じ場面を映し出していますが、それでもワクワク…。復活した松井選手の打撃を繰り返し眺めさせていただきました。なにせ、4ヶ月もこの日を待っていたので…。

東京駅の売店に置かれた「夕刊紙」は、早々と「松井復帰 いきなり連続安打!」などの見出しが躍っています。京都まで、そんな夕刊紙を2紙購入。記事内容は、解説もなければインタビューもないただの速報原稿でしたが、それでもボクには楽しめました。
まわりでもこの夕刊紙を読んでいる人たちが大勢いました…
東京でも京都でも、乗ったタクシーの運転手さんはすでに「ラジオで聞きましたよ。松井ってものすごいんですねぇ」と、しきりに感心しています。
「復活 松井選手」の話題は、大リーグとは無縁の人たちにも日本中共通の話題です。


a0094890_42932.gif今季、「開幕を二度迎えた 松井選手」…

5月11日のあのことから124日ぶりの復帰でした。試合前、松井選手は記者団に対して、こんなコメントをしています。
「いままでは試合がある度に出ていた。でも怪我してリハビリを体験して感じたことは、日々試合に出るというなんでもないと思っていたことが、実はこんなに素晴らしいことなんだって…」
素適なコメントをしてくれたものです!

確かに松井選手は、ある意味で、高校時代から日本のプロ時代、そして、大リーグまでの間、ずっと長い間「野球の優等生クン」だったのかもしれません。確実に出場が保証されていた選手、その立場でいられた選手…。大勢の人たちから賞賛され続け、本塁打を期待され続けたいままでの選手生活。輝く選手、まさしく「野球選手の優等生」です。
でも、あの怪我をしたことで、彼はとても大事なこと、つまり「普通の選手たち」の心境を味わったのではないかって、ボクは思っています。
「もしかしたら、試合には出られなくなるかもしれない」という恐怖感に似た淋しさとでもいいましょうか…不安感とでもいうべきか…そんなものを。
そして、123日間、そんな自分と闘ったのでしょう。その姿が、リハビリ中の松井選手でした。
「再びグランドに立ってみせる!」とのコミットで…。
この体験で「普通の選手たち」の仲間入りです。きっとそれは、今まで松井選手が味わったことのない屈辱感だったかもしれない、じれったさ、だったかもしれない。でも、でもそれは、松井選手を「普通の選手」から「本物の優等生」にするための試練だったようです。
ボクは、そう思いたいのですよ。


2006年、今季開幕を迎えるための準備をしてきました。WBC出場も断ってヤンキースのために自分の準備に集中してきました。そして迎えた4月3日の開幕戦では、4-4、3ランホームラン! と、超派手な開幕戦にしたものでした。

しかし、昨日は違っています…
どんなに準備をしたって、試合に出場できる保証はなかったはずです。普通の選手たちみたいに…。努力が報われる、との保証はない。チームも、自分がいなくても「優勝」がもうすぐそこにある。
チーム力アップのために他から選手も入ってきた…そんな状況の中で、松井選手は黙々とひとりリハビリと打撃練習を繰り返していたのでしょう。

昨日の試合で松井選手は4安打して、大リーグでのヒット数は、通算580本になりました。
4連続ヒットして一塁ベースに立った松井選手に、スタンドではまた大歓声があがりました。
ド派手な復活をした松井選手に、ジータ選手は呆れ顔。ベンチで笑い出す始末。
「アイツの骨は骨折してない。骨が休んでいただけ…」と、冗談を言ってチームメイトと笑ったそうです。
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2006年9月12日、ヤンキースタジアムでセンター前に落ちた577本目のヒットは、松井選手の大リーガー「第2章」の書き出しにモッテコイだと、ボクは感じました。
松井選手が打席に向かったとき、ヤンキースタジアムの観衆は全員が総立ち。歓声がこだましていました。「本物の大リーガー」に変身した松井選手に贈るみんなからの祝福なのです。
「あの歓声は一生忘れられないです…」と、松井選手は言っています。

577,578,579,580…

無機質な数字の中に、人間の息吹きが内在している。生きている証がこの中に記されている…。


a0094890_4274721.gifさあ、新しい伝説がまたひとつヤンキースタジアムに生まれました。
今日は無安打に終わった松井選手ですが、試合結果は、
NYY8-4TB
ボクの好きなカノー君がホームランしてくれました。
ボストンが負けてしまったので、地区優勝まで後「7」です。もしかしたら、今週末ヤンキースタジアムでのボストン4連戦で「決まる」かもしれませんね。

