またまた~、ご冗談を

明日、松井選手が紅白戦に出場するようだ。
もしそうなればメディアは黙ってはいないだろう。詳しく報じてくれることを期待したい…。
首脳陣からの打診に応じたそうで、味方投手と対戦する打撃練習もしていない松井選手だが、
「試合勘などを打席で感じながらやりたい」
と、すでにこの時期に意欲満々。膝に不安を抱えていた昨年は紅白戦には出ず、実戦はチームのオープン戦5試合目からだったことを思い出せばいかに今季体調がいいかの証明だろう。
重心の移動を入念に確かめたフリー打撃では、ライナー性の打球が増えてきた、ともメディアは伝えてくれる。

そんな今日のこと。
激励に訪れたルイス・ウォルフオーナーが日本のメディアに囲まれて取材を受けた。松井とも談笑した後、
「彼と一緒にできるのは不可能と思っていた。重圧はかけたくない。期待する数字は1本塁打以上かな」と穏やかな笑顔でいったそうです。

またまた~、ご冗談を
と思ったが、ワールドシリーズMVP選手の松井選手獲得は「不可能と思っていた」というコメントにはオーナー個人の歓びが伝わってくる。
球団機関誌の開幕号の表紙に松井選手を抜擢したと思えば、開幕第3戦の対マリナーズ戦をズバリ「マツイデー」として、1万着のTシャツを配布することも決めている。これもそれも、オーナーの演出だろう。
国内外ともに期待されている松井選手。暴れて欲しい…。

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by mlb5533 | 2011-02-24 15:11 | 第九章

俺たちの「夢」

a0094890_1543252.jpgオークランドアスレチックスの野手全員の春季訓練がいよいよ始まった。
その中に松井選手の姿もあった。

この「緑の軍団」はここ数年陽のあたる坂道を歩いてはいなかった。創設は1901年。MLBの歴史的伝統では他のチームには引けをとらない。ワールドシリーズは8回制覇し、リーグ優勝15回、地区優勝14回。ワールドシリーズ1回制覇したエンジェルスと比較すれば圧倒的な歴史を誇る。
しかし観客はスタンドから消えていき、2009年には、30球団最低の動員数にまで落ち込んでしまう…。

まだまだ本調子のチームではないから、他のチームから軽んじられるかも知れない。


だが、彼らには熱い「夢」がある…。
その「夢」にボクは賭ける。

松井選手もまた「夢」を追い駆ける…。


(写真はMLBサイトより)
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by mlb5533 | 2011-02-23 14:57 | 第九章

ゴジラ人形が歓迎!

20日、キャンプインに備えて松井選手がアリゾナで今季初の打撃ゲージに立った。
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80球を打ち込んだようだ。その様子がMLBサイトに載っていた。ここ日本にまで、快音が届く。
いよいよ始まったぞ、そんな気分にさせてくれる…。
その後、膝の具合は「手術した(2008年の)後では一番いい」と頼もしいコメントも届いた。


a0094890_17485788.jpg初めてクラブハウスに入った松井選手を出迎えてくれたのは、180センチもある巨大な「ゴジラ人形」が歓迎のご挨拶。ご本人はのけぞったそうだが、これをプレゼントしたのは昨年完全試合を達成したブレーデン投手。彼は28歳になったが、未だに大のおもちゃ好きは変わらない。なにせキャンプにラジコンカーを持ち込むほどで、実はその様子はMLBサイトで紹介されているほど。
どうやらゴジラ人形はインターネットで購入したらしい。抑え投手のベイリーらと一緒に背番号「55」のユニホームを着せ、ご丁寧に白いシューズまで履かせた凝ったお人形に仕上げた。ようするに、チームメイトたちがみんなでゴジラ人形を手作りして、松井選手に歓迎の印としてプレゼントしたということだった。
松井選手は「このように迎えてくれて、うれしいですよね」と記念写真まで撮って大喜び。
ブレーデン投手は日本のメディアにこんなコメントをしていた。
「俺たちがどれだけ喜んでいるかを分かってほしかった。(松井に冗談が通じ)押し倒されなくて良かったよ」そう言って大笑いしたそうだ。

