「ベースボールドラマ」に魅了されるってことは、生涯の楽しみが決まったということです。
ボクも例外ではありません。だったら、どうせこの「ドラマ」の追っかけを生涯止められないのなら、この際、人以上に楽しんでしまおう、って思ったのが、実は松井選手がNYYに移籍したときでした。そのとき彼がこう言いました。
「裏切り者と言われるかもしれませんが、ヤンキースでプレーします」と。

あのコメントは、当時のボクにとって衝撃でした。野茂投手にイチロー選手、その次はニッポンのホームラン打者で不動の4番をヤンキースが取った…。それまで、さほど巨人軍の松井秀喜選手に感心は強くなかったのですが、このコメントでボクは彼をひとりの「人間」として観ることが出来ました。野球選手って、どこか芸能人的要素が強い…と感じていたから、さほど人となりに興味はなかったのです。でも、松井選手の出現のおかげで、ボクは野球の見方に大改革を起こしたんです。
NYで一人暮らしをしていた頃、ヤンキースタジアムに誘ってくれた友達のことやあの頃の生活ぶりもまた、このときに蘇ってきました。
MLBを追いかけよう…と。

あれ以来すっかりこの「ドラマ」に釘付けです。それが実は嬉しくて…。試合を観戦した後で、自分なりの物語を作り出しながら記憶の引き出しにそっとしまっておく。なんと贅沢な、なんと自由な時間であることか…。
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今日の試合はまさにその記憶にとどまったすばらしい試合だった。
9回土壇場、
3-3
の、同点。二人のランナーが塁に残っている。
a0094890_3534582.gif打順は7番イシカワ選手。日系4世だそうだ。
低めの変化球を速いスイングで振り抜いた。
「外野フライか…」と、見ていたら、なんとサヨナラ3ランホームラン!

ジャイアンツ・ボウチー監督の話
「うちの選手はどんな状況でも自分を見失わない。最後まで戦い続けた。イシカワは大仕事をやってくれた。彼のここまでの(苦労した)物語を考えると、本当にうれしい」

6-3
逆転サヨナラ勝利。

相手のカージナルスとは、毎年「10月決戦」ではしのぎを削っている間柄。両軍ともに相手チームの選手は熟知している。そんな中で、今季6月にデビューしたばかりのジャイアンツ新人選手のジョー・パニック選手が2ランホームランを放ち、
2-3
として、八回、代打モース選手のソロ本塁打で追い付く。
3-3

そして、この苦労人・イシカワ選手のサヨナラホームランに繋げた。

実はボクは、ア・リーグの記事ばかりこのブログで書いてきましたが、ナ・リーグの試合も結構気にしているのです。ドジャースとジャイアンツの試合が気になって…。確かに、日本人選手のいないナ・リーグはなかなかBSででは中継されませんが…。
今季、ドジャースが消えてしまったので、できればジャイアンツにリーグ優勝をして欲しいと陰ながらそんな期待がありました…。それがなんとまあ、今季のワールドシリーズはボクの希望を叶えてくれました。

今季大リーグのベースボールドラマ「完結編」の役者は、ボクが大リーグの舞台で初めて見ることになる。常連のチームではなく、スター選手揃いの大金チームでもなく、垢抜けた都会人が大勢いる紳士的チームでもない…。

「世界一弱っこちかった田舎チーム」と「最古参の伝統を誇り、若々しい選手たちのチーム」

が、役者のキャラクターです。
判官贔屓のボクとしては、ロイヤルズに勝利して欲しい。ジャイアンツは12年でワールドシリーズを制覇したばかりで、こんな機会はまだまだ続きます。でも、ロイヤルズは29年間もこの栄光から見放させてきたチーム。

で、ボクは思います。試合展開は、確かに投手力と打撃力に現れますが、その前に相手打者をどれだけ研究してくるか、「捕手の力」が今回はそうとうに影響するだろうと予想してます。
ジャイアンツが4勝1敗でカージナルスを制しましたが、それは途中からカージナルスの名捕手・モリーナ捕手が故障で出場できなかったことが大きく影響を与えたと読んでます。逆に言えば、ポージー捕手のリードで、カージナルスの打棒が封じられた、と言えます。

