ほら、来た!
松井秀喜選手の逆転ホームランだ。今日の試合の決勝点だ。
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みなさん、ごらんいただけましたでしょうか。あれが、あのホームランこそ松井選手の真骨頂。
土壇場の勝負師とまで言われるぎりぎりの一振り! いやぁ、恥も外聞もなく、アパートの部屋でひとり大歓声をあげました、ハイ。
「ヨォッシャア~~」

忘れもしません、03年…。
ボストンとの激闘第7戦。マルチネス投手にやられっぱなしで、敗色濃厚かと思われたときでしたね。
松井選手はあっさりと2ストライクをとられて、追い込まれました。あのとき、マルチネス投手は3球勝負に出た。そのストライクを見逃さずに思い切り引っ張って2塁打…。続くポサーダ選手がセンターとセカンドの間にポテンヒット。一気に走り抜いた松井選手は見事生還。ホームベース上で高々とジャンプ。鬼の形相で仲間たちとハイタッチ…。同点にした場面でした。

そして今日、5番で先発した松井選手。あのときとまったく同じでした。
1-1の同点場面です。
マルチネス投手はきわどいストレートを連投して、あっさりと2ストライク。あのときと同じではありませんか! 簡単に追い込まれました。まさか、また3球勝負か…。2球カーブで外した後の5球目でした。球はインコーナーから落ちていきます…。これをすくい上げるように右腕一本だけで打つようにバットを振り抜くと、ボールはヤンキースファンが陣取る右翼席へ飛び込みました!
NYY 2-1 PHI
逆転ホームラン! ワールドシリーズ通算第2号の瞬間です。マルチネス投手にとっては、またしもこの大事な大舞台で松井選手にやられたことになります…。
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それにして、両軍の4番打者はお互いに徹底的にマークされて、A・ロッド選手はワールドリーズでは未だにヒットが出ません。リーグ優勝決定戦まであれだけ暴れまくったのに、今日は4打数3三振。テシェイラ選手もやっとホームランが出ましたが完全にマークされ、なかなか自分の打撃をさせてもらえません。フィリーズのハワード選手も今日は4打数4三振とバーネット投手とモリーナ捕手に徹底マーク。両軍ともに研究の成果を上げているようです。
とにかく、明後日からのフィラデルフィアの3連戦で果たして両軍の4番打者のうち、どちらが先に目覚めるか、勝敗はこれで決まりそうです。

A・ロッド選手にあたりが止まっていれば、チーム得点で頼りになるのはほかでもない、松井選手です。DH制のない試合とはいえ、みすみす3試合ともベンチに置いたままとはいかないはず。久々に先発で守備につく松井選手が見られるかもしれません。
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ヤンキース並びに「松井秀喜選手」のファンの皆様、松井選手らを励まし力づける意味でも、大いにコメントしてくださいませ。なにせ、今季はあと残す試合は多くて5戦だけになりましたから。ただし、このブログは彼らへの応援ブログなので意味不明、悪戯、誹謗中傷は削除しますのでご了解ください。

…NY152…
by mlb5533 | 2009-10-30 19:11 | 第七章

あと、4つ…

そう、あと、4つ…である。

まだ肌寒い米国東部の4月初旬から、吐く息すら白々する9月下旬までの半年間、東西時差3時間の北米大陸を渡って戦った試合数は、162試合。休養らしい日々もないまま、時には深夜零時を過ぎても戦い続けた。体への負担はボクたちには想像を超えていることだろう。
これだけ戦って、ヤンキースは103勝を挙げた。東部地区での優勝チームになった。
話しはここで終わらない。次には、アメリカンリーグ優勝を賭けて、まずはミネソタツインズと対戦、3連勝した。いよいよリーグ優勝決定戦に駒を進めた。相手は苦手といわれたエンジェルスだったが、3勝1敗で破り、6年ぶり40回目のリーグ優勝を達成して、ワールドシリーズ進出を決めた。

あと、4つ。
2000年以来の栄光が戻ってくる。松井選手自身は03年以来のワールドシリーズ進出であり、あと4勝さえすれば7年間の大リーグ人生で、初の栄光をつかむことができる。
松井選手にとっても、ヤンキースとっても今季ここまでの道程は長く、険しかったことをボクたちは知っている。栄光まで、あと少し…だ。わずか、4勝さえすればいいのだから。

