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昨日は今季、MLBはサンフランシスコ・ジャイアンツがカンサスシティ・ロイヤルズと大接戦の末、4勝3敗でワールドシリーズを2年ぶりに制覇して膜を閉じました。
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一夜明けた今日、MLBに関して様々なニュースが報じられています。
こんなニュースも飛び込んできました。
米大リーグでジャイアンツが青木の所属するロイヤルズを退けたワールドシリーズ第7戦のテレビ視聴者は約2350万人だったと30日、AP通信が伝えてくれました。
アメリカ調査会社によるもので、今シリーズの1試合の平均視聴者は1380万人だったらそうで、上原、田沢両投手のレッドソックスが制した昨季のワールドシリーズの1試合平均の1490万人には及ばないものの、第7戦は記録的な視聴者数だったようです。


優勝を逃したロイヤルズの青木選手は一夜明けて、記者さんたちに、こんなコメントをしてくれました。

【サンスポのサイトより】
ワールドシリーズ(WS)敗退から一夜明けた30日、青木は濃密なシーズンを振り返った。
 ――WSを終えた。
 「ここ数日は野球のことを考えたくない。空っぽになるくらい頑張った。家族とちゃんと過ごすことができなかったので、ゆっくりしたい」

 ――どんな1年だった。
 「けがをして(メジャー入り後)初めてDL(故障者リスト)に入って、初めてマイナーで調整する期間もあった。自分を見つめ直す期間もあった。山あり谷あり」

 ――必要不可欠な主力としてチームに貢献した。
 「これまでの野球人生を考えても、求められて(チームに)行くというのはあまりなかった。優勝するということを求められて来たから、それに関しては満足している」

 ――第7戦の後は涙していたが。
 「いまだかつてないこと。というか、泣いていましたっけ? それくらい揺れ動く瞬間が多かったシーズン。世界一になりたいという思いが強かった。必ず次は世界一を取れるようにしたいという思いがある」(共同)

ロイヤルズは「勝利目前」の機会を再三得て、ジャイアンツを追い込んだが、後一歩で得点できずに破れた。見ていて、歯がゆいほどだったから、実際にプレーしている選手の悔しさはボクが思う以上だったことだろう。
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とくに、青木選手がなんどとなく、「安打だ!」 と見える打球を放ったが、ジャイアンツの「アオキシフト」に阻まれてしまった…。さすがは、経験豊富なジャイアンツ。データをしっかりと集めて、第7戦に臨んできていた…。

試合後の記者会見で、記者さんの質問にこみ上げてきたのか、涙をこらえて背を向けた姿がボクには男としての青木選手のその表情を「美しい」とさえ思えました。彼の野球人生で、これほどがんばったシーズンはなかったのでしょう…。青木選手は日本にいた頃、チーム優勝とは無縁のチームにいて、それでもマスコミは彼の存在を逃すことなく、「安打製造機」と、報じていました。
さほどスター性もなかった青木選手が今季、太平洋を超えてBS放送にの中継に映し出されるたびに、ボクたちは「青木選手」に魅了されていきました。ガッツあるプレー、チームの勝利を思う強い意志、チームメイトと優しく関わる姿…。マナーがいい選手であることがずいぶん伝わってきましたね。
青木選手はロイヤルズから優勝を目指す我々チームに必要な選手として「白羽の矢」を立てられての移籍。チームから臨まれての移籍です。優勝を目標にしたチームとして、アオキの力が必要だったのでしょう。それが彼をここまで成長させたともいえます。責任感とでもいいますか、随所にその表情を出してプレーしていましたね、今季は。

さて。
上原投手が今日、レッドソックスと2年延長の契約を結んだニュースが届きました。
来年4月3日に40歳になるベテラン投手・上原選手は「この年齢で2年を取れたことは本当に有り難いこと」と代理人に感謝して、「でもここからが大変。いい契約をしたんだから結果を出さないとね」と意気込みを明かしていました。
青木選手もまた上原投手同様に、いまではストーブリーグの中心選手であり、マスコミの注目選手になっています。各球団はロイヤルズを上回る条件を提示してまで、青木選手の争奪戦を展開することでしょう…。
でも、ボクとしてはロイヤルズと契約して欲しいです。
ヤンキース移籍も冗談ではなく、あり得ます。イチロー選手はおそらく今季限りでしょう。ヤンキースの1,2番は今季さんざんでしたから、青木選手はレギュラーとして契約できるはずです。ほかにも、オリオールズ、レッズなど古参チームが青木選手を獲得しようと狙っているはずです。

でも、でも…ボクはあの「田舎チーム」の「カンザスシティ・ロイヤルズ」にとどまっていて欲しいです。
4番・ホスマー選手を中心とした、決してスマートな、とはいえない田舎的な荒削りの打線。
ケイン選手の100%プレーに、バトラー選手の兄貴的な安定感、そしてあのムスタカス選手の次男坊的な超意外性の役者根性などなど…。
ロイヤルズには人間的な情感、サザエさん的な「マイホームドラマ」を感じるのです。ロイヤルズは子供たちにも人気があるのは、このドラマを損分に見せてくれるからです。

これはおそらく、GMデイトン・ムーアさんの方針ではないでしょうか。
デイトン・ムーアさんの「人を育てるチーム」だったからだと、ボクは察します。何年も何年も、まるで上質のワインを醸造するかのように、手塩に掛けて若い選手を教育していくロイヤルズ。スター選手は一人もいなかったロイヤルズが、今では全員が大リーグの大スターになっちゃいましたから、ねぇ。