なので、ボクはジャイアンツのチームキャプテン的存在でもある智将・ポージー捕手がロイヤルズ打線を沈黙させるかも…と不安半分の複雑な心境なのです。

初めて告白しちゃうけど、ボクはポージー選手の大ファンでもあるんですよ。
今回のワールドシリーズでは、青木選手とポージー捕手の駆け引きがボクは見所のひとつにしていますし、ロイヤルズのお家芸「盗塁」と「犠打」、そして「単打」によるタイムリーヒットをどれだけポージー捕手が阻止できるのかが、ボクにとっては最大の見所にしています。
大リーグでの捕手というと、日本人のMLBファンはすぐに「モリーナ捕手」の3兄弟をあげますが、ボクは違うですよ。
ジャイアンツの智将「ポージー捕手」の名前をあげます…。ボクはポージー選手の負ける姿は見たくない…かといって、青木選手たちロイヤルズの選手たちの泣きっ面も見たくない…って、そんな心境なんですよ。
今季ワールドシリーズは、世界中のベースボールファンにとって、まさかまさかの「夢舞台」の連続でした。おそらく、今後MLBでも、ワイルドカードからこんなに劇的に優勝を決めたチームなんて出てこないでしょう。今季MLBの「完結編・ワールドシリーズ」は、史上最高の「舞台」になることだけは、ファンはわかっています。

ロイヤルズGMのデイトン ムーアさんが言った、
「2014年にワールドシリーズを制覇する!」
との、コミットが実現して29年ぶりの頂点を執るのか…それとも、2012年同様、伝統を誇るジャイアンツが制するのか…。
ボクの友達はいまからその話題でいっぱいです。今日も午後から横浜の古い友達やら大阪にいるテレビディレクターやらヘボ作家やらと東京駅の食堂で集合して、両軍どちらを応援するのか、リストの作成なんかをして楽しんじゃいます。ボクは今季だけは、ロイヤルズにすべての想いを託すと決めています。
そう、日本の田舎の香りが漂う「青木宣親選手」を、ボクは初めて応援する、とここで宣言します。チーム優勝を知らない選手、青木選手。イチロー選手が渡米後、安打製造機と報じられた彼。
その地味な選手が、ロイヤルズGMのデイトン ムーアさんに白羽の矢を立てられて、米国でもすばらしく田舎のカンザスシティロイヤルズに移籍。死球や怪我にも見舞われながら、今季はすばらしいドラマをボクたちに提供してくれた青木選手…。こんな地味な選手の「夢」を応援するなんて、都会ッ子のボクにとって、人生初のことです。友達はこう言うでしょう「どうせおまえはロスのジャイアンツだろ」って、ね。

「違いますよッ!」今回だけは…。

ロイヤルズに肩入れするほど、今になって、MLB最高の智将・ポージー捕手のリードが恐ろしくなってきました…。浮かれ気分だけで、ポージー選手には勝てませんから。
んー、複雑な心境です。

どんなドラマ展開になっても、すばらしい想い出を必ずボクたちに「届けてくれる」のが「MLB物語」ですが…ね。果たしてどんな「完結編」の台本がかかれていることやら…。

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…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-18 03:33 | 第二部

速報ヌ

ナ・リーグリーグ優勝決定シリーズ は、ジャイアンツのイシカワ選手が9回裏にサヨナラ3ランを放ち、4勝1敗で逆転勝利。
今季、ワールドシリーズに進出が決まった。
これで、

「ロイヤルズ対ジャイアンツ」

と、なった。

…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-17 12:29 | 第二部

ここ数日、ロイヤルズにボク人生が振り回されました。
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とくに、早朝起きなければならなかったから、ちと、体がしんどい…とか言って、そうでもないんです。
彼らの試合開始が待ち遠しくて、まるで子供頃のように、飲み物を用意したり、お菓子を買い込んでテーブルにあげたり、簡単な食事を自分で作ったり…。
NHKのBS放送で、MLBの観戦するためです。いや、そうじゃない、ズバリ、カンザスシティロイヤルズの試合を見たかったからです。

本日、彼らは「勝ち」を得ましたね。
1985年以来29年ぶり3回目のワールドシリーズ進出を決めました。しかも、ポストシーズンではMLB史上初の無敗8連勝での制覇でした。もはや、世界で一番強いチームになってしまったのです、ね。

2-1

青木選手もコメントしていましたが、
「まさかあの点数だけで勝てるとは思っていませんでした」
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結果から見て、青木選手の死球出塁が決勝点になったのですから。野球のドラマは、感動的すぎです。
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青木選手だけでなく、中継を見ていた人たちは「加点市内と…」と、やきもきしていたはず、ボクのように。しかし、鉄壁の投手陣が相手チームに加点させません。完璧なリリーフが、見後でした。

