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じっくり調整

本日は無安打だった松井選手に限らず、エンジェルスの打線は3本の安打だけで、静かな感じです。
まだまだ各選手たちは個人的に打撃を仕上げている段階。ただ、アブレイユ選手にモラレス選手などの主力選手たちが打席に入り始めていますから、近々サインプレーなども見られることでしょう。
投手が投げる生きた球をどう打ち込んでいるのか、各人チェックする時期。
また、この時期は40人枠に残れるか、首脳陣にアピールしなければなりません。今季はどんな選手が上がってくるのか、それも楽しみです。

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by mlb5533 | 2010-03-11 13:36 | 第八章

センター前ヒット!
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松井選手は本日、公約どおり「デビュー」です。
「4番DH2打席限定」もまた監督さんの公約どおりでした。
初打席は三振でしたが、4回2死走者なしの場面で速球を捕らえてのセンター前ヒット。すぐに代走に変わって、ベンチに戻りました。
約4カ月ぶりだった実戦の感想を、
「実戦がワールドシリーズ以来だったので、久しぶりという感じがした。(中前打の第2打席は)しっかり打てた」とのことです。
試合結果は
LAA 6-5 SD

待ちに待った、とは将にこのこと。
わずか2打席限定とはいえ、少ない打席できっちりと結果を出してくれる松井選手は、さすがは日本を代表するスラッガー。ただ、今までのエンジェルスのイメージとはずいぶん違っているようだ。
4番固定のゲレーロ選手と、盗塁王でありチームの顔とも言えたフィギンズ選手がともに移籍したせいで、見慣れたチームではなくなっているのだろう。特にエンジェルスでデビューして8シーズンも1番打者として固定していたフィギンズ選手の抜けた穴は大きい。移籍したシアトルマリナーズと言えば、1番イチロー選手がいる。それにこのフィギンズ選手がいるのだから得点能力はかなりアップする。エンジェルスから見れば同地区のマリナーズは今季、ちと、やっかいなチームになることだろう。

さて、松井選手の次回の登場を楽しみにしよう…。

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(写真はMLBサイトより)
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by mlb5533 | 2010-03-10 12:39 | 第八章

行け! ケンドリー!

22,19,8…とは、ケンドリー・モラレス選手の背番号です。
今季「8番」を付けることになるモラレス選手を紹介しましょう。

モラレス選手は、今季エンジェルスでは松井選手と並んで最も期待されている選手です。
エンジェルスとは2005年から6年契約なので今年が彼にとっては契約最終年になります。
ケンドリーはキューバの選手です。彼の故郷は、そう、社会主義国家ですね。

大リーグの選手たちはUSA出身者とは限りません。現在のMLBは、アメリカ国内で言う、マイノリティーの人々によって支えられているとボクは個人的にそう思っています。プエルトリコ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、ニカラグワ、そしてキューバ出身の選手たちが、それぞれにさまざまな思いを込めてMLBでプレーしています。国家の経済的援助を続ける選手や、家庭崩壊を再興するために頑張る若者などもMLBには多数いますね。だから、各国の言語とくにスペイン語は英語に次いで多用されているため、米国のスポーツ界の常用語にもなっているほどです。各球団では言語の他にも、各国の生活習慣や文化を理解する必要があります。ときには球団側では各人の宗教観も理解してあげる必要も起きてきます。このようにMLBの場合、球団経営とは単に経済活動だけではないのです。人間的なコミュニケーションを知っておかないと、円滑なチーム活動は出来ないのです。ときおりMLBの話題で政治臭くなるのも、実はそんなことが影響しているからです。
MLB事情は以前、このブログで書きましたから、今回は省きますね。

さて、ケンドリー・モラレス選手の話題に絞りましょう。ちと、オッサン顔ではあるのですが、その実、満26歳の若き選手なのです。
ハンター選手、松井選手、モラレス選手は今季エンジェルスの3,4,5番トリオと他チームから警戒されているほどの強力打線。ハンター選手と松井選手の力量はニホンの大リーグファンの方々はすでにご承知でしょうが、案外モラレス選手のこととなると、よく知らないなあ…、という人がいるのではないでしょうか。かくいうボクも彼のことはさほどわかっていませんでした。なので、ちと、調べてみました。