巨人軍4番打者という日本プロ野球界で最高の勲章を胸の奥に仕舞い込んでまで、太平洋を渡った松井選手。それにはきっと、訳があったことだろう。おそらく、彼には「夢」があったに違いない…。
その「夢」を現実にするために、太平洋を渡ったのだろう…、ボクは、そう思いたかった。
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上記の写真は03年4月8日、本拠地開幕戦ミネソタ・ツインズ戦で前打者のバーニー・ウィリアムスが敬遠された後、3-2からジョー・メイズ投手の球を右翼席に放った満塁ホームランである。大リーグ移籍後初の本塁打だ。

ルーキーがホームグランド「Yankee Stadium」初試合で満塁弾を打ち込んだのである。この快挙はヤンキース百年の歴史の中で、彼が史上初めてとなった。
松井秀喜選手の大リーガーとしての年輪はこの年、このホームランから始まったといえよう。
03年のヤンキースは、激戦が続いた。ルーキーでありながら、100打点以上をたたき出した松井選手。ホームランよりも打率を上げて打点にこだわった。この年、ボストンとはまさに激闘そのもの。球史に残る優勝戦として記憶に残った。マルチネス投手から打った2塁打、生還してホームベース上で高々とジャンプした松井選手の姿は翌日のメディアに写真入りで記事になったほどだった。
だが、ワールドシリーズまで進出まで上り詰めたものの、マーリンズに2勝4敗。あと、2つ…というところまで来ていたのに、夢はここで途絶えてしまった…。

松井選手がヤンキースに移籍してから、ボクの私生活はずいぶん変わった。それまでの数年間はお昼頃に起床していたし、床に就くのは午前3時頃か…。
授業の講義で気になっている箇所の調べもので時間を使っていたり、DVDの新作映画を数本見続けたりと勝手な生活を過ごしていた。目が覚めた時間が、ボクにとってはその日の朝だった。コーヒーメーカーをオンして、フラフラと洗面。白いマグカップに珈琲を注ぎ、それを持って歩き、椅子に座って、PCをオンする。立ち上がる僅かな時間に熱い珈琲をすすりながら、タバコを一服する。
その生活リズムが長い間続いていた…。

ところがこの7年間、Yankeesの松井選手の活躍が気になって仕方がない。仕事が重ならない限り、早起きしてNHKのBS中継がいま一番の楽しみになった。
実はボクもかつてニューヨークで生活していたことがある。あの地下鉄の臭いと騒音が蘇ってくる。行きつけだったスーパー「FAIRWAY」と「ZABAR’S」、コロンビア大近くの大聖堂、散歩に使ったフラワーガーデン…などなどアッパーウエストが蘇ったのは、松井選手のヤンキース移籍のおかげである。活気がボクの人生に復活した。正直、彼が巨人軍にいた頃はそこまで強い関心はなかった。
「ヤンキースに行きます」
との記者会見で、ボクはハッとした。
「そう、あなたもNYで生活するんだぁ」と、なにか親近感を感じた。「いい友だちが出来るといいね」とさえ感じるほどの身近な存在に思えた。彼はまだあの頃、独身だったから無性にそう思えたのかも知れない。スポーツと音楽、舞台とビジネス、出逢いと別れ…なんでも盛りだくさん存在する街、ニューヨーク。活気に溢れ、そのくせ影が長く伸びた夕暮れには、街の喧噪が静まって安らぎが訪れる。オベリスクのような摩天楼と近代建築の高層ビルが共存する不思議な空間都市ニューヨーク…。ボクもかつてはあそこでひとり、経済記者として生活していたことを蘇らせてくれたのは松井選手だった。

彼は野球界ではエリート人生を過ごしている人に違いない。高校野球では名門・星稜高校での四番打者。プロでは読売ジャイアンツの四番打者。数多くの勲章を獲得した実力は正真正銘一級の選手。
そして、こともあろうに大リーグの移籍先は「ニューヨークヤンキース」である。あらゆるプロスポーツ界での最高峰と言える。
常にこの人は名門チームに在籍して活躍してきた。
そんな松井秀喜選手とは、どんな選手なのだろうという関心がはじめて自分に芽生えたのは、あの大リーグ移籍の記者発表でのことだった。ひとりの人間として、ボクには映った。「夢」を持っている、と感じたからだ。彼がいう移籍は簡単なコメントだった。だが日本球界の事情やチーム事情等々きっとここに至るまでの道程はそんな簡単ではなかったろうに、とも察する。様々な障害を乗り越えても太平洋を渡ると決断したほんとうの理由は「頂点のチームで栄光を掴んでみたい」という若者らしい「夢」を捨て切れなかったのだろう。それでいい、とボクは思う。

