たったひとつのホームラン

4連敗したベンチは静まりかえっていた…。
誰ひとりとして、チームメイトに声をかけることもなく、無言で自分の道具を片付けてベンチ裏に消えていった。そんな様子をテレビ画面で見ていると、ヤンキースから絶望感さえ伝わってくる…。

確かに、これだけゲーム差が離れ、東地区の最下位まで成績が落ちたら、もう優勝は絶望だろう。
果たして、今季10月にヤンキースが残っているのか…と、初夏なのに、もう初冬の季節を思ったりもする。
なんのせいか…。

松井選手もまた、ここ数試合いいところがなかった。焦っているのか。

しかし、今日。本当に久々にホームランを打ってくれた。それもバカでっかい135メートルもの長距離のホームランだった。センターへ向かって高々と、5号2ランホームラン。

ヤンキースの得点はこの2点だけだった。
なにも書きたくなるような事柄がない。あったのは、松井選手の2ランホームランだけ。

連敗すればファンのボクだけが寂しんじゃない。ヤンキース全員が寂しがっている。
このままでは、何の問題の解決にもならない。問題は簡単だ。連敗から脱すればいい。
そして、連敗したぶん、連勝していければそけでいい。

がんばれ! 松井選手! ヤンキースたちよ!
ボクはいつまでもいつまでも松井選手をここニッポンから応援し続けていますから…。
寂しいけれど、ボクは「夢」をあきらめていないということです。今日松井選手が打ったたったひとつのホームランは、ボクには「希望」に見えたから…。
高く飛べ ボクの「夢」 そして松井選手の「夢」よ 今日のあの白球のように …。

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…NY152…
by mlb5533 | 2007-05-30 01:01 | 第四章