真っ先にボクの関心が向いたのは「キューバの選手」だということです。キューバの選手は、自国にいる時はいいのですが一旦はなれるとさほど目立った活躍をした選手がいないからです。ヤンキースに03年、松井選手と一緒に入団したコントレラス投手はニューヨークでは当時松井選手以上の話題をさらい、地元メディアは連日コントレラス投手の特集記事を書いたものでした。
しかし、その後の彼は…。キューバの選手は精神的にタフさが欠けているとの声を聞きます。自由奔放な雰囲気が漂うチームに、なかなか馴染めなかったりするシャイなタイプがキューバ選手の特徴ともいわれていますね。
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モラレス選手は昨年09年のシリーズで「突然」大活躍しました。豪快な打撃フォームから繰り出された白球はまるでピンポン球のように軽々と飛んでいきます。
それまでは、控え選手みたいな存在でしかなかった。2006年は57試合,07年43試合,08年27試合だけです。それが09年に、152試合出場して安打173本。ホームラン34本、打点108、二塁打43本、打率.306の打撃成績でした。年俸は110万ドル(日本円で1億円程度)の超廉価選手が、この活躍です! エンジェルスのスーパースターだったゲレーロ選手(今季テキサスレンジャースに移籍)が衰えを噂されるなかで、若いモラレス選手の活躍は地元ファンには強烈に印象に残りました。

もともと彼はキューバチームでは投手でした。投手時代はなんども優勝経験があります。キューバでは大スターだったことでしょう。
そんな彼が故郷を離れる決心をしたのは、どうやらアテネ五輪で起きた、ある出来事でした。それは予選途中で、亡命を企てている、という疑いをかけられ帰国命令が出たからだったと言います。
本人は当時そんなつもりはなかったのに、以後、代表チームから外され、出場停止処分も受けてしまう。そんなことから次第に若いケンドリー君は、不信感を抱くようになってしまう。それ以後、なんと8回も逃亡したがそのたびに逮捕。何回も何回も故郷からの脱出を実行するケンドリー。
そして、2004年6月に18人の仲間たちとボートで4時間航海を続け、9回目にしてようやく希望の地、フロリダに到着します。脱出成功。当時20歳だった。
小舟に乗ってメキシコ湾を渡ったこの4時間、ケンドリーがなにを夢見たのか、なにを考えていたのか、それはどのような航海だったのかは、ケンドリーしかわからない…。人生を変えてしまうこの4時間の彼の体験がどんなものだったのか…。

ドミニカ共和国でFA権をとり、エンジェルスが彼を拾い上げた。
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ソーシア監督さんはみんなも知っているとおり、バイリンガルです。意思疎通はお手のもの。ケンドリーにとって、エンジェルスはまさに「天使たちのチーム」に思えたことだろうし、このチームだったからこそ彼はブレイクするチャンスがあったのだと、ボクは思う。

そんな期待感でファンがまっているグランドに今季、まだケンドリーの姿はどこにも見えない…。

移民局の手続きが長引いているのか、と思ったら、彼は現在MLB選手として最大の危機に直面していたのです。この際はっきり書くが、その原因は、エージェントの裏切り、なのです。彼の所持金30万ドルを持ち逃げされてしまったという。あ~あ、損しちゃった、なんてレベルの話ではすみません。すでに、球団側まで巻き込んでの警察沙汰になっている。A・ロッド選手たちのような高給取りでさえ30万ドルは大金でしょう。ケンドリーは110万ドルの低額サラリー。そのサラリーから、30万ドルを持ち逃げされたとあっては、生活そのものに悪影響が生じて、大変でしょう。
スポーツ界には大小さまざまなエージェントが存在するが、キューバ人である彼は自由国家アメリカではさほど知り合いは少ない。信頼されているエージェントと出逢う機会もきっと少なかったのでしょう。そんな彼はこのエージェントと決別して現在は、松坂らと同じボラス氏が担当しているようですが、この事件の決着はまだついていない様子。解決にはボラス氏の力に頼るしかないでしょうが、なんとかこの局面を克服して、一刻も早く仲間たちと合流して欲しいものです。
自分が持っているたったひとつの能力。天が与えた「運動能力」をケンドリーは信じて疑いません。その能力を生かすためにMLBの道を選択したひとりの若者です。そのキューバの若者がいま、太平洋を越えて自分の「夢」を追い求める日本を代表するスラッガー・松井秀喜選手とスクラムを組みます。
目標はたったひとつ、「チームの勝利」のために…。

