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ともだちのひとりに、NHKの番組ディレクターがいる。
かれこれ10年以上になる。度々転勤をするのがこの仕事の特徴らしい。しばらく東京にいたかと思ったら、今度は大阪に転勤するという…。
彼女はボクが大のマツイファンであることをよく知っている。
彼女と会うときまってマツイ談義と放送談義が始まる…。大阪に転勤してしまうと、それが出来なくなるのが、ちと、寂しい。

ところで、先日のティムが投げた対ジャイアンツ戦の第1戦だった。
NHKの実況中継アナがおもしろいことを言った…。
サンドバル選手が打席に立った頃、画面にはスタンドの観客が引いた映像で映し出された。満席状態を知らせるフルショットだ。続いて、別のカメラに切り替わり、子供たちや大人までが「パンダ」のかぶり物をしている映像が映った。
そのとき、アナウンサーが解説者に、「これって、なにか意味があるんでしょうか?」と自局の映像をそう言うから、映像を見ているこちらとしては「?」となるが、しばらくアナの声が消えた。
この間に、サンドバル選手が浅いレフトフライ(だったか)を打ち上げる。
すると、あの冷静なNHKアナの声で、
「パンダが打ちました」
ボクは試合観戦の緊張感がとぎれて、吹き出して笑ってしまった…。
ほんの僅かな静寂の時間に、ディレクターか誰かが実況担当アナに、「サンドバル選手はカンフー・パンダのあだ名がある」とメモか何かで知らせたのだろう。それをそのまま読んじゃったのかも…。

現場ではこんなことは度々ある。ボクは昔、新聞記者をしていた。経済部の記者だった。原稿は鉛筆で書いた。柔らかで太い4Bを使って書いた。
このアナさんの「おかしさ」と同様の失敗は山ほどある。「新宿コマ劇場」を「新家マコ劇場」と書いたり、「一万田尚登」を「一千田登尚」と完璧に別名でドジったり、「徒歩5分」を「駆け足で1分」といい加減なことを書いたり…。失敗の原因は眠気に負けたことと、気を利かしてなどと余計なことをして事実をゆがめたこと。そのたびに編集長から「またお前かぁ、このクソバカ! 貼り出しておけ、このヘボ原稿!」と、大目玉を食らって事実、ヘボ原稿を編集部の壁に貼り出されたこともあった…。汗が止まるほどの恥ずかしさだ。若かった頃だ。
そんなボクでさえ呆れたのは、別会社で仲間の経済記者が当時増収増益を続ける音響メーカーの社長とインタビューをした際、
「ところでこの会社はなにを造ってるんですか?」
と、聞いたアホがいた。これ、実話です。

要するに、一般の方々はマスコミ関係者は「なんでも知っている」と思っているようですが、実はなにひとつ知らないのです。知らないから「取材」しなければなりません。
ただし、社長さんに会っているのに「なにを造っている会社ですか?」は、アホです。記者として落第です。事前に調べられることは調べておかないと、というレベル以下の話で、失礼極まりないインタビューです。自分だけではなく、社に悪影響が出てしまいます…。

今回の「パンダが打ちました」は、おそらくNHK局内のアナ部では「歴史的迷中継」として、語り継がれるでしょうが、この程度は「ご愛敬」と言うことで、むしろお堅いイメージの強いNHKさんがこんなに楽しいアナさんもいるというだけでも…。「ためしてガッテン」の小野文恵アナさんはボクのいちばん大好きなアナさんですが、彼女でさえ、「パンダが打ちました的ドジ」をおやりになりますよね。そこが人間的な魅力です。小野アナでさえ、完璧ではないのです。

さてさて、アナさんの仕事は大変だと思います。記者の原稿書きとは全く違って、実況中継では「消しゴム」がない。新聞社に例えたら校正ナシでそのまま印刷、ですから。これは「危険な」お仕事だろうと察します。

