現代っ子は世界中どこにだっている。このMLBでも。
ティム投手がその代表だろう。しかも、ジャイアンツでの背番号が恐れ多いことに「55」なんですよ。ボクのようなこだわりモノは、「1を引いて、54にしておけ」と言いたくなるほどの典型的カリフォルニアのオトコの子なんですが…ね。まだ26才。遊びたい盛り。なのでグランド外でも騒々しいこと。トレードマークの長髪を風になびかせて投球する姿は、オナゴどもには魅力的なのでしょうか…、キャアキャア。

この現代っ子が今日、たったひとりで自軍のマウンドを守り続けた。
まさしく熱投でした。速球と落ちる球を使い分けて119球を投げ抜き、アトランタを2安打に押さえての堂々の完封勝利。14奪三振は実力です。

ティムは子供の頃からベースボールが大好き。あこがれは「24番」でした。そう、シアトルのケン グリフィJrでした。今季、シアトルとの対戦があった日、ジュニアが「おおティム。元気か」と一声掛けて歩き去った。ティムは「……、…」と、口の中でモジョモジョ。なんにも言えなかったそうだ。で、しばらくして「聞いたか、オイ! あのジュニアがボクの名前を呼んだんだ、ボクの名前を知ってたんだ!」と、記者たちに大興奮しての報告。記者たちはこの光景に大爆笑したがそれほどティムにとっては大先輩であり、彼なりに敬意を示している。

昨年まで2年連続サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた好投手、ティムにとって生涯初の「10月決戦」。実力も才能もあり余る現代っ子投手だが、チーム事情からなかなか「10月」に駒を進めてこられなかった。

今日の試合は全世界に放送されたことだろう。全世界の若者たちが見ていたことだろう。そして…
きっと、ジュニアも観戦していただろう。
さらには、ティムだけを見たかったファンも多かったことだろう。
で、またひとつボクの「夢」が増えた。いつの日か、元祖背番号「55」の元東京ジャイアンツ4番バッターとサンフランシスコジャイアンツ「55」の対決を「10月」で見たくなってきた…。

ジャイアンツのティム投手、君の背負った「背番号55」に免じてボクも君を応援してたよ…。
おめでとう! やっちゃったぞティム!
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by mlb5533 | 2010-10-08 17:02 | 第八章

ヤンキース逆転連勝

強い。
ヤンキースはやはり強い。連日の逆転劇で連勝して、明日は本拠地ニューヨークに移動。明後日ヤンキースタジアムで第3戦を迎えるが、本拠地で3勝目を決めそうだ。

このチームが強い秘密は勝ち方を知っているだけではない。知っているとおりにプレーできる選手が集まっていると言うことだろう。昨日の試合もそうだったが、相手の隙、例えば守備にしてもそうだ。三塁側に引っ張れば、走者は進塁できると見ると、必ずそう打ってくる。ジータ選手が何気ないゴロに見えるが、必ず走者を送る進塁打になっている。決してムダゴロがない。チャンスを拡大していく戦法はどのチームよりも優れている。相手投手の制球が乱れてきたとなると、絶対に早打ちしない。じっくりと見定めてくる。
逆転劇はまさしく、襲いかかってくる感じだ。相手チームから見れば恐ろしいチームだ。それを繰り返しているから相手投手は落ち着かない状態が続くのかも知れない。なにかしてくる、と思いながらの投球になってしまうのだろう。ヤンキースのヒーローはいつもいつもそうだが、「日替わり」だ。特定の選手ではない。誰でも、どこからでも打って出る。逆に言えば、3,4番に当たりが止まっていても他が打てる。だから強い。
…こんな試合展開を散々見てきた。見慣れていたから、ヤンキースの試合展開が大リーグの常識と思ってしまうが、そうではなかった。目先の1勝の大切さを熟知しているチーム。それがヤンキースだ。「常勝チーム」が宿命のチームはベンチの緊張感が他チームとはひと味違うように感じる。とくに、主将・ジータ選手は得点しても決してバカ笑いなどしない。むしろ締まった表情で戻ってきた選手を迎えている。

今日、レイズが連敗した。完封負けだった。
明後日、ボクには待ち遠しい…。

それにしても松井選手がいない「10月」はボクにはやっぱり味気ない。ボクだけではないかも知れないが…。


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by mlb5533 | 2010-10-08 11:42 | 第八章

素晴らしい!
そうです、21号2ラン…。
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こういう離れ業を平気な顔でやってのけちゃう御仁だから、ボクのような松井選手ファンとしてはシビレるのであります。やはり、「伝説」を書き上げる選手なのですよ、この人は…。
いろいろ外野席でああでもない、こうでもないという「ただのお話」が騒々しくなってきましたが、そんな街の喧騒はどこ吹く風。赤ゴジが平然として、いつものように足下をじっくりと確認しながら打席に入ります…。
そして、4回2打席目です。インサイドに入ってきたクセ球を、例の得意の打撃姿勢「人の字」を保ちながらの一振り。飛びました、飛びました。右翼席中段あたりに放り込んでくれました…。

チームとしてはすでになにひとつ目標がない状態。そんな状況でも、絶対に「手抜き仕事」をしない松井選手の姿。社会で仕事をしているボクたち男が見ても、その心意気には共感できます。情にもろいボクなんぞは、あの21号だけでも熱いモノさえ実感します。

21号2ラン…。
ほんと、美しいホームランでした。
昨日は少々感傷的になり、このブログを書く気がしませんでしたが今日の朝、目覚めると東京の空は気持ちのいい秋晴れ。巣鴨駅近くのパン屋さんでいつものようにサンドイッチを買い込んで一息ついたとき、東京の空は抜けるような青空でした。雲の白さが眩しかった…。職場に向かうクルマのなかで、来季「松井選手の夢」が不思議なほど膨張していくのですよ…。今季最終戦で放った21号2ランはボクの抱く「夢」を益々どデカイものにしてくれたのであります…。

松井選手が今後、どのチームにいようともボクはゴジの応援団長です。この席は誰にも譲る気はありません。どんな色の仕事着をお召しになっても、「ええ、よくお似合いでございますとも!」と、ボクは言います。彼が「夢」を捨てないかぎり、その「夢」はボクの「夢」でもありますから、ハイ…。

どでかいアメリカ大陸の空に、高々と白球を打ち込んで欲しいです。勝利の夢を携えて、ホームランを打ち込んでください。価値あるホームランと記憶のホームランを。
「MLB松井秀喜物語の伝説」になっている過去のホームランのように、2011年シーズンも「例年どおり」にまた物語を綴ってください。
そんな「夢」に向かって…。


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by mlb5533 | 2010-10-05 15:18 | 第八章