明日は王建民投手の先発です。18勝目がかかっています。
これもまた、楽しみになってきました。


(コラージュは筆者制作/Yahoo!サイトより)
…NY152…
by mlb5533 | 2006-09-14 14:13 | 第一章

f0012316_21192085.jpgオープン戦でのご活躍、頼もしく感じております。

持病に加えて、今年は古傷の左膝がまた悪化しているとのこと。完治してない状態と聞いておりますが、笑顔を忘れずにボク達へのファンサービスを続けている松井選手の姿に常々感心いたします。


貴君はいまアメリカの一部のメディアから、「聞きたくない」ような記事や、こころにもない「比較論」などが耳に入っているのではないか、と。そのことで、もし、ボク達ファンに対して、いぶかしい気持ちになってはいないかと心配になりました。

松井選手の「夢」を一緒に追いかけるひとりの人間として、ボクは少なくても貴君の選択を指示します。貴君の置かれている立場をボクは理解できます。いや、この「理解」は決してボクひとりではないと思います。
貴君の活躍を通して知る貴君の人柄と、プロとしての技術向上の励む姿と、熱心さはまさしく日本の文化の伝統的理性すら感じ取れます…。

貴君を指示する多くの人たちは、そのことを知っています。そして、貴君自身がWBC出場辞退を選択したらその後どうなるかも、覚悟していたはずですが、そのこともまた貴君同様ボク達も承知の上でした。誹謗と中傷、批難の声も上がると言うことを…。

                    永遠の瞬間 「満塁ホームラン!」
f0012316_2127941.jpg

そんな雑音を覚悟してまでも貴君は自分の「夢」を大切にしていました。
貴君の「夢」は、本来WBCの「夢」に他なりません。同等であり同質であって、ベースボール&野球を愛する人たちの共通した「夢」であったはずです。いや、そうでなければWBCの存在理由がありません。貴君はじめMLBの選手達の中で、辞退と出場の選択はどちらの回答であっても、その「夢」からはずれるものではない、ということです。善悪ではありません。正しいとか不正でもないのです。
ベースボール&野球のすばらしさを伝えたい…との「夢」は貴君個人もWBCという団体も、そして全世界の各球団チームの選手達に共通した「夢」だから、です。

「夢のヒモ理論」とでも言いましょうか… 共鳴し合っている「夢たち」の輪、でいいのです。

ただ、一方で、これは現実的なことですが、貴君へのメディアによる報じ方は昨年とは異質になるような気がしています。おそらく、今期は貴君にとってアメリカのメディア特有の「比較論」や「弱者の理論」で見られることが多くなるかもしれません。そして、松井選手を支持しているボク達にも、聞きたくないような、見たくないような記事に出逢うことになるかもしれない。
しかし、貴君はどんな環境にあってもボクと分かち合ったあの「夢」を追い続けてください。
そのプレーを見せてください。
トーリ監督とガッチリと握手してください、「夢のグランド」で…。
チームの仲間たちと、ガッチリと!
そして、「リング」の輝きをこの日本に持ち帰ってきてください…

これは個人的な感想ですが、ボクは貴君がピンストライプのユニフォームを着ている以上、ジータ選手やA.ロッド選手、バーニー選手達と敵味方に分かれて戦う姿なんて見たくもありませんでした。大儀がなんであれ、です。もし、ボクの尊敬するムッシーナ投手がUSA代表で出場していたとして、その時松井選手が打席に立ったらいったいどっちを応援すればいいのですか? ボクにとっては、笑い事ではありません。そんな対戦なんて、考えたくもありませんでした。
美しくない、ですよ! そんなこと。

貴君は「ワールドシリーズ出場チーム」の最右翼に位置しているチームの一員です。そのチームの中でたったひとりの日本人。これが貴君の立場でしたね。だから、WBC出場辞退の選択は、当然、なのです。貴君の日頃の健闘を知る人たちにとって、そして貴君の立場を理解できる人たちにとって、今回の「我慢の選択」こそ、貴君らしい潔さだと言うことを知っています。貴君の輝きは永久に続くものであって、決してそれを失うことはありません。