高額なお金を出して作り上げるチームは、確かに「個人選手」としてはすばらしい才能を持っています。
しかし、「チーム選手」となると違ってきます。「優勝」を目指すためには、個人的意識の強いチームではなかなか集団としてのチーム力は生まれにくいようです。それを知っているのが、GMデイトン・ムーアさんです。彼もまた、選手たち同様、今季は後一歩で「夢」は費やされました。悔しかったことでしょう…。

ファンもそうだった…。
だからこそ、「夢」の続きをして欲しいのです。青木選手がロイヤルズに残留して欲しいなあって願うのは絶対にボクだけではないと…。
お金で動く選手は大リーグには山盛りです。情で動く選手でいて欲しいですね。


a0094890_42915.jpgそれにしても…
今季ワールドシリーズは、ジャイアンツの捕手・ポージー選手に完全にやられました。
自分の打撃は棚に上げて、徹底的にロイヤルズの選手のクセを調べあげていた様子。この辺がロイヤルズの捕手・ペレス選手との差が出ました。ペレス選手は初のワールドシリーズ出場という責任感もあってか、いつも以上に熱くなっていた様子です。捕手は、攻撃の要です。どっしりとして、冷静でいて欲しいポジション。でも、彼は意欲が興奮に変わってしまうほど、熱くなっていたようです…。

ジャイアンツは本当に、本当にもの凄く力強いチームに育ちました。
5年間で、3回もワードシリーズを制しているってことは、単なる「勢い」や「意欲」だけでは成し遂げられません。チームとして一体感が必要ですし、相手チームを研究することも当然です。そうした「優勝するためのノウハウ」が財産になって、チームをより強くさせているのが、いまのジャイアンツです。
ジャイアンツも選手をほとんど代えてはいません。
ロイヤルズと同じように、選手を育てるチームカラーです。その中心選手がポージー選手です。
彼は、2013年3月には、総額1億6700万ドルの9年契約を結んでいます。ジャイアンツの大黒柱であり、チームの顔です。今後は、ジーター選手みたいな存在になっていくことでしょう。
2番を打っていたパニック選手も今季2年目のルーキーですからね。ボウチー監督さんの采配もお見事でした。


これからの大リーグの経営に、この両チームの活躍ぶりを観察して、大きく変わっていくかもしれません。

人気選手の獲得に大金を投じて短期間契約して使うか、それとも人を育てていくか…。球場の席を埋めるだけなら、人気選手を集めた方がいいでしょうが、長続きはしませんね。
かつて日本企業が経済力で世界を制覇し、成功していた時代にとっていた経営体質は「終身雇用制」でした。いまのロイヤルズやジャイアンツの選手たちをみると、それを導入している様子です…。

ジャイアンツは今季、リーグ優勝戦でナショナルズと対戦しましたね。相手は大金を投じて集めてきたビッグプレー揃いで、勝率はナ・リーグ1位のチーム。それをワイルドカード勝ち上がったジャイアンツに、1勝しかできずに地区大会で早々と姿を消しました…。勝率1位は、何だったんでしょうか…。

ジャイアンツもロイヤルズも、ワイルドカード同士でした。
また来季もこの両チームの「10月決戦」の戦いぶりを見たいです、ボクは。
「優勝したいなあ…」と、まるで少年ような透明感でつぶやく「ボクの夢」。それを現実にしようとする「ドラマ」の舞台、大リーグ。
アラビアのロレンスが言っていたことばを思い出します…。、
「男が夜みる夢なんぞ取るに足りぬことさ。それより、最も危険な夢は男が昼間、目を開けて見る夢だ。なぜなら、それを現実にしようとするから」と。
ボクもロレンスと同じで、「夢」とはそういうものだと思っているひとりです。

いや、そういう「夢」を抱くこと自体が生きている証なんだと、大リーグの選手たちはボクたちに、伝えているのではないかと思うのです。あの100%のプレーを通して、彼ら選手たちはボクたちに、そっと静かに、隠しながら、あんな大胆なプレーを披露しながら、「夢を抱く」すばらしいさをボクたちに教えている気がして…ボクには、ね。
ジーター選手も、松井選手も…そして各球団に生き続けている「永久欠番選手たち」も、です。彼らが追い続けた「夢物語」…「リングをこのチームで執ること」。 


ボクはMLBと出逢ってしあわせ者です。いい舞台を現実に観ていられるからです。BS放送に、感謝です。ボクは個人的に「BS放送物語」をこのブログで書いてみようと思っています。

青木選手の「夢」は、松井選手の「夢」と同じでしょう、きっと。ボクは今季のワールドシリーズでそんな共通性を感じました、青木選手のプレーから。
来季、青木選手の活躍を期待しています。
そして、ポージー選手との対戦もまた、ボクには価値ある「夢舞台」なのです…。


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by mlb5533 | 2014-10-31 15:15 | 第二部

ワールドシリーズ第7戦。

3-2

で、ジャイアツが勝利。
今季ワールドシリーズを4勝3敗で制覇した。

詳しくは、後ほど。

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by mlb5533 | 2014-10-30 13:43 | 第二部

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とにかく、ホッとしました…。
4,5戦ともロイヤルズは全くいいところなし。相手ジャイアンツの投手に翻弄されて、高めのボール球に手を出したり、外角の球を追いかけたりと、「なんでそんなことに…」ボクみたいな素人にもわかる失敗を積み上げていきました…。