ボクって実は感動性なんです。
寅さんの映画を見ても、スーパーマンを見ても、舞台でも、人の話を聞いていても、感動するとすぐに熱い涙がでちゃうのです。子供の頃から。人から「おまえってすぐそれなんだから…」と、注意されるのですが、物語大好き性はこの年歳になって決して直りません。
だから彼らがオリオールズ最後の打者をアウトにしたとき、「涙がこぼれただろう」と友達は言いますが、実は、違ったのです。今までとは大違いの感動で、すごく嬉しくなっちゃたというか、おもしろかったというか…失礼を承知で書き残しておきますが、「大笑い」しちゃった。しかも、テレビに向かって拍手までして。

ロイヤルズは、このブログでも書きましたがいままでMLBのお荷物とか、世界一弱っこちいチームとか、田舎野球軍団とか、とにかく言われ放題の弱さを実践してきました。だから、今季の優勝予想で、大ベテランでさえ、ロイヤルズなんて誰も言いません。大リーグファンを自慢するボクだって、そんな「素人」みたいなことは…。

ただ…何となく…なんですが、青木選手の移籍が気になってはいました。ときどきロイヤルズの試合運びをサイトで追いかけたことはありました。でも、NHKBS放送で、ロイヤルズの中継はほとんどなかったで゜すよ、ね。今季、はじめの頃でしたが…

中地区で優勝の可能性が出てきた頃から、BSでロイヤルズの中継をしてくれましたが、ワイルドカードに残ってアスレチックスと対戦。青木選手の土壇場の犠牲フライで同点にしました。あの試合がボクの今季MLBでの最高の想い出試合になりました。あの勢いが試合を重ねるたびに、強さと粘りを加速して行く感じでした。
守りのチームから、打撃のチームへと変身したかのように。そして、相手に得点を許さない完璧な投手陣が、首位エンジェルスを沈黙させ、さらには猛打・オリオールズまで沈黙させました。

ポストシーズンはじめの頃、ロイヤルズの戦い方は予想通り「スモールベースボール」でした。
ただ、外野の守備、内野の守りにファインプレーが続出して、「守り」のすごさも印象に残りました。

なんだか…青空色がまぶしい。
カンザスシティなんてボクは行かなかったけど…今度アメリカに行ったら、ロイヤルズの試合を見に行こうかな…なんて思います。

きっと彼らは…いい仲間たちなんでしょうね。22人もの生え抜きがいるチーム。下積みから共に生きてきた仲間と「夢」を追いかけて来たのでしょう。大金を投じてスター選手を獲得しなければならないチーム事情のあるチームとは、選手たちの関わり方はずいぶん違っているはずです。

青木選手って、確か…日本では「チーム優勝経験」がなかったと…。その選手がいま、世界の大リーグチームで、2番を打つ。走る、ヒットする、守る…得点するためにプレーしている。
彼とて、かつての松井選手たち同様に、「夢」をたずさえて太平洋を渡ってきたはずです。いま、その「夢」が間近になってきました。
ここまで来たら、是非とも、なにがなんでも…その「夢」を実現して欲しいとボクは願います。

で、ボクの今季の「夢物語」なんだけど、この際ジャイアンツに…。

では、また明日。
そう、明日です!

…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-17 03:37 | 第二部

「ア・リーグ優勝決定シリーズ」第3戦

ミズーリ州カンザスシティ(現地14日)にあるロイヤルズの本拠地「カウフマン・スタジアム」で、観衆40、183人という超満員の中で第3戦は行われました。
.
試合は両軍ともに先発投手が踏ん張り、決め手の一打が出ないまま競り合いが続きます。ロイヤルズはお家芸の「盗塁」を封じられた格好になり、一方の猛打・オリオールズは「一発攻勢」を封じられた様子…。
試合結果は、数少ないチャンスをものにしたロイヤルズが、

ロイヤルズ2-1オリオールズ

で勝利して、今季ポストシーズンで負けなしの7連勝!
遂に、ア・リーグ優勝に王手をかけたのです! 
もはや、ロイヤルズの快進撃を止められるのは、誰もいないようです。

さて、試合運びですが…

1-1
のまま、試合は4回へ。

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ロイヤルズの三塁手ムスタカス選手が今日は守備で好守の連続でした。

本拠地は彼のプレーにただただ魅せられていた様子で、大拍手が響きました。

オリオールズのピアス選手のライナーを飛び込んで好捕。
あわや、二塁打か…という打撃をスーパーキャッチ。

さらには、6回にはジョーンズが打ち上げた邪飛を観客席に倒れ込みながらこれまた、スーパーキャッチ。
果敢なプレーでチームを鼓舞したムスタカス選手は、

「いつもと同じようにプレーしようとしている。でもあれはファンが捕るチャンスを与えてくれたんだ」

と、ファンに感謝するコメントをしています。










1-1で迎えた6回でした…

青木選手がチェン投手の攻略つながるセンター前ヒットを放ちました。欲しかった一打がようやく青木選手が打ってくれたのです。
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それまでの2打席は二ゴロに倒れていましたが、この打席では真ん中に入った球を捉えて、中前打に転がしてくれました。
ここでロイヤルズ・ヨースト監督は、走塁の職人・ダイソン選手を送ります。この回が勝負と観て、「得点するぞ」という、監督の意気込みがグランド全体に伝わってきました。4万人の歓声はピークに達しています…。