      松井選手の初ヒット!
f0012316_21313996.jpgさてさて、松井秀喜選手様。

今シーズンの宿題があります。
1.打率.310以上にすること。
2.打点130以上にしなさい。
3.9月中旬にシャンパンかけ!
以上の問題に正しく回答しないさい。期間は、今期9月末とします。

そして、10月の宿題は、
1.「夢」を「現実」にすること!
2.マッティングリーコーチとガッチリ握手!
3.チームメイト全員とシャンパンかけ、3回!
そのためには、10月だけで
1.打率.340
2.打点25以上

以上の出題に正しく回答を提出しなさい。回答の期限は今年10月1日から10月末日とします。
ボクは貴君がこの宿題すべてに回答し、満点で今期を終了すると、「夢」見ております…
まだまだ花粉が舞い散る季節、くれぐれもお体にはご自愛下さい。


…もう、間もなく、「夢」の舞台の幕が上がります、ね、皆様。
松井秀喜選手の今期の活躍と我がYankeesの栄光の復活ために、彼らの「夢」を一緒に応援してあげましょう。
ベースボール&野球をこよなく愛する人たち…。

…NY152…
by mlb5533 | 2006-03-23 21:09 | 第一章

この数日間、ボクはいい夢を見ていた…
今朝、目覚めてもまだその夢の続きの中にいるのか…終わった夢を懐かしんでいるのか…
なかなか現実に戻れずにいた…

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ボクと同じ「いい夢」を見ていたのは、野球ファンだけではあるまい。ふだん野球には関心もなく興味もなかった人たちも昨日の「春分の日」は、アメリカから届いた電波をそのままテレビに映して、彼らの活躍に一喜一憂していたことだろう…。それは、まるで「夢の中」にいるかのようだったに違いない。多くの人々が「いい夢」を分かちあった…

21日に行われたWBC決勝日本-キューバ戦を中継した日本テレビ系の番組平均視聴率が関東地区で43・4%を記録したことが22日、ビデオリサーチの調査で分かった。
瞬間最高視聴率は王監督が胴上げされた場面で56・0%だった。
a0094890_16304058.jpg
WBCについては、スタート前にその企画自体を疑問視する声も多数あった。
出場各国の組み合わせにも疑問を持つ人たちが多かった。ルールにも納得できない声もあった。MLB関係者とMLB選手会が主催者側であるにもかかわらず、大リーグの選手個人が「辞退」したり「反対」したり…。そもそも、主催国のアメリカ自体が盛り上がらない。
アリゾナに旅行に出掛けたご夫婦が、イチローの練習風景をカメラに納めようと探したがイチローが見つからない。
「WBCに出場していますよ」
と、言われても「WBCって、なに?」
まあ、ふだんベースボールには関心がないご夫婦なのだろうが、これがアメリカ国内でのWBCに関する正直な反応なのである。

a0094890_16305868.jpgWBCの試合が開始すると、審判員の「誤審疑惑」があった。 
一般紙でも、ボブ・デービッドソン審判員を「日本で最も有名になったアメリカ人」と、皮肉混じりに記事にしているけれど、審判員の八割がアメリカ人だと言う主催者側の姿勢は試合前から変えようとはしなかった。他国の声も聞き入れなかった。
ボク自身は、この誤審には「やはり、な…」とWBCにはますます関心が薄らいだ。しかし、この「事件」をきっかけにして、テレビの視聴率が急上昇しいてる。
日本の人たちがWBCって? 関心を持ったのだろう。

韓国戦に対して、イチロー選手が「ああい言ったのこう言ったの…」との、話題も上がった。
ボクには「お国柄」で処置してしまうような話なのだが、これもまた日本人のWBCへの関心を集める話題もなった…。

ところで…。
WBCの試合そのものは、どうだったのか…

ドミニカ対キューバ戦にしても、プエルトリコ対キューバ戦そしてドミニカ対プエルトリコ戦などは両国の選手たちのプレーは凄まじかった。結果はドミニカ共和国は5勝2敗。プエルトリコは5勝1敗。ともにWBCの準決勝まで登ることはなく、その勇姿を日本の人々に見る機会もないまま消えてしまった…。
日本チームの選手たちがみんなそうだったように、各国チームの選手たちは、あたかも高校球児さながらに、ひたむきで、フェアプレーの連続だった…。夢の試合の連続だ…。
このことは各スポーツサイトと記事が物語っている。
組み合わせの幸運からか、それとも実力かの議論など、いまさらそんな議論はもうどうでもいい。

a0094890_16312396.jpg日本チーム対キューバ戦は誰が見ても優勝決定戦にふさわしい内容だった…

全員がスターだった。

8回1/3から登板した大塚投手の熱投なくして、9回の日本チームの猛攻はなかっただろうし…。

試合経過を言い出したらきりがない。まさしく、夢の連続だった…。

夢…しかし、これは現実だ。
日本10-キューバ6
第1回WBCのチャンピオンチームは、「日本チーム」だということ。
「こういう素晴らしい仲間と出逢えて…」と、世界一になった記者会見でイチロー選手はこう言ったまま、次の言葉がつまった。