MLBファンの皆様もときどき「?」となるのが、新聞社の記事に書かれた選手の名前でしょう。例えば、オークランドの「David DeJesús」選手です。彼は今季から松井選手同様、オークランドの打点稼ぎの選手として期待されてカンサスから移籍してきましたね。その「David DeJesús」を、スポーツ新聞社では「デヘスス選手」と書かれることがありますし、「Josh Willingham」選手を「ウイリンガム選手」とか「ウイリンハム選手」と書いているスポーツ紙もあります。NHKの中継では「デヘスース選手」「ウィリンハム選手」と発音していますね。ヤンキースの3番打者「Mark Teixeira」選手は、「テシェイラ選手」もしくは「テシエイラ選手」また「タシュワラ選手」と書かれることもありましたが、NHKの中継では「タシュアラ選手」と発音しているようです。

NHKさんではかつて、人名や土地名を正しく伝えることにかけては大変なご苦労をしていました。記者時代に使った資料に「放送五十年史(昭和52年3月10日発行)」と「放送五十年史資料編」の二冊がボクの書棚にありますが、そのほかでのご苦労なども書き込まれていたことを思い出します。政治家、財界人、文化人、実業家など洋の東西を問わず、放送する発音には大変な取材を繰り返していたと聞いたことがあります。おそらく現在でもそのご苦労は変わりないでしょう。それがNHKさんの放送の伝統でしょう。
で、MLB選手の名前ですが、その専門の通訳と現場にも問い合わせながら「読んでいる」ことでしょう。ご本人がその読み方で納得すればいちばんいいのですが、まさか全員からは聞き出せません。
人名、土地名の発音では、NHKさんの呼び方をそのまま原稿にした方が正確なのです。もっとも、ボクはこのブログでは時々無視しちゃいますが…。ただし、中国人の名前は例えば「王建民」は「おうけんみん」と読まれているように、政治家もスポーツマンも例外のようです。漢字名はそのまま、のようです。

MLB中継はボクたちファンにしてみれば、あのタイトルバックが映し出されただけでワクワクしちゃいますが、番組制作している現場では準備が大変なのかも知れません。編集長は若い記者たちに「準備8割現場2割」と言って教育したものでしたが、放送局員の仕事も似通っているのかも知れません。
雨で順延のときどうするか、とか。試合で先発する選手のエピソードを紹介するための取材とか。記録から見たチーム、各選手の紹介とか…。言いだしたらキリがないほどの、データ収集と取材が必要になるのでしょう…。準備に精力を使うのは、マスコミの仕事の特徴でしょう。どんな準備をしていたが、その出来映えを左右するのもまた、新聞社と似ている気がします。

おそらく、あの日のディレクターとの心境としては、「パンダのかぶり物」をして観戦する子供たちや大人たちの映像を日本の茶の間に送ることで、選手とファンとの「人的距離感」を表現したかったのではないでしょうか。その映像を見たアナさんが、すかさず「いい光景ですねぇ、サンドバル選手は人気者でカンフーパンダの愛称で呼ばれているそうです。確か、チームメイトのジトー投手が付けたと聞いておりますよ」と、楽しげに紹介して欲しかったのかも知れませんね。

さて、「500同時達成」がかかるニューヨークでの試合は、いまのところNHKでの中継は予定されていません。でも、きっとNHKさんのことです、なにか用意してくれるはずでしょう。
NHKさん、がんばれ!

…NY152…
by mlb5533 | 2011-06-21 02:00 | 第九章

MLB「500」の物語

世界王者をSweep!
これでチームは、5連勝だ!

昨日の試合とは一転して、今日の試合は将に白熱した投手戦だ。
ジャイアンツの先発は、右腕ケーン投手。2年連続で10勝以上あげているジャイアンツのプロパー。一方アスレチックスは右腕ケイヒル投手で若干23歳、09年にデビューしていきなり10勝。昨年は18勝をあげてた将来の大物投手であり、アスレチックスの大黒柱。個人的には、速球よりも彼の落ちる球に感心する。左右の打者と関係なく、計算したかのような落下の様子がおもしろい。
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先手はジャイアンツだった。
あの独特のフォームでお馴染み、ローワンド選手の2塁打で先制される。まあ、この辺は物語の筋書きとしては、当然だろう。苦労人であり、シカゴファンに惜しまれながらトレードされた情の深いローワンドが起死回生の2塁打で先制…。まあまあ、ここまではMLB物語ではよくあるスチエーション。主力のポージー捕手がいないジャイアンツの連敗を阻止するのは彼の一打…。今日の試合はそんな展開なのかとも思いきや、どっこいそこはそれ、MLBのこと。そんな単純な筋書きで今日の3連勝の物語が終わるわけがない。ここからがMLB野球の神様が書き上げる脚本だ。

