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出ました出ました!
松井秀喜選手の「仕事着」が初お目見えです。
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いいじゃないですか~。
ご本人は「不思議な感じ」とおっしゃっているですが、どうしてどうして、お似合いです。


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by mlb5533 | 2011-02-21 00:24 | 第九章

「24」と「55」

松井選手がアリゾナ州フェニックスにあるアスレチックスのキャンプ地に到着した頃、シアトルから朗報が届いた。

「24番」が帰って来たとの知らせだ。
昨シーズン途中で突然引退したケン・グリフィーが特別コンサルタントに就任したのだ。ジュニアの仕事は球団の強化や運営だけではなく、マイナー球団での若手育成にマーケティングもあるという。
シアトルの天然記念物・ジュニアがマリナーズにいるといないとでは全然違うと感じるのは、けっしてボクひとりではないだろう。
薬物問題が相変わらずくすぶったままの大リーグのなかで、ただひとりそんな噂にもならないジュニア。大リーグ史上歴代5位の630本塁打を放ったジュニアは太平洋を越えた日本でも多くのファンがいる。攻守に全力でプレーする彼。独特の打撃フォームでホームランを放った姿は未だにファンの眼に刻まれている。満身創痍でありながら40歳まで大リーグで活躍した彼の足跡は多くの若い選手には憧れに違いない…。

打撃フォームと言えば、松井選手の打撃フォームも独特だろう。そう、あの美とも言える「人」の形になる打撃フォームだ。絶対に首とあごが突っ込んだ姿にはならない。安定して、それでいて柔軟でもある。そして、振り抜いて手首がかえった瞬間の左肩の位置。まるで、交響曲のフィニッシュを告げる指揮者のような姿にも似ている…。しなやかで力に溢れ、白球を見据えたまま、決して動じないまなざし…。
だからボクはいつも感心する。なぜなら、ホームランになるか否かの判断はバットと白球の衝撃音と彼の左肩のまわりさえ見ていれば、瞬間に「いったね!」と言えるからだ。フェンスギリギリの経済的なホームランなどは、滅多にお目にかからない。彼の打ってきたホームランの飛距離はそのほとんどが「おつり」がくるほどの距離を飛ばしてきた。あの独特のフォームで…。

未だにそうだが、ジュニアと松井選手はどこか似通っていると感じてならない。そのことは散々このブログでも書いてきたが、多分それはふたりの生き方から漂う毅然とした「nationality」にあるのかも…。アメリカ的自由さと、日本式礼儀作法。アメリカ的家族主義と日本風土的全体思想。ふたりとも、ボクの目から見れば「不偏的」でもあり「頑固者」でもあり、そこがジュニアと松井選手の人間として最大の魅力になっている。だからこそ、ふたりは真の「international」に成り得たのだろうとも思う。
イチロー選手がジュニアを「天然記念物」と評したが、おみごとな形容ではないか。と、同時にボクは松井選手もまた同じ意味で「天然記念物」であるとも感じている。現代で、あれほどチーム全体の勝利を歓び、そこに向かう自分を創ることに専念できる若者がいるだろうか。昭和の時代はとうに終わって、平成の時代なのに。この時代に松井選手は自分の年齢よりも高い層に支持されている。そんな野球人はそうそういないだろう。

さてさて、ふたりの話しはこれまでとして…。
いよいよキャンプイン間近だ。今季は「ホームラン量産」と「打点」に期待しようと思う。
今季、そんな雰囲気が漂う…。

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by mlb5533 | 2011-02-20 01:21 | 第九章

大雪の出発日

a0094890_12184563.jpgこの日14日はバレンタインデー、東京は午後から降り始めた雪がやまずに、珍しく大雪になった。
初雪ではないが今年2度目の積雪を記録した。
本郷の事務所のまわりといい、ここ板橋駅周辺はすっかり銀世界。雪道になれない都会のドライバーはクルマをノロノロと動かす。もちろんボクも…。
銀世界のなかで、「まるで、冬ソナだ」と。毎年そうだが、MLBがオフの10月から3月までは韓国ドラマ鑑賞期になる。ボクの韓国ドラマ鑑賞は「冬ソナ」から始まってもう何本見たことか…。
奇想天外な展開も許される韓国ドラマには音楽劇の台本を書くボクにとって、案外参考になったりする。