ベンチに下がった青木選手のじっと状況を見守っている姿がテレビに映し出されました…。

チームは青木選手の一打をきっかけに一死後、4番ホスマー選手がライト前ヒットでしぶとく繋ぎます。青い色と白い色が混じって、青空に浮かぶ白い雲の群れのようにキラキラと輝いて見えます。
スタンドの声援は大空に響き渡り、今季最高の舞台を地元ファンたちは惜しみなく楽しんでいます。
まるでスーパーマンが飛んできたような大騒ぎは消えることがありません。
ブルーが揺れている…。

さあ、一、三塁。

a0094890_1371871.gifここでチェン投手をマウンドから引きずり下ろして、2番手ガウスマン投手がマウンドへ。
ここでの打席は、ロイヤルズ一筋、8年生の生え抜き・5番バトラー選手がバッターボックスに立ちました。

弱々しいチームだった頃からロイヤルズに在籍を続けて、こんなに強くなって「ア・リーグ優勝決定戦」に出場するなんて「夢のまた夢」だった…かもしれない。

その選手がいま、打席に立ちました。

そして、バトラー選手は左犠飛打を放ち、ついにロイヤルズは勝ち越です!

2-1



値千金の左犠飛打です!
4万人でふくれあがったスタンドは、大歓声が轟き、なにがなんだか…ただブルーとホワイトが混じって、輝いていたことだけはわかりました。


まさに、虎の子の1点。



ロイヤルズ投手陣は、先発のガスリーが5回1失点と好投。その後は、フレーザー投手、ヘレラ投手、デービス投手ら中継ぎ陣が1回を3イニング連続3者凡退の完璧な継投。
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9回抑えのホランド投手が無失点で逃げ切りました。ロイヤルズが誇る鉄壁のリリーフ陣が、虎の子の1点を守り切った試合です。ほんとうに、ロイヤルズは強い、です。
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得点結果から見ると、まさしく青木宣親外野手(32)が、29年ぶりの「ワールドシリーズ」進出へ王手を掛けた試合です。

みんなもご承知の通り、青木選手は日本では「優勝経験」がありません。ヤクルト時代、200安打を達成して、安打製造機とあだ名されはしましたが、チーム優勝とは無縁の選手でした。その選手が今、大リーグで大活躍です。
おそらく彼自身が「夢」にまで見ただろう「リーグ優勝」まで、あと1勝に迫ったのです。

お世辞にも、松井選手やイチロー選手的なスター要素は少ない選手です。コメントも上手じゃないでしょ、「…思うし…」ってことばが口癖になっているを直してあげる人がいないし、ね。
どちらかと言えば、プロ好みの選手なのでしょう。でも、ボクたちは彼がとっても多くの努力を続けて今日に至っていることは報道で知っています。

「その努力は決して嘘はつかない」はず。

こういう日本的な、あまりにも日本的な選手がいま、太平洋を超えたアメリカの大地、その中にある希望と夢を追いかける大リーグで大活躍していることがボクは誇りに思えるのです…。

彼がバッターボックスに立って、あの独特のフォームで白球を打ち込む姿に…なんていうか…生きてる実感が、熱情が湧いてくるのですよ。
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さあ、ロイヤルズ全選手ならびにスタッフの皆様、明日ですね!

田舎野球軍団のロイヤルズさん、ボクにも、あなたたちとおなじ「夢」を追いかけさせてください…。

そう、明日!


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【お知らせ】ブログのひな形を変更した理由は、写真加工を大きくしたかったことと、松井選手のブログを新たな気分で再出発したかったからです。
# by mlb5533 | 2014-10-16 02:53 | 第二部

「ナ・リーグ優勝決定シリーズ」第3戦

ジャイアンツが、カージナルスのチョート投手の悪送球で延長十回、
5-4
で、サヨナラ勝ちして、2勝1敗にしました。


ジャイアンツ・ボウチー監督さんは、
「(十回は)先頭のクロフォードの四球が大きかった。こういう(失策での)勝ち方は想定できるものではない。だが、何度も接戦を経験しているので慣れてはいる」
と、転がり込んだ勝利に手放しで喜べない様子でした。

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話題はこの選手でしょう。
一回に満塁一掃二塁打を放ったジャイアンツ・イシカワ選手です。
この優勝決定戦では打率.500のと好調を続けています。


ただ、リンスカム投手がいないのがボクには寂しいですが…。

そのぶん、ポージー選手ががんばってくれているようなので、この先が大いに楽しみですが、正直、ここまでジャイアンツが上ってくるとは…。希望でしたが、実現した以上は、ボクはジャイアンツを応援ます!