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ウィークス選手だった。
ここまで来ればウィークス選手はメルビン監督さんの秘蔵っ子と言っていいだろう。デビュー以来、レギュラー選手お構いなしの暴れ放題。
「お前、先輩に恥をかかせんなよなッ。多少は遠慮せい」なんてことばも無視しての大活躍が続く…。
クリスプ先輩も呆れるほど盗塁は当たり前、ファインプレー続出、挙げ句は見事なエラーもやります…。この姿はエラーの大先輩、ヤンキース・カノー君がデビューした頃以上の活躍ではありませんか。
うっかり目が離せません。とにかく、すばしっこい。3万人以上の超満員が詰めかけたこの3連戦、観客の注目は松井選手の「500号」もさることながら、この秘蔵っ子選手に次第に集中してくる。この童顔選手を本日の主役に抜擢したのがMLBの脚本家だ。にくい物語を書き上げてくれる…。
遠慮会釈もなく、またしても今日、どんどん打ちまくった。チーム全体で5本のヒットのうち、なんと3本が彼。3安打、1得点、1盗塁。打率.364まで上げる。
1点を追う6回。1死からウィークス選手が2塁打。ベニントン選手の内野ゴロで3塁へ。続くクリスプ先輩が右にヒット。ここで生還してようやく同点に。
この「2塁打」が光る。そして、最後の決勝打がなんとまあ、9番・パウエル選手が放った今季初のホームラン。
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3万の観客は総立ち。フェンテス投手が無事に抑えて、OAK 2-1 SFG。3連勝だ。スポコン劇画でも見せられた終わり方だったから、おかしくて、おかしくて。ちと、不覚にも目頭に熱いものさえ感じた。いい台本だった…。

昨日の試合は、我ら松井選手の大活躍ですね。
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サイトでも、褒めちぎっていた。誰ですか? マツイは終わった、なんて悪い冗談を言ってた人は!
試合に出なければどうしようもないでしょ、出ればこれです、これが松井選手です! ちと、失礼すぎませんか…。

ところで皆様。
「500」という数。この数字は日本では、松井選手だけに注目が集まっていますね。日米通算本塁打「500号」がいつ飛び出すのか、と。まあ、早いこと出て欲しいですが、もうひとつ大事な大事な「500」がいまオークランドにはあります。それは、ウィークス選手も、今日のパウエル選手も、総てのオークランドアスレチックス選手、はたまたシアトルのイチロー選手も含めて、なんとしてもこの人の「500」を待っているのです。

そう、メルビン監督さんのMLB監督通算勝利が今日の勝利で、あと「1」に迫ったのです。松井選手も現在「499」なら、メルビン監督さんも「499」です。
監督生活8年間で「500勝」に王手をかけましたぞ。ご本人も、まさか今季「500勝達成」などと思いもしなかったことでしょう。監督さんの交代で、「監督代行」と呼ばれています。「代行」の二文字が消えて、正式の「監督」にさせてあげたいものですが、いずれにしても今季こんな機会が巡ってくるとはご本人自身が想ってもいなかったことでしょう…。ここがMLB物語の奥の深さを感じるところ。いろいろ、ある、のです。

で、で、で…ですよ。
明後日からの相手はニューヨークです。メッツ、です。
そう、ニューヨーク…。となればですぞ、松井選手とメルビン監督さんご両人の同時「500」達成記念試合も、大いにあり得ますぞ! しかもですよ、メルビン監督さんは「マツイは守備に就く」とまでおっしゃっておられちゃっているですぞぉ。ヤバイ、でしょう。頼みますよ、お願いしましょうよ、この際どうでしょうか、NHK様、なんとか中継してもらえませんかねぇ…。全国のファンがこの日を待ち望んでいるのですから…。
こんなに明るい、日本人的感性にピッタシの「見物試合」はそうそうないでしょうから…。お願い! 緊急中継して欲しいです!

