カテゴリ:第七章( 74 )

やっぱ、止めることは、止めます! …ごめん、人騒がせして。
前記事を撤回!!   みっともないことしちまった…。お恥ずかしい、ごめん、みんな…。
なんと、ですよぉ、いま、記事を読みに来てくださった人たちの人数が150人を超えていました、ですよ。
で、ランクは23位くらいに急上昇してました。
クリックしてくれて、うれしっス! このクリックの数はそのまま「松井選手応援団」の熱気ですよね。それなのに「完結」なんて…。松井選手をもっともっと上昇(そして常勝)させましょう。その目的のためにボクはこのブログを書いてきたのに。自分の目的を忘れたアホ、でした。
これだけ多くの人たちが読んでくださっていたのに、なんという浅はかな自分なのか。恥ずかしいです。
すみませんでした。

要するにですよ、米国のメディアにかき回されすぎでした、ハイ。
せっかくMVPまで獲った選手に対して早々と「来季もいる論」だの「いらない論」だの、慣れない英語の記事なんて読んじゃったせいで…。ムカムカしてきちまったんですよ。
前文の記事を削除しようとしましたが、これもなにかの「記念品」として、そしてボク自身の「イマシメ」のために、とっときます!! 恥をさらすことにします。

前文の記事ではまるで松井選手への「惜別ソング」みたいでいやみったらしいッす、ハイ。
全然生き生きしてない、へたくそな記事でした。

オガチャンのコメントでボクは復活したのだぁ! オガチャンだけじゃなくて、ボクの個人的メールがドカドカってきまして、「おめでとう!」のお祝いのメールをたくさんいただきました。

松井選手の夢物語はここで完結して、と。だからといって、完全に廃刊するのは身勝手すぎました。

この続きは、松井選手とNYYとの話し合いで、あと15日たてば否応なくわかるのでそのとき、
新タイトルでリメイクして再スタートしちゃいますから、ね。そうします!

全然関係ないけど、今日は「松井選手ファン」が集まって、万世本店で、すき焼きパーティーをしてきました。
なんと、皆さまからの「おごり」でしたよ! これもひとえに、松井選手のおかげです。

松井選手をふたたび追いかけます。人のいい松井選手だから…。
その選手の「夢の続き」を見るために…。

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…NY152…
by mlb5533 | 2009-11-06 03:57 | 第七章

ここに「夢」の完結!

ヤンキース・松井秀喜選手がフィリーズと対戦したワールドリーズの第6戦で、本塁打1本を含む3安打で6打点を挙げて、日本人初のワールドシリーズMVPに選ばれました。

「松井の笑顔を見て、涙が出るほどうれしさが込み上げてきた。ヤンキースに入団して7年、心身ともに苦労が多かったと思う。今季もコンディションに不安を抱えながらプレーしていたようだが、最高の形で報われた。ゆっくり休んで、また来季、松井らしいプレーを見せてほしい」
このコメントは長嶋茂雄元巨人軍監督です。
ボクたち松井選手ファンの気持ちを代弁してくれたことばです。

「ヤンキースで優勝するために来ましたから」と松井選手は胸を張って記者団の質問に答えていました。その「夢」が太平洋を渡ってから7年目でようやく達成できました。

これでいい、これでいい。他になにを望むというのだろう…。
こんなにも清々しい気分は久しぶりです。
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で、いろいろとボクなりに考えました。
書き残していることもありますが、この「松井秀喜選手の夢物語」は、松井選手の「夢」の達成とともにここで一旦、完結終章、とさせていただきます。長い間つたない記事を読んでくださった皆さま、お会いすることのない人たちのあたたかいコメントの数々に、心からお礼を申し上げます。
「ありがとうございました」

最後になりましたが、
松井秀喜選手。ボクはあなたに「夢をもって生きる」素晴らしさと、「友情」の美しさをベースボールという舞台で見させていただくことが出来ました。感謝で…ことばになりません。
「ありがとうございました、松井選手!」
そして、
「夢の達成、おめでとうございます!」
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…NY152…
by mlb5533 | 2009-11-06 02:51 | 第七章

速報!

ヤンキース、ワールドシリーズを9年ぶりで制覇。
NYY 7-3 PHI
松井秀喜選手、6打点の大活躍で、MLB史上東洋人初のMVPに!
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目下、感無量のため記事が書けません。
詳しくは、のちほど。
まずは、お知らせでした。

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by mlb5533 | 2009-11-05 14:21 | 第七章

I’m crazy about Yankees !

感激してます! ありがとうございます!
んッ、なになにって?
それはですねぇ、皆さまからこんなにもたくさんのコメントをまとめていただいたのはこのブログ史上初だからでございます。そのうえ、ブログランキングがなんとなんと、このブログ初の29位! このブログを書き続けてきましたが本日、最高の記念日になりました!
本来ならいつものように、お一人様ごとに返信を書くべきなのではありますが、異変ともいうべき事態なのであって、ですねぇ、このような異変は明らかな事件ですので、記事扱いとさせていただきました、ですよ。 ハイ!