…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-16 01:32 | 第二部

ロイヤルズの「快進撃」はいまや全米、いや、おそらく全世界のベースボールファン以外でも、スポーツニュースになり、世界各国に報道されていることでしょう。
今季MLBの最高の話題になってしまったことだけは確かです。

なぜこれほど各マスコミはロイヤルズの躍進ぶりに大騒ぎするのか…もちろん、理由があります。

いまさら、ですが、こんな弱っこちぃMLB球団って今まで観たことがありません、ボクは。
この際はっきり書きますが、1996年に球団史上初の最下位に沈み、2002年から06年までの5年間で4度シーズン100敗を記録してます。1986年以降、2013年までの28年連続でポストシーズン進出を逃していますが、これは(MLBだけでなく)北米プロスポーツ史上2位の不名誉な記録なのです。
100敗を4年間もすれば…ファンはいなくなると思うでしょう。ホームで戦っても、対戦チームにとっては完全な「お客さん」だったし…。

なのに、突然、なんでこんなに強いチームになっちゃったの…か?

選手たちの活躍は、もう観ていて「すばらしい」の一言です。ほんとにこのチーム、あのロイヤルズかぁ?って、疑りたくなるほど、モノ凄く強いです、今は、その「強さは世界一」と堂々と評価する解説者もいるほどですから。

試合運びも試合を追うごとに、断然違ってきています。
アスレチック戦では、青木選手があの土壇場の場面で犠打を打てたから勝てたことは事実。
あの逆転劇をきっかけにして、地区シリーズで対戦したアメリカンリーグ勝率第1位・エンジェルスに対して、盗塁すると警戒させておいてのホームラン攻勢も絡めて3連勝です。圧倒的勝利です。
彼らの戦い方はまるでエンジェルスを観ているようでした。

いよいよ、リーグ優勝決定戦では、猛打のオリオールズを相手に、
8-6
6-4
と、ムスタカス選手のホームランが光っています。
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スモールベースボールと言われたロイヤルズが、一転して長距離砲も打てるチームであることを立証しています…。この隠れていた能力が浮上してきたのでしょう。だから、おもしろいのです。


で、ボクは、ふと思ったのです。ロイヤルズのチーム創りを…。

日本の野球界と違って、大リーグには「GM」という仕事があります。まさに、チームを作る人、です。大リークには、有名なGMが大勢います。ヤンキース、アスレチックス、レッドソックス、カーディナルス…ストーブリーグになれば、彼らの動向が来季の各チームの戦力を占えるというほど、活発です。

そこでボクはロイヤルズのGMって誰なんだろう…って、興味を持ちました。
すると…、ロイヤルズのGMは「デイトン・ムーアさん」です。

彼は今季、青木選手をトレードでミルウォーキー・ブルワーズからカンザスシティ・ロイヤルズに加入させた人物です。
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青木選手は、ブルワーズで出塁率.356を記録して、リードオフマンの役割を十分に果たした選手です。デイトン・ムーアさんが青木選手を獲得したとき、「このトレードで、真のリードオフマンを手に入れたと思う」とコメントしました。また、ムーアGMは「出塁率の高いノリを1番に置くことで、相手にプレッシャーをかけることができ、打線に磨きがかかる。私たちの見立てでは100得点はいける」と、青木選手の活躍に期待を寄せていたものです。

デイトン・ムーアさんは、2006年にロイヤルズのGMに就任。
一塁手のエリック・ホスマー、マイク・ムスタカス、ジャロッド・ダイソン、テレンス・ゴア、グレッグ・ホランド投手、ブランドン・フィネガン投手などをドラフト指名。
ロレンゾ・ケイン選手たちも、
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トレードで獲得と、とにかく現在の活躍しているすべての選手たちと直接関わっています。デイトン・ムーアさんのGM就任以前のDHビリー・バトラー選手、
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アレックス・ゴードン選手たち、
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全員が今季、大活躍しています。