第4戦は、
11-4

第5戦では、
5-0
の、初めての完封負け

と、ほとんどロイヤルズファンには冷え込んだ2試合が続きました。
もしかしたら、やっぱり伝統の差が…とか、なんとか負け越してしまった理由を探して自分なりに納得したかった。


そして、崖っぷちの今日の試合。個人的には、月一度の病院での治療の日。なんでこんな大事な日に病院なんだと、自分に文句を言っても仕方ないですが…。録画をセットして病院に。すると、担当先生が急用(緊急のオペ…)で、「本日は治療なし、来週になりました」との看護婦さんからの報告。

「やったあ!」

すぐさまアパートに逆戻り。BS放送に釘付けです。

地元球場はロイヤルブルーで一色。
2回裏のロイヤルズ打線を「ナマ」で見られたのは、ラッキーでした。
いきなり、興奮したのは1死満塁の舞台で青木選手の登場、打席が回ってきました。
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ワールドシリーズになってからは、ノーヒットで、いいところがありません。祈る思い、とはまさにこのこと、「頼むぞ! 青木ッ!」
と、一人でテレビに向かってつぶやいてしまいました…。

粘る…まだ粘る…バットを振るたびに、打球は跳ね上がります。そして、あの待ちに待っていた「青木打法」が遂に開打! 左打ちの青木選手から振り抜くバットに当てた打球は、3塁線方向に飛んでいきました。ボクはこの瞬間、テレビ画面がパンしなくても、すでにヒットと感じて、
「やったぁ…」と、声を上げました。
ようやく、安打が出ました。しかも、貴重な追加点となる2点目をたたき出しました。この安打でホッとしました。

アオキ選手の安打で、ジャイアンツの先発投手・ピービ投手は早々と降板。ペティット投手にリリーフ。

さてさて。
実はボク、100%心の底から真実ロイヤルズを応援しているのか、と問われると、「はい」とは言い切れません。松井選手がいなくなったいま、やっぱりボクは、ポージー選手の活躍から目が離せませんし、リンスカム投手の動向も気になりますから、ジャイアンツを応援してしまいます。ドジャースは監督さんが気にはなっていますが、ジャイアンツの動向の方がやはり気がかりです…。
2011年にあれだけの重傷をしたのに、翌年克服して正捕手に復活したポージー選手は昨年FAになりましたが、ジャイアンツと9年総額9億6700万ドルで契約を更新しています。これでわかるように、ポージー選手はヤンキースに例えると、あの「ジーター選手」的存在なのです。ニューヨークのカフェやピザ屋さんに入ると、必ずジーダー選手の名前が聞こえてくるように、シスコではポージー選手の名前が聞かれると思いますよ。ボクは個人的に、ロスよりもシスコの方が住みやすく、ボクの生活ぶりとあっていると感じていますが…。まあ、どうしてもアメリカ太平洋側で生活するなら、ボクはシアトルかシスコにします。それほどボクにとって、ニューヨークとサンフランシスコは想い出多き都会です。おっと、もちろんシアトルも生活しやすいですよ。

個人的すぎました、ポージー選手に話を戻します。

この試合でボクには、たったひとつの「謎」がありました。
それは、3回のジャイアンツの攻撃です。
実はロイヤルズの先発投手は2年目のルーキー・ベンチェラ投手。
なんだか落ち着きません。7点を先制しているのに、制球が安定しないのです。3連続四球で、1死満塁の大ピンチを自分で作ってしまったのです。
打席にはポージー選手です。ロイヤルズファンだけでなく、誰が見ても、「ここは1点ですめば御の字だ…」と、思って見ていたに違いないでしょう。

しかし…。
ここがこの試合でのボクの「謎」なのです。

どうなったか…。
ポージー選手はなんと初球に手を出して、ゲッツー、3アウト!
大ピンチだったルーキー・ベンチェラ投手を助ける形になりました。あれだけベースボールを知っている選手がなぜあっさりと「初球」に手を出したのか…。ストライクが入らないベンチェラ投手の投球をじっくりと待ってもよかったのでは…と。

試合結果は、
10-0
と、ロイヤルズの鬱憤を晴らした試合展開でしたが、もし、3回満塁でのポージー選手が得点していたとしたら、このような一方的試合にはならなかったかも…と。

逆に言えば、2回のロイヤルズの1死満塁の場面で、青木選手がゲッツーで倒れてしまったら…と、この試合では、青木選手とポージー選手を比べざるを得ませんでした…。
「青木打法」を久々に魅せてくれた青木選手と、この試合でのポージー選手の打撃は違っていましたね。
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ただし、です。
捕手でのポージー選手は健在でしたぞ。

5回のロイヤルズの攻撃でした。
エスコバー選手が2塁打しました。1塁にいたインファンテ選手が3塁コーチを振り切って、ホームにスライディング。1点を加点しました。
あのときのポージー捕手の守り方なのです。

やってくれましたね、「ポージーポジション」を披露してくれました。あの「守り方」は、MLB全チームの捕手では、ポージー捕手ただひとりがなしうるホーム(我が家)の「守り方」です。

彼は2011年、スライディングを阻止して選手生命が危うくなるほどの大けがをしました。その経験からでしょうが、彼は病院でずいぶん考えたようです。ホームに走り込んでくる走者をどのように阻止するか…と。そのとき大概の捕手がする姿勢は、ホームベースを両足で囲んで深く腰を沈めた姿勢を取りますね。ホームベースが見づらくなるほど、捕手は自分のおしりの下にホームベースを隠すようにして、スライディングを阻止しています。