松井選手は昨年ヤンキースタジアムでの試合でヤンキースの元同僚たちが彼を取り巻いた光景もそうだが、仲間たちから歓迎される。きっとそういう人柄なのだろう。
さてさて、このゴジラ人形へのお返しは、そうです、ご本人の「打点」です。おもちゃ大好きお兄さん・ブレーデン投手は昨年大ブレイクした。30試合で11勝したが、14敗している。大きく崩れての敗戦ではない。援護があればあと2,3勝は出来たはずだ。とくにシアトルにはなぜか負けが多いのだ。これをカバーしてくれる大砲に、松井選手がなって欲しいだろう。実はボクも密かにそれを信じているのです。

昨シーズン、まさかまさかのまま、若きジャイアンツ軍団がワールドシリーズを制しました。ジャイアンツは今季かなり強くなっているはずです。同地区のドジャースはマッティングリー新監督になり打撃重視になるだろうし…。一方、日本人選手のイチロー選手、松井選手がいるALの西地区は昨年以上に、熱くなりそうです。地区優勝をするには、シアトルには負けられませんぞ…。
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(写真はMLBサイト&サンスポサイトより)

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by mlb5533 | 2011-02-21 12:53 | 第九章

出ました出ました!
松井秀喜選手の「仕事着」が初お目見えです。
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いいじゃないですか~。
ご本人は「不思議な感じ」とおっしゃっているですが、どうしてどうして、お似合いです。


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by mlb5533 | 2011-02-21 00:24 | 第九章

「24」と「55」

松井選手がアリゾナ州フェニックスにあるアスレチックスのキャンプ地に到着した頃、シアトルから朗報が届いた。

「24番」が帰って来たとの知らせだ。
昨シーズン途中で突然引退したケン・グリフィーが特別コンサルタントに就任したのだ。ジュニアの仕事は球団の強化や運営だけではなく、マイナー球団での若手育成にマーケティングもあるという。
シアトルの天然記念物・ジュニアがマリナーズにいるといないとでは全然違うと感じるのは、けっしてボクひとりではないだろう。
薬物問題が相変わらずくすぶったままの大リーグのなかで、ただひとりそんな噂にもならないジュニア。大リーグ史上歴代5位の630本塁打を放ったジュニアは太平洋を越えた日本でも多くのファンがいる。攻守に全力でプレーする彼。独特の打撃フォームでホームランを放った姿は未だにファンの眼に刻まれている。満身創痍でありながら40歳まで大リーグで活躍した彼の足跡は多くの若い選手には憧れに違いない…。

打撃フォームと言えば、松井選手の打撃フォームも独特だろう。そう、あの美とも言える「人」の形になる打撃フォームだ。絶対に首とあごが突っ込んだ姿にはならない。安定して、それでいて柔軟でもある。そして、振り抜いて手首がかえった瞬間の左肩の位置。まるで、交響曲のフィニッシュを告げる指揮者のような姿にも似ている…。しなやかで力に溢れ、白球を見据えたまま、決して動じないまなざし…。
だからボクはいつも感心する。なぜなら、ホームランになるか否かの判断はバットと白球の衝撃音と彼の左肩のまわりさえ見ていれば、瞬間に「いったね!」と言えるからだ。フェンスギリギリの経済的なホームランなどは、滅多にお目にかからない。彼の打ってきたホームランの飛距離はそのほとんどが「おつり」がくるほどの距離を飛ばしてきた。あの独特のフォームで…。