と、書いたら、本日出場してましたぞぉ~!
良かった、良かった!! 3打数2安打2打点の大活躍です。

背番号が「8」と真新しくなったケンドリーが、もし…。
もし、彼が昨年同様の、いや、それ以上の活躍を成し遂げたとしたら、キューバ出身選手たちのこころの支えになるとボクは思っています。
2年連続してMLBで大活躍したキューバ選手はまだいないのだから。いわんや、「10月決戦」で昨年の松井選手同様の活躍を成し遂げることが出来たとしたら…。

そんな「夢」を膨らませてくれる選手が、エンジェルスの若きスラッガー、ケンドリー・モラレス選手なのです。もしよかったら、モラレス選手にも松井選手同様に、熱い熱い声援を送ってあげてください。

「いけ! ケンドリー!」って…。

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by mlb5533 | 2010-03-09 15:49 | 第八章

お預け

雨でしたねぇ。

2010年松井選手の打撃初姿が見られる、そう期待していましたが、雨では仕方ありません。
先発メンバーには「4番・DH」と発表されていたとのです。やっぱり!
ソーシア監督さんは「9日のパドレス戦で」との意向を記者たちには伝えたそうですから、日本時間では10日になりますね。

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by mlb5533 | 2010-03-08 12:44 | 第八章

エンジェルスの選手紹介

松井選手が所属しているエンジェルスには、こんな選手がいます。
アブレイユ選手とハンター選手の紹介はいずれじっくり紹介するとして、まずは…

エンジェルスの守護神は、この人です。
★ブライアン・フェンテス投手(#40)です。
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剛速球投手のロドリゲス投手がメッツに移籍したので、本人もエンジェル入団を希望して、双方仲良く移籍手続きができました。
とにかくこの投手、35歳のベテランですが、変速フォームでその名を全米に轟かせた投手です。野茂投手みたいな見るからに変則というのではないのですが、とにかく各打者にはどこから球が飛び出してくるのか、見極めにくいと戸惑ってしまうようです。この変則フォームとLAA打線のおかげで昨年移籍していきなり48セーブをあげました。このセーブ数はアメリカンリーグ最高記録でした。ロドリゲス投手がいなくなった後、堂々たる西地区優勝に貢献してくれましたね。
まずは皆さま、LAAの守護神・フェンテス投手の独特のフォームを存分にお楽しみください…。

この選手は、ソーシア監督の秘蔵っ子選手という言い方をしてもいいかもしれません。LAAは「スモールベースボール」と呼ばれるほど、作戦がニッポンチックです。送りバンド有り、右打ち有り、盗塁有り…つまり、最小安打で得点するというのがソーシア監督の試合運び。なので、すばしっこい選手が監督さんは大好きです。その代表格が、この選手。
★エリック・アイバー選手(#2/26歳)です。守備はショート。
a0094890_17595786.jpgそうなんです、背番号2、です。ということは、ヤンキースの顔であり、ニューヨークの貴公子ことジーター選手と同じです。しかも、守備はショートとこれも同じ。もし本人がFA市場に出る、というのなら別ですが、もしこのままエンジェルスに残る選択をしたら、きっとこの選手はLAAの顔、になるほどの名選手だとボクは個人的に思っています。打撃は大砲ではありませんが、昨年150本以上の安打を記録し、アベレージは自己最高の.312を打ちました。打撃成績は4シーズン通算アベ.285。堂々たるもの。で、二塁打が多いのが特徴でもあります。157安打のうち、23本が二塁打です。
今季、アイバー選手は盗塁数と二塁打数が増えるだろうと地元ファンたちはそう予想しています。
彼は、エンジェルスが創設42年目にして、悲願のワールドシリーズ制覇をした2002年に入団しました。そんな彼ですからメディアが話しかけるとすぐに「優勝したい、優勝したい」と言い放ちます。
すばしっこさはイチロー選手並み、いや、見ているとそれ以上かもしれませんよ。とにかく駆けっこが速いのですよ。昨年、盗塁に開眼したようで14を記録しました。おそらく、今季彼の足を絡めた作戦を監督さんはとってくると他球団では要警戒の選手。いままで才能があっても、故障がちでしたが昨年はそれも克服、137試合に出場してLAAの完璧なるレギュラー選手に育ちました。
右投げ両打ちの彼は、大変器用な選手でもあるんですよ。複数のポジションをこなせます。
印象的だったのは去年のポストシーズンでのこと。対ヤンキース戦で、ジーター選手が打った高いバウンドのゴロを素手で取り、素早く送球してアウトにしたのは彼でしたね。ボクは個人的にあの瞬間はいやな体験でしたが、今となっては…ま、いいですかそんな個人的なことは。
ヘンテコなヘアスタイルはドジャースのラミレス選手のようなチリジリ。これがまた地元の子供たちに人気で…。しかし、この写真では?? もしかしたら、イメチェンなのかも。すっきりスタイルで試合に臨むのかもしれません。