でも、ポージー捕手だけは違っています。
ホームベースの前に体を出してしまうのです。立って送球を取ったり、腰を下ろして捕球したりしますが、ホームベースは誰の目にもよく見えます。「ガラ空き状態」にするのです。ポージー捕手の体がベースから離れて、前に出ているから、走者はホームベースめがけて一直線で走り込んでこられます…。

実は、ここにポージー捕手ならではの「罠」が隠されているのです。
スライディングしてきても、走者と捕手が激突して怪我をすることはまずない。でも、ポージー捕手は仰向けに寝そべったまま、走者を見なくても左手をホームベースよりに素早くタッチ、実に簡単な動作で走者を「我が家」に入れることなく、仕留めることができます。2012年のワールドシリーズでは、再三の「ポージーポジション」で相手チーム・タイガースはやられていました。ポージー捕手はあの年絶好調で、4連勝に貢献しましたね。
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ボクはこのプレーを始めて見たとき、感動しました。あの大怪我から立ち直ったポージー捕手が自分なりに考えた安全かつ合理的なホームベースの守り方…。長い闘病生活から考えたのだろうなあ…と。生き生きしたポージー選手にのプレーに、ボクは爽やかささえ感じてしまいます。
ボクが勝手に名付けて、「ポージーポジション」と、言ってます。
もし、よかったら皆様もポージー捕手の守り方にも、注目してBS放送を楽しんで欲しいです。
ただ、今日の試合では彼のいいところはなかったです。解説者の田口壮さんも言っておられましたが、「脳しんとうがあったかも…」と。確かに今日の試合では元気がなかった。明日はMLBファンにとっても、MLB選手にしても最終戦です。万全の体調で試合に臨んでほしいです。

先発は、第3戦と同じく、ガスリー投手とハドソン投手のベテラン投手対決てす。
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さあ、どうあれ今季MLBの最終戦です。
見所満載の第7戦になりました。

青木選手が復活したのです。ポージー選手も明日は元気になって、いつもの捕手の姿に戻ってほしいです。
両軍ともに、5分5分の体力で、様々なパフォーマンスを披露し合ってすばらしい試合をして欲しい…。

さあ、皆様明日、ですね。
そう、明日、です!


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by mlb5533 | 2014-10-30 05:34 | 第二部

ロイヤルズ2勝!

今日も仕事でBSでMLB観戦ができません。なので、録画をみました。

ロイヤルズは、ほんとうにすばらしいチームに成長したなあ、っていうのがいまのボクの感想です。
おそらく、MLBファン飲む多くの人たちもボクと同様の感想をお持ちではないでしょうか…。

第3戦はロイヤルズにとっては、敵地。ワールドシリーズ制覇という観点では圧倒的にジャイアンツの経験から有利。ところが、今日の試合は、守って、守って、もうひとつ守って守り切っての勝利でした。

2-2から、
                   4番・ホスマー選手が11球粘ってタイムリーヒット!
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これで、3-2

虎の子の1点を守り切るロイヤルズの戦い方は、こうでした…。

ロイヤルズ・ヨースト監督さんの采配が、選手の実力を遺憾なく引き出した試合といえまのす。
とくに、3-2と1点勝っている場面で、今季夏のドラフトで獲得したばかりのルーキー投手をこの大舞台で起用したことは、ロイヤルズのベンチワークが各選手の個性を把握している証拠。
ルーキー投手・フィネガン投手がその期待に十分に応えたこと。お見事でした。

                   ルーキー投手・フィネガン投手の投球フォーム
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これは、大きい。リリーフのロイヤルズの異名が、なお一層強いものになっていきます。
毎試合ごとに成長するロイヤルズ。まさに、いまでは世界一強いチームでしょう、これは。
その興奮を、太平洋を超えた日本で「ナマ」で観戦できるなんて、これまた贅沢。
ロイヤルズとジャイアンツ
ともに、若々しいチームであり、とものワイルドカードでここまで上り詰めたチーム。
そして、今日、ロイヤルズは敵地で、

2勝!

この後、シスコで2試合戦って、決着がつかなかったら地元に戻って2試合します。
あと、4試合ですが、このうち、2勝すればワールドシリーズ制覇の「夢」が実現するロイヤルズ…。

ロイヤルズには日本選手の青木選手が在籍しています。
きっと明日は先発で出場してくれると期待しています。

一方のジャイアンツは、相手チームのリリーフ投手の壁が厚い。ですからなんとしても、先制点をとり、早いイニングから得点を重ねて逃げ切りの形でないと、4戦中3勝をものにするのは、つらいでしょう。
なんとして、打撃の復活を臨みます。
ポージー選手を軸にしたかつての打棒が目を覚まして、残り試合を活気づけて欲しいです。
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by mlb5533 | 2014-10-26 05:07 | 第二部

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明日は第3戦。

今季ワールドシリーズ第3戦は、いままで以上に先発投手の出来次第で勝敗が決定するだろうなあ…って、ボクは予想しています。両チームともに、この試合はなんとしても取りたい。そんな緊張感の中で、先発投手は両軍ともにベテラン投手の起用です。


両軍の打棒、守備力、細かい犠打や盗塁などなど、実に似通った戦術を披露し合う試合が続いています。ポージー捕手を中心とした伝統と気品さえ感じる大リーグを体表するビックチーム・サンフランシスコジャイアンツ対1A時代から同級生でメジャーまで上がってきた仲間との絆がチームの一体感をそこ時からにするカンサスシティロイヤルズ。
もう、ここまで来たら両軍ともに「優勝!」って言いたくなるほど、今季の決勝戦には毎試合「物語」が付きものです。