さて、メルビン監督に「500勝」をプレゼントするとしたら、やっぱり松井選手の「アレ」が最高でしょう。メルビン監督さんになったとたん、先発出場。「3番固定だ」とまでおっしゃっていただいたのです。その恩返しとしての「アレ」を、ボクはこの目に焼き付けたいのです。ふり返って見たら自分も「500号」を達成していたと…。

a0094890_13345147.gifいや~~。今季のMLBは波瀾万丈の物語になりそうですね。シアトルが突然あんなでしょ、誰が予想したでしょうか…シアトルが「首位狙い」をするなんて。(失礼!)

いずれにしても、明後日。
松井選手の第2の故郷、ニューヨークが舞台です。

さあさあさあ、お立ち会い、明後日、明後日ですぞ!



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by mlb5533 | 2011-06-20 12:20 | 第九章

ティム投手が敗戦投手だった。
試合はOAK 5-2 SFGでオークランドの3連勝。
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いつものティムではなかった…。
1回の立ち上がり、1番クリスプ選手に投じた真っ直ぐがいとも簡単にヒットされた。
その後、変化球の連投が続く。真っ直ぐが生きてこない…。
これではティムらしさは消えてしまう。

松井選手とティム投手の対戦をボクは指折り数えて待ち望んでいた。現代アメリカを代表する若者と日本を代表するスラッガーとの対戦だ。名付けて「55番対決」とボクは勝手にそう呼び、ひとり楽しんでいた。体調万全で完璧な仕上がりのティム投手が絶好調の松井選手を相手にする…。
ティムが投げ込む剛速球を松井選手がどのように捉えて打つか…と、ボクは夢見た。その日が本日、遂に実現したのだ。

でも…。
今日のティムは見るからに、ヘンだった。いつもの姿ではない。少なくても、去年のワールドシリーズの頃とは違って、制球が定まっていなかった。
一方、松井選手はここ10試合程度、打撃が上向き。好調である。打席に入る松井選手は本日の試合のために準備万端整えた姿に映る…。打席に立っても堂々としてスラッガーの感じさせる松井選手。外の球には、悠然と見送る余裕さえある。打つ前から、誰の目から見ても明らかに、松井選手に軍配が上がる。紛らわしい球には、微妙にバットを制する。振りまくるなど、無駄な動作は今日の打席では一切しなかった。09年ワールドシリーズの姿を彷彿させるほどに、大打者の風格が漂う。

しかし、それでもボクはティムに踏ん張って欲しかった。
投げ込んで欲しかった。大リーグのスーパースターとしての誇りと数々の栄光を輝かせて、堂々と若者らしくスラッガー・ゴジと真剣勝負をして欲しかった…。いや、今日のティムにとっては松井選手ただひとりが、「その相手」だったはずだ。

結果は、2打席とも四球。微妙な制球の結果ではない。対戦する気構えさえ消えてしまった弱腰の感じさえする。どうしたことだろう、ティムがいない…。

3打席目。三振を奪ったが、「ティムの球」での三振ではない。どこにでもいる投手たちがしている「駆け引き」の配球にすぎない…。振った松井選手が渋い顔になったが、悔しさの表情ではない。彼の球が来なかったからだろう。
ティムは100球を超えた7回、先頭打者に四球を与えてマウンドを後にした。ベンチに帰る後ろ姿から3年連続奪三振王の風格はなかった…。お茶目な童顔も今日だけは、小利口な大人の顔に映る。
今日の試合は、ティムがいない…。
試合結果をどうこう論じる前に、ボクはそれだけで淋しくなった。ティム自身に早くティムの心が戻ってくることを願うだけだ。その時初めてボクは、夢に見たティムとゴジの「55番対決」が見られるのだから…。