子供の頃、人は将来なりたいもの、したいことを夢見て作文にしたり友だちに語る。大リーグの選手とか、バレリーナとか、宇宙パイロットとか…。しかし、人は年輪を蓄え大人になるにつれて、そんな夢を見失う。子供の頃の夢を叶えた人は一体何人いるだろうか。そう思えば、ますますボクはこの松井秀喜選手に声援を送りたくなってきたのである。
「追いかけろ! 自分の夢を!」と。

しばらくして、記者根性が抜けきらないボクはこの選手のことを、あれこれ取材してみた。
するとおもしろいデータにぶつかった。それは、
「個人成績よりもチーム勝利にこだわっている」選手である、という結論がボクなりに出せた。
この考え方はプロに入った巨人軍時代からではなく、高校時代からか、いやもっと以前の幼年期まで遡るようだ。宗教家でもある実父の教育にまで遡る。他人の悪口を言うのはウサ晴らしにもなって、ときには愉快感さえともなう。まして、子供時分ならなおのことだろう。だが、秀喜少年が実父の前でなにげなく人の悪口を言うと、しっかりとそれを止めて実父は息子・秀喜少年に仲間の大切さを諭したという。「人の悪口は言いません」と約束したと聞く。

そのせいか松井選手は記者たちに、こんなコメントをしている。
「10打数10安打してヤンキースが優勝できないより、10打数10三振してヤンキースが勝った方がいい」とチームの勝利、仲間たちとの共有を優先する。
まだ巨人軍時代でのことだ。こんなことがあった。2001年5月23日、東京ドームでのヤクルト戦でのことだ。単打が出ればサイクルヒット達成という状況の8回の5打席でヒットを打ったが、一塁ベースを蹴って二塁に進んでしまった。つまり、個人記録よりもチームの勝利を優先する選手、といえる。
ヤンキース1年目のキャンプ中にトーリ監督が「エンドランのサインを出してもいいか?」と訊ねた。松井選手は平然と「何でもしますよ」と答えたという。日本では50本を記録するほどのホームラン打者だったのに、メジャー移籍以降、ホームランが少ないことに対してもトーリ監督は「マツイはチームのためにヒット量産に移行した」と記者団にコメントしていた。

「いい数字を残しても、チームにとってためになるとは限らない。そういう選手には、なりたくない」
「野球がもしも個人成績を全く争わないスポーツだったら?」という問いに対しても、「全然構わない。勝つためにプレーしているわけだから、チームが勝てばそれでいいです」、「タイトルを獲得しようと思って野球をしたことはありませんよ」
これが松井選手の野球哲学、不動の姿勢であることを実感したのはヤンキースに移籍してからますますそう実感する。

一方で、「メジャーでも、打撃3部門のいずれかでタイトルを争えるような選手になりたい」ともいう。
一見矛盾しているようだが、実はそうではない。高いレベルの個人成績も併せ持つ選手を目指している、という意思の表れである。
強いチームに所属していたら、さほど活躍しなくても優勝の栄光は配分される。そう言う選手もいるのかも知れないが、松井選手は自分もチームの勝利に貢献する、そんな活躍をしてはじめてチーム力を語れる選手になれる、という考え方が土台になってのコメントである。
「寄らば大樹の陰」という存在ではない。「矢面に立って戦える選手」であり、その結果仲間たちと友に「夢」を掴んでみようという意気込みである。そんな人物像が取材してみると浮き上がってくる…・
おもしろい選手ではないか。古めかしい選手ではないか。でも、こういう選手はそうそうお目にかかれない。社会の中でも、少なくなった。

究極の目標とは、チームがワールドシリーズを制覇することに他ならない。その輪の中に松井秀喜選手は、いたい、と夢見る…。おそらく…だが、これが達成した時、松井選手は本気で大騒ぎすることだろう。03年のあの日、ホームベース上でジャンプした時のように。
あれだけチームメイトが大騒ぎしているリーグ優勝のなかでも、カメラに写る松井選手は笑顔があってもまだなにかありそうな感じに見える。
「まだ4つありますから」
というコメントが正直な感想なのだろう。