第3戦は、この先発投手の物語になりそうですよ。

というのも、ジャイアンツの先発マウンドを託されるのは通算214勝の大ベテラン・ハドソン投手。
過去にアスレチックス、ブレーブスでプレーした39歳の右腕はメジャー16年目で、なんと、「初のワールドシリーズ登板」になるからです。
「キャリアを通じてここで投げるのが(私の)子供の頃からの夢だった。でも、野球は野球。感情をしっかり制御して、自分の投球をしたい」と、じつに落ち着いた口調で試合前に記者さんたちにコメントしています。
このコメントにしても、彼の今までの経歴からしても、日本人の気質からして、つい、ハドソン投手を応援したくなりませんか?

では、一方のロイヤルズの先発誰でしょうか?
ジェレミー・ガスリー投手が起用されました。
オレゴン州出身で、お母様は日系人という選手です。高校時代から、ドラフトで指名を受けていたのですが、スタンフォード大学のときに、クリーブランド・インディアンスから1巡目で指名されて契約したのが大リーグとの出会い。
その後、オリオールズ、ロッキーと移籍して、12年にロイヤルズに移籍してきました。彼もいつの間にか年を重ねて、現在35歳です。もちろん彼にとっても「初のワールドシリーズ登板」です。今までのキャリアでは、この舞台とは縁のないチームを転々としてきたガスリー投手。生え抜き選手が多いロイヤルズにあって、このチームに移籍後、過去一番自分の水にあったのか、昨年自己最多勝利15勝をあげました。さらに、今季もまた13勝していまではチームメイトから厚い信頼を得ている先輩格の選手なのです。

皆さんだったら、どちらの投手を応援します?
これって、こまらない??

「んー、どうしよう」って、なるでしょ。だから、明日はおもしろいのですよ。絶対に判官贔屓になるファンが大出使用から…。

やはり気になるのは、両軍の打線です。個人的には、この大舞台でまだ安打のない青木選手…。
何度も書きますが、まずはチームの柱・ポージー選手の軸とサンドバル選手、ハンター・ペンス選手。青木選手と同じく、2番の大役を任されているルーキー打者でこの大舞台でも臆することなく堂々と大活躍するジョー・パニック選手。ついつい、青木選手と見比べてしまうボクです…。若くていい選手です、しかもイケメンだし…。ニューヨーク州出身なのに思いっきり西のシスコまで来ちゃった。もしかしたら、派手なリンスカム投手より、知的な感じのこの選手はオナゴにモテモテ選手になるかも…なんて不謹慎なことまで予想したくなる「夢」多い選手ですよ。

ロイヤルズは、生え抜きでありチームの主軸の4番打者エリック・ホズマー選手を中心とした意外性の打棒と「盗塁」をお家芸にまで育てた「走る職人選手」ともあだ名されたふたりの選手、ジャロッド・ダイソン選手とテレンス・ゴア選手がいます。この二人の背番号がこれまたおもしろい。ダイソン選手「1」、ゴア選手「0」です。ゴア選手は、デビューしたばかりの23歳。この選手の活躍がロイヤルズの得点に直結していますから、是非お見逃しなきように。

いずれにしても、まもなく第3戦。
さあ、どんな「ドラマ」が展開するのか…。明日から日本は、土、日です。
BS放送でMLB観戦にはもってこい。どちらを応援しましょうか!

そうです、まもなく「プレーボール」
明日ですね!
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by mlb5533 | 2014-10-25 02:42 | 第二部

今季ワールドシリーズのは、昨日同様カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで、サンフランシスコ・ジャイアンツと第2戦が行われました。
ロイヤルズか、7-2で勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイとしました。
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ロイヤルズは2-2の六回、バトラー選手の適時打で勝ち越しです。
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インファンテ選手の2ランが飛び出して一挙5点を奪う久久のビックイニング。
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先発ベンチュラ投手はまだ2年目のルーキーです、幼顔で、160キロのスピードをボールを投げ込む投手には見えません。それが、彼のファンをしびれさせているのでしょうが、ね。
大舞台で、六回途中まで2失点と大変な好投を見せてくれました。
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そして、例の勝利の方程式どおり救援陣がいつものように無失点に抑えて試合を締めくくってくれました。
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昨日はジャイアンツの一方的勝利でしたが、今日の試合はその逆でした。

ただし、心配事が残りました。
青木選手のプレーです。昨日同様に守備でももたつきがあったり、引っ張りスイングが続いて、ジャストミートしません。青木は「2番・右翼」でいつものように出場し、二回の好機でレフトフライを揚げてしまったり、3打数無安打です。ワールドシリーズになったとたん、安打が出ていません…。
サンフランシスコで、「2番・右翼」で出場できればいいのですが…。

ワールドシリーズの大舞台でも、ロイヤルズ救援投手陣の安定感は不動です。「世界一の救援投手陣」と言わしめていますが、まさしく試合が重なるたびにそれを見せつけていきます。スゴイ! です。
六回途中からヘレラ投手、デービス投手、ホランド投手の必勝リレーで「いつもどおり無失点」として、勝利を確定しています。

