どんなカレンダー?

本郷の坂下にあるこの事務所には毎日人が来ます。ご近所の商店街からは、お肉屋さんの店員さんとか花屋さんにお勤めの方、八百屋さんのご主人たち。大学教授とその学生や4,50代の主婦や二十歳以下の青年たち。遠く、東北とか伊勢方面、山陰や沖縄からも来てくれます…。
手みやげを持ってくる方が多く、休憩になるとみんなでその味を楽しんでいます。たい焼きに羊羹などの和菓子以外にも、お手製のケーキなども登場します。先日は京都の叔母様が川端康成先生がお好みだったお菓子を持参。日本茶を飲みながらあっという間になくなりました…。
休憩中はみんなの楽しい時間です。好き勝手な話題を投げ込んでは、大笑いしたり、真剣にアドバイスをしたり。猫が五日間も帰ってないから心配だとかすき焼きのネギを食べ過ぎて胃がもたれるだの、ニワトリに追いかけられた夢をみたとか…。井戸端会議みたいな騒々しさです…。
ところで、この井戸端会議、最近の話題はもっぱら松井選手のことです。

40代の主婦が「マツイってすごいですよねぇ。世界チャンピオンなんでしょ! Mなんとかって賞を取ったって」。大学の先生が「んーー、世界チャンピオンという言い方はちょっと違いますでしょ」
「ヤンキースをやめていいの? 世界一なんでしょ」「やめるっていう言い方も…まあ、移籍、ですね」
「うちの主人たら、仕事もほったらかしにしてNHKの中継に釘付けでしたね。マツイが最優秀選手賞を取ったとき、男泣きしてんのよ。娘が大学に合格したって、あっそうか、とか言ってくせにねぇ…男の人ってマツイファンがほんと多いのよね」「向かいのラーメン屋さんのご主人、巨人ファンでしょ。でもマツイのこととなるとよく知ってんのねぇ…」
マツイの顔と赤は似合う、似合わないとカラー談義が飛びだしたり、関節炎のご婦人は、あたたかい土地に行けてよかった…と体験談を語ったり。

で、問題が生じています。それは「カレンダー」なんです。
銀座の伊東屋で売っていた「松井選手のカレンダー」が07年同様に今季発売せず。そのうえ、NYYでは掲載されていないし、まして来季はそのチームでもない。だからといって移籍したのは最近。LAエンジェルスのカレンダーにも彼の姿はなし…。個人カレンダーも、チームカレンダーもない。
さあ、みんな頭を抱え込んだ、どうしようか…。
「04年からオレの職場と家にはマツイのカレンダーを飾ってあったからなあ、寂しいよ」
「うちのお父ちゃんもおんなじこと言ってますよ、どうしましょうかねぇ」
しかたがない、LAAカレンダーを発注してみましょうかねぇ。他に手がない…し、ねぇ。
学習院ご卒業の方は、「あたし?ジーターよ。来年も!」 
あっ、そう…でしたね、聞いた私が悪かった。

ところで皆様、来年どんなカレンダーをお飾りする予定ですか。

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by mlb5533 | 2009-12-23 15:11 | 第七章