所属球団のヤンキースには強い愛着を抱いているとのことだ。
05年、契約延長が成立した際「ピンストライプのユニフォームを着て、ヤンキー・スタジアムでプレーできることは最高に幸せです」とコメントしている。「ヤンキースが一番好きだし、ヤンキースでプレーしたいけど、それがかなわないなら仕方ないという割り切りも持っています」不要論が囁かれていたときの言葉である。

今日、男たちの「夢舞台」がスタートした。舞台はニューヨーク・ヤンキースタジアムである。
演目は「大リーグワールドシリーズ」だ。台本は、ない。4つ勝ったチームが幕を引くことが出来る。
そして今日、ヤンキースは昨年の覇者フィラデルフィアフィリーズに大敗した。松井選手は1安打したがカノー選手の打球がワンバウンドしたと判断したが、それは間違いだった…。

さあ、明日は大変な試合になる。相手チームの先発投手はヤンキースにとってはあの因縁の元ボストンに所属していたマルチネス投手だ。
03年の再現をしてくれるか、松井選手。なんとしても明日は負けられない。
いずれにしても第3戦から第5戦はNLルール。DH制はない。松井選手をベンチに置いておく余裕はないだろう。となれば、久々に松井選手の守備もあり得る。それはすべてあの「夢」を仲間たちと分かちあうために…。
あと、4つ勝ちさえすれば、それでいい!
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上記の写真は03年3月31日、開幕戦トロント・ブルージェイズ戦で5番レフトで先発出場して、初回にメジャーを代表する右腕ハラデイ投手からレフト前へのタイムリーヒットを放ち、初打席・初安打・初打点を記録した。ここから「松井秀喜選手の夢伝説」が始まった。

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by mlb5533 | 2009-10-30 02:16 | 第七章

NYY 10-1 LAA

アメリカンリーグ優勝決定戦で、エンジェルスを大勝で破り、6年ぶり40度目の優勝に「王手」をかけたヤンキース。
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第4戦の先発はヤンキースが中3日のサバシア投手、エンジェルスは今季レイズから移籍したカズミア投手。中3日で立ち上がりが気になるサバシア投手は1,2回ともに安定して相手打線にスキを与えない。一方、ここで負ければ「王手」をかけられるカズミア投手は四球を連発する不安な立ち上がり。それでもなんとかヤンキース打線を押さえ込む。
とくに、6番DH松井選手に対しては徹底した研究をしてきたのかストレート狙いの松井選手に対して、外角の変化球を多投してカウントを整え、内角で勝負。このパターンが途中交代したどの投手からも同じ攻め方をされ続けた…。ノーヒットに押さえ込まれた。相手チームがよほど警戒している打者、という証がテレビ画面を通じて、ひしひしと伝わってくる。

確かに相手チームにとってはA・ロッド選手に得点されるのは仕方ないにしても、それ以上の得点を阻止する為にはA・ロッド選手の後を打つ松井選手を徹底して押さえ込まなければ、勝機は掴めない。エンジェルスは松井選手の盲点をかなり研究してきたと思われる。
こうなれば松井選手とて指をくわえているわけにはいくまい。そっちがそうなら…こっちも研究していち早くいつもの打撃に戻していくことだ。
松井選手がどう立ち直ってくるか…。A・ロッド選手のようなリラックスした打席を期待したいもの。焦る必要はない。いや、修羅場を散々くぐり抜いた日本を代表するスラッガー・松井選手のことだ。このままおめおめと、他力本願での「優勝」をするはずはない。松井選手に限って、それはあり得まい。
「自分のいつもやってることをしっかりやって、また、いい形で入れればいい。あと1勝だから、まずあさっての試合をしっかり戦う」と、本人とてそんなことは言わずとも承知だ。
明らかに「優勝」のカギを握っているのは、他でもない松井秀喜選手なのだから。だからこそ…。

今日の試合はヤンキースの大勝という形でおわっているが、絶対に安心は出来ない。相手はなにせ、あのエンジェルスだ。そう易々とは「優勝」を手渡してはくれまい。

…明後日だ。
泣いても笑ってもヤンキースにとっては大一番になる。
高等学校時代、そして巨人軍時代での中日戦との大舞台に「あれ」を見せつけてくれた選手であることをボクは忘れていない。今日の試合では、ひとりカヤの外だったが、明後日、立ち直った松井秀喜選手の雄叫びをボクはこの目で確かめる。
「行けッ! マツイ!」