六回1死一、二塁から登板し、1回2/3を投げて勝利投手となったヘレラ投手は、160キロ超えの速球を連発して相手打者を圧倒するシーンはなんだかサーカスでも見ているのか…って、錯覚してしまいます。ベースボールの常識を完全に越えたプレーですから。
「集中して、投げるべきコースを突くことを考えた」と笑顔で話していたそうです。余裕、です。

デービス投手、ホランド投手もまったく危なげない。
ヨースト監督は「六回を終えた時点で勝利へのレシピはできていた」と余裕たっぷりに記者さんたちにコメントしていたそうです。

ジャイアンツ・ボウチー監督さんの話
「(先発)ピービは最初の2回が良くなかったが、その後は狙ったところに投げられていた。(1勝1敗となり)もともと厳しいシリーズになるのは分かっている。相手は手ごわい。本拠地で立て直してしっかり戦いたい」
と、地元に戻っての3連戦に、勝利への意欲を示しています。
ジャイアンツの話題は監督さんだけではありません。ボクが嬉しくなったのは、ほとんど勝敗が決まった7回に登場したのが、リンスカム投手。今年は思い通りの活躍ができないまま、故障続きで控えが多かった。ボクも、この大舞台で投げることはないだろうと、期待していなかったのですが、登場してくれました。でも、結局、腰の張りが出た様子でした。まあ、ポージー捕手とリンスカム投手のコンビはジャイアンツの「看板」です。彼の陰る姿を魅せてくれただけでも、「夢舞台」ならでの演出だったと、ひとり納得しています…。
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by mlb5533 | 2014-10-24 03:27 | 第二部

ジャイアンツの1勝!

んー、やっぱりボクの思っていたとおり、ジャイアンツは相手チームの弱点をよく調べてこの戦いに臨んできました。さすが、でしたね。
ロイヤルズは完敗ですが、この戦いからロイヤルズが「自分たちの野球」の原点に戻れるか否か…が、第2戦目からの注目になりますぞ。

                 ジャイアンツ先発投手のバムガーナー投手
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ジャイアンツのバッテリー、コーチ陣は、ロイヤルズの各選手のデータをかなり研究して試合に臨んできました。その試合運びになりました。研究の仕方も、さすがは今までワールドシリーズ出場20回で、ヤンキースに次いで第2位の伝統ある球団。勝ち方のノウハウは、長い伝統の中で培ってきたテータ分析の仕方があります。
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はっきり言って、今日はポージー選手にロイヤルズ打線は完全にやられましたね。最大のピンチだった三回無死二、三塁の場面。ポージー捕手の要求通りに丁寧にコーナーを突く投球でエスコバー選手、青木選手を連続三振に仕留めてピンチを回避しまた。青木選手の三振は、カ高めの外角を2つ投げた後、外角低めのボール球で三振でしたね。青木選手の上下変化に弱さがある、とデータから呼んでいます…。
この経験を青木選手が明日、どう生かすのか、見物です。かつて、松井選手が03年のデビューの年、レッドソックス相手に苦手だった外角低めの速球をみごとにはじき返したように…。
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ワールドシリーズとは、このとおり絶対に勢いだけでは勝てないのです。
シールズ投手の調子がベストではないとなれば、相手チームは遠慮なくその打棒を振るいます。それが、ワールドシリーズなのです…。
試合経験とは、「勝つ遺産を蓄えている」、という意味でもあります。これは、大きな遺産です。
その点がロイヤルズに対しての心配事なのです。「ここまでやれたんだから…」と、言い出した瞬間に栄光はそのチームから去って消えてしまいます。プレッシャーにどれだけ耐えられるか、どれだけ生きる力があるのか、どれだけ欲しい状態を作ることにコミットしているか…大袈裟に言っちゃうと、人生で成功する心構えとワールドシリーズの試合運びは、よく似ているなあ…って、ボクは感じています。


いままでのワールドシリーズの歴史では、

出場数では、
1.ニューヨーク・ヤンキース 40回
2.セントルイス・カージナルス 19回
2.サンフランシスコ・ジャイアンツ 19回
4.ロサンゼルス・ドジャース 18回
5.オークランド・アスレチックス 14回
6.ボストン・レッドソックス 12回

優勝数では、
1.ニューヨーク・ヤンキース 27回
2.セントルイス・カージナルス 11回
3.オークランド・アスレチックス 9回
4.ボストン・レッドソックス 8回
5.サンフランシスコ・ジャイアンツ 7回

だからといって、ロイヤルズが不利、というのではありません。
選手たちがどう戦うのか、がすべてなのですから。
とにかく、ロイヤルズは「お家芸」のバンドでもなんでもして、「盗塁」と「犠打」、そして「鉄壁の守備」というあの「スモールベースボール」の原点に戻れってみるとジャイアンツとの戦い方は、ずいぶん違ってくると思います。ホームランはいいとして、わずかなチャンスを生かして、着実に得点していくチームに戻って欲しいですね。


今季ワールドシリーズの鍵を握る選手(と、ボクは見ている)
ジャイアンツの要・ポージー捕手

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そして、ボクはこの日のことを忘れてはいません。
2003/10/16 アメリカンリーグ優勝決定戦第7戦の松井秀喜選手を…


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by mlb5533 | 2014-10-22 15:25 | 第二部