ヤンキースの全選手並びに我が「松井秀喜選手」に成り代わりまして、厚く御礼申し上げます、です!
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帰ってきて、PCをオンしたらこのコメントの数でしょ! あ~~、ビックリした…。
今日は友だち数人と神保町の行きつけのお店に行きました。お目当ては例の餃子です。
七人でいって、まずは八人前の餃子を注文。あとはいろいろと…。そしたらお店のテレビで「日本シリーズ」を中継してます。ボクは子供の頃は巨人ファンでしたが最近はどんな選手がいるのかさえよく知りません。長嶋選手や王選手が活躍した頃の「巨人ファン時代」の日本とボクのあの頃の姿は、すっかり昔に遠退きました。
プロ野球の熱から冷めて、まったくの無趣味時代が続いていた80年代、なんの因果かひとりニューヨークで記者生活。人以上におしゃべりなボクが言葉もままならない外つ国にひとり、淋しさが襲ってきたものでした。そんなときでした。NYの友だちがボクをビレッジに誘い出して、 Bleecker St.とMacDougal Street.の交差点「La Figaro Cafe」で散々ヤンキース物語を聞かされました。はじめてヤンキースタジアム球場にも行きました。EmpireStateBld..側のアパートにいましたがあれ以来、仕事が終わるとひとりでもビレッジに外出できるようになりました…。「La Figaro Cafe」でのんびりと原稿を書いていたこともありました。数年前、ビレッジに行ったらもうすっかり様子は変わっています。大都会の表情は実に早く様変わりしてしまう…。近くの「Dante」だけは十数年経っても変わりなかったのが救いでしたが…。アッパーウエストが好きになったのは90年代でした。

ニューヨークとヤンキース。
このふたつの item がボクを昔の自分に戻してくれました。無趣味人間からの卒業です。ボク、アメリカ人は嫌いだったのですよ。だから英語なんて学ぶ気がしなかった。絶対にアメリカなんて行くことはない、と決め込んでいたから。それがなんの因果か経済記者…。なので経済の本場・アメリカに。それも、相棒もいない単身で。
学生時代、ドイツから認識論を学び、フランスから美術を学びました。イギリスから言語学の基礎と演劇を学び、ロシアから文学を学びました。でも、アメリカからはなにひとつ学ぶことはない、とおもっていました。でも、ニューヨークで知り合った友だち、つまりアメリカ人から、学校では学べなかった「慈愛と自由」を体験しました。そんなことから、ヤンキースの物語はボク個人にとっては、第二の祖国物語、と勝手にそう思っています。そのmotherland でいま、2000年以来の栄光が帰ってくるかどうか、大いに関心を集めています。01年9月の「あの大惨事」以来、ヤンキースタジアムでは7回裏「God Bless America」を歌い続けています。ボクもまた「911」で友だちの悲しむ姿にあいました…。あれからもNYには出向きます。あの場所は個人的にも思い出が詰まっていますが、行く気にはなれないのです。行かなければならないのでしょうが、まだまだボクにはあそこに行くまでの心の準備が出来ていないからです。そんな人たちが生活している大都会NYでいま、かつての栄光が戻ろうとしているのです。

そうです、ヤンキースのワールドシリーズ制覇の夢物語が、です。ヤンキースはメッツとともにニューヨークの人たちにとっては元気の源と言えます。ブロンクスだけではなくて、メッツのクイーンズでもヤンキースがもし優勝したとしたら今季ばかりはきっとブロンクス同様の光景が見られるとボクは思ってます。
2000年の「あの対決」を棚に上げてまで、クイーンズでもブルックリンでも…。
a0094890_3319100.jpgいまや、子供たちは家の中で黙っているはずがない! スクールバスの中ではジータ選手とA・ロッド選手の話しで持ちきりのはずです。そして今宵ばかりは小言を言うお母さんまでテレビの前に陣取ってヤンキースに声援を送っていると確信します。
もし、空港からマンハッタンまでタクシーに乗ることになった、ドライバーにこういいましょう。
「I’m crazy about Yankees !」
この一言で絶対にドライバーはバカ笑いしてくれるはずです。ドライブはきっと、いい時間が過ごせるはずですから! 
NYにゆかりの人たちのほとんどは、ヤンキース&メッツ=My motherland と同等な意識で生活しています。決して大袈裟ではありません。かつての巨人がそうだったように。巨人の勝敗が次の日のコンディションに影響が出た時代がありましたが、いまでもNYッ子にとってヤンキースとはそんな存在なのです。
プロ野球チームが優勝したら経済効果が云々、と日本のメディアは書くでしょう。でもヤンキースは今季、経済効果よりももっと大事な効果をNYッ子にもたらすはずです。ヤンキースがワールドシリーズで「栄光」を復活させたとしたら、痛んでいたNYの人々の心に、きっと、きっとあの輝きと自信に溢れた笑顔が帰ってくるのではないだろうかって、ボクは思うのです…。