ところで、A・ロッド選手はまさに神様が後押ししているかのようなそんな特別に感じる活躍が連日続いている。今季プレーオフでの活躍ぶりは過去の低迷を帳消しにするほどだ。一気に大爆発している。
ヤンキース移籍後のポストシーズンでは、地区シリーズ敗退の2005~07年にわずか1打点だけだった。四番として最悪の結果だった。だが今季は違っている。早くも5本塁打である。「ミスターオクトーバー」こと、あのレジー・ジャクソン選手に並んだ。彼の「背番号44」は93年に永久欠番になっている。

また、カブレラ選手の活躍がうれしい。今日は4打点の大暴れ。とくにセーフティーバントとは恐れ入った…。カズミア投手への揺さぶりが光った。

一方、浮き足立っていないのが主将・ジーター選手だ。試合前、かなり緊張した様子だった。
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もし負けたら2の2、対に持ち込まれる。勝てば「王手」、この差は大きい。今日の試合の意味をわかっているからあれほどの緊張した表情だったのだろう。

決着をつけて、この上の戦いに向けられるのか…。
さて、すべては明後日である。

「行けッ! 松井選手!」

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(写真はMLBサイトより)

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by mlb5533 | 2009-10-21 15:51 | 第七章

ヤンキースの連勝がストップした。
そう簡単には勝てるはずはないけれど、つい連勝を期待してしまう…。

野球というスポーツはとくにそうなのだろうが、試合結果が出た後に「~れば、~たら」という言い方をしがちだ。とくに負け試合のときはなおさらだ。「~れば、~たら」は野球では禁句とされているらしい。まあ、いまさら言い訳を言うな、という戒めを込めているのだろうが。

わかっているが、つい今日のような試合には「~れば、~たら」を言いたくなってしまう。
NYY 3-0 LAA
過去のデータによると、「10月決戦」ではヤンキースは3点以上先制した試合で30勝0敗だという。それを知っていた往年のファンたちはひと安心して試合観戦していたことだろう。
ところが結果は延長の末、

NYY 3-4 LAA

ということは、この試合がチーム史上初の逆転負けということになる。
しかも2死ランナーなしの場面からの敗北…、んーー。
投手を変えずにいたとしたら…。

9回のマウンドに上がったリベラ投手が無死1,3塁の場面を作りながらもなんとか抑えた。
こういう試合をすると相手チームは勢いづく。なんとしても明日はビシッと勝って「王手」をかけて欲しいもの。得点もすべてホームランといかにもヤンキースらしいが、繋げていく打線に戻す為にはなんとしても陽気なスイッシャー選手、カブレラ選手、そしてカノー君たちの爆発を期待している。

あした、明日。

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…NY152…
by mlb5533 | 2009-10-20 15:16 | 第七章

ヤンキースは「10月決戦」で、5戦5勝だ。
今日もエンジェルスを延長13回で決着を付けている。

早朝から出張。日帰りとはいえ、こんな大事な試合をテレビ観戦できない。
録画しても試合終了まで撮り切れていなかった。仕方がない、サイトを読む…。
5時間10分という熱戦だったという。

ボックススコアを追いかけてみたが、両軍ともに残塁の山…。ヤンキースは13安打もしていたし、エンジェルスは8安打。満塁、2,3塁…などなど毎回のように走者を出しているが、「ここで1本」が両軍ともにでない…。

ヤンキースは土壇場9回裏2死で松井選手がヒットしている。ガードー名選手も続いたが、ここでもあと1本が出ず、結局延長。
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11回にようやくエンジェルスが得点して、NYY 2-3 LAA
ところが、その裏A・ロッド選手がホームランして同点。これにはまさにあのアメージングメッツを連想させてくれた…。
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それにしても、今季のA・ロッド選手はシーズン以上の活躍をしている。
最後はエンジェルスの守備の乱れから、ヘアストンJr.選手が生還してサヨナラ…。

ものすごい試合をしてくれた。大リーグ球史に残る試合だった。
松井選手は試合後、
「こういう競った試合で勝つのと負けるのとでは大きな違い。大きいよ」
と、コメントしている。接戦になったら勝ったチームが勢いがつくのがチームプレーのスポーツだろう。
この1勝はNYYにとって、大きい。