今季、エンジェルスの「大化けするかも選手」というのなら、ボクはこの選手を筆頭にあげます。
★ハウィー・ケンドリック選手(#47/27歳)です。守備はセカンド。
a0094890_180223.jpg右投右打。アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身。
いままで散々米国のスポーツ紙やテレビなど、多くのメディアが「次世代の首位打者候補」として彼の名前を挙げているほどの俊才ではあるのですが、なにせこの選手毎年故障が多いのが玉に瑕。
「未だ本領発揮には至っていない」なんて書かれることも。昨年は105試合に出場しましたが、果たして今季130試合以上出場できたとしたら、彼にとってもチームにとっても、何かが起きるはずですが…。4シーズンで打撃アベ .302です。

「超大化けするかも選手」は? というなら、この選手かなあ…。
★ブランドン・ウッド選手(#3/25歳)
高校生時代が有名でした。日本でいえば、甲子園球児の優等生とでもいいますか。で、結構イケメン選手なので、女性ファンが多くて…。
豪快な一打は「モンスター・パワー・スイング」とも称され、バックスビンのかかった打球をカッ飛ばします。守備のフットワークは軽快、かつ強肩との折り紙付き。エンジェルスの1巡目でドラフト指名されたほどの選手なのですが、それは球がバットに当たれば、の話。打撃に粘りが不足していると注意されることが多いのです。本人の性格なのでしょうが、あっさりしすぎ。だから三振が多いのですよ。出場したらまずはじっくり球を見て、が課題です。粘ればなんとかなるんだけどねぇ、この選手は…。
なので、もし彼に選球眼や投手との駆け引きなどが加味してきたら、ヤバイ選手になる可能性は…そう、かなりあります。まだまだレギュラーにはなれませんが、背番号3がテレビに映ったら是非とも「三振はダメだぞぉ、ねばっていけ!」とかけ声よろしく。

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by mlb5533 | 2010-03-05 18:01 | 第八章

エンジェルス(LAA)のオープン戦が始まりました。
ヤンキースの元同僚アブレイユ選手はじめ、人気者ハンター選手たちは今日から「開幕」したものの、松井選手はやはり本日、予定どおり「お休み」だった。

この日松井選手は、最後の課題である「ベースランニング」を練習するために、その調整にあてていた。
出来は60%、との報告だ。万全なペースに戻るにはもう少し練習する時間が必要らしい。

松井選手の体調は松井選手本人が一番よくわかっている。
首脳陣も「彼の膝」には細心の注意をはらっている様子で、絶対に無理をさせない。ファンが大勢来ているし、今日はお披露目だから…というような過剰サービスはしない。むしろソーシア監督さんは早々とメディアに「マツイの出番は7日以後だよ」と発表してくれている。これなら、ファンも納得だ。
なにせエンジェルスの「固定4番」を宣言されている身である以上、守備練習しすぎて膝を壊しました、ではシャレにもならない。
その辺のことは首脳陣は十分に理解している。膝の調子は本人任せ、ということなのだろう。

日本では8日月曜日だが、現地7日といえば、日曜日だ。子供たちも学校がお休み。
「赤ゴシ」初の現地デビューは、ファンならば早くその姿を見たいものだ。おそらくこの日曜日、スタンドはシーズン戦なみの観客で埋め尽くされるに違いない…。
日本のマツイファンにとって残念なのは、この日のテレビ中継がないこと。
ホント、残念…。

松井秀喜選手の体調が、万全あることを望みます。

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by mlb5533 | 2010-03-05 12:10 | 第八章

さあ、今季2010年、MLBが動き始めましたぞ!