ティムには淋しさを感じたが、うれしい話題もいくつかある。
まずは、松井選手の激走だ。3回、四球で歩いた。次打者・ウィリンハム選手のレフト線を破る2塁打のとき、長駆ホームイン。膝は大丈夫とのアピールには十分だった。

次は、新人投手のゴドフリー投手の大リーグ初勝利だろう。
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初勝利があのティムとの投げ合いだったという歴史的事実は変わらない。打撃陣は彼の将来にとって、デカイ贈り物をしたものだ。もちろんゴドフリー投手がいい加減な投球をしてたまたま勝たせてもらった、などという試合ではない。NL西地区で現在首位の座にいるシスコ打線を相手に、2失点のみの好投。ガッツマン・ロス選手にホームランされたが、とにかく2失点に抑えた。ただ高めに配球するのは今後の改善点になるだろうが…。
もうひとつは、例の9番固定打者・ウィークス選手の大活躍が今日もまた見られたことだ。
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なんであんなに童顔なのサ、と言いたくなるほど大リーガーらしくない。そこがこの選手の最大のウリだ。今日もまた走った。走りすぎて、3塁で滑り込みのタイミングが少々遅れたのか、タッチアウトしたがここでも打点した。ティムが童顔のこの選手を少々軽んじたせいかもしれないが…。いずれにしても、本日、ウィークス選手はティムからヒット出来たことは喜んでいいと思う。8回には貴重な打点を挙げてた。

a0094890_18582590.jpgオークランドは3連勝。ティムを打っての勝利であることには違いない。この勝利は今後のチームに大いなる自信を与えた。これが大きい。打線が完全に回り始めた。3番・松井選手を固定したとたん、この快進撃が続いている。押さえのベイリー投手も故障から戻ってきた。今日の試合で、3つ目のセーブを記録した。
オークランドがおもしろくなってきた。オークランドが熱い。オークランドに夏が来るぞ!
今日の観客は今までで一番多かった…。

あした、さあ、明日だ。

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by mlb5533 | 2011-06-18 19:05 | 第九章

日米通算499号!
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なんとMLBサイトの中継アナがわざわざ紹介していた。それも何度となく…。
ボクは日米通算という数え方には、さほど関心がない。松井選手の大ファンとしては、あるまじき姿勢なのだろうが、まあ、それはいつか機会があれば書いてみたいとして、とにかく米国のアナウンサーがこれほど声を大にして「マツイ、4,99!」と連呼していること自体が嬉しかった。「読売ジャイアンツ」とか、日本語で「ウタ~(たぶん、打った!、でしょう)」と言って笑っていましたから…。

いずれにせよ、あと1本です。

ところで、なんとなくしっくり来ないのですよ。というのは、松井選手の今季ホームランはこれで6本ですが、2号から今日の6号まで、全部左投手から打ち込んだ結果です。
あきらかにこれって「左殺しの打者」でしょう! ゴロシということばは避けましょう、「左得意の打者」ですよねぇ。違いますか?
もしそうだったとしたら、松井秀喜選手って「左得意の左打者」ってことになりません? そうそういませんよ、こんな打者は…。これって、珍品の選手でしょう!
なのになぜ左投手の時に先発を外していたのでしょうか? それって逆でしょ! 使わないと損しますよねぇ。そもそも、エンジェルスの監督さんが「マツイは左に弱い」とか「左打球が飛ばない」とかお決めになられたんじゃなかったでしょうか?(???ヘンな日本語) 
ヤンキース時代にそんなことってありましたか? ないですよ。エンジェルスの監督さんと同じことを松井選手にしたらうまくいかないでしょ、それは去年で証明されています…。
こんなことは書くべきではないのですが、あえて…。監督さんが変わったらスタンドのお客さん、増えましたねぇ…、MLBサイトの中継を見ればよく分かります…。