現在の試合出場40人枠のうち、22人が生え抜き選手というのも、ロイヤルズが強くなった原因がうかがえます。だって、これ以上communicationのとれるチームはないでしょう。1A、2A、3Aと一緒になって努力してきた仲間たちといま、ポストシーズンという大舞台で戦っているのですから…。選手たちも一致団結、それを影で観ているデイトン・ムーアさんが一番興奮しているのでは、と察します。
日本的に言えば「手塩にかけた若い選手たち」が、ここまで育って、ここまで戦える本物の大リーガーに育った事実。
「2014年に、ワールドシリーズを制覇する!」
と、コミットして作り上げたデイトン・ムーアさんの手腕。なんだか、昔々五〇年代のヤンキースを彷彿させてくれる話題ではありませんか。

今季のMLBは見所がないのかなあ…なんて思っていたけれど、なんのなんの。
見所はあります、あります…。

デイトン・ムーアさんが「演出」した新生・ロイヤルズの舞台、「夢試合」を存分に楽しませてもらいましょう…。
かつて、松井選手が観ていたあの「夢」…を、ボクは今、デイトン・ムーアさんと一緒になって追いかけます。
久々に感じる透明感のある感動と、生きている証の「夢物語」を見届けましょう…。

がんばれ! カンザスシティ ロイヤルズの全選手たち!
がんばれ! デイトン・ムーアさん!

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…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-14 04:00 | 第二部

松井選手とマッティングリー選手の打撃スタイルが似ている感あり、と書きましたが、この二人がカードになっていました。カードを集めるなんてまるで小学生みたいですが、これをやり始めると男の子って、本気になっちゃうのです。
まずはそのカードを紹介しますね。
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多くのスターがピンストライプを着てグランドでドラマを展開してくれました。
筋書きのないドラマ…ベースボール。その役者たちです。

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松井選手の過ごした野球人生20年間の数字に残した記録はともかく、むしろ長嶋監督さんやトーリー監督さんとの師弟関係、親友ジーター選手との交流、MLBでも多くの友達を作っていた松井選手。その生活態度は、バットを置いた時、第二の人生が始まったときに現れます。
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松井選手の第二の人生の過ごし方もボクにはとても興味があります。国民栄誉賞をいただき、ヤンキースの臨時コーチも、古巣巨人軍のコーチもしています。ボクはそんな松井選手を観ていると、元気が出てくるのです。
もしかしたら、ボクも第二の人生をもらったのかもしれない…って。ま、こういうことはブログで書くことではないのでしょうが、ついついここだけは甘えちゃいますね。

ニューヨークではトーリー監督さんの「永久欠番6」の祝典に出席したり、ジーター選手のヤンキースタジアム最後の試合の観戦に立ち会ったりと、人間関係を大切にしているからなのでしょう。


さてさて。
一明日からいよいよMLBは最大の熱気で包まれます。リーグ優勝決定戦の幕が開きます。ファンたちはそれぞれが自由に描いた筋書きを友と語り合い、まるで試合を観ているように語り合います。こんなひとときがまた楽しいのです、男の子って小学生時代から変わらないのです。
スーパーマンと宮本武蔵はどっちが強いか? とか、コカコーラと消しゴムはなんで友達なのか? とか…そんなことを言い合ってボクたち男の子は大きくなったのですが、ドラマや物語に関心が向くとなんでもドラマ化してみてしまうクセがついちゃいます、ボクみたいに。

松井選手はボクにとって、幕を下ろさないという数少ない役者さんのようです。延々とカーテンコールしてもなにかをしてくれる、そんな選手に見えます。彼が演じるそんなドラマを書き続けていきましょう…。

さあ、明日も!

…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-10 06:09 | 第二部

今季ナ・リーグの地区シリーズの勝負の結果を観ると、残念と期待が入り交じっています。
ボクは80年代にNYでひとり暮らしていた想い出があり、NYYのファンになったのはちょうどその頃。
ヤンキースタジアムに地下鉄で通って…。でもあの頃のNYYは弱かったです。「冬の時代」と人々はそう言っていた頃です。