都会と雪。
この組み合わせが物語を創りやすくする。
これにBGMを加えてやれば物語はさらに説得力を増していく…。


かつてヤンキースは80年代「冬の時代」を迎えていた。ワールドシリーズ進出の歴史から遠く離れ、優勝から見放され、ヤンキースタジアムの観客は日に日に減っていく。栄光は消えかけていた。ドン・マッティングリー選手(現ドジャース監督)と、ウィリー・ランドルフ選手(彼の「背番号30」は誰も着用していない。準永久欠番になっている)は、これを嘆いた。観客を増やすためには「勝利する」しかないことを知っている…。

今季、松井選手が移籍したアスレチックスの観客動員数はMLB30球団中29位とか。松井選手は巨人軍、ヤンキース、エンジェルスと観客動員数が最大級のチームに所属していた。所属チームはスターチームであり「常勝軍団」だった。これほど少ない観客の中でプレーするのは生涯初だろう。
スタンドの光景は、喧噪から静寂、に。
再び活気溢れるスタンドにもどすとしたら、松井選手ひとりの力では無理だろう。チーム全員が「勝つこと」に貪欲になる必要がある。チームが「勝つ」ためにプレーすることを「常識」とする松井選手に、負け癖のついたアスレチックスで出来ることはたくさんある。36歳、大リーグ生活では9年目。ワールドシリーズではMVPまで獲得した名選手だ。MLBでも友だちが多い松井選手のこと。彼を慕う若手選手は多くなるだろう。今季、ボクは例年通り彼のホームランを期待するが、緑の軍団では事実上のチームキャプテンでいて欲しい。
体調はいい、と聞く。おそらくここ数年のベストだろう、との評価も聞いた。
 「(キャンプでは)チームと一緒のプレーをしたい。ある程度できると思う」
旅立ちのコメントでいきなり、別メニュー“不要宣言”が飛び出したほど体調のよさが伝わってくる。

更には松井選手は、旅立つ直前にこんなコメントを残した。
「個人的な目標があってもいいかもしれない」と。珍しくタイトルへの意欲も語っている。それならば、是非、「打点王」を目指して欲しいとボクは思う。だから今季、ボクはいまから松井選手の打席が楽しみでならないのだ。

雪の東京から太陽が眩しいアリゾナへ。
松井選手が日本を離れたとの知らせが届くと、「今年の冬が終わった」ことをボクは感じる…。

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by mlb5533 | 2011-02-15 12:21 | 第九章

目指せ! 130打点

今年に入ってから球界の話題はもっぱら日本ハムの斎藤佑樹投手こと「佑ちゃん記事」が目立つ。新聞報道以外にもテレビも含めて各メディアは早くも次世代スーパールーキー出現とばかり、早くも20勝投手イメージを煽っている感じさえする。まあ、投げてから…。
これに比べれば太平洋を越えた遠国米国で九年目を迎えた松井選手の記事はさほど多くはない。03年に比べればかなり目立ってはいない。まして昨シーズンは不調を知らせる記事が目立ち、期待感が大きかったがその活躍は残念ながらさほど実現したとは、正直言いにくい。今年初めは、移籍先のチーム紹介と帰国写真付きの報告記事程度と、比較的に控えめだ。
ただ、注意して他のサイトなどから記事を拾い集めると「ある期待」さえ漂う…。昨シーズンとは比べものにならないほど、プレーに対するコミットが伝わってくる。

ボクは個人的には、MLBでの「緑軍団」は70年代のチーム、過去の軍団という印象が未だに強い。経営はユニークだがここしばらくはトラディショナルなチームという印象だ。開幕から「10月決戦」に進出する強豪チームとしてマークすることはなかった。

ところが、である。
昨シーズンの活躍は「意外」だった。松井選手がエンジェルスにいたせいもあって「緑チーム」がやけに気になった。07年のレイズ旋風ほどではなかったが、それを予感させてくれた。「大砲がいなくてよかった」という感想は松井選手がエンジェルスに在籍していたからだった。それほどこのチームの投手力は安定感がある。もし、打点稼ぎをする選手がいたら…。

その役割を担ったのが、松井選手だ。それは誰にでも分かる。だからボクは期待もあるが、どこかに心配もある。エンジェルス時代、相手チームからあれだけ徹底マークされた。松井選手ひとりを抑えればいい、と監督指示が出ているな、とさえ思ったほどヤンキース当時とは比較にならないほど、エンジェルス在籍中はマークされた。だから、今シーズンはそのマークがもっとしんどくなる予想は誰にとってもわかりきっている…。