イチロー選手はじめ、王監督も、全選手30人がこの数日間、
「夢」の、その中で生きていたのだろう…

彼等の「夢」をボクたちに見せてくれたから、ボクは全日本の選手たちと一緒にその「夢」に誘われたのだろう…

a0094890_16314187.jpg日本チームのスターティングメンバー 
1 遊  川崎
2 二  西岡
3 右  イチロー
4 DH  松中
5 左  多村
6 捕  里崎
7 一  小笠原
8 三  今江
9 中  青木




この選手たちにボクはいい夢を見せてもらった…

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…NY152…
by mlb5533 | 2006-03-23 01:14 | 第一章

ヤンキース、ヤットコさ 初勝利??! 
3-2でトロントに辛勝。
いやいや、まだオーブン戦のお話ですが…。

この日3-3と絶好調 松井選手
f0012316_164192.jpg5の4。
左膝の腫れが心配される松井選手は、昨日もトロントブルージェイズとの対戦に、3番DHで出場でした。結果は3-3。2打席目はライト線を破る2塁打。例のお得意の2塁打…です。
一昨日からの打席を加えると、5-4!! こんなに打っちゃってホント、いいのかねぇ。
去年みたいな瞬間的…いやいや、よしましょう。ヘンな記憶は消し去ること、です。
とにかく調子がいいようですね、彼は。
左投手からだけの結果なので、トーリ監督が記者たちに「今度は右(投手)を打ってもらおう」と、ジョークを飛ばしたほど、マツイ君にはご安堵なされたようです。


しかし…、膝が心配。
松井選手の打ち方は、全世界のベースボールファンがご存じのように、右足を投手の方向に一直線に向けて、左に体重をしっかりと残し、回転で打ち込みます。そのスタイルを写真がとらえると、あたかも「人」という文字に見える…。この独特な打撃フォームは、彼の高校時代から代わりありませんね。
「右の膝を少し曲げて打てば打率は上がるのに…」
と、言った評論家もいます。確かに、そうでしょう。体重の移動がラクになりますから。でも、彼本来のパワーが、バットに届かなくなるデメリットもありますね。
従って、松井選手の左膝は「独楽の芯」なのです。松井選手にとっては一番大事なところなので、各スポーツ新聞社の記者たちはこぞって取材するわけです。「大丈夫?」って、ね。

でもでも、この結果を見ると、その心配は…いいのかも、よ。
それよりも、彼がイヤなのは「花粉」でしょ!!
毎年毎年、毎年これで「時期遅れのサンタのトナカイさん」みたいに赤鼻になってますから、ねぇ。ボクも花粉で困ってたけど、カナダ製のハーブ「スプリングウィンドウ」を口の中にシュッシュッしたら、鼻水も止まり、街に出ても気にならなくなっちゃったけど。

先発はムッシーナ投手
f0012316_1654385.jpgさて、と。
それにしてもBox Scoreを読んでみたら、ビックリ。だって、12安打して、3得点。効率がよろしくありませんぞ。
ヤンキースのヤングたち、もうすこしがんばって! メジャーに残るんだ!!

で、その中で特に気になったのがアイツ…よぉ。また、だよ。

そう、カノー君。
カノーのヤツ、もう早速例によってムラ打ちが始まった。昨日は4-0で、得点も0。いいとこ、ナシ!
1番カブレラが5-3とがんばってるのに…。効率が悪いのは、要は2番がブレーキってことじゃん。
まったくぅ~~~、カノォ~~。セカンドはカイロ選手にしちゃうよぉ~~、いいのぉ?


