地元球場先発で左投手から2安打1打点!

日本のメディアではすでに優勝チームが決定した後の残り試合を「消化試合」と呼んでいる。なにも価値のないような、そんな感じのいい加減な表現をしているが、今日の試合では4万人がエンジェルスのグランドに観戦に集まった。

松井選手にとってはこの試合が今季地元でのスタメン最終戦になるとの情報が流れていた。今季に限って、左投手には打率が好くないので、オークランド戦では左投手揃い。スタメンの機会がないという。
しかし今日、左右に打ち分けての2安打1打点している。左投手は打てない、というレッテルを貼るのは松井選手の大リーグ生活をトータルで評価してはいないと思う。とは言っても、確かに今季だけ限って言えば、打率は好くなかったが。

ベースボールは点取り合戦だから打者に要求されるのはやはり、打点、だろう。とくに4番を打つ選手にはその期待がかかってくる。打点をあげる選手で近年最もボクの印象深い選手は、ヤンキースのバーニー選手。塁上に残っている選手を一振りでホームに戻す。まさしく、きれいにクリーンナップ(cleanup)してくれた。打率は後から付いてくる数字でしかない。
ところで今日の試合で、エンジェルスのセンター・ピーター君がホームランボールをキャッチした。もともとピーター君は守備の人としてMLBに。センターと言えば、ハンター選手の箱庭だったのに、それを押しのけての守備をかわれた今季デビューした23才。背番号25の若き選手。実は今日のシーンと同じことを何度やっている。来季が楽しみでもある。

明日で地元での最後の試合になった。松井選手をもう一度見ておきたい…。

…NY152…
by mlb5533 | 2010-09-29 16:22 | 第八章