もうひとつ、スポーツは天候も試合に影響する。
NY生活を知っている人なら、今頃夜になればどれほどの寒さかよくご存じだろう。
しかも今日は雨の中だった。MLBサイトの記事やキャプションが17日と18日の両日に跨っていたのがおもしろい。
ヤンキースの選手たちは春先、寒風からスタートする。そして、9月中旬の試合は寒くなっていく。まあ、寒さに慣れた選手がヤンキースには多いことだろう。
一方エンジェルスの本拠地はLA。昨日は35度だったという。あたたかい天候の中でプレーして勝ち進んできた。寒がりのカノー君あたりは明日からLAで3試合が予定されているが、きっとのびのびとプレーすることだろう。

寒さの中での2連勝。しかも、5時間以上の熱戦を制して勢いに乗るヤンキースに、リーグ優勝の可能性は高まったと見るべきか…。いずれにせよ、あと2勝に迫ったことだけは確かだ。

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(写真はMLBサイトより)

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by mlb5533 | 2009-10-19 02:45 | 第七章

さあ、行こう! 輝く栄光に向かって。

待望のアメリカンリーグ優勝決定戦がいよいよ本日からスタートです。4勝すれば優勝です。
ここまで駒を進めるために半年間を戦い抜いたヤンキースの選手たち。
今シーズン6年ぶりで100勝を突破。02年以来の103勝というチーム力とその誇りを胸に、ヤンキースの選手たちが新球場で優勝を賭けて競い合う。

地区大会でツインズを3連覇して、勢いに乗っているヤンキース。闘う相手は真っ赤な軍団・ロサンゼルスエンジェルスです。ボクは個人的にヤンキースが真っ赤な軍団を降した記憶がないのです…。あまり芳しくない記憶の方が残っています。それを相手に4勝しなくては栄光の道が途絶えてしまう。

期待と興奮、幾ばくかの不安を抱えてボクはテレビの前に陣取ります。
地区大会を観戦するのとは、ひと味もふた味も違っていました。サバシア投手がいいです!
試合直前、ポサーダ捕手が例によってなんどもなんどもホームベースに十字架を切り、祈りを捧げたことでしょう。そのポサーダ捕手がサバシア投手の投球と球筋に納得する表情がテレビ画面を通して太平洋を越えた、ここ板橋のアパートにまで届いてきました。
「今日はいけそうだぞ…」
まだ眠気が残っていたので、ここでまたダッシュして冷水で洗顔。気合いを入れ直しです。
さあ、1回裏。ヤンキースの攻撃開始。いきなりジーター選手がヒット、続くデーモン選手もバットを折ってもヒットして、無死2,3塁の好機。こうなれば、先取点は確実にヤンキースでしょう。
テシェイラ選手が浅い飛球で、1死。A・ロッド選手が犠牲飛球で1点先取。
続く打者がDH5番先発の我らが松井選手です。
打った…しかし、打球は単純なショート飛球…かと思ったとたん…あらあらあら…エンジェルスの守備が乱れて幸運に内野安打になりました。2死だったため、2塁走者のデーモン選手はホームイン。
1回で、2点を先行。

さらに、5回裏。
NYY 2-1 LAA

1死、1,2塁の場面で打席に立ったのは松井選手。ここでなんとなんと外角球をバットの先端であわせるかのような「プロの技」を使って堂々の2塁打! デーモン選手が生還、続いて1塁からA・ロッド選手が猛然とホームに突進。ホームを守るマーシス捕手とクロスプレー。
「あぶない…」
さほど足の速くないA・ロッド選手にしては強引のプレーにボクには見えましたが、こういうプレーが出てしまうのが、ヤンキースとエンジェルスの試合です。
とにかく、松井選手は今日の試合で2打点を上げました。
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9回。好投のサバシア投手から、リベラ大先生のマウンドに。
きっちりとお仕事をなさいまして、ヤンキースはまずは1勝を飾ってくれました。
試合結果は、
NYY 4-1 LAA

今日の打撃のヒーローは、そうです、ボクたちの誇り松井秀喜選手です!
4点のうち、2得点は松井選手のバットのおかげで。

8度という寒さの中、しかも小雨の天候という膝にはよくない中で松井選手がこれだけの活躍をしています。
さあ、明日も大事な試合です。
日本全国の松井選手ファンたちよ、いや、全世界の松井選手のファンたち。
ヤンキースの勝利と松井選手の豪快な「あれ」を期待しようではありませんか…。

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(写真はMLBサイトより)

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by mlb5533 | 2009-10-17 23:01 | 第七章