マリナーズもオープン戦が始まった。
イチロー選手は3打席目にしっかりと左翼線に落とす初ヒット。ジュニアはさっそく犠打で打点をマークしているようでしたし。

ヤンキースはパイレーツと。
2レイズから移籍した岩村選手はこの日、「2番・二塁」で先発。2打席とも安打にはならなかったものの手応えを感じている様子だ。ヤンキースはジーター選手もA・ロッド選手も先発出場。

さて、肝心要の松井選手ですが…。
明日の試合には、どうやら「待った」がかかったようです。
ソーシア監督さんが「マツイはまだ練習不足。もう少し2,3日練習しないといけない」とのことだ。となると、現地時間で7日の日曜日あたりが今季「発進の日」になるのかもしれません。

とにかくソーシア監督さんは、ことマツイのことになると慎重。オープン戦中の3月いっぱいは、マツイの膝をカバーしながらの起用を続ける方針だ、と記者たちにはコメントしているとのことです。
ご本人も「しっかり試合に入っていけるように、残り数日の練習をやっていきたい」とコメントしています。

直接ベースボールとは関係ないのですが、こんな話題も飛び込んで来た。
「2007年2月出版の自伝「不動心」(新潮社)が、アスリートの自書としてはトップの33万部を売り上げた。また“続編”となる「信念を貫く」(同)が3月中旬に発売。ひざの手術、ヤ軍との決別、エ軍との交渉などについて語っている」との、紹介記事だ。松井選手…ではなく、作家マツイ先生のご本だ。みんな、本屋さんに行こうぜ! もちろん、我が輩も、走るぞ。

また一方で、こんな話題も。

「昨年までヤンキース担当だったニューヨーク・タイムズ紙のタイラー・ケプナー記者。今季から“遊軍”として各球団のキャンプをめぐっており、エ軍キャンプにも姿を見せた。
 松井秀のニューヨーク“凱旋(がいせん)”となる4月13日(日本時間14日)からのヤ軍3連戦では「きっと激しいブーイングを浴びるよ」と忠告。ゴジラも「どうなるのか予想できないです」と苦笑いしていた。


なるほど。地元NYYファンは確かに強烈だから。この試合は…勝敗の行方よりもボクには、ちと、感傷的に観戦することになりそうだが。みんなはどうでしょうか。

さあ、いずれにしても明日からです!

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by mlb5533 | 2010-03-04 11:06 | 第八章

明日からオープン戦

もうぉ い~くつねるとぉ…、子供の頃みんなで歌ったお正月の歌です。
待ち遠しい気持ちを歌声に託して指折り数えたものでした。大人になってもやっぱりその気持ちは変わりありません。MLB開幕が待ち遠しいボクです。

エンジェルスの開幕は、4月5日(現地東部時間午後10時)ですがその前に、オープン戦は明後日から。なんでも、松井選手の移籍が現地でも相当な話題と報じられていました。オープン戦でありながら、きっふが完売したとか。それもそうでしょう、なんといっても昨年ワールドシリーズのMVP選手です。現地ファンとしては昨年ワールドシリーズ第6戦であの伝説を残したニューヨークヤンキース・松井選手が、まさかの移籍です。マツイがおらがチームにやってきた、ってわけです。その勇姿を、誰よりも早くお目にかかりたいでしょうからね。

その余韻がまだまだ残っているためアリゾナキャンプでは報道陣がいつもよりおおめでした。
そんななか、松井選手の旧友であり先輩の清原和博さんがわざわざ訪問です。
日本を代表するふたりのスラッガーが久々に顔を合わせましたぞ。02年の移籍発表以来のこととか。清原さんも松井選手同様、膝を痛めた。現在もまだ完全な快復はしていないようです。もし、清原さんが膝さえ万全だったとしたら、きっといまでも現役選手だった、と聞きました。巨人軍時代、ふたりは7シーズンもの間3,4番を張ってチームの優勝に貢献した仲です。お互い、打撃フォームや守備の動作を見れば体調は察しがつくのでしょう。