だからヤンキースの全選手たちよ!
NYのために、全世界のベースボールファンのために、そしてボクのためにも平和と安らぎを復活して欲しいのです。

あと、1つ…なんです! あと1つ。

a0094890_327219.jpgヤンキースが優勝するためには結局この人の存在が不可欠なのです!
そう、ヤンキースの主将・ジータ選手です。あのガッツプレーが生きている限りヤンキースは「永遠に不滅」なのであります。こういう試合ではとくにジータ選手のリーダーシップが発揮されることでしょう…。

4連覇した栄光を再び取り戻すためにチームの大黒柱として個性豊かな各選手をまとめてきたのは、他ならないジータ選手でした。松井選手が06年復帰した試合で5打席4打数4安打1四球してファンを仰天させたとき、一番大喜びしていたのは主将・ジータ選手でしたね。
「骨が折れたんじゃないよ、ヒデキは骨を休めてたんだよ」
と、コメントして記者たちを大笑いさせて、冗談を交えてヒデキ復帰を祝福してくれたのはジータ選手でした。


たった一言、ボクは主将・ジータ選手にこういいます。
「勝って、輝いてください!」

遅くなりましたが、本日コメントしていただいた多くのヤンキースファン&松井選手応援チームの皆さま、
ありがとうございました。
そして、「あと1つ」だけを夢に見て…。

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by mlb5533 | 2009-11-05 03:32 | 第七章

PC持参して…

なんとまあ…。
突然今から、どうしても出かけなければならない…。

ああ~。またPC持参でいってきますが、みなさま。
ボクのような境遇の者のためにも、最後のひと押し、よろしくお願いいたします!

出来れば、現場のPCを使って記事にするかも知れませんが…。

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by mlb5533 | 2009-11-03 09:15 | 第七章

さあ、ヤンキースが2000年以来、9年ぶりでMLBワールドシリーズで3勝目をあげ、「王手」をかけたぞ! みんな、どうする、明日!

まずは見てくれ、このスコア!
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そう、8回裏までなんとか先行しておきながら、遂にここで同点にされてしまった。

中3日とはいえ、7回2死まで好投を維持していたサバシア投手が、なぜ降板しなければならなかったのか…。
それには信じられないドラマが起きたことをみんなに伝えておかなくてはならない。
サバシア投手になにが起きたのか?

a0094890_16174866.jpgロリンズ選手、ビクトリーノ選手をあっさりと仕留めた後、また「あのドラマ」が起こってしまた。
第1戦、濃紺の軍団を震えさせた赤い軍団の英雄・アットリー選手がまたまたサバシア投手から3号ソロを打ち込んでしまった…。英雄・アットリー選手のワールドシリーズ3本のホームランは全部サバシア投手から打ったものだ。真っ赤なスタンドからけたたましいほどの黄色い大歓声が上がったことは言うまでもなかろう…。

NYY 4-3 PHI 
んーー。
7回、1点差。シーズンの戦い方とはまったく違う。
ここはまさに一本勝負の舞台だ。ひとつのエラー、ひとつの四球、ひとつのアイデアが直接勝敗を左右してしまう。それがワールドシリーズであることは、みんなもご存じのとおり。
だから安心できない、ここは微妙だぞ。

8回からマウンドにチェンバレン投手があがった。力の投球からストレートを多投してあっさり2死を奪ってくれた。しかしまだ安心は出来ない。あとひとりでチェンジという場面で他席に立ったのは、本日絶好調のフェルツ選手。レフトスタンドに1号ソロを浴びてしまった。

NYY 4-4 PHI 同点…。
試合はここまで来たのに、振り出しに戻されてしまう。
まあ、これがベースボールの「しびれる台本」なのだが。それにしても、この場面でホームランが飛び出すとは。

9回表のヤンキースの攻撃。こういう時は後攻めチームの方が有利なのだろう…と思うし、これは延長戦になるかもしないと気持ちを抑えて攻撃を観戦する…。
松井選手が打席に立った。しかし今日は難しい低い球を打ってフライアウト。続くジータ選手は3振に倒れた。これで2死。デーモン選手に打順が回ってきた。
デーモン選手の今日の試合はいい。1回の2得点はデーモン選手の2塁打がきっかけになっている。そのデーモン選手はこの場面でレフトにヒット。続くは3番・テシェイラ選手。
デーモン選手が盗塁だ! 捕手からの送球がそれて球が一旦グラブからこぼれ落ちた。
その一瞬の間を突いて、デーモン選手はヒラメキがあったのか、なんとなんと3塁へ走っていくではないか! 誰が見ても、ヤバイぞ、それって。
ところが、である。3塁には赤い軍団の選手が誰もいなかった! 勝手に走っていいですよ、といわんばかりの守備体系になっていたのである。
なぜ? それは打席にテシェイラ選手が立っていたために、守備体系がテシェイラシフトになって3塁手が2塁を守っていたからだ。そこを見て取ったのがデーモン選手の「ヒラメキ」となってプレーに現れた。
デーモン選手のヒットが、事実上3塁打と同等の価値をもたらしてしまったのである。