どうしてアイツはいつもいつもああやって、のんびりしてんのかねぇ? シェフィールド様みたいにガッツあふれたプレーヤーになれ! とまでは言わないけど、さぁ。まあ、言ってもカノー君には無理だけど…さッ。しかしですよ、こぉ~、なんて言うか、さぁ…どっか、ソリアーノ君と似てんのよ、ね。も、ちっと、ガッツ見せてもいいかも、よ…ね。地味、なのよ、この人。
巨人軍の、ホラ…何とか言う選手、おなじセカンドやってる…そうそう、ニオカ選手。あの人みたいだモン。地味なのよ、地味。かえって、目立つんですよ、こういう人は。
なにせ、派手好きな選手揃いのヤンキースにいると、さぁ。もっとも、NYYファンたちも他球団のファンに比べると、どちらかと言えば「超ド派手好き」な方々が多いのが特徴でございます、けど…ね。
B型とO型の人たちって、ヤンキースファンに多いそうですよ…ええ。
くだらない雑談はいいとして、20日まで連戦なので、カノー君、がんばっていいとこ見せなさい、よ!! いい!! わかったぁ??
ご返事は? 君は地味だから、さぁ、スポーツサイトにも滅多に自分の写真が載らないじゃん!!
ヤンキースの選手として、「ボクは珍しいでしょ!」なんて自慢にならないんだから、ねぇ。
いい!!
ボクは太平洋を越えても君の活躍と結果はきちんと、ちゃんと、見てんだから、ね。
そういうファンがいるってことを、忘れちゃダメなんだかんね。いい!!
がんばれ! カノー!!! フレッフレッ、カノォ~~~♪

地味選手 カノー君
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もう、ひと試合の報告を記録しておきました。WBCUSA対SFG戦です。
結果は11-7で、WBCUSAが勝っています。
WBCUSAの打線は、以下の通りでした。でも、ヤッパシ! でしたね。

                 相変わらず元気でカッコいいジータ選手
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この打線ならまあ、他の国のチーム力から見て、2次リーグは優勝して当然だよ、ね。

1 Damon, LF
もういでしょ、彼のことは。
2 Jeter, SS
なんだか、さ。このコンビはどっかのチームを連想しゃいますよ、ね。スゴすぎ、ゼイタク、もったいナイ…冗談じゃない、クヤピィ~~  やめて!! ハイ…。
(2 Young, M, SS)  1976年生まれ Texas Rangers一筋 .331の強打者。
3 Griffey Jr, CF 
マリナーズからレッズへ。今やレッズの中心選手 昨年は.301 35HR
4 Teixeira, 1B
1980年生まれ レンジャーズの若き4番打者 特に昨年大ブレークして、初の打率.301。本塁打43を打ち込み、「A.ロッド2世」の呼び声が上がった人気選手。ジータ選手顔負けの女性ファンが多いのが、この選手の特徴。カッコよすぎ、ですぅ。 
5 Jones, C, 3B
6 Schneider, DH
7 Barrett, C
8 Winn, RF
9 Utley, 2B

WBC USAの打線の中核 グリフィ Jr.
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まだまだ、いろいろと書きたいけど、本日は、ここまで我慢します、ね。


(写真はYahoo!sportsサイトより)
…NY152…
by mlb5533 | 2006-03-06 16:17 | 第一章

「夢」ひとつ

大リーグ、ヤンキースの松井秀喜選手がWBC参加を断念した。
それでいいと思ったのは、ボクひとりではないだろう。むしろ、
「WBC参加はお断りすべき」
と、思った野球ファンの方が多かったのではなかろうか…

ここに、おもしろい記事があった。サンスポの記事だ。
ボクたち野球ファンの気持ちを代弁してくれた記事として、いい記念原稿でもある。
全文を載せておこう…


松井秀がWBCへの参加要請を断った。最初から結論があったわけではない。出るべきか、否かと今シーズン後半からずっと頭を悩ませてきた。野球における世界一の価値観を問われ、熟慮し、その答えが辞退という行動に表れた。その大きな理由は、松井の目には最後まで、WBCが真の世界一を争う大会には映らなかったためだ。
 真剣勝負をうたいながらも耳に入ってくるのは“球数制限”など本来はありえない特別ルールの存在。しかも世界一を争う大会に、メジャー随一のスター集団・ヤンキースの主力で、出場に合意したのはデレク・ジーター内野手(31)らわずかに2人だけ。大会直前に辞退するという噂も根強く残っている。サッカーのW杯にレアル・マドリードやチェルシーの選手が出場しなかったら、大会の価値は半減するだろう。
 言葉にしてはいないが、松井の中でのWBCは日米野球のような商業的イベントに等しいのではないか。もし仮に日米野球が3月に開催されたら、果たしてどれだけの選手が参加するだろうか。WBCが真剣勝負よりも商業主義が強い“イベント”と変わりないと感じながらも、主役に祭り上げられて利用されるのは本意ではなかったのだろう。
 イチローや大塚など他のメジャーリーガーが参加を決めたことで「野球人気の復興のためにも松井は出るべきだった」など批判が起こることも予想される。しかし“イベント”で勝つよりも“ガチンコ”で松井が世界一になる方が、日本野球を盛り上げる近道だと私は考える。


