友だちに、石川県出身の役者さんがいる。
ヨーロッパの各地で公演して好評を博している。その役者が先日ひょっこりお見舞いに来た。
「この8月末に地元でひとり舞台をすることになりました」
と、言う。
星陵高校の音楽室なども見学してきたんだそうだ。
「教室だと思ったら…まるで講堂なみの音響設備でした。感心しましたね」
既に切符は完売に近いとのこと。星陵高校の学生もたくさん見に来る予定になっているんだそうだ。

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彼が地元に帰ると、決まって、お土産は「マツイサブレ」。これがけっこう僕の口に合う。パリッとした歯ごたえがうまさを引き出している…。コーヒーにあうのがいい。

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それだけだと思ったら、今回はこんな「珍品」まで持って来てくれました。
「これを食べて、松井選手みたいな元気な体になってくださいよ。そっちの舞台も期待してますから!」
と、激励まで飛んできた。

ありがたい! と、思った…。

で、終わるはずだったのですが、今日はものすごい記事が飛び込んできましたぞ。

第96回全国高校野球選手権石川大会(27日、小松大谷8-9x星稜、石川県立野球場)石川大会決勝で、星稜が0-8で迎えた九回土壇場。打者13人を送り込んで一挙9得点! 
29年ぶりの出場を目指し小松大谷を相手に劇的なサヨナラ勝ちを演じた。1本塁打を含む8安打と2四球を絡めて奇跡を起こし、2年連続17度目の甲子園出場を決めた。

なんだか、元気がでてきますねぇ…。


…NY152…
by mlb5533 | 2014-07-29 09:44 | 第二部

復帰できそう…準備中!

今年5月24日、メジャーリーグ OB 記念試合で松井選手がなんとまあ、「ホームラン」を打ってくれました。その後、ヤンキースのオールドプレーヤーの試合にも参加したとか…。

その都度、このブログで書き残しておくべきだったのですが…。

ところで松井選手がいなくなり、ジーター選手も今季限りのヤンキース。いまは、田中投手だけが見所になってしまったのか、と。いやいや、ボストンから移籍したエルズベリー選手はボクの好みの選手。実は今季の試合をBS中継で見ることが少なかったのです。

その理由を公のブログでいちいち書き残すことはあるまい、と判断したからなのです。
でも、田中投手が右肘靱帯(じんたい)の部分断裂で故障者リストに入ったニュースを聞いたとき、正直「やっぱり…」と言う気持と「徹底的に直して欲しい!」ということばが湧き上がっていました。中途半端な痛み止めでシーズンを投げ抜いても、その後の反動が大きいのがスポーツ界の常識と聞いております。
ならば、ここは目先の「勝ち」から離れて、これから長い自分の野球人生を「勝たせる」ためにも、徹底した治療に専念してはいかがでしょうか…。
その方が田中投手の立場からみて、そうとうな「勇気」を必要とすることでしょう。でも、ファンは田中投手の完全なる復帰を見たいはずですから。

松井選手とて、引退してもホームラン「ていど」なら、ちゃんと打てる。しかし、シーズンに参加してプレーする身体かどうか、おそらく松井選手はなんどもなんども「選手として」とか「ファンの人たちの期待感」とか様々な角度で自問自答を繰り返されたのでと、ボクは想っています…。

田中選手はまだまだ現役で、世界最高の舞台 「ヤンキースタジアム」のマウンドで白球を投げ抜ける。だから、簡単に「野球人生」を短くして欲しくないのです、ボクは…。


と、ここまではただのブログの記事。
この後は、皆様には直接関係ないことですが、ボクの「人生」の記録として書き残しておくことにしました。

「直腸ガン」が見つかったのは一昨年1月、2月に手術。退院直後から「抗がん剤の投与」を月2回繰り返す。検査の結果、「肝臓に転移」していることを発見したけれど、とても手術できる状態ではなく、「抗がん剤投与」で、ガンを叩き続けた…。腫瘍マーカーがどんどん下がり「588」(「620」が上限か…)だったボクの「ガンの体積」が、11月には「6.0」まで小さくなった。世界新薬のおかげである。
ただし、副作用が思いの外きつい。脱毛する、と言われていたがボクはそれがほとんどなかったが、指先、足の先のしびれ感は酷く、小さいボタンが留められない。「味覚コンプレックス」もひどい。わさび、七味など辛い味付けは一切食べられない。カレーが食べられなくなったのが悲しかった…。