いよいよ、明日から大リーグのワールドシリーズが開幕です。

ロイヤルズ対ジャイアンツ

んー、なんとも…。
ボクはロイヤルズを応援するけれど、ジャイアンツの勝負強さの方が上なのだろう、と思っています。

ビックゲームはただの勢いとかノリでは勝てません。そのいい証拠が2011年のカーディナルスの戦い方です。まさかの「あと一球」でした。あと一球のストライクで、テキサスはワールドシリーズを静して、優勝できたの二…。カーディナルスは、最後まで粘り強くレンジャースの投手を責め立てました。
あんな試合は絶対にシーズンの試合では観戦できません。短期決戦だからこそ、あの試合をボクたちは観戦できたと、ボクは思っています。

ロイヤルズは、確かにいま絶好調です。しっかりとチームがひとつになっていれば、相手チームを上回る投手力がモノを言うでしょう。
ジャイアンツは、毎試合意外な選手がヒーローになっています。さすがは、ベテランチームです。

とにかく、今季ワールドシリーズは初戦にかかっています。お互いが、初戦を必死に「勝ち」を取りに来るはずです。どんなドラマが待っているのか…いよいよ、明日です。

そう、明日!


ロイヤルズの写真たち


ジャイアンツの写真たち


ボクの想い出のシーン・2001/09/27 松井秀喜 初の3打席連続ホームラン .



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by mlb5533 | 2014-10-22 01:19 | 第二部

昨日の夕べ、東京駅に集合。
どうせ飲み会になるので、今日は友達のクルマに乗せてもらいます。久々に横浜、大阪にいる友達も来て懐かしいメンバーで、雑談会。企画したのは横浜のタカちゃん。
みんな、ボクの病気の経過を聞きたがっていたようでまずはその説明でした…。

さてさて、その後なんです…。
やっぱり話は大リーグに移りました。
「いまのロイヤルズは世界一強いぞ!」とか
「ジャイアンツはさすがだった。短期決戦の勝ち方を十分に心得ていたね」とか…。

確かに、ロイヤルズはめっぽう強かったけれど、果たしてワールドシリーズでは…。簡単には勝たせてもらえないだろう、というのがみんな同じような意見になりました。

ところで、こんなものを見つけました。
そうです、ベースボールの選手カードです。

これは、青木選手が大リーグに移籍したときの「ルーキーカード」です。


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ミルウォーキー・ブルワーズのルーキーとして2012年のカードです。しかも、これって本人のサインが入っています。

もう一枚が、カンザスシティ・ロイヤルズの4番打者・エリック・ホズマー選手のカードで、これにも本人のサインが入ってます。
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じつに、タイムリーで、すごい貴重品を見つけてくれました。なんでも、青木選手の大リーグカードは、少なく貴重品なんだそうです。ロイヤルズでもカードになっているものが少ないので、欲しかったら早めに探した方がいいぞ、と忠告されました。でもボクは、これだけでも十分うれしくて、ワクワクなのです。

そしたら、なんとまあ、
「ついでだから…」
と、野茂投手のドジャーズ復帰の「背番号10」のカードも見つけてくれました。
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2002年のカードです。これも、ボクには大変うれしいカードでした。
さらに、田口壮選手2002年のルーキーカードまでさがしてくれました。
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男の子って、オナゴたちから見たら、
「なんでそんなのほしがるの?」
って、不思議がるでしょうが、自分でもなぜこんなカードをほしがるのか、わかってないのですよ…。
ただ、「持ってるぞ」ってだけで嬉しいのです。

とにかく、来週からワールドシリーズ開幕です。
選手たちも試合の準備に努力している時間でしょうが、世界中のMLBファンたちもまた、ワールドシリーズ第1戦の日本時間10月22日(水) 午前8:30の「プレーボール!」まで、準備をして待っているのです…。

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by mlb5533 | 2014-10-20 00:36 | 第二部

「ベースボールドラマ」に魅了されるってことは、生涯の楽しみが決まったということです。
ボクも例外ではありません。だったら、どうせこの「ドラマ」の追っかけを生涯止められないのなら、この際、人以上に楽しんでしまおう、って思ったのが、実は松井選手がNYYに移籍したときでした。そのとき彼がこう言いました。
「裏切り者と言われるかもしれませんが、ヤンキースでプレーします」と。

あのコメントは、当時のボクにとって衝撃でした。野茂投手にイチロー選手、その次はニッポンのホームラン打者で不動の4番をヤンキースが取った…。それまで、さほど巨人軍の松井秀喜選手に感心は強くなかったのですが、このコメントでボクは彼をひとりの「人間」として観ることが出来ました。野球選手って、どこか芸能人的要素が強い…と感じていたから、さほど人となりに興味はなかったのです。でも、松井選手の出現のおかげで、ボクは野球の見方に大改革を起こしたんです。
NYで一人暮らしをしていた頃、ヤンキースタジアムに誘ってくれた友達のことやあの頃の生活ぶりもまた、このときに蘇ってきました。
MLBを追いかけよう…と。

あれ以来すっかりこの「ドラマ」に釘付けです。それが実は嬉しくて…。試合を観戦した後で、自分なりの物語を作り出しながら記憶の引き出しにそっとしまっておく。なんと贅沢な、なんと自由な時間であることか…。
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今日の試合はまさにその記憶にとどまったすばらしい試合だった。
9回土壇場、
3-3
の、同点。二人のランナーが塁に残っている。
a0094890_3534582.gif打順は7番イシカワ選手。日系4世だそうだ。
低めの変化球を速いスイングで振り抜いた。
「外野フライか…」と、見ていたら、なんとサヨナラ3ランホームラン!