未だにそうだが、ジュニアと松井選手はどこか似通っていると感じてならない。そのことは散々このブログでも書いてきたが、多分それはふたりの生き方から漂う毅然とした「nationality」にあるのかも…。アメリカ的自由さと、日本式礼儀作法。アメリカ的家族主義と日本風土的全体思想。ふたりとも、ボクの目から見れば「不偏的」でもあり「頑固者」でもあり、そこがジュニアと松井選手の人間として最大の魅力になっている。だからこそ、ふたりは真の「international」に成り得たのだろうとも思う。
イチロー選手がジュニアを「天然記念物」と評したが、おみごとな形容ではないか。と、同時にボクは松井選手もまた同じ意味で「天然記念物」であるとも感じている。現代で、あれほどチーム全体の勝利を歓び、そこに向かう自分を創ることに専念できる若者がいるだろうか。昭和の時代はとうに終わって、平成の時代なのに。この時代に松井選手は自分の年齢よりも高い層に支持されている。そんな野球人はそうそういないだろう。

さてさて、ふたりの話しはこれまでとして…。
いよいよキャンプイン間近だ。今季は「ホームラン量産」と「打点」に期待しようと思う。
今季、そんな雰囲気が漂う…。

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by mlb5533 | 2011-02-20 01:21 | 第九章

大雪の出発日

a0094890_12184563.jpgこの日14日はバレンタインデー、東京は午後から降り始めた雪がやまずに、珍しく大雪になった。
初雪ではないが今年2度目の積雪を記録した。
本郷の事務所のまわりといい、ここ板橋駅周辺はすっかり銀世界。雪道になれない都会のドライバーはクルマをノロノロと動かす。もちろんボクも…。
銀世界のなかで、「まるで、冬ソナだ」と。毎年そうだが、MLBがオフの10月から3月までは韓国ドラマ鑑賞期になる。ボクの韓国ドラマ鑑賞は「冬ソナ」から始まってもう何本見たことか…。
奇想天外な展開も許される韓国ドラマには音楽劇の台本を書くボクにとって、案外参考になったりする。

都会と雪。
この組み合わせが物語を創りやすくする。
これにBGMを加えてやれば物語はさらに説得力を増していく…。


かつてヤンキースは80年代「冬の時代」を迎えていた。ワールドシリーズ進出の歴史から遠く離れ、優勝から見放され、ヤンキースタジアムの観客は日に日に減っていく。栄光は消えかけていた。ドン・マッティングリー選手(現ドジャース監督)と、ウィリー・ランドルフ選手(彼の「背番号30」は誰も着用していない。準永久欠番になっている)は、これを嘆いた。観客を増やすためには「勝利する」しかないことを知っている…。

今季、松井選手が移籍したアスレチックスの観客動員数はMLB30球団中29位とか。松井選手は巨人軍、ヤンキース、エンジェルスと観客動員数が最大級のチームに所属していた。所属チームはスターチームであり「常勝軍団」だった。これほど少ない観客の中でプレーするのは生涯初だろう。
スタンドの光景は、喧噪から静寂、に。
再び活気溢れるスタンドにもどすとしたら、松井選手ひとりの力では無理だろう。チーム全員が「勝つこと」に貪欲になる必要がある。チームが「勝つ」ためにプレーすることを「常識」とする松井選手に、負け癖のついたアスレチックスで出来ることはたくさんある。36歳、大リーグ生活では9年目。ワールドシリーズではMVPまで獲得した名選手だ。MLBでも友だちが多い松井選手のこと。彼を慕う若手選手は多くなるだろう。今季、ボクは例年通り彼のホームランを期待するが、緑の軍団では事実上のチームキャプテンでいて欲しい。
体調はいい、と聞く。おそらくここ数年のベストだろう、との評価も聞いた。
 「(キャンプでは)チームと一緒のプレーをしたい。ある程度できると思う」
旅立ちのコメントでいきなり、別メニュー“不要宣言”が飛び出したほど体調のよさが伝わってくる。

更には松井選手は、旅立つ直前にこんなコメントを残した。
「個人的な目標があってもいいかもしれない」と。珍しくタイトルへの意欲も語っている。それならば、是非、「打点王」を目指して欲しいとボクは思う。だから今季、ボクはいまから松井選手の打席が楽しみでならないのだ。

雪の東京から太陽が眩しいアリゾナへ。
松井選手が日本を離れたとの知らせが届くと、「今年の冬が終わった」ことをボクは感じる…。

…NY152…
by mlb5533 | 2011-02-15 12:21 | 第九章