つながる打線も…

ヤンキースがツインズを3連勝で下した。
第1関門突破…。

松井選手とヤンキースを人並み以上に声援しているボクにしては、さほどの感動が起きてこない。もっともっと大はしゃぎしていいのだろうが…。
今日の試合で勝てればリーグ優勝決定戦に進出できるという大事な一戦だ。パバーノ投手を打ちあぐんで好投を続けるペティット投手の援護がないままイニングは6回。ツインズは2死1,2塁として打席にはAL首位打者・J・マウアー選手が左に安打して、1点先行。3試合ともツインズが先制得点した。そして、迎えた7回。
今季プレーオフの主役になっているA・ロッド選手がホームランしてすくに同点に追いつき、松井選手が倒れた後ポサーダ選手がまたしてもホームラン。あっさりと、NYY 2-1 MIN と逆転する。

ツインズは8回、絶好の追加点の機会があったが走塁ミスで自滅。この3連戦はどちらかというとヤンキースのA・ロッド選手を中心にしてホームラン得点で勝利している印象が目立っている。でも、実際はツインズの守備の乱れによるところがあるような気がする。
まあ、ツインズのファンの皆様には失礼ですがボク個人としてはヤンキースの勝ちは予想どおり。そんな気分でしたから、今回の3連勝にもさほどの感動がなかったのかもしれません…。

さあ17日(日本時間)です。今日の試合で安打した松井選手も、そして各選手全員がリフレッシュして「4勝」してほしいものです。
04年のあの屈辱的敗北から5年が経った…。ホームラン打線もいいけれど、つなげていくヤンキース打線もまた見たいものだとボクは思っています。

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…NY152…
by mlb5533 | 2009-10-12 14:38 | 第七章

さあ、いよいよ「10月決戦」がスタートだ。

松井選手は4ー2と2点リードの五回二死一塁で打席に立つ。
ツインズ2番手の左腕リリアーノ投手から2点本塁打を放った。ポストシーズン通算7本目の本塁打である。7回にはA・ロッド選手のダメ押しタイムリーが出て、7-2で快勝している。

あの場面での松井選手のホームランはヤンキースの勝利を決定的にした。
監督さんも、地元メディアもその価値を称賛していたと聞く。
あれほど「10月決戦」を夢見てきたボクはなんと不運にも、この時期にどうしてもテレビ観戦すらできない。「10月決戦」で松井選手の打つホームラン夢見たボク。せめてテレビ中継で、と思っていたけれどそれは立場上できない。講師というのは生徒がいる以上教室から抜け出せない…。生徒全員がヤンキースファンだったら、と夢見たこともあるが…。無理な話だ。ボクがヤンキースファンであることは大部分の生徒はよく知っている。「昨日、マツイがホームラン打ちましたよ」などと報告してくる。
さてさて。やっとこさ、先ほど友人がPCを運び込んでくれた。二日遅れで松井選手のホームランをサイトのビデオ記録で見ることができた。

高めの外角球を強引に引っ張っちたようにみえる。後で本人は「風のひと押し」と表現していたが、なるほど、と思う。センターに飛んで行った白球が描く放物線はボクには実に美しく見えた。あらゆる雑念や雑音が入る隙間のない完璧なホームランに思えた。実はこの美しさこそ、松井選手のホームランだ。チームの勝利、意味づけるとしたらそれだけだから。
来季の契約がどうだの…そんなことはいまさらもうどうでもいい。まして、個人記録もどうでもいいと思わせる独特の魅力が松井選手のホームランだ。
いま松井選手は久々に「環光」に向かっている。03年以来の強いチームとともに。彼のその夢にボクは声援を続ける。
打って打って打ちまくれ!  …と。
かつてあの日本を代表する好投手・野茂投手もできなかった。その後大リーグに加わった偉大な記録を創り出している・イチロー選手もいまだにできていない。日本人大リーガーパイオニアの三人衆のひとり、松井秀喜選手がその「夢」の実現を握っているように思える。その権利と資格が彼にはある。怪我をし続けてもヤンキースは彼を温存している。野茂投手もイチロー選手できなかった「ワールドシリーズ制覇」の「夢」は、ヤンキース・松井秀喜選手が成し遂げていい…。

そんな予感をますます強くさせたホームランではないか。
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(写真素材はMLBサイトより)

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by mlb5533 | 2009-10-10 01:09 | 第七章