と、そんな心配がよぎっていたボクだが、すでに「バットを振っている」という小記事があったり、体調がよほどいいのか、「ランニングは十分だ」という記事も見つかる。中には、松井選手の「一塁コンバート」なんて記事まで見つかる…。
よほど体調がいい、と言うことだけは伝わってくる。昨シーズンの9月の打撃はものすごかった…。あれ以来、体調は回復してきたのだろう。

かつて、ヤンキースにバーニー ウイリアムス選手がいた。4番打者だ。
塁上にいる選手を彼の打撃でホームに帰す。塁上をきれいに掃除してくれる打者。まさしく、cleanupだった。バーニー選手はさほどホームラン数は多くない。しかし、右投両打で、彼独特の膝の使い方で変化球にあわせた打撃を見せてくれた器用な打者だった。もし、松井選手の膝を含めて体調が回復していたら、バーニー選手よりもパワーは松井選手に軍配が上がるとボクは思っているので、「100打点復活」は夢物語ではなく、現実可能な数字になる。体調さえ万全なら、05年ヤンキース時代の自己最高「116打点」の上を行くこともまた決して夢物語ではない。そのチャンスが今季アスレチックに移籍したことで、巡ってきたと言える。おそらく今季も昨年同様「130打点」が打点王のラインになるだろう。
とにかく、体調を整えて欲しいものだ。

それさえ大丈夫なら、ホームラン35本を打って、「夢の打点王」が広がってくるのだが…。
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(8日、昨年からミズノと4年契約を結んでいるミズノ本社で。珍しいスーツ姿でバットの完成を見守っているのか…)

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by mlb5533 | 2011-01-19 02:08 | 第九章

帰国した松井選手

お帰りなさい!
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松井選手が昨日、帰国した。メディアは「貫禄帰国」と題して記事にしている。
先日NHKBSに登場していた上原投手が先輩の「松井選手には打たせない。絶対に抑える」と豪語していたが、帰庫した松井選手は記者団に対して「ダメですね。気合は入りすぎるとダメですよ。打たれると思います」とサラリとダメ出しをしてくれた。一方、来季からエンジェルスにした後輩・高橋投手は「内角をえぐるつもり」と松井選手にはとくに意識していたが、「目をつぶっても打てると思います」とあらまあ軽くあしらった。
来季は楽しくなりそうだ。
そもそもオークランドが松井選手獲得に動いたのは数年前からだったと米国メディアは報じていた。松井選手の持つ「チーム打撃」であり、そして「アレ」だ。状況に応じて打撃を変化させる松井選手の巧妙な打撃をチームに欲しかった。投手力ならリーグ1位の防御率を持ちながら打撃成績は14チームでは13位でしかない。打点稼ぎが出来る打者がいなかった。松井選手の持つ天性の「チーム打撃」は、すでに高等学校時代から培われている。チームの勝利のため、が松井選手の打撃の基本だ。日本でもそしてMLBに移籍してもその基本姿勢は変わらない。その試合姿勢がヤンキース監督のトーリ監督さんをうならせ、「マツは素晴らしい選手のひとりだ」と言わしめている。まあ、プロ受けする選手が松井選手っていうことなのだろう。
なので、来季は体調に万全な配慮をしつつ、「チーム打点王」の座を獲得して欲しい。願わくば100打点アップを。

さてさて、来季。
アメリカンリーグ西地区はシアトルのイチロー選手、ロサンゼルスは高橋尚成投手、テキサスには建山義紀投手がいる。そしてオークランドには松井選手。西地区チームの全てに日本人選手が在籍しているのが観戦しているボクにとっては楽しい…。
果たしてどこのチームが「10月決戦」に駒を進めてくれるのか…、と言ってもボク個人はいまからオークランドだ、と宣言しておく。

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by mlb5533 | 2010-12-30 13:11 | 第九章

折れない心

24日の昼下がり、事務所のとなりにあるお風呂屋さんに行く。
ふだんは5時頃に行くのだが4時の約束があるのでそれまでに間に合わせたかったからこんな早くなった。事務所の近くにはここと、もうひとつ「純銭湯」もある。昔からある伝統の銭湯だ。樋口一葉さんの井戸もその近くにある。ボクは個人的にはこの銭湯の湯が身体に合う気がして散歩方々この銭湯に通っている。ただ、時間がないときは、となりのスーパー銭湯に行く。24日はそのスーパー銭湯へ。