メルビン監督さんの「マツイ3番固定説」って、これ、絶対に伝説になりますよ…。
監督さんが変わったら、俄然勝利が近いのですから。

ついでに、もうひとつ。
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それはもう皆様、とっくにご承知、9番固定のジェマイル・ウィークス選手の大活躍のことです。
6月6日にデビュー。エリス選手が故障でその代わりとして上がってきた2塁手。昨日の試合で走りまくったり、バントしたり。あたかも日本野球を見させてくれるような選手です。そのうえ、ヘアスタイルがおかしい…。髪の毛が広がっているせいでヘルメットが飛んじゃう。そして、うまくいくと、白い手袋のままで、パンパンと自分で拍手してる。楽しい選手が入ってきましたぞ。
この選手、どっかで見た気がするんですが…。

a0094890_4201281.gifスター不在のオークランドで、この選手は子供たちに絶対に人気が出ると保証します! その意味でも、いい選手が登場してくれましたね。身長180センチ足らず、体重75キロ程度と大リーグにあって、すこぶる小柄。そのため、怪我が心配ですが、とにかく何かしでかしてくれますから、打席に立つと見ていてワクワクしちゃいます。

1番がクリスプ選手で固定できたとしたら、「打線」ではなくて「打円」になる可能性のあるチームに変身できます! 
ウィークス選手が出れば盗塁を狙います。そして、クリスプ選手は悪くても進塁打は打てる器用な打者。連続出塁したら、ダブルスチールだって出来ます。こういうコンビは相手投手にしたら、イヤな感じ、でしょう。で、3番に松井選手ですよ…。得点力が俄然アップアップです。
10連敗のお返しは容易くできます。テキサスが最近もたついているし…。

メルビン監督さんは交流戦では「マツイはライトをやってもらう」とか言っちゃったそうですね。
明日から、昨年のワールドチャンピオンのシスコとの3連戦。しかも、です。先発予定が、あのスーパースター・ティム投手です!
絶対に「マツイはライト」で先発して欲しい。そうなったら「55番対決」がどっぷりと観戦出来るというものです! これは見物ですぞ! 皆様でしたらどっちを応援しますか? 

さてさて、冗談はさておき、もし明日、オークランドがティムを叩けるならば「10月決戦進出」はただの夢物語ではなくなります。大多数の人々は、シスコの勝利を疑いません。絶不調のオークランドを相手にするティムは目を閉じても1勝できる、と言うでしょう。だからこそオークランドがティムを叩けば、本当の意味で、チームの実力がアップした証拠です。
新人ウィークス選手が果たしてティムと対戦してどうか、もまた見物でしょう。こんな素敵な試合が用意されるなんて、いいですねぇ、MLBって。

さあ明日、あした…。

でも、明日は会社だワさ…。
また今晩同様、MLBサイトの中継録画を見るのか…。

ティムよ!
明日、マツイが君の速球を豪快に叩く!
500本目を君から打つ!

がんばれオークランド!
さあ、いこう、松井選手!
ティム、もしマツイが先発したらガチンコ勝負で来いよ! 
外に落として勝負、なんて逃げないで欲しい! 堂々の対戦をしよう!
君の98マイルの剛速球をゴジが砕いてみせるから! シアトルの師匠もそう言ってるぞ!


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by mlb5533 | 2011-06-18 04:20 | 第九章

今日、5号ソロ!
これで連続打点が5試合に延びた。
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松井選手の打撃は上向きなのだが、試合は4-7で破れ、3連敗。
6月に入って12試合で1勝12敗と最悪。長いトンネル状態には変わりがない。
先発投手陣はいいのだが、抑えに不安が残る。ヤンキースのリベラ投手ほどではないにしても、もう少し安定して欲しいものだが。