さあ、どうする赤い軍団! 2死3塁。デーモン選手をホームに帰すようなら、またまた逆転される。
結局、テシェイラ選手は四球。3塁、1塁として守り優先を選択した。
このワールドシリーズでは、4番対決、とまでいわれていたが両軍の4番打者はさほど目立った活躍はしていない。A・ロッド選手は昨日のホームランで目覚めたかと思っていたが、今日はまだヒットは出ていなかった…。そのA・ロッド選手が打席に立つ。

ここで打てば、日本流でいう「オトコのコ」なのだが…どうだろうか。
息をのむ。…息を凝らしてテレビ画面に集中する。

A・ロッド選手は思い切り引っ張った!
飛んでいった打球はレフトセンター間だ!

堂々たる2塁打。これぞ4番の仕事であるぞ、ハイ。
3塁にいたデーモン選手はゆっくりと生還。テシェイラ選手は3塁へ。

NYY 5-4 PHI 逆転!
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攻撃は続く。ポサーダ選手はセンターにヒット。
二者生還して
NYY 7-4 PHI

9回裏は、リベラ投手がきっちりと抑えてゲームセット。
この瞬間、2000年以来ヤンキースはワールドシリーズに3勝目をあげて、頂点達成まであと1勝にしたのである。
強い。今年のヤンキースは本当に強い。粘り強い特徴が今までのチームカラーとは違っている。全員野球、なのである。まるで日本のベースボースボールチームを見ているかのようだった。

今日の第4戦。ボクにまたひとつ物語が残りました。
それは、「サバシア投手対アットリー選手」の激闘物語です。今季ワールドシリーズの思い出の一齣がまたひとつ、増えました…。そして、付録には「デーモン選手のヒラメキプレー」でしょう。

さあ、明日だ。
ここまで来たら、ヤンキースよ! 夢にまで見ている「あれ」を、決めちゃってください。
あなたたちのために、太平洋を越えた我が日本国では全国的に休日にしてありますから…。
子供たちはジッチャンの膝を借りてテレビの前に陣取ることでしょうし、新婚さんたちは奥様の手料理を楽しみながら松井選手の「あれ」を期待しているし、老犬は縁側で太った猫と一緒になってテレビ観戦するだろうし、PCに詳しい青年は「あの歴史的瞬間」を録画して楽しむことでしょう。

ニューヨークはそこよりもっともっと寒いから戻らなくていいです!
「あの」パレードのためだけに、戻ってきてくださいね!

松井秀喜選手の「夢」物語、完結させてください…。

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…NY152…
by mlb5533 | 2009-11-02 15:36 | 第七章

…で、今日。
夜7時過ぎ。部屋に戻ったら約束どおり友だちのトオル君が録画したDVDを届けてくれた。2枚組だ。
試合の結果はわかっていた。
NYY 8-5 PIH
ヤンキースが2勝1敗になった。

どうあれ試合展開をみたい。松井選手のワールドシリーズ通算第3号はもちろん見たい。
試合は雨のために、開幕予定時刻を1時間20分程度遅れた。ということは、今は冬時間とはいえ深夜になるな…。今日はHalloweenだから、いろいろな格好をした観客が来ていたに違いない。
フィラデルフィアといえば1976年、アメリカ建国200年を記念して製作した映画「ロッキー」の故郷。フィラデルフィア美術館の石段は「ロッキーステップ」と呼ばれているようで、その横にはロッキー3で使われた銅像が置かれている。アメリカの古い都、ですね。

こちらは大都会ニューヨークから。でも試合開始早々、あの歓声は驚異です。ヤンキースタジアムとは比べものにならない賑やかさです。

さて、2回のフィリーズの攻撃。ワース選手のソロホームランは仕方がないとしても、1死満塁まで持ち込んで2点を追加しただけの3得点でフィリーズの攻撃が終わってしまった。ここを抑えたからペティット投手は息を吹き返したように見えます。
ワールドシリーズ3戦ともに、ヤンキースは先制点を許しています。流れを変えたのはA・ロッド選手の「判定ホームラン」でしょう。
NYY 2-3 PIH
今日の試合は打線がつながった。スイッシャー選手が打ち、ポサーダ選手も…。