しかし、この時間は先輩方ばかり。熱い湯船に動ぜず、長々と身体を温めておられる…。
3時過ぎに開ける純銭湯とは違って、このスーパー銭湯は始業が12時頃からと早い。しかも一般用なら20円ほどお安い。そのうえ、勢いよく湯を蹴って吹き出すジャグジー、電気風呂、香料が豊富な健康湯、さらには石鹸やドライヤーなら無料で使える。そんな機能もあってか、諸先輩方は気に入っておられるのかも知れない…。
さて、湯船に入る時だが、仕切りが案外高い。なので、先輩方のなかには足腰が自由にならず、すんなり跨いで湯船に浸かる、といわけには行かない先輩もいる。しかたがない、先輩が難儀しておられる姿を見ては、若輩者のボクが手を貸してやらなくてはならない。
手をとり、ジャグジー座湯までゆっくりと歩く。
「これが楽しみでね、ひとりで来てるんだよ」
と、80歳をとうに越えた先輩がそうおっしゃった。

先輩の心は「ジャグジー座湯」をめざしている…。ひとり自宅からここまで人の手を借りずに歩いてきたのだろう。すっ裸になり、楽しみを銭湯に求めておられる。
折れない心を持ちつづける人生の大先輩の姿だ。

まだやれる、という心の声を聞きわけるのは、他でもない自分自身。
24日、NHKBS1で松井選手本人が「今季の収穫ですか…そう、まだやれるということかな。折れない心…」そんなコメントをしていた。
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(ウィキペディアより)

野球人とは、現役サラリーマンに比べてその実働期間は20年がいいところだろう。大卒の長嶋茂雄さんとて、17年だった。65歳定年のサラリーマン生活に比べれば半分の歳月が実働期間というわけだ。
長嶋監督さんは現役時代2471安打を放ってバットを置いた。
松井選手は今季145試合に出場して132安打を放ち、日米通算2499安打して恩師・長嶋監督さんの個人記録を超えた。まあ、日米通算、というのはボク個人としてはおかしなものだとは思っているが、いずれにしても18年間グランドでバットを振り続けていることには違いない。
そして来季、あと39本ホームランを打てば大リーグで200本に達する。7本打てば、日米通算500本目のホームランにはなるが…。あと19打点を挙げれば大リーグでの700打点に到達する。91安打すれば大リーグ1200安打に到達できる。もし26本の二塁打を大リーグで打てば、日本野球界で245本の二塁打を打っているが、その記録を上まわる。26本の二塁打は過去の記録から見てもけっして夢ではない。チームの打点稼ぎを担っての移籍である以上、むしろ、狙っていい記録だろう。来季、緑の仕事着に着替えた松井選手がどんな活躍をしてくれるのか、夢はますます膨らんでいく。

松井選手はまだまだやれる。
そして、ボクもまた松井選手のように「折れない心」がある以上、まだまだやれる。
明日がある…。


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by mlb5533 | 2010-12-25 23:59 | 第九章

第九章 不動の四番打者

「熱心に誘ってくれた」 松井の一問一答
 アスレチックス入りが決まった松井はスーツ姿で会見。真新しいユニホームに袖を通し、晴れやかな笑顔を見せた。(オークランド共同)
 -移籍先を決断した最大の理由は。
 「アスレチックスが一番早く、熱心に誘ってくれたということ。来てほしいという強い気持ちが僕の心をぐっと引き寄せた。(予想以上に)早くオファーをもらい、早く決まったと思う」
 -チームの印象は。
 「素晴らしい才能を持った若い選手がたくさんいる。投手陣が最大の武器。あとはいかに点を取るか。その中心として頑張れば、プレーオフに行くチャンスはある」
 -今季は不本意な1年だった。プロ19年目となる来季に臨む決意は。
 「毎年、今まで以上(の活躍を)という気持ちでやってきた。(移籍で)多少はバタバタするでしょうが野球をするだけ。膝を含め、体の状態が良くなっている実感は強い。来年はいいスタート地点から始められるのは間違いない。毎日、打線に入ることが大事」
 -緑を基調としたユニホームは。
 「色よりも伝統のあるユニホームを着られるのがうれしい。似合うか似合わないかはみなさんが判断してください」
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…と言う記事が本日(日本時間15日)にメデイアに掲載されていました。
来季は「緑色」です。まあ、個人的にはピンストが一番お似合いだと思いますが、まあ、赤も良かったんですが、緑は赤よりもっといいかも…。

