つまらなくさせないで!

別に新監督の方針に大反対するほどボクはベースボールを知らない。
ただ個人的な感情的だけれど、松井選手が2試合連続してベンチに置いたままというのは、淋しいかぎりです。

体調が悪い、体が故障しているというのならわかるが、松井選手ほどの打者を、
「左投手が続くから、ベンチ」
というのはどうしたものか…。

まして、ヤンキースはポサーダ捕手も肩を悪化して休みがち。A・ロッド選手の打撃も湿りがち。ジョンビ選手もジータ選手やデーモン選手も大活躍しているというほどではないのが現状。若い選手を使い続けているのは新監督として考えがあるのだろうけれど、年俸1000万ドルプレーヤーをベンチにゴロゴロと置いたまま、若い選手を優先するというのは…どういうものでしょうか。

ヤンキースってチームは、他球団とはひと味違うチーム。「スターたち」の集まりチームだから、いろいろと注目されていいのです。
ベースボールはスポーツであると同時に、ドラマ性のある「Entertainment」の要素があるから、人気を集めているはず。もし、ベースボールというゲームが「勝敗」のみのものだったとしたら、こんなに世界的にファンが広がっていくだろうか。あいつのホームランを見たい、彼のジャンピングスローをこの目で見たい、あいつの外野からの返球がスゴイぞ、あいつの盗塁がスゴいんだよ…と、いうファンの声があってもいいと思う。1000万ドル以上の年俸を取る選手は、それなりの意味があるのではないかなあ、なんて思ったりもする。ベースボールとは、「勝てばそれでいい」と納得するファンが大半だとはボクは思っていない。
「勝敗」もさることながら、「負け」ても納得する、「勝って」も納得できない…というファンの声があるのが、ベースボールではないのかなあ…と、ボクは思う。
今日の試合は、
CLE 0-1 NYY
王建民投手の7回までの好投から、チェンバレン投手、リベラ投手につなげて、勝つには勝ったが…。得点は、カブレラ選手のホームラン1本だけ。新監督さんは、先発メンバーだけで今日の試合に決着をつけています。代打なんて、ない。

そんな観点からみても、1000万ドルプレーヤー・松井秀喜選手は大打者であると同時に、やっぱり「スター選手」でもある。左投手だからこそ、松井選手の打撃から「ドラマ」を見たいのがMLBファンのボク…。ヤンキースとは、このようなビッグ選手でもあり、「スター選手」の活躍ぶりから、ファンが一喜一憂して「勝敗」を競うチームカラーではなかったのかなあ…。

監督が変わったら、戦い方が変わるのはいいけれど、「ヤンキース独特の演出」はそのまま継続して欲しいなあ…。新監督の采配で目下、13勝13敗。東部地区ではビリから2番目。ベースボールはただのファンでしかないボクには投手交代のタイミングとか打撃の技術的なことなどは理解できないけれど、それでも勝てる試合もあったのに、と不満が残る試合もあった。若い先発投手のヒューズ投手(5度の先発で3敗)とケネディ投手(5度の先発で2敗)には、まだ勝ち星さえない…。ふたりの先発登板した試合は10試合で、結果は2勝8敗だ。

なんか、チグハグしていると感じるのはトーリ監督の采配に見慣れてしまったからなのだろうか…。
「つまらないヤンキース」なんて、くだらない舞台を高額で見せられるよりもまだタチが悪い…と、感じてしまうボク。ここ数試合、「おもしろ味」がなくて…ねぇ。

おもしろ味、といえば今日のレイズ。ついに球団史上初の快挙を! ボストンに3連勝!
ベケット投手を打ち砕いた…というより、13奪三振もされていたのに少ないチャンスをものにしてのsweep! これで6連勝ですよ、6連勝! あの、デビルレイズ…じゃなかった、新生レイズが、です。誰がこんな開幕ダッシュを予想できましたか? こんな快挙、「ドラマ」を見たがるのが、ベースボールファンのボク。そして、毎シーズンこんな「ドラマ」が生まれているのが、MLBの舞台ですね。だから、その「おもしろさ」のトリコになっちゃうボク。MLBの絶対的魅力は、ボク場合、「夢」を感じる「おもしろい物語」なのです。これがなくなっちゃったら、ボク…見ないなッ。

今日の勝利で、なんとなんとレイズは東地区で、首位です、首位! スゴいですねぇ…。今季のレイズって、おもしろそう。そう言えば、ここレイズの監督さんも、新監督になったっけ…。

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…NY152…
by mlb5533 | 2008-04-28 13:55 | 第六章