そして、8回表。
すでにベンチで代打の用意をしている松井選手が映りました。
3球目、なんと左へのホームランですよ。赤く染まったスタンドに沈んで消えた白球ひとつ…。松井選手は打ったあと、瞬間的に左上に視線を挙げてそのが「アレ」であることを確認してから、静まりかえったシチズンズバンク・パークのダイヤモンドを黙々と走る松井選手。静かにホームベースを踏むと、A・ロッド選手が真っ先に迎えてくれていました…。いま、代打でしか出場出来ない松井秀喜選手。限られた少ないチャンスにチームの勝利を決定づける得点を挙げた選手。
ワールドシリーズ通算第3号ホームランの物語です。
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本当に感動しちゃうと、人間って声も出ないんだ…と、ボクは思った。
ブロードウェイで音楽監督をしている友だちが誘ってくれた「コーラスライン」を見たのは、いまからン十年も前のこと。感動しすぎてひと言も声も出ず、熱い涙が流れちまったことがある。それに似て、今回このホームランに感動して…声も出なかった。じっと、じっとして、松井選手がベンチに戻るまでの姿を見ているしかなかった。球場は静まりかえっていたが、きっとニューヨークの連中たちはこのシーンで大歓声をあげていたことだろうと、そう思うと感動が広がり、わずかな笑顔だけが浮かんできた。

ボクにとってまたひとつ、今季WS「名場面」が追加された。

ヤンキースが「勝負試合」の第3戦をモノにした。2勝1敗だ。
あした勝ったら…。ニューヨークでの試合はいらない。
もう、フィラデルフィアで決めて欲しい…。このDVDを見終えて、そう思った。
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…NY152…
by mlb5533 | 2009-11-02 01:12 | 第七章

ほら、来た!
松井秀喜選手の逆転ホームランだ。今日の試合の決勝点だ。
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みなさん、ごらんいただけましたでしょうか。あれが、あのホームランこそ松井選手の真骨頂。
土壇場の勝負師とまで言われるぎりぎりの一振り! いやぁ、恥も外聞もなく、アパートの部屋でひとり大歓声をあげました、ハイ。
「ヨォッシャア~~」

忘れもしません、03年…。
ボストンとの激闘第7戦。マルチネス投手にやられっぱなしで、敗色濃厚かと思われたときでしたね。
松井選手はあっさりと2ストライクをとられて、追い込まれました。あのとき、マルチネス投手は3球勝負に出た。そのストライクを見逃さずに思い切り引っ張って2塁打…。続くポサーダ選手がセンターとセカンドの間にポテンヒット。一気に走り抜いた松井選手は見事生還。ホームベース上で高々とジャンプ。鬼の形相で仲間たちとハイタッチ…。同点にした場面でした。

そして今日、5番で先発した松井選手。あのときとまったく同じでした。
1-1の同点場面です。
マルチネス投手はきわどいストレートを連投して、あっさりと2ストライク。あのときと同じではありませんか! 簡単に追い込まれました。まさか、また3球勝負か…。2球カーブで外した後の5球目でした。球はインコーナーから落ちていきます…。これをすくい上げるように右腕一本だけで打つようにバットを振り抜くと、ボールはヤンキースファンが陣取る右翼席へ飛び込みました!
NYY 2-1 PHI
逆転ホームラン! ワールドシリーズ通算第2号の瞬間です。マルチネス投手にとっては、またしもこの大事な大舞台で松井選手にやられたことになります…。
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それにして、両軍の4番打者はお互いに徹底的にマークされて、A・ロッド選手はワールドリーズでは未だにヒットが出ません。リーグ優勝決定戦まであれだけ暴れまくったのに、今日は4打数3三振。テシェイラ選手もやっとホームランが出ましたが完全にマークされ、なかなか自分の打撃をさせてもらえません。フィリーズのハワード選手も今日は4打数4三振とバーネット投手とモリーナ捕手に徹底マーク。両軍ともに研究の成果を上げているようです。
とにかく、明後日からのフィラデルフィアの3連戦で果たして両軍の4番打者のうち、どちらが先に目覚めるか、勝敗はこれで決まりそうです。

A・ロッド選手にあたりが止まっていれば、チーム得点で頼りになるのはほかでもない、松井選手です。DH制のない試合とはいえ、みすみす3試合ともベンチに置いたままとはいかないはず。久々に先発で守備につく松井選手が見られるかもしれません。
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ヤンキース並びに「松井秀喜選手」のファンの皆様、松井選手らを励まし力づける意味でも、大いにコメントしてくださいませ。なにせ、今季はあと残す試合は多くて5戦だけになりましたから。ただし、このブログは彼らへの応援ブログなので意味不明、悪戯、誹謗中傷は削除しますのでご了解ください。

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by mlb5533 | 2009-10-30 19:11 | 第七章

あと、4つ…

そう、あと、4つ…である。

まだ肌寒い米国東部の4月初旬から、吐く息すら白々する9月下旬までの半年間、東西時差3時間の北米大陸を渡って戦った試合数は、162試合。休養らしい日々もないまま、時には深夜零時を過ぎても戦い続けた。体への負担はボクたちには想像を超えていることだろう。
これだけ戦って、ヤンキースは103勝を挙げた。東部地区での優勝チームになった。
話しはここで終わらない。次には、アメリカンリーグ優勝を賭けて、まずはミネソタツインズと対戦、3連勝した。いよいよリーグ優勝決定戦に駒を進めた。相手は苦手といわれたエンジェルスだったが、3勝1敗で破り、6年ぶり40回目のリーグ優勝を達成して、ワールドシリーズ進出を決めた。