今日の試合でムッとしたのが、8回カンサスの攻撃だった。
3塁手サイズモア選手が2塁からの走者をショート・ペニントン選手の送球でタッチしたが、これが「セーフ」の判定。何度もMLBサイトでビデオが映し出されたが、見るからに「アウト」でしょ!
その後2点を獲られてしまう…。
もっとも、8回裏3塁にヒットで出塁した松井選手がサイズモア選手のヒットで生還して気を取り直したが、8回裏はもう少し攻め方があったかもしれない。9回裏、松井選手は球の下をたいたのだろう。これは紙一重だった。芯で捉えたら完全にスタンドまで飛んだはず…。惜しい。

a0094890_0394614.jpgところで、過去のデータから見ると、シーズン途中で監督さんが変わると「10月決戦」進出まで駒を進めたチームはかなり少ない。この成績を見ても難しい。早々とあきらめてしまうファンがいるだろうが、まだまだシーズンは続く。


メルビン監督さんが「マツイは3番がふさわしい」とまで、彼の打撃に期待を寄せてくれる。左だからと言って先発から外すことはしない。ご承知の通り、日本とは違って大リーグでは「3番最強」の打線をつくる。監督さんの期待はそのままボクたちマツイファンの気持ちでもある。


松井選手は使われてナンボの選手だ。それをこうして証明している。
今日の5号ソロは勝利に繋がらなかったが、これからは決勝打、逆転ホームランなどの見出しが躍ることだろう…。

アスレチックスがトンネルを抜けるのはもうすぐだ!

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(写真はMLBサイトより)
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by mlb5533 | 2011-06-16 00:51 | 第九章

監督さんが交代した。
たとえチームが10連敗したとしても、それが原因で監督さんが交代することはない。
別の理由があったのではなかろうか、とボクは思った。

そのひとつが、マツイの起用方法だろう。
何故マツイを獲ったのか? どんな立場の選手として獲ったのか?
DH専門の選手だったはずだが…。
だとしたら、何故左投手が先発の時はベンチに座らせていたのだろうか?

みんなもよく知っているとおり、松井選手は左右投手の区別なく打撃成績を残している。
ヤンキース時代は入団してまもない6月までは、ゴロキング、などと汚名を残す打撃が続いてオーナーと監督さんとの間でごちゃごちゃあったようだが、監督さんがオーナーの不機嫌さをいためていた。その後、大リーグの動く球を打ち込む技を開眼して打ち続けた…。こんな実績がちゃんと記録されてある。

にもかかわらず、松井選手をDHとして使わない。高い契約金を支払って、ベンチの置いている監督さん。監督さんにしてみれば、ゴロが目立つからだったのだろうが、それは松井選手を知らなさすぎるのでは…と、弁解してあげたくなる。
松井選手だけではない。起用方法で、納得がいかないのは、スター選手ではないけれども、クーズマノフ選手も松井選手の起用とよく似ている。彼は堂々の4番打者の風格がある。もっと使っていい選手だろう。

クリスプ選手はボストン時代から、1番打者の特性は天下一品。俊足で好守備。もっともっと盗塁機会を増やしてあげていい選手だ。クリスプ選手が1塁にいるときと、2塁を獲った時では打者の打撃が変わっていいのに、と思いながら観戦していることが実に多かった。機動力をほとんどと言っていいほど、使うことのないチームだった。ダブルスチール、進塁打、バントなどなど、相手チームの内野陣をかき回せる能力が潜んだいるチームなのに、それをさほどしない。若い選手たちがこれだけそろっているのに…。

確かに、松井選手は大リーグ生活で今季が一番よくない。だからといって使わなかったら彼の打撃は益々低下してしまう。そういう選手なのだ。出場機会が多くなってこそ、真の打撃が始まる。
辛抱が利く監督さんが望ましいのだが…。
それに、足腰は本人が「大丈夫だ」と言っている。守備にも使えばいいのだ。トーリ監督さんは「打撃がダメでも守備がいいな」と煽てていたではないか。
そんなコメントが選手が届く。各選手との信頼感が強いものになる。

要するに、松井選手は打てばいいのだ。
球を見て、バットの芯でバシッと叩けばいい。それだけで、彼の打つ球は遠くに飛んでいくのだから…。

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by mlb5533 | 2011-06-14 16:43 | 第九章

長い長い関西出張から昨日深夜ようやく板橋のアパートに戻った。
気になって仕方がなかったアスレチックスの動向…。見始めたら長くなるので、まずは業務と私的メールを点検後、スポーツサイトへ。

おやおや、エライことになってました。
まさか10連敗していたとは…。監督さんまで交代しているし…。

松井選手は「4号2ラン!」までかっ飛ばしているし…。
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ま、とにかく「ニュース」が山盛り状態なので、ひとまず写真だけでも記事にしておこう。
出張の報告などして、一段落したらいろいろと取材して記事をかいてみようと思うが、それにしてもスゴイことになっていたんだ、ハイ。
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by mlb5533 | 2011-06-13 11:41 | 第九章

なぜ?