清原さんは、三塁ベンチからの特等席で松井選手の打撃練習を見学。スケールアップした松井秀の姿に目を細めた、と報じられています。
「体は大きくなって、でも表情は巨人時代のままで、うれしかった。相変わらず、すごい打球だなという感じはした」
清原さんの目から見て、どうやら膝の故障はさほど気にならなかったようです。プロの見た松井選手の動きはどうやら、合格点のようではありませんか。ということは、ほんとに今季、松井選手が守備に就くことはありますよ、これは。そんなことになったら、ヤンキースさん、どないすんねん。恥ずかしいでぇ…。
ソーシア監督さんは松井選手の膝と相談しながら、と条件を出していて、4番固定140試合出場、との計算をたてているようです。

いずれにしても、松井選手が動き始めるのはもうすぐです…。

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by mlb5533 | 2010-03-03 15:03 | 第八章

かすかに、あの快音が聞こえる…

初春きらめく都会のなかで立ち止まって耳を澄ませば、かすかに聞こえてくる。
太平洋の遙か彼方から、青い空に白球が躍り、新緑の芝たちが風を友にして揺れ遊び、真新しい「赤たち」の放つ様々な運動音がここまでかすかに、聞こえてきた。

松井秀喜選手が「赤」に染まったという知らせが届いたのは、今月のこと。
染まった「赤色」に、真新しい「夢」がまたひとつ付け足されたことだろう。
2010年2月。
さあ、松井秀喜選手がゆっくりと動き始めた。
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2002年、創設42年目で初めてワールドシリーズを制したロサンゼルスエンジェルス(Los Angeles Angels of Anaheim、略称:LAA)に松井選手は今季移籍した。アメリカ大陸の東側から西側に大移動した。ユニフォームも見慣れた「濃紺と白色」から「赤色」に大変身。

「10月決戦」の常連として赤色ユニフォームを定着させてきたLAAは、子供たちのアイドルチームだもある。以前、オーナーがあのディズニー社だったことが影響しているのだろう。02年の優勝パレードは前代見物の「ディズニーランド」で実施したことは今は伝説になっている。あれ以来、オーナーこそ変わったが相変わらず現地の子供たちには人気チームに変わりがない。
LAAと言えば、忘れもしない05年だった…。
松井選手がNYYでの3シーズン目のことだ。ヤンキースは地区優勝を果たしたが、エンゼルスとのディビジョンシリーズでは2勝3敗で敗退。松井選手は打率.200と抑え込まれてしまった。エンジェルスの若き豪腕投手・ロドリゲス投手にヤンキース打線は沈黙した…。もしあのときLAAに勝利していたとしたら…。
あれから時は流れて、野球の神様は松井選手を「赤色」に染め直した。まさかエンジェルスの一員になるとは皮肉なものだ。

エンジェルスの闘いぶりはどこか日本野球と似通ったところがある。ブンブン振り回す大砲選手揃いではない。送りバントは当たり前、機会があれば盗塁だって多用する。得点能力をあげるスモールベースボールを監督さんはお好みなのだ。ホームラン得点で勝利しているNYYの超ド派手な打線とは正反対のチームといえよう。超派手なのはユニフォームだけで、作戦はMLBチームの中でも地味の代表格だ。
そんな試合展開でチームをここまで育て上げた監督さんは、マイク・ソーシア監督さんだ。ソーシア監督さんは、2000年から就任している。彼らを「10月決戦」の常連チームに育てあげた人。徒者ではないのです、この監督さんは。NYYは松井選手がいた頃でもLAAとの対戦は苦手だったようですから。
ソーシア監督さんは、ある意味で現役選手の最後は悲運だったといるかも知れない…。
MLBでは名門中の名門、ドジャースでキャッチャー一筋だったソーシアさんはホームランバッターではない。シーズン12本が自己ベストの本塁打記録(1990年)だ。コツコツ当てては確実に出塁するのが現役時代の彼の持ち味だった。ドジャース選手時代、ワールドシリーズを2度制覇。しかし、まだ活躍できる1991年に回旋筋断裂の致命傷を負ったことで現役選手を引退しなければならなくなった。この怪我が現役生活を縮めてしまう。それ以後、マイナーチームの監督やドジャースのコーチをしていた。