この間、様々な人たちと出逢った。様々な、などと抽象的な言い方は失礼甚だしい。将に「命の恩人」とたくさん出逢えた。東京のアパート近くに大病院がある。「胃腸がヘンだから検査して貰おう」と、行ったのだが、けんもほろろ、「それは泌尿科です」と、4時間も待たせてこれだけ。たいしたことはないのか、と想ったがやっぱり気になる。そこで、かくて肩を痛めたとき行った病院を思い出した。痛んだ肩がその場で直った。「王子病院」へ。そので、事情言うと先生が「すぐに検査!」と指示。1週間後検査をしたらその場で「直腸ガン」を発見。すべて先生にお任せした。ボクの「命の恩人」と出逢った。まさか、この病院が天下の順天堂医院と直接関係を持つ病院とも知らず、順番待ちなども一切なくて簡単にボクは順天堂医院で、しかも「肝臓ガン」ではテレビでも紹介されている肝臓ガンの権威・川崎先生の執刀だった! 

王子病院の看護婦さんは腕がいいし、江川卓投手の声にそっくりなのがボクの大好きな先生、あだ名を「エガワ先生」といいます。ボクは友だちが心配になり、「おい、お前ら、全員集合!」と退院直後事務所に集めました。
「正直に! いいなッ…じゃあ尋ねる、まだガン保険に入ってないヤツ、その場で手あげろ!」
「いま、手上げたヤツ、ガン保険に入れ!」
「…あのぉ~、ヤダって言ったらどうなります?」
「お前のこと、嫌いになる!」
「入ります入ります」

「腸の検査、まだしたことないヤツ…」
「よし…順番だ、先生のご指導をよく聞いて行って来い!」

このおかげで、海外勤務直前だった海上保安庁の友だちは「良性の腫瘍」を8個削除して貰ったし、ソニーの技術者は「3個」とって頂けた…。

そして、ボク。エガワ先生の紹介でホテルみたいなものすごいかっこいい順天堂医院に入院できた。
「クマゴロウ先生」という川崎先生(実はこの先生、役者にしたいようなお方。田村正和風なのよ、ね)に次いでナンバー2的存在。柔道4段かと想われるほどガタイがいいけど、声がアニメ系でやさしいの。
「ムチャク先生」もいます。子供電話相談室じゃないけど、患者からの質問はなんでもちゃんと応えてくれるのですよ。看護婦さんは、ちと、お若いので、王子病院よりは気になるところがあるけど、若いから許しちゃいます。
「命の恩人」がたくさん増えました。

肝臓を45%削除して、3週間目の今日、体中に巻き付いていたすべてのクダが取り除かれました。切開した傷の抜糸も完了。
「退院は水曜日かな?」
とは、ムチャク先生のお言葉です…

一昨年、自分が「ガン」と知ったときは、男のくせに「心が折れそう」になった…。でも、エガワ先生との出逢いをきっかけにしてこの2年間、ボクは「命の恩人」とたくさん出逢えた。たくさんの笑顔と出逢った。
現在、ボクのガン体験記が月刊誌の連載になっている。エガワ先生との往診文通形式での連載だ。


本日の朝のこと。
ボクの病室にはいつもと違って大勢の先生方がボクのベッドを取り囲んで、身体に着いているクダや糸を外してくれた。外し終わって、大きな窓から夏の抜ける青空と白い雲が輝いていた。
ボクは不覚にも、先生たちがおられる中で涙を我慢出来なかった。
「ありがとうございました」
と、その場でお礼を伝えました…。


この新しくなった「いただいた命」で、ボクはもっともっと多くの人たちと出逢っていく…。
復帰の準備だ…。

この夏、石川県にある「松井選手記念館」を尋ねてみたい。
いつも友だちがお土産でくれる「マツイサブレ」を今度は自分がみんなにお土産にして、よろこんで貰いたい…。
遠いかな、松井選手の記念館は?


子規をまねして…

「夏の風 命拾ふて 戻りけり」


…NY152…
by mlb5533 | 2014-07-20 22:08 | 第二部