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ドジャース監督のドン・マッティングリーさんがまだNYYの選手でした。
でも、82年~95年の14年間、ヤンキースは一度もリーグ優勝した実績がないのです。切符もいつでもリクエストした席がその日に買えました。それほど、スタンドは空席が目立っていました。
そんな中でひとりファンたちから人気者だったのが、ヒゲのマッティングリー選手でした。
試合出場1785 打席7003 打率、.307 打点1099 本塁打222 二塁打442 三塁打20 です。彼の背番号「23」は、彼がヤンキースを去って二年目には永久欠番に指定されています。松井選手がNYYに移籍したときのバッティングコーチがマッティングリーさんでした。
「日本で50本のホームランを打つ選手だから、ブンブン振り回すのが好きな選手だろうと思っていたが、実に丁寧な人柄で、チームの勝利のためならなんでもやりますよ、と言って打撃コーチと話し合って零周していますね」
とは、当時の監督さんとトーリさんでした。確かに、どこか松井選手はマッティングーさんの選手時代に似ていた感がありましたね、そう思ったファンもたくさんいたのでは…。特に外角の低めを踏み出して打った姿が…同じ左打者だったし…。
松井選手は10年間のMLB選手としての記録は、試合出場1236 打席5056 打率.282 打点760、そして得意中の得意二塁打は249でした。松井選手の二塁打はの量産はマッティングリー選手を彷彿させてくれました。とにかく、余裕の二塁打が多かったことです。ベース上での振る舞い方もなんとなく似ていた感がありました…。

ふたりとも、NYでは伝説のプレーヤーであることには違いがありません。
監督としても自分のチームを「ワールドシリーズ制覇」まで登り詰めたことがないマッティングリーさん…。ドジャースは彼の監督機関を2016年まで延長契約を取り交わしたようです。なんとしても、その間に「ワールドチャンピオン」になってほしい…ボクの「夢」のひとつですが…。
「ドジャース物語」を語るとき「ヤンキース物語」も付録になっていないと、ちと、熱くなりにくいのです。で、ヤンキースの地元ファンたちは、たぶん、ですが…未だにマッティングリーさんがお目当ての人もいるでしょう、おそらく。ボクのように…。
「マッティングリーに優勝リングを!」と。なのに、今季また今ひとつというところまで着て、リーグ優勝戦の進出はできませんでした。これが、ボクには悔しい結果なのです。

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一方の、ジャイアンツはナ・リーグ勝率首位のナショナルズに3勝1敗で勝ち上がり、2年ぶりにリーグ優勝決定シリーズに駒を進めました。こっちの話は楽しみになってきました。試合途中まで中継で観戦してまたが、最後までは観られなかった。
2-1
までは観てましたが…。ナショナルズはまだ若いチーム。1969年創設したけれど、ワシントンD・C移籍した04年からが事実上の現在のチームだとボクは思います。ドラフトの旅にボクたちを興奮させていたのはこのチーム。そんな努力と根気が重なって今季、ようやくドラフトで取った選手たちが育ってきたって感じです。この体験を是非とも来季に生かしてほしいものです。

ジャイアンツも若い選手が集まっているチームですが、その若さ選手たちのことで、チームの創設は実に古いのです。1883年ですから。ここ最近は10年、12年にワールドシリーズで優勝しています。ヤンキース同様、このチームには「伝統」という風格を感じさせてくれるのです。その歴史の中で短期決戦の勝ち方のノーハウをよく知り尽くしているって、関心します。「勝負師」の異名をいただくボウチー監督さんの采配にも興奮してしまいます…。ボクはこのチームで捕手をしているポージー選手大ファンなのです。彼が契約を更新するか…という年、NYYに来ないかな…、なんて欲張った夢を描いたほどでしたが、13年3月には9年契約に合意しています。もう、彼はジャイアンツの顔でもありますね。

松井選手がいなくなってから、アメリカンリーグよりも、ナショナルリーグの方が気になります…。
それにしても今季はすごい試合内容がどんどん続きました。

ジャイアンツもロイヤルズも、ともに今季ワイルドカードからここまで駒を進めたチームです。
果たして、どんな試合展開になるのでしょうか。いまから楽しみです。

…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-09 11:10 | 第二部

まずは、ロイヤルズの全選手ならぴに球団関係者の皆様、
「リーグ優勝区リーズ進出」、おめでとうございます。
あと4勝に迫りました!
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相手は東地区のオリオールズです。
このままの勢いに乗ってこれまで道理の戦い方を続ければ、なんとかリーグ優勝もできると思います…。

しかし、これが現実なんですね。
今季アメリカンリーグの98勝 64敗 勝率.605で首位に立ったエンジェルスがロイヤルズに3タテされるとは誰も要素できなかった…。こんな負け方はしないと…。
信じられません。

あれよあれよという間に、今季アメリカンリーグ勝率最高のエンジェルスに3連勝!
今日のロイヤルズは、お得意の盗塁は1つだけでしたが、守備がすごかった。
ケイン選手の美技が立て続けに2つも未成くれました!
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今日の試合では、トラウト選手とプホールズ選手のホームランで得点するのが精一杯という戦いぶり。猛打を誇るエンジェルス打線は沈黙したまま。今日もなかなかタイムリーが出ません。