あと、4つ。
2000年以来の栄光が戻ってくる。松井選手自身は03年以来のワールドシリーズ進出であり、あと4勝さえすれば7年間の大リーグ人生で、初の栄光をつかむことができる。
松井選手にとっても、ヤンキースとっても今季ここまでの道程は長く、険しかったことをボクたちは知っている。栄光まで、あと少し…だ。わずか、4勝さえすればいいのだから。

巨人軍4番打者という日本プロ野球界で最高の勲章を胸の奥に仕舞い込んでまで、太平洋を渡った松井選手。それにはきっと、訳があったことだろう。おそらく、彼には「夢」があったに違いない…。
その「夢」を現実にするために、太平洋を渡ったのだろう…、ボクは、そう思いたかった。
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上記の写真は03年4月8日、本拠地開幕戦ミネソタ・ツインズ戦で前打者のバーニー・ウィリアムスが敬遠された後、3-2からジョー・メイズ投手の球を右翼席に放った満塁ホームランである。大リーグ移籍後初の本塁打だ。

ルーキーがホームグランド「Yankee Stadium」初試合で満塁弾を打ち込んだのである。この快挙はヤンキース百年の歴史の中で、彼が史上初めてとなった。
松井秀喜選手の大リーガーとしての年輪はこの年、このホームランから始まったといえよう。
03年のヤンキースは、激戦が続いた。ルーキーでありながら、100打点以上をたたき出した松井選手。ホームランよりも打率を上げて打点にこだわった。この年、ボストンとはまさに激闘そのもの。球史に残る優勝戦として記憶に残った。マルチネス投手から打った2塁打、生還してホームベース上で高々とジャンプした松井選手の姿は翌日のメディアに写真入りで記事になったほどだった。
だが、ワールドシリーズまで進出まで上り詰めたものの、マーリンズに2勝4敗。あと、2つ…というところまで来ていたのに、夢はここで途絶えてしまった…。

松井選手がヤンキースに移籍してから、ボクの私生活はずいぶん変わった。それまでの数年間はお昼頃に起床していたし、床に就くのは午前3時頃か…。
授業の講義で気になっている箇所の調べもので時間を使っていたり、DVDの新作映画を数本見続けたりと勝手な生活を過ごしていた。目が覚めた時間が、ボクにとってはその日の朝だった。コーヒーメーカーをオンして、フラフラと洗面。白いマグカップに珈琲を注ぎ、それを持って歩き、椅子に座って、PCをオンする。立ち上がる僅かな時間に熱い珈琲をすすりながら、タバコを一服する。
その生活リズムが長い間続いていた…。

ところがこの7年間、Yankeesの松井選手の活躍が気になって仕方がない。仕事が重ならない限り、早起きしてNHKのBS中継がいま一番の楽しみになった。
実はボクもかつてニューヨークで生活していたことがある。あの地下鉄の臭いと騒音が蘇ってくる。行きつけだったスーパー「FAIRWAY」と「ZABAR’S」、コロンビア大近くの大聖堂、散歩に使ったフラワーガーデン…などなどアッパーウエストが蘇ったのは、松井選手のヤンキース移籍のおかげである。活気がボクの人生に復活した。正直、彼が巨人軍にいた頃はそこまで強い関心はなかった。
「ヤンキースに行きます」
との記者会見で、ボクはハッとした。
「そう、あなたもNYで生活するんだぁ」と、なにか親近感を感じた。「いい友だちが出来るといいね」とさえ感じるほどの身近な存在に思えた。彼はまだあの頃、独身だったから無性にそう思えたのかも知れない。スポーツと音楽、舞台とビジネス、出逢いと別れ…なんでも盛りだくさん存在する街、ニューヨーク。活気に溢れ、そのくせ影が長く伸びた夕暮れには、街の喧噪が静まって安らぎが訪れる。オベリスクのような摩天楼と近代建築の高層ビルが共存する不思議な空間都市ニューヨーク…。ボクもかつてはあそこでひとり、経済記者として生活していたことを蘇らせてくれたのは松井選手だった。

彼は野球界ではエリート人生を過ごしている人に違いない。高校野球では名門・星稜高校での四番打者。プロでは読売ジャイアンツの四番打者。数多くの勲章を獲得した実力は正真正銘一級の選手。
そして、こともあろうに大リーグの移籍先は「ニューヨークヤンキース」である。あらゆるプロスポーツ界での最高峰と言える。
常にこの人は名門チームに在籍して活躍してきた。
そんな松井秀喜選手とは、どんな選手なのだろうという関心がはじめて自分に芽生えたのは、あの大リーグ移籍の記者発表でのことだった。ひとりの人間として、ボクには映った。「夢」を持っている、と感じたからだ。彼がいう移籍は簡単なコメントだった。だが日本球界の事情やチーム事情等々きっとここに至るまでの道程はそんな簡単ではなかったろうに、とも察する。様々な障害を乗り越えても太平洋を渡ると決断したほんとうの理由は「頂点のチームで栄光を掴んでみたい」という若者らしい「夢」を捨て切れなかったのだろう。それでいい、とボクは思う。