そうですか、やっぱりアスレチックを選択されましたか。
やっぱり、と書いたのは実はボクは今季終盤を迎えた頃から「アスレチックに行くかも…」と予想していました。それは、松井選手が緑のチームを誉めたコメントをしていたからです。気に入っているチームなんだな、と。当時松井選手が認めたアスレチックの「投手力」(防御率)は、結局シーズン後の成績は14チーム中の2位です。ただし、打撃力(得点能力)はいただけない。今季のチーム総得点がア・リーグ14球団中11位では「10月決戦」進出は困難だろう。
今季成績は81勝81敗の5分で地区2位でゴールしました。首位テキサスは90勝72敗で1位。勝ち星ではわずか9勝の差でしかなかった。どう見ても打力なのです。これさえ整えば、とんでもないチームに化ける可能性がある。
選手の年俸は生え抜きのマーク エリス選手の550万ドルが最高額で、ほとんどは40万ドル程度の若い選手がズラリと揃っています。そうなんです、MLBを代表するスーパースター選手、なんてひとりもいないのです。さほど強くもないし、スターもいなかったせいか、観客動員数は…お恥ずかしいのですが、あえて書いておきます。全MLB30チーム中、29位…なのです。

メディアが「松井選手の来季就職先」をいろいろと報道してくれました。北のチームも候補先に挙げていましたがボクはわざわざ寒い国に行くこともなかろう…と消極的に記事を読んでいました。得点能力を上げたいのはシアトルも同じだろう。もしかすると…と、とも思いました。しかし、結局松井選手が「10月決戦」進出に狙いを定めて選択したチームは、アスレチックスだった、という訳です。
ボクは松井選手のこの決断を全面的に支援します。そして、エンジェルス移籍が決まったときよりも、なんだかおもしろくて仕方がありません。笑っちゃいましたから…。マツイといえば、ヤンキースで7年、2009年WSではMVPの超スーパースター選手。こんな事は全米の野球ファンが知っています。その選手がヤング揃いのアスレチックかい!?と。ひとりだけ、飛び抜けている、と。おそらく地元ファンでさえ「ほんとかいな?」とまだ半信半疑のファンがいるのではないでしょうか。

この古参チームがここ数年まるで影を潜めて「10月決戦」とは無縁の、しかもファンから見放されたチームのようでした。確かに、松井選手ひとりだけ好成績を残しても「10月決戦」には駒を進められません。
チーム全員が、
「閑古鳥の球場で試合をしたいか?」「ノー!」
「なめられっ放しでいいのか?」「ノー!」
「家族から野球をやめろと言われたいか?」「ノー!」
「10月決戦に出たいか?」「イエス!」
と言う具合に、そんな合唱がチーム内で起こってこなければ無理な話です。
勝ち方を一番熟知した選手、日米ともに「常勝チーム」で4番を張った男・松井秀喜選手の経験と技術、そして打撃理論が若き選手たちに浸透していったら…。
多少の時間はかかるだろうけれど、今季以上のチーム成績は残せるはず。投手力など、潜在能力は高いチームですから。同じ地区ですがリーグの違う「ジャイアンツ」と来季6月に試合をしたらどの程度のチーム力かが判明するでしょう。

一方、相手チームからは松井選手は徹底的にマークされるでしょう。今季以上に。
今季のマークのされ方はヤンキース時代とは比べものにならないほど、きつかった。素人のボクでさえ中継を見ても分かりました。徹底した外角責め…。相手チームからすれば、大砲・マツイひとりを抑えれば勝利の確率はアップしますから。

簡単に「打点王」にはしてくれません。
しかし、来季は「打点」を稼ぐことが松井選手の仕事になります。それがホームランであり、チーム打撃であり…。それが出来る選手とは、そうです「不動の四番打者」である松井選手だと言うことです。

第九章「不動の四番打者」は本日から始まりました…。
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by mlb5533 | 2010-12-15 18:28 | 第九章