一方ロイヤルズは初回ホームランで1点を取られたその裏の攻撃で、まず青木選手がヒットして、満塁にして、ゴードン選手が走者一掃の2塁打で3点。
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3回には、ホスマー選手が2試合連続のホームラン。
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こうなると、ロイヤルズの一方的展開です。
調子を落としていたのかと不安だった青木選手がよみがえって、4打席3安打1打点2得点、1四球と全打席に出塁。ポストシーズンの打率を一気に、.333に上昇。
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盗塁と単打、そして守備力の三拍子そろったチームで得点を重ねるロイヤルズは、観ていて楽しい。
とにかく、ひとつでも前の塁をとろうする。ほとんどの選手が、盗塁してくるから、相手チームの投手は打者に集中できない。塁上の選手がいつ走るか、牽制しながらの投球になっています。
相手投手へのプレッシャーがロイヤルズの「お家芸」になっている。このチームのほとんどの選手は、生え抜きです。40人枠の中で22人が生え抜きの全種と聞いています。

ということは、コミュニケーションは抜群のチームだと言うことです。マイナーから同じ道を歩いてきた選手たち。いまこそ、その「夢」に向かっていくときが来ました!

エースのシールズ投手は今日の試合で6回まで2失点の好投。エンジェルスの猛打を押さえてくれました。
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29年ぶりのポストシーズン。ここまで着たらきっとカンザスのファンたちは、
「あと、2回…勝ち残ってほしいなあ」
と、思っているでしょうね。


…NY152…
# by mlb5533 | 2014-10-07 01:55 | 第二部

ロイヤルズ2連勝!

確かに、ベースボールは「ドラマ」そのもの。思いもかけない展開にボクたちは驚嘆から感動に代わり、その刺激が生きている実感さえする。古代ローマ帝政期の円形競技場「コロッセオ」での競技の歓声を上げたであろう古代人のように…。

いま、米国MLBが「コロッセオ」だ。
それほどボクは上質の舞台を観ている感動と、驚嘆と、一体感まで感じてしまっています。おそらく、MLBファンはボクと全く同様の体験をしているのではないでしょうか。
リーグが違っても今季のように立て続けにものすごい試合を繰り返すなんて、過去の「10月決戦」にはなかったですよ。

こんなの話題になるゲームが続けば、ブログの更新が間に合いません。
挙げ句の果ては、先日のゲーム展開を間違えて「サヨナラゲーム」みたいに書いちゃって…、まったく、興奮が冷めません、ハイ!

さて、まずは、気になる「カンザスシティロイヤルズVSロサンゼルスエンジェルス」との第2戦から書いておきます。
要するに、ロイヤルズが2連勝したのです! 

それもまたしても、延長戦に持ち込んでの勝利。ポストシーズンで延長戦3連戦です。
これもMLBの記録になったようですが、それよりも、エンジェルスの本拠地での2連勝ですよ…、ロイヤルズがエンジェルス相手に「リーグ決勝戦進出」に王手をかけるなんて、誰も予想してなかった…はず…。あっ、そうでした。NHKでMLBの解説をしている田口壮さんひとりが、「注目はロイヤルズですね」と、言い続けていたようです。

1-1の同点で迎えた延長十一回、ホスマー選手(24)が右越えに2ラン。
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その後1点を加えて、結果は
4-1
で、勝ちました。


a0094890_002355.jpgケーン選手の全速力で1塁ベースまでの走った姿が「勝利する」というこの試合の意味をチーム全体に伝えたのだと思います。それがホスマー選手の2ランにつながっている用にさえ思えてのです。
さらにロイヤルズの攻撃は続きます。かつて、アスレチックスで松井選手と同僚だったウィリンハム選手がヒット。盗塁しましたが、アウトになり2死。ゴードン選手がヒットして塁に出るとここでも盗塁。次の打者・ペレス捕手がヒットして、1点を加点です。ペレス捕手はこの試合で、打者が振るバットが頭にあたり、危うく故障者になるところ。危なかった…。

こんな試合展開で、明日から地元に戻って2戦しますが、あと1勝できれば「リーグ決勝戦進出」が決まります。まさかまさかのゲームをしてくれるロイヤルズ。今季の「10月決戦」で残っている日本人選手のただひとり、青木選手。彼の活躍を見守っていきましょう…。

そして、この若き軍団ロイヤルズ。出場選手40人のうち22人が生え抜きという、まさしく地元育ちの選手たち。明日の試合ではきっとスタンドは大騒ぎになって応援を続けることでしょうね。


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# by mlb5533 | 2014-10-06 00:03 | 第二部