子供の頃、人は将来なりたいもの、したいことを夢見て作文にしたり友だちに語る。大リーグの選手とか、バレリーナとか、宇宙パイロットとか…。しかし、人は年輪を蓄え大人になるにつれて、そんな夢を見失う。子供の頃の夢を叶えた人は一体何人いるだろうか。そう思えば、ますますボクはこの松井秀喜選手に声援を送りたくなってきたのである。
「追いかけろ! 自分の夢を!」と。

しばらくして、記者根性が抜けきらないボクはこの選手のことを、あれこれ取材してみた。
するとおもしろいデータにぶつかった。それは、
「個人成績よりもチーム勝利にこだわっている」選手である、という結論がボクなりに出せた。
この考え方はプロに入った巨人軍時代からではなく、高校時代からか、いやもっと以前の幼年期まで遡るようだ。宗教家でもある実父の教育にまで遡る。他人の悪口を言うのはウサ晴らしにもなって、ときには愉快感さえともなう。まして、子供時分ならなおのことだろう。だが、秀喜少年が実父の前でなにげなく人の悪口を言うと、しっかりとそれを止めて実父は息子・秀喜少年に仲間の大切さを諭したという。「人の悪口は言いません」と約束したと聞く。

そのせいか松井選手は記者たちに、こんなコメントをしている。
「10打数10安打してヤンキースが優勝できないより、10打数10三振してヤンキースが勝った方がいい」とチームの勝利、仲間たちとの共有を優先する。
まだ巨人軍時代でのことだ。こんなことがあった。2001年5月23日、東京ドームでのヤクルト戦でのことだ。単打が出ればサイクルヒット達成という状況の8回の5打席でヒットを打ったが、一塁ベースを蹴って二塁に進んでしまった。つまり、個人記録よりもチームの勝利を優先する選手、といえる。
ヤンキース1年目のキャンプ中にトーリ監督が「エンドランのサインを出してもいいか?」と訊ねた。松井選手は平然と「何でもしますよ」と答えたという。日本では50本を記録するほどのホームラン打者だったのに、メジャー移籍以降、ホームランが少ないことに対してもトーリ監督は「マツイはチームのためにヒット量産に移行した」と記者団にコメントしていた。

「いい数字を残しても、チームにとってためになるとは限らない。そういう選手には、なりたくない」
「野球がもしも個人成績を全く争わないスポーツだったら?」という問いに対しても、「全然構わない。勝つためにプレーしているわけだから、チームが勝てばそれでいいです」、「タイトルを獲得しようと思って野球をしたことはありませんよ」
これが松井選手の野球哲学、不動の姿勢であることを実感したのはヤンキースに移籍してからますますそう実感する。

一方で、「メジャーでも、打撃3部門のいずれかでタイトルを争えるような選手になりたい」ともいう。
一見矛盾しているようだが、実はそうではない。高いレベルの個人成績も併せ持つ選手を目指している、という意思の表れである。
強いチームに所属していたら、さほど活躍しなくても優勝の栄光は配分される。そう言う選手もいるのかも知れないが、松井選手は自分もチームの勝利に貢献する、そんな活躍をしてはじめてチーム力を語れる選手になれる、という考え方が土台になってのコメントである。
「寄らば大樹の陰」という存在ではない。「矢面に立って戦える選手」であり、その結果仲間たちと友に「夢」を掴んでみようという意気込みである。そんな人物像が取材してみると浮き上がってくる…・
おもしろい選手ではないか。古めかしい選手ではないか。でも、こういう選手はそうそうお目にかかれない。社会の中でも、少なくなった。

究極の目標とは、チームがワールドシリーズを制覇することに他ならない。その輪の中に松井秀喜選手は、いたい、と夢見る…。おそらく…だが、これが達成した時、松井選手は本気で大騒ぎすることだろう。03年のあの日、ホームベース上でジャンプした時のように。
あれだけチームメイトが大騒ぎしているリーグ優勝のなかでも、カメラに写る松井選手は笑顔があってもまだなにかありそうな感じに見える。
「まだ4つありますから」
というコメントが正直な感想なのだろう。

所属球団のヤンキースには強い愛着を抱いているとのことだ。
05年、契約延長が成立した際「ピンストライプのユニフォームを着て、ヤンキー・スタジアムでプレーできることは最高に幸せです」とコメントしている。「ヤンキースが一番好きだし、ヤンキースでプレーしたいけど、それがかなわないなら仕方ないという割り切りも持っています」不要論が囁かれていたときの言葉である。

今日、男たちの「夢舞台」がスタートした。舞台はニューヨーク・ヤンキースタジアムである。
演目は「大リーグワールドシリーズ」だ。台本は、ない。4つ勝ったチームが幕を引くことが出来る。
そして今日、ヤンキースは昨年の覇者フィラデルフィアフィリーズに大敗した。松井選手は1安打したがカノー選手の打球がワンバウンドしたと判断したが、それは間違いだった…。