ジャイアンツ・ボウチー監督の話
「うちの選手はどんな状況でも自分を見失わない。最後まで戦い続けた。イシカワは大仕事をやってくれた。彼のここまでの(苦労した)物語を考えると、本当にうれしい」

6-3
逆転サヨナラ勝利。

相手のカージナルスとは、毎年「10月決戦」ではしのぎを削っている間柄。両軍ともに相手チームの選手は熟知している。そんな中で、今季6月にデビューしたばかりのジャイアンツ新人選手のジョー・パニック選手が2ランホームランを放ち、
2-3
として、八回、代打モース選手のソロ本塁打で追い付く。
3-3

そして、この苦労人・イシカワ選手のサヨナラホームランに繋げた。

実はボクは、ア・リーグの記事ばかりこのブログで書いてきましたが、ナ・リーグの試合も結構気にしているのです。ドジャースとジャイアンツの試合が気になって…。確かに、日本人選手のいないナ・リーグはなかなかBSででは中継されませんが…。
今季、ドジャースが消えてしまったので、できればジャイアンツにリーグ優勝をして欲しいと陰ながらそんな期待がありました…。それがなんとまあ、今季のワールドシリーズはボクの希望を叶えてくれました。

今季大リーグのベースボールドラマ「完結編」の役者は、ボクが大リーグの舞台で初めて見ることになる。常連のチームではなく、スター選手揃いの大金チームでもなく、垢抜けた都会人が大勢いる紳士的チームでもない…。

「世界一弱っこちかった田舎チーム」と「最古参の伝統を誇り、若々しい選手たちのチーム」

が、役者のキャラクターです。
判官贔屓のボクとしては、ロイヤルズに勝利して欲しい。ジャイアンツは12年でワールドシリーズを制覇したばかりで、こんな機会はまだまだ続きます。でも、ロイヤルズは29年間もこの栄光から見放させてきたチーム。

で、ボクは思います。試合展開は、確かに投手力と打撃力に現れますが、その前に相手打者をどれだけ研究してくるか、「捕手の力」が今回はそうとうに影響するだろうと予想してます。
ジャイアンツが4勝1敗でカージナルスを制しましたが、それは途中からカージナルスの名捕手・モリーナ捕手が故障で出場できなかったことが大きく影響を与えたと読んでます。逆に言えば、ポージー捕手のリードで、カージナルスの打棒が封じられた、と言えます。

なので、ボクはジャイアンツのチームキャプテン的存在でもある智将・ポージー捕手がロイヤルズ打線を沈黙させるかも…と不安半分の複雑な心境なのです。

初めて告白しちゃうけど、ボクはポージー選手の大ファンでもあるんですよ。
今回のワールドシリーズでは、青木選手とポージー捕手の駆け引きがボクは見所のひとつにしていますし、ロイヤルズのお家芸「盗塁」と「犠打」、そして「単打」によるタイムリーヒットをどれだけポージー捕手が阻止できるのかが、ボクにとっては最大の見所にしています。
大リーグでの捕手というと、日本人のMLBファンはすぐに「モリーナ捕手」の3兄弟をあげますが、ボクは違うですよ。
ジャイアンツの智将「ポージー捕手」の名前をあげます…。ボクはポージー選手の負ける姿は見たくない…かといって、青木選手たちロイヤルズの選手たちの泣きっ面も見たくない…って、そんな心境なんですよ。
今季ワールドシリーズは、世界中のベースボールファンにとって、まさかまさかの「夢舞台」の連続でした。おそらく、今後MLBでも、ワイルドカードからこんなに劇的に優勝を決めたチームなんて出てこないでしょう。今季MLBの「完結編・ワールドシリーズ」は、史上最高の「舞台」になることだけは、ファンはわかっています。

ロイヤルズGMのデイトン ムーアさんが言った、
「2014年にワールドシリーズを制覇する!」
との、コミットが実現して29年ぶりの頂点を執るのか…それとも、2012年同様、伝統を誇るジャイアンツが制するのか…。
ボクの友達はいまからその話題でいっぱいです。今日も午後から横浜の古い友達やら大阪にいるテレビディレクターやらヘボ作家やらと東京駅の食堂で集合して、両軍どちらを応援するのか、リストの作成なんかをして楽しんじゃいます。ボクは今季だけは、ロイヤルズにすべての想いを託すと決めています。
そう、日本の田舎の香りが漂う「青木宣親選手」を、ボクは初めて応援する、とここで宣言します。チーム優勝を知らない選手、青木選手。イチロー選手が渡米後、安打製造機と報じられた彼。
その地味な選手が、ロイヤルズGMのデイトン ムーアさんに白羽の矢を立てられて、米国でもすばらしく田舎のカンザスシティロイヤルズに移籍。死球や怪我にも見舞われながら、今季はすばらしいドラマをボクたちに提供してくれた青木選手…。こんな地味な選手の「夢」を応援するなんて、都会ッ子のボクにとって、人生初のことです。友達はこう言うでしょう「どうせおまえはロスのジャイアンツだろ」って、ね。

「違いますよッ!」今回だけは…。

ロイヤルズに肩入れするほど、今になって、MLB最高の智将・ポージー捕手のリードが恐ろしくなってきました…。浮かれ気分だけで、ポージー選手には勝てませんから。
んー、複雑な心境です。

どんなドラマ展開になっても、すばらしい想い出を必ずボクたちに「届けてくれる」のが「MLB物語」ですが…ね。果たしてどんな「完結編」の台本がかかれていることやら…。

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by mlb5533 | 2014-10-18 03:33 | 第二部