事務所に来たら、仲間たちから「マツイ、きまりそうですね」と、声をかけられた。
「マツイって? 誰?」

寒かった2月、韓国の学生を対象にしてボクの授業をすることが決まった。その準備をしている最中だから、その件なのかなっ、と…。参加希望者に書類を出したり、現地で会って話し込んだり…。韓国語はまったくわからないボクだったが、相手が日本語が出来るのを幸いに、なんとか、かかわれている。
韓国だけは行くことはないだろう、と思っていたボクだったのに、韓国の大学で教鞭を執っている言語学の先生から「釜山でNYさんの授業をやってください」と励まされたのが1月だった。それがきっかけで、今年2月から東京と釜山を隔週、往復する生活が続いている。彼らっていいヤツなんです。礼儀正しいし、年配者には絶対に敬意を払うし。ボクが箸をつけないと絶対に食べようともしないんです。両手は膝の上に置いてボクの話を聞いてくれますから、ハイ。
だから、「マツイ」と言う名前を聞いても、すっかり仕事関係の人かなって思ってしまった…。

松井選手!
どれほどボクはこのニュースを待ち続けたか!

釜山にいても「MLB関係のサイト」だけは毎日毎晩チェックをし続けました。
確かに今年のMLBは例年以上に「物語」を予感させてくれる。こんなに興味津々のシーズンは珍しいです、ボクには。
どうです、ねっ、ドジャースですよ。ボクの予想どおりでしょ!(なんちゃって、失礼)ごたごたさえ済めばこのチームのこと、ただでは起き上がりません。ケンプ選手の大活躍はもう、誰に止められないのですから、ハイ。あっ、ドジャースではなかった…。

ヤンキースにしろ、テキサスにしろ、そしてそしてあのワシントンDCのヘボチームの大変身(ごめん、失礼承知)、さらにはプホールズ選手のいまいち打撃…と、いろいろとあるけれど…。なんか、ボクにはしっくり来なかった。これほど話題と楽しみの多く集まっているシーズンは少ないのに、なぜか「遠く感じて」いたのですよ。

そうですよ、ボクのスーパーヒーロー・松井秀喜選手が不在だからですよ、ね。こう感じていたのはボクひとりではないと思います。絶対ッ。

ただ、レイズ…とは、意外でした。
あそこはドームでしょ、人工芝ではなかったのか、と…。もし松井選手が選ぶとしたら真っ先に敬遠するのはレイズだろうと、ボクは勝手に思っていたのです。そう、膝の不安からです。レイズ球団側でもそれを承知しているはずですから、松井選手はとらないだろうと…。まあ、なんどかあのチームからの移籍話は伝わっていましたが、それでも「ない」と思っていました。もし、このニュースがほんものなら、松井選手の膝はもしかしたら、かなりのペースで快復しているとみて、いいかも知れませんねぇ。
まあ、ここまで延ばされたのはご本人もコメントしていたように、というより誰が見ても「去年は悪すぎた」ですよ、ね。

まあまあ、それにしてもです。事実は、小説より奇なり、とはよく言ったものです。
なんかこう、ウキウキしてきました。やっとこさ、ボクのMLBシーズンが始まります。
一刻も早く、契約をすませてほしいものです。
全世界のマツイファンはもう待ちきれないのですから…。

今日の東京は26度まで上がるとの予報です。板橋駅の桜並木は新緑です。
いよいよ、今年の初夏が来ました。ボクの開幕もそう遠くではなさそうです…。


…NY152…
by mlb5533 | 2012-04-24 14:47 | 第九章