ソーシアさんは、とにかくコミュニケーションを最優先する監督さんとして、知る人ぞ知る人物。というのは、英語はもちろんのこと、大リーグ選手はラテン系選手が多数いる。そんなことからソーシア監督さんは、スペイン語を流暢に話す。MLBチームの監督さんのなかでも「バイリンガルはソーシアさんだけだ」と、もっぱら米国スポーツ記者は絶賛している。松井選手が加入したから、そのうち日本語も覚えてしまうかも知れない…。そんな人柄と選手たちからの信頼、しかもこれだけの実績をつくったソーシア監督さんは、エンジェルスの経営陣からも尊敬されていて、なんとなんと、2009年1月に、エンゼルスと2018年までの契約延長を発表している。10年間も監督業を保証されてしまったのである。ということは、彼が60歳を迎える年までチームの指揮を執ることになった。
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では、エンジェルスは今季「10月決戦」に残れそうか、というとこれがまた皮肉なことで、よりによって同じ西地区の「シアトルマリナーズ」が待った!をかけた。今季、今までにない強烈な補強をしてきた。そう、日系監督のワカマツ監督さんが派手に動きまわった。ものすごい! の、一言だ。おそらく、マリナーズ創設以来の補強といえよう。現地記者たちの予想でさえ、イチロー選手の得点王はこれで確実だろう、という声がもっぽら。2001年116勝という驚異的な勝率をあげて地区優勝したが、今季はあの時代の再来との予想だ。
ここ数年、下降気味だったチーム力がジュニアが戻って以来チームの結束力は向上している。あれだけの有力選手をそろえられたのも、ジュニアの顔の広さもあったのではなかろうか。要は、LAAにとっての最大のライバルチームは今季に限っていえばNYYではなくて、同地区のシアトルマリナーズだということを胸にたたき込んでおく必要があるのだ。
ということは、否応なしにイチロー選手対松井選手の対決になってしまう。
走り抜くイチロー選手と、勝負師・松井選手の個性の違いが両チーム対戦の見所になっていくことだろう。LAAとしてはイチロー選手の出塁をなんとか押さえ込もうとするだろうし、SEAは松井選手の打点を阻もうとしてくるだろう…。

そして最大の見物は、ジュニアと松井選手の「腕比べ」が見られることだ。
これこそ個人的には、「最高の舞台」観戦になる。MLB広しといえども、「24番」は個人的に大好きな選手だ。ジュニアの華麗なる打撃フォームは往年のパワーは消えたといえども、いつ見ても美しい。おそらく今季も「4番」を張ってくるだろう。となればだ、松井選手とは正真正銘のガチンコ勝負「4番対決」が見られるではないか。不思議なことに、このご両人ともあちこちの怪我の仕方も、ファンに対するジェントルな応対も、チームの勝利意識もまた、ほぼ同格同列です。
そんなジュニアを奇しくもイチロー選手は、「シアトルの天然記念物に指定すべきだね。みんなで守っていかないといけないと思いますね」というコメントを残している。ジュニアはMLB選手のお手本みたいな存在だ。ステロイド問題が騒がれる中で、600本以上の本塁打を打ちながら「常にクリーンだった」とホセ・カンセコ選手も語っいるほどだ。もちろん、松井選手のクリーンなプレーもまたここであえて特筆する必要はあるまい。それほど両選手は似通っているのだ…。

ジュニアが現役でいるこの対戦切符は今季限りだろうから、なんとしても現地でこの目で実際に観戦したいものだ。
マリナーズ対エンジェルス
今季、これが視聴率トップになることだろう。5月黄金週間があけた7日、8日、9日(現地時間)がその初めての対戦になる…。

さあ、夢は尽きない。
松井選手の活躍を楽しみにしようではないか。

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by mlb5533 | 2010-02-25 16:44 | 第八章