なんとまあ、先発から外れてしまっては…。
そんなに不振なのかと気になってくるのはボクひとりだろうか。

明日もヤンキースとの対戦。相変わらず勝ち方を熟知したチームだが…。
こういう試合に松井選手が出場していないというのは、かなり寂しい。
明日は右のバーネット投手。
どうなりますか…。


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by mlb5533 | 2011-06-01 21:39 | 第九章

得意の「夏場」が来る…

1週間という長い関西出張から昨日遅く東京に帰ってきた…。
気になって仕方がなかった松井選手。早速まとめてサイトで追いかけてみると、んーーー、どうでしょう、ちと、当たりが止まっています。

オークランドのチーム自体は4連勝と勝率を5割に戻したからまずまずでしたが、肝心の松井選手の打撃が気になります。
今日から地元で懐かしのヤンキースを迎えての3連戦です。いい時に帰ってきました。
松井選手の打撃を知り尽くしているヤンキース投手陣から「アレ」が1本でも出るようなことになれば、いや、是非「アレ」を期待しましょう。そろそろお得意の夏場に突入です。かといって、大物狙いばかりではなく、肝心の打点も上げられるように、期待しましょう。


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by mlb5533 | 2011-05-31 10:07 | 第九章

リズム!

3年ぶりになる。
Mのピアノを聴いた。今日、サントリーホールでピアノを弾くから聴きに来ないか、とのメールが届いたのは一昨日のこと。席がまだ空いているから…と書いてあった。あらかじめ、Mが切符を抑えていてくれたが、行ってみると満席だった。

ボクは学生時代、金管を吹いていた。その頃から、どうもピアノさんとは縁がない。同じ楽団にいても滅多に話しなどしたこともないのがピアノさんだった。個人的性格なのか、ピアノさんと仲良しになったことはなく、むしろ愛想が悪かった…。ところが、Mは全く違っていた。初対面の時からどこか話しやすかった。
この3年間、ときどきMを想い出していた。
ひょっこり、メールが来た時は気が動転していたのか、こちらの電話番号を書き間違える始末。

そして、今日。
久々にMのピアノが聞けた。相変わらず素敵な演奏をしてくれる…。
公演後、お土産の「大学いも」と「舟和のあんこ玉」を手渡した。「ごめん、8月は忙しくて出られないけれど…笑えた?」「ああ、笑った」「また焼き肉…ねっ」「ああ」
それだけだった。3年ぶりで、Mの声も聞けた。

Mもそうだが、現在活躍している音楽家の中には学生時代スポーツの選手だった経歴を持っている人たちは案外多い。メゾソプラノのMHちゃんは、去年の紅白に出ていたが彼女は元々パスケットの国体選手。「私、パスケットで歌ってるのよ」とボクにいう…。

スポーツ選手と音楽家の共通点は「リズム」の感性だろう。
リズムが壊れると台無しになるのは、音楽もスポーツも同じではなかろうか…。音楽とは、極論を言えば、時間の芸術だ。ベースボールもまた、時間のスポーツだろうとボクは勝手にそう思っている。
時間の中にあるリズム…。早くなったり遅くなったり、だんだん大きくなったり、だんだん小さくなったり…。

「すべてのリズム感は個人の中にある」とは、ドイツの交響楽団を指揮していた先生のお言葉だ。
それをバットで具現化しているのが松井選手であり、Mのピアノだ。

リズム!

明日だ。

…NY152…
by mlb5533 | 2011-05-19 00:47 | 第九章