この記事を読んだ松井選手ファンのみならず野球を愛する多くの人たちは、賛同の拍手を送ったに違いない。
「夢」はひとつ…。
ワールドチャンピオンリング…ただひとつ、で、いい。それを指にはめて、来シーズン日本に「帰省」する松井選手の笑顔をボクたちは「夢」見ているのだから。

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デーモン選手とて、同じだろう。
ここは日本。一国民族の国家。しかし、アメリカはその歴史が語っている通り、他民族の集合国家である。「自由」を夢見た人たちの、多種民族の国だ。
大リーグは、そう言う人々によって支えられているのが現実である。
プエルトリコにドミニカ共和国、キューバ人などアメリカでもマイノリティーの民族が支えているのだ。

彼らの祖国愛と家族愛、民族的経済環境と異国の生活落差、個人の人生…彼らはその中でベースボールを「仕事」にしている。当然、「USA出身」の選手たちとは、人生の考え方の「根幹」が違っている。今年のドジャースは8カ国の選手がチームを組んでいた。ベンチ内での会話は、英語とは限らないのだ。

彼らは子供の頃自分の祖国で「夢」を見た…
そして、大西洋を渡り、太平洋を越えて、その「夢」を現実にするために米国に発ったのだ。
その戦いがあの、米国大リーグのドラマ、なのである。

「夢」はひとつ…。
ワールドチャンピオンリング…ただひとつ、で、いい。

…NY152…
by mlb5533 | 2005-12-31 14:17 | 第一章

変身! デーモン選手

長髪切りヤ軍入団会見
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…12月23日は、「夢の物語」には最高の記念日になった。一足早い、クリスマスプレゼントがニューヨークから届きました。

そう、デーモンのヤンキース入団の報道を、各スポーツ紙が一斉に書き立てていたのです。

以下は、その記事。

米大リーグ、レッドソックスからヤンキースへのフリーエージェント(FA)移籍が決まったジョニー・デーモン外野手が23日、当地のヤンキースタジアムで、トレードマークの長髪を切り、ひげをそり落とした顔で入団発表に臨んだ。
デーモンは「どう? 違う? 良くなった?」と切り出し、「ただ伝統を尊重したかった」と、ヤンキースの規律を抵抗なく受け入れたことを強調した。
ワイルドなレッドソックスに、規則ずくめのヤンキースというのが、ファンの見方。その一方の象徴だったデーモンが、対極に位置すると思われるチームを選んだ。
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愛称は「原始人」。04年から伸ばし続ける長髪と口ひげがトレードマークだ。個性派ぞろいのレッドソックス集団の中でも異彩を放っていた。子供たちからも人気者でもあるデーモン。
ただし、風紀にうるさいヤ軍は長髪、ひげとも禁止事項になる。火種になるかと思いきや、チャリティ支援のため公開ひげそりに臨んだ心優しき一面も。ただ長髪は気に入っており2年近くも伸ばし放題だという。
「新しいスタートに興奮している」
と話すデーモン。伝統のピンストライプでイメージチェンジすることになった。
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迎えるヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャーは「レッドソックスと比べるとウォール街みたいに見えるかもしれないけど、うちも結構個性派ぞろいだよ」と話した。
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しかし、それにしてもデーモンの入団発表はヤンキースらしく迅速だった。
髭と長髪といえば、ジョンビも同様でした。バーニーのバトンは、デーモンが受け取ったのはいいけれど、後は投手の補強が気になるところだ。

松井選手の夢は、ボクたちの夢。2006年の開幕が待ち遠しい…

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(写真はYahoo!sportsサイトから)
…NY152…
by mlb5533 | 2005-12-25 02:35 | 第一章