さあ、明日は大変な試合になる。相手チームの先発投手はヤンキースにとってはあの因縁の元ボストンに所属していたマルチネス投手だ。
03年の再現をしてくれるか、松井選手。なんとしても明日は負けられない。
いずれにしても第3戦から第5戦はNLルール。DH制はない。松井選手をベンチに置いておく余裕はないだろう。となれば、久々に松井選手の守備もあり得る。それはすべてあの「夢」を仲間たちと分かちあうために…。
あと、4つ勝ちさえすれば、それでいい!
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上記の写真は03年3月31日、開幕戦トロント・ブルージェイズ戦で5番レフトで先発出場して、初回にメジャーを代表する右腕ハラデイ投手からレフト前へのタイムリーヒットを放ち、初打席・初安打・初打点を記録した。ここから「松井秀喜選手の夢伝説」が始まった。

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…NY152…
by mlb5533 | 2009-10-30 02:16 | 第七章

NYY 10-1 LAA

アメリカンリーグ優勝決定戦で、エンジェルスを大勝で破り、6年ぶり40度目の優勝に「王手」をかけたヤンキース。
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第4戦の先発はヤンキースが中3日のサバシア投手、エンジェルスは今季レイズから移籍したカズミア投手。中3日で立ち上がりが気になるサバシア投手は1,2回ともに安定して相手打線にスキを与えない。一方、ここで負ければ「王手」をかけられるカズミア投手は四球を連発する不安な立ち上がり。それでもなんとかヤンキース打線を押さえ込む。
とくに、6番DH松井選手に対しては徹底した研究をしてきたのかストレート狙いの松井選手に対して、外角の変化球を多投してカウントを整え、内角で勝負。このパターンが途中交代したどの投手からも同じ攻め方をされ続けた…。ノーヒットに押さえ込まれた。相手チームがよほど警戒している打者、という証がテレビ画面を通じて、ひしひしと伝わってくる。

確かに相手チームにとってはA・ロッド選手に得点されるのは仕方ないにしても、それ以上の得点を阻止する為にはA・ロッド選手の後を打つ松井選手を徹底して押さえ込まなければ、勝機は掴めない。エンジェルスは松井選手の盲点をかなり研究してきたと思われる。
こうなれば松井選手とて指をくわえているわけにはいくまい。そっちがそうなら…こっちも研究していち早くいつもの打撃に戻していくことだ。
松井選手がどう立ち直ってくるか…。A・ロッド選手のようなリラックスした打席を期待したいもの。焦る必要はない。いや、修羅場を散々くぐり抜いた日本を代表するスラッガー・松井選手のことだ。このままおめおめと、他力本願での「優勝」をするはずはない。松井選手に限って、それはあり得まい。
「自分のいつもやってることをしっかりやって、また、いい形で入れればいい。あと1勝だから、まずあさっての試合をしっかり戦う」と、本人とてそんなことは言わずとも承知だ。
明らかに「優勝」のカギを握っているのは、他でもない松井秀喜選手なのだから。だからこそ…。

今日の試合はヤンキースの大勝という形でおわっているが、絶対に安心は出来ない。相手はなにせ、あのエンジェルスだ。そう易々とは「優勝」を手渡してはくれまい。

…明後日だ。
泣いても笑ってもヤンキースにとっては大一番になる。
高等学校時代、そして巨人軍時代での中日戦との大舞台に「あれ」を見せつけてくれた選手であることをボクは忘れていない。今日の試合では、ひとりカヤの外だったが、明後日、立ち直った松井秀喜選手の雄叫びをボクはこの目で確かめる。
「行けッ! マツイ!」

ところで、A・ロッド選手はまさに神様が後押ししているかのようなそんな特別に感じる活躍が連日続いている。今季プレーオフでの活躍ぶりは過去の低迷を帳消しにするほどだ。一気に大爆発している。
ヤンキース移籍後のポストシーズンでは、地区シリーズ敗退の2005~07年にわずか1打点だけだった。四番として最悪の結果だった。だが今季は違っている。早くも5本塁打である。「ミスターオクトーバー」こと、あのレジー・ジャクソン選手に並んだ。彼の「背番号44」は93年に永久欠番になっている。

また、カブレラ選手の活躍がうれしい。今日は4打点の大暴れ。とくにセーフティーバントとは恐れ入った…。カズミア投手への揺さぶりが光った。

一方、浮き足立っていないのが主将・ジーター選手だ。試合前、かなり緊張した様子だった。
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もし負けたら2の2、対に持ち込まれる。勝てば「王手」、この差は大きい。今日の試合の意味をわかっているからあれほどの緊張した表情だったのだろう。

決着をつけて、この上の戦いに向けられるのか…。
さて、すべては明後日である。

「行けッ! 松井選手!」

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(写真はMLBサイトより)

…NY152…
by mlb5533 | 2009